前に見かけた韓国コスメのお店、久しぶりに行ってみたら無くなっていた——そんな経験、ありませんか。SNSで話題の商品を「今日、実物を見て」買いたいのに、どの店に行けばいいのか意外とはっきりしないんですよね。
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検索上位の記事の多くは、実は情報が古いままです。イニスフリーは2025年8月、日本国内の直営店を全店閉鎖しました。オリーブヤングも、日本に単独ブランドの常設実店舗を持っていません(ルミネエスト新宿の店舗は2024年8月にPBブランド店へ改称済み)。その上で「では実物を見て買うならどこか」を、ロフト・プラザ・マツキヨ・ドンキ・東急ハンズ・@cosme・新大久保/鶴橋まで、公式情報にもとづいてチェーン別に整理します。
「韓国コスメの実店舗」情報、実は古いまま止まっている
「韓国コスメ 実店舗」で検索すると、上位に出てくる記事のいくつかは、ブランドの店舗数を具体的に書いています。ただし編集部の整理では、その数字が今の状態と食い違っているケースが目につきました。代表的なのがイニスフリーです。かつて全国展開していた直営店は、ルミネエスト新宿店が2025年7月31日、福岡パルコ店が2025年8月17日をもって閉店し、日本国内の直営店はゼロになっています(WWDJAPAN報道)。
閉店後は、公式オンラインストアやQoo10、楽天市場、アットコスメショッピングなどのECサイトと、ドラッグストア・バラエティショップへの卸販売中心に切り替わったと報じられています。つまり「イニスフリーの直営店で買う」という選択肢自体が、コーヒー1杯分の値段の話ではなく、そもそもすでに終わっているということです。
オリーブヤングの単独店舗は、いま日本に無い
韓国のヘルス&ビューティーストア最大手「オリーブヤング」。実店舗を探している人がいちばん迷いやすいのが、ここだと思います。先に結論を言うと、オリーブヤング単独ブランドの常設店舗は、2026年8月時点で日本国内に存在しません。
2021年8月にルミネエスト新宿で開業した直営店「OLIVE YOUNG PBコスメティックス」は、2024年8月22日にオリーブヤングのPBブランド「BIOHEAL BOH」の世界初旗艦店へリニューアル・改称されました(IKホールディングス公式PR TIMES)。以後、「OLIVE YOUNG」の名前を掲げた単独店舗は確認できていません。직영점(直営店)という言葉のとおり、あの店はもうオリーブヤングそのものではなくなっているわけです。
常設ではありませんが、2026年5月8〜10日には千葉・幕張メッセでKCON JAPAN 2026と併催する形で「オリーブヤング フェスタ JAPAN 2026」が開催されました。55ブランド・164坪という規模で、オリーブヤング公式は「グローバル展開の初の海外ワールドツアー」と位置付けています(オリーブヤング公式ニュース)。ただしこれは期間限定のイベントで、常設店舗の代わりにはなりません。だから、実店舗が無いぶんの受け皿として公式通販が入口になります。
「海外発送より、国内発送で早く欲しい」という人には、楽天市場の公式ショップという選択肢もあります。国内発送のぶん、到着までの日数を短くしたい人に向いています。
オリーブヤングの通販の使い分けやお土産としての選び方は、オリーブヤングの日本からの買い方とオリーブヤングのお土産コスメの選び方でも詳しく扱っています。
ロフトは取扱いブランドの幅がいちばん広い
「実店舗で、いろいろなブランドを見比べたい」なら、まず候補になるのがロフトです。ロフトは年2回、季節ごとに「Kコスメフェスティバル」という韓国コスメの特設企画を開催するのが定例になっています。2026年は「Kコスメフェスティバル2026SS」として4月18日〜5月29日に、全国のロフト店舗とロフトネットストアで実施されました(ロフト公式、2026年8月18日確認時点では「終了いたしました」と表示)。
公式ページに実名で掲載されているブランドだけでも、rom&nd、CLIO、TIRTIR、medicube、numbuzin、Beauty of Joseon、dasique、VT COSMETICS、MISSHA、ETUDE、LANEIGE、MEDIHEAL、3CE、innisfree、primeraなど多数にのぼります。ブランド数が多いぶん、シートマスク3枚分くらいの予算でも、いくつか見比べてから選べるのが実店舗ならではの強みです。
ただし取扱いブランド・在庫数量は店舗によって差があります。すべての店舗にすべてのブランドが揃っているわけではないので、目当てのブランドがある場合は、訪問前に店舗ごとの取扱いを公式サイトで確認しておくのが安心です。
プラザとマツキヨにも常設の韓国コスメ売り場がある
ロフトのような期間限定企画とは別に、常設で韓国コスメを扱っている大手チェーンもあります。PLAZA(プラザ)の公式オンラインストアには、常設の「K-beauty」というカテゴリページが用意されています(plazastyle.com/shop/e/eK-beauty/)。PLAZAのスタッフが韓国コスメを選定して紹介するセクションで、期間限定の企画ではなく通年のコーナーという位置づけです。
マツモトキヨシ・ココカラファイングループも同様に、公式オンラインに「韓国コスメ特集」というページを設けています。加えて、韓国発のスキンケアブランド「primera(プリメラ)」は、2024年10月1日からマツモトキヨシ・ココカラファイングループの全国約500店舗(一部除く)とオンラインストアで発売が開始されました(アモーレパシフィックジャパン公式PR TIMES)。ドラッグストアの棚に、韓国発ブランドが正規に並んでいる例のひとつです。
ドンキと東急ハンズも見逃せない
ディスカウントストアのドン・キホーテも、韓国コスメの企画に力を入れているチェーンのひとつです。公式の「ドンコスフェスティバル2026SS」ページには、TIRTIRが「有名韓国ブランドの定番クッションファンデ」として国内売れ筋トレンドワールドコスメ賞3位を獲得したことや、VTなどの取扱いが記載されています。イベント自体は2026年4月4日に東京ビッグサイト南4ホールで開催されました(ドン・キホーテ公式)。
店頭では、こうした企画に合わせて韓国コスメのコーナーが期間限定で拡大されることが多いようです。価格の安さで知られるチェーンなので、はじめて試すブランドを推しのグッズ1個分くらいの気軽さで手に取ってみたい人には向いています。
東急ハンズの公式通販「hands.net」には、「韓国コスメ」という検索カテゴリが実在します(hands.net/search/?category=001017002001001&q=韓国コスメ)。実店舗の取扱いは店舗ごとに差がありますが、通販カテゴリが存在するということは、少なくとも取扱いブランドが一定数あることの裏付けにはなります。行く前に、公式通販で扱いのあるブランドを確認しておくと、店頭でも探しやすくなります。
@cosmeの旗艦店は韓国コスメを常設で展開している
コスメの口コミサイトとして知られる@cosmeも、実店舗を持っています。原宿にある「@cosme TOKYO」は@cosme初の路面店で、2階にはthe SAEM、MISSHA、moonshot、rom&ndなど、韓国コスメブランドを多数、常設で取り扱っています(アットコスメ公式店舗紹介)。ひとつのフロアで複数の韓国ブランドを見比べられる、実店舗ならではの利点があります。
さらに、@cosme STOREルミネ有楽町店は2026年9月10日にリニューアルする予定と報じられています。香港の旗艦店で展開している「SEOUL HOT」というコーナーを「@cosme KOREA’s PICKS」として日本に初導入し、日本初上陸となる韓国コスメ7ブランド(CHERIEX、Tense、bonamedusa、PO:DL、RISKY、LUBELLE、HARUHUGA)を常設で扱う予定で、約2カ月ごとにブランドを入れ替えるとされています(流通ニュース)。まだ先の予定なので、訪問を考えている人は開業後に公式で最新情報を確認してください。

新大久保・鶴橋の専門店街という選択肢
大手チェーンとは別に、韓国コスメの専門店が集まるエリアも実店舗の選択肢です。東京なら新大久保。飲食店だけでなくコスメショップも多く、街歩きしながら何店舗か見比べられるのが魅力です。新大久保の歩き方は新大久保の食べ歩きガイドでも触れているので、コスメと合わせて回る計画を立てるときの参考にしてみてください。
関西では、大阪・鶴橋の生野コリアタウンにも韓国コスメ専門店があります。「SAMI」という店舗が鶴橋コリアンタウンの大通りに出店しており、VTコスメティックス、ミシャ、ホリカホリカ、A’PIEUなどの取扱いが紹介されています(Yahoo!ニュース エキスパート)。ただし、この記事の情報からは開店した年までは特定できませんでした。個人店は営業状況が変わりやすいため、訪問前に最新の営業情報を確認するのが安心です。
専門店街の個人店は、大手チェーンに比べて営業時間や取扱いブランドの変動が大きい傾向があります。この記事で紹介した店舗も含め、訪問前に公式サイトやSNSで最新の営業状況を確認してから足を運んでください。
実店舗とネット通販、どちらで買うべきか
ここまで見てきたように、実店舗にはチェーンごとに得意分野があります。ただし当然、実店舗にはすべてのブランド・全カラーバリエーションが並んでいるわけではありません。特定の色番や限定品を確実に手に入れたいなら、ネット通販のほうが在庫を見つけやすいことが多いはずです。
韓国発ブランドが数多く出店しているQoo10も、通販の選択肢のひとつです。店頭で気になったブランドをQoo10で探し直す、という使い方もできます。
逆に「今日、その場で実物の色や質感を確かめたい」というテスター重視の買い方は、実店舗にしかできません。パッケージのハングル表示を見ながら選びたい人にも、実店舗のほうが向いていると思います。目的に応じて、実店舗とネット通販を使い分けるのが結局いちばん近道です。ネット通販の選び方は韓国コスメの日本での買い方まとめにも整理しています。
並行輸入品には注意したい理由
実店舗・ネット通販を問わず、韓国コスメには「並行輸入品」が混じっていることがあります。ここは法令に関わる部分なので、公的機関の一次情報をもとに整理します。
まず、個人輸入は自己使用目的に限られており、フリマなどで第三者に販売する行為は、医薬品医療機器等法(薬機法)第55条第2項(第62条準用)に違反すると、東京都保健医療局が公式に注意喚起しています。また、化粧品を業として輸入するには、化粧品製造販売業許可(薬機法第12条)などが必要だと、厚生労働省の「医薬品等の個人輸入に関するQ&A」に明記されています。
ブランド側からの注意喚起もあります。ミシャジャパン公式は、並行輸入品について「メーカー保証なし」「日本の薬機法に準拠した成分設計とは限らない」「消費期限切れのリスクがある」「並行輸入品購入者からの問い合わせには一切対応しない」と公式に明記しています。効能・効果を保証するものではありませんし、安さだけで選ぶと、あとで困るのは買った本人です。正規のルートかどうかは、購入前に確認しておく価値があります。
チェーン別の選び方——結局どこに行けばいいか
ここまでの内容を、目的別に整理し直します。とにかく幅広いブランドを見比べたいなら、季節企画の時期を狙ってロフトへ。常設で通年扱っている場所を探しているなら、プラザのK-beautyコーナーかマツモトキヨシ・ココカラファイングループのプリメラ取扱店が候補になります。
価格重視でまず1本試してみたいなら、ドンキの企画コーナー。日用品のついでに探したいなら、東急ハンズの通販カテゴリを起点に、店頭在庫を問い合わせてみるのも手です。口コミサイト発の売り場で見比べたいなら@cosme TOKYO、街歩きも兼ねたいなら新大久保や鶴橋の専門店街、というふうに目的で分けて考えると迷いにくくなります。
- ブランド数の幅を優先するなら、季節企画のタイミングでロフトへ
- 常設の売り場を探すなら、プラザのK-beautyコーナーかマツキヨのプリメラ取扱店
- 価格重視・気軽に試したいなら、ドンキの企画コーナー
- 特定の色番・限定品はネット通販、テスターで確かめたいなら実店舗
どのチェーンも、取扱いブランド・在庫数は店舗によって差があります。目当てのブランドがある場合は、訪問前に公式サイトやオンラインストアで在庫・取扱いを確認しておくと、無駄足を防げます。ブランドごとの人気の傾向は韓国コスメの人気ブランドランキングでも扱っているので、あわせて参考にしてみてください。はじめて韓国コスメを買う人は韓国コスメを初めて買うときの流れから読むと、通販と実店舗、両方の選び方がつかみやすいはずです。
よくある質問
まとめ
- 検索上位の記事は情報が古いことがある。イニスフリーは2025年8月に日本の直営店を全店閉鎖済み
- オリーブヤングは日本に単独ブランドの常設実店舗を持たない(2024年8月にPBブランド店へ改称)
- 幅広いブランドを見比べたいならロフトの季節企画、常設ならプラザ・マツキヨのプリメラ取扱店
- ドンキ・東急ハンズ・@cosme TOKYOにも取扱いがあり、目的で使い分けるのがいちばん近道
- 新大久保・鶴橋の専門店街は個人店が多く、訪問前の営業状況確認がとくに大事
- 並行輸入品は法令・ブランド公式ともに注意喚起がある。安さだけで選ばない
店舗の取扱いは、企画の時期やブランド側の展開状況で変わっていきます。この記事も含めて、訪問前には必ず公式サイトで最新の情報を確認してから足を運んでみてください。
参考・出典
- ロフト公式「Kコスメフェスティバル」 https://www.loft.co.jp/store/r/rcb02/ (2026年8月18日確認)
- PLAZA公式オンラインストア「K-beauty」カテゴリ https://www.plazastyle.com/shop/e/eK-beauty/ (2026年8月18日確認)
- ドン・キホーテ公式「ドンコスフェスティバル2026SS」 https://www.donki.com/doncos/2026SS/ (2026年8月18日確認)
- 東急ハンズ公式通販「韓国コスメ」検索カテゴリ https://hands.net/search/?category=001017002001001&q=%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A1 (2026年8月18日確認)
- アットコスメ公式「@cosme TOKYO」店舗紹介 https://www.cosme.net/store/flagship/tokyo/ (2026年8月18日確認)
- 流通ニュース「@cosme STOREルミネ有楽町店リニューアル」 https://www.ryutsuu.biz/store/s080678.html (2026年8月18日確認)
- PR TIMES(IKホールディングス公式)「BIOHEAL BOHルミネエスト新宿店」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000289.000016153.html (2026年8月18日確認)
- オリーブヤング公式ニュース「オリーブヤング フェスタ JAPAN 2026」 https://corp.oliveyoung.com/ko/news/122 (2026年8月18日確認)
- WWDJAPAN「イニスフリー日本国内の直営店を全店閉鎖」 https://www.wwdjapan.com/articles/2173192 (2026年8月18日確認)
- アモーレパシフィックジャパン公式PR TIMES「primera発売開始」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000128129.html (2026年8月18日確認)
- 東京都保健医療局「個人輸入化粧品の販売禁止」 https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/anzen/iyaku/koukokukisei/zenpanfrima/kojinyunyuutenbaing (2026年8月18日確認)
- 厚生労働省「医薬品等の個人輸入に関するQ&A」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/faq.html (2026年8月18日確認)
- ミシャジャパン公式「並行輸入品について」 https://www.misshajp.com/shop/pages/import.aspx (2026年8月18日確認)
- Yahoo!ニュース エキスパート「鶴橋コリアンタウンの韓国コスメ店」 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/321446a5f1cbbff246dcded4322b242425534825 (2026年8月18日確認)

