韓国の空港は何ヶ所?国際線がある空港と日本からの直行便

仁川国際空港の出発ロビーで電光掲示板を見上げる旅行者のイメージ

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韓国旅行の航空券を探していて、「仁川以外にも空港ってあるの?」「地方の空港からも日本の直行便があるって聞いたけど本当?」と気になったことはありませんか。仁川・金浦くらいまでは知っていても、清州や務安、襄陽と言われると読み方すら怪しい、という人は多いはずです。この記事では、韓国にある空港の総数と国際空港・国内空港の区分、日本から直行便がある空港、空港名の読み方とローマ字コードまで、韓国空港公社と仁川国際空港公社の公式情報をもとに整理しました。

結論から

韓国の空港は全部で15か所、そのうち国際空港は8か所です。仁川国際空港だけは仁川国際空港公社が単独で運営し、残る14空港(国際7・国内7)はすべて韓国空港公社(KAC)が運営しています。日本からの直行便が実際に飛んでいるのは、仁川・金浦(羽田)・金海(釜山)・済州・大邱・清州あたりが中心で、務安国際空港は2024年12月の事故以来すべての路線が運休中、襄陽国際空港も現時点(2026年8月31日確認)で定期便がありません。「国際空港」という名前が付いていても、いま実際に飛んでいるとは限らない点に注意が必要です。

目次

国際空港と国内空港の違い——韓国空港公社と仁川国際空港公社の区分

韓国の空港は、行政上「国際空港」と「国内空港」に分かれています。国際空港が8か所、国内空港が7か所で、合わせて15か所です。ただし「国際空港」という名称は税関・出入国管理施設が整備され国際線の発着が制度上認められている空港という意味で、実際に定期国際線が飛んでいるかどうかとは別問題です。後述する務安・襄陽のように、国際空港の指定を受けていても実質的に運休している空港があります。

運営主体で見るとさらに分かりやすくなります。仁川国際空港だけは인천국제공항공사(仁川国際空港公社)という別法人が運営し、それ以外の14空港はすべて한국공항공사(韓国空港公社)、略称KACが運営しています。もともと同じ組織でしたが、1994年に首都圏新空港建設公団として分離発足し、1999年に仁川国際空港公社へ改組されたことで、現在の二本立て体制になりました(2026年8月31日確認)。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「仁川空港公社に問い合わせたら金浦のことは分からないと言われた」という話を聞くことがありますが、これは運営会社が違うので当然の話です。空港ごとに問い合わせ先が違うことを知っておくだけでも、無駄な足止めを減らせるはずです。

仁川と金浦——ソウルの2空港の使い分け

ソウル圏には仁川国際空港(ICN)と金浦国際空港(GMP)の2つがあります。仁川は韓国最大の空港で、日本各地からの直行便に加え、世界各国とを結ぶ国際線が集中しています。空港自体がソウル中心部からやや離れた仁川市に位置し、市内までは鉄道やリムジンバスでの移動が前提になります。ターミナルも第1・第2の2つに分かれているため、利用する航空会社によって行き先のターミナルが変わる点も押さえておきたいところです。詳しいターミナルの見分け方は仁川空港のターミナルガイドで整理しています。

一方の金浦国際空港は、ソウル市内寄りに位置し、国内線が中心の空港です。国際線としては羽田便が代表格で、大韓航空・アシアナ航空・日本航空・全日本空輸の4社が運航しており、2019年時点では週84便という高い頻度で運航されていました(2026年8月31日確認)。市内から近いぶんアクセスは楽ですが、就航している国際線の行き先は仁川に比べるとかなり限定的です。羽田便の詳しい使い方は金浦-羽田便の利用ガイドにまとめてあります。仁川と金浦のどちらを選ぶべきかで迷う人向けの比較は仁川空港と金浦空港の違いも参考になるはずです。

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ソウルイン編集部正直、「羽田発なら金浦、成田発なら仁川」くらいの大ざっぱな覚え方でも大きくは外れません。ただし金浦は羽田以外の国際線が少ないので、出発空港が成田や関西国際空港の場合は仁川一択になりやすい印象です。

釜山(金海)・済州・大邱——地方の主要空港

ソウル以外で日本便の選択肢が特に豊富なのが、釜山の金海国際空港(PUS)です。エアプサンをはじめ、イースター航空・チェジュ航空・チンエアー・ティーウェイ航空・大韓航空など複数の航空会社が就航しており、地方空港の中では日本便の路線数がもっとも多いとされています(2026年8月31日確認)。釜山-成田線はエアプサンが1日1便運航するなど、複数社が同じ区間で競合している状態です。関西・九州方面から韓国南部へ向かう人にとっては、仁川を経由しない分だけ移動時間を短縮できる選択肢になります。金海空港からの市内アクセスは金海空港から釜山市内へのアクセスガイドで確認できます。

済州国際空港(CJU)も日本便がある空港のひとつです。東京(成田)便は大韓航空が週4回(月・水・金・日)運航し、搭乗率はおおむね80%台と高水準で推移しています。大阪(関西)便はティーウェイ航空が1日1便運航しており、飛行時間はおよそ1時間40〜50分です。加えて福岡便もあり、済州には現時点で成田・関西・福岡の3路線が確認できます(2026年8月31日確認)。済州島内の移動手段は済州空港からのアクセスガイドにまとめてあります。

大邱国際空港(TAE)はティーウェイ航空が福岡・大阪・東京の3路線を運航しています(2026年8月31日確認)。仁川や金海に比べると路線数は少なめですが、慶尚北道エリアへ直接アクセスできる貴重な選択肢です。大邱からの移動ルートは大邱空港のアクセスガイドで確認してください。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、地方空港の路線は仁川に比べて増減が激しいのが実情です。コーヒー1杯分の時間で構わないので、予約前に航空会社の公式サイトで運航中かどうかをもう一度見ておくと安心できます。

清州・務安・襄陽——日本便がある空港、いま飛んでいない空港

清州国際空港(CJJ)は、格安航空会社エアロKが拠点空港としていることもあり、近年日本路線が増えている空港です。ティーウェイ航空が関西便を運航しているほか、福岡・大阪・東京方面の路線が報じられています。ただし新規就航や季節運航の入れ替わりが多い空港でもあるため、就航都市や便数は本記事執筆時点の情報として扱い、予約前に必ず各社の公式サイトで最新の運航状況を確認してください(2026年8月31日確認)。

務安国際空港(MWX)については、はっきりした事実として書いておく必要があります。2024年12月29日に発生したチェジュ航空2216便の事故で滑走路周辺の設備が損壊し、空港は全面閉鎖されました。国土交通部が発表した2026年夏季(3月29日〜10月24日)の定期運航計画にも務安発着の路線は含まれておらず、再開の見通しは本記事執筆時点で立っていません(2026年8月31日確認)。「国際空港」という名称は残っていますが、今は事実上どの路線も飛んでいない状態です。

務安国際空港は現在も閉鎖中で、全路線が運休しています。旅程を組む際は「務安」を選択肢から外し、最新の再開情報は韓国空港公社の公式サイトで確認してください。

襄陽国際空港(YNY)も同様に、現時点で定期便はありません。2026年4月24日にパラタ航空が襄陽-上海線の運輸権を取得し、年内の就航が見込まれていますが、これは中国路線であり日本路線ではありません。空港側も国際線について予約サービスを提供していない旨を案内しており、日本からの直行便を前提に旅程を組むのは避けたほうがよさそうです(2026年8月31日確認)。

韓国の主要空港ごとに、いま日本から行けるかどうかを整理した図

空港の韓国語名と読み方——漢字・カタカナ・ハングル対応表

韓国の空港名はほとんどが漢字由来で、日本語の音読みに近い読み方をするものが多いのが特徴です。とはいえハングルだけの案内表示を見ても、どの空港か分からず戸惑う人は少なくありません。主な15空港の漢字表記・カタカナ読み・ハングル・空港コードを一覧にしました。

漢字表記 カタカナ読み ハングル コード
仁川国際空港 インチョン 인천국제공항 ICN
金浦国際空港 キンポ 김포국제공항 GMP
金海国際空港 キメ 김해국제공항 PUS
済州国際空港 チェジュ 제주국제공항 CJU
清州国際空港 チョンジュ 청주국제공항 CJJ
大邱国際空港 テグ 대구국제공항 TAE
務安国際空港 ムアン 무안국제공항 MWX
襄陽国際空港 ヤンヤン 양양국제공항 YNY
原州空港 ウォンジュ 원주공항 WJU
群山空港 クンサン 군산공항 KUV
光州空港 クァンジュ 광주공항 KWJ
麗水空港 ヨス 여수공항 RSU
泗川空港 サチョン 사천공항 HIN
蔚山空港 ウルサン 울산공항 USN
浦項慶州空港 ポハン・キョンジュ 포항경주공항 KPO

チケットの予約画面や乗継案内では、漢字表記よりもこの3レターコードのほうが優先的に表示されます。次の見出しでコードの見方をもう少し詳しく整理します。

空港コード(ICN・GMP・PUS・CJU・TAEなど)の見方

空港コードは国際航空運送協会(IATA)が空港ごとに割り当てるアルファベット3文字のことです。航空券の発券やチェックイン案内、荷物タグなどあらゆる場面で使われるため、韓国語の空港名が読めなくてもコードさえ覚えておけば迷いにくくなります。多くの場合は空港名や都市名の英語表記の頭文字が使われますが、必ずしも今の韓国語のローマ字表記と一致するとは限りません。金海国際空港のコードが「PUS」なのは、釜山のかつてのローマ字表記「Pusan」に由来すると考えられています。

本記事に登場した空港のコードを整理すると、仁川はICN、金浦はGMP、金海(釜山)はPUS、済州はCJU、大邱はTAE、清州はCJJ、務安はMWX、襄陽はYNYです。国内線しかない7空港についても、原州のWJUや光州のKWJのように、それぞれ固有のコードが割り当てられています。搭乗券やアプリの検索画面ではこのコードで空港が表示されることが多いので、旅程を組む段階で一度目を通しておくと安心です。

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ソウルイン編集部「PUS」と「GMP」を最初は逆に覚えていた、という声を編集部でもよく聞きます。シートマスク1枚分の時間で構わないので、出発前に自分のフライトのコードだけでもスクリーンショットしておくと、現地の電光掲示板を見たときに慌てずに済むはずです。

どの空港に降りるかで変わる移動時間と費用の考え方

地方空港は仁川に比べて公共交通の本数が少ないので、到着時刻が夜になる便を予約しているなら、送迎を先に押さえておくと到着後の移動で慌てずに動きやすくなります。特に仁川国際空港はソウル市内までの距離があり、深夜早朝の到着だとバスや鉄道の本数自体が絞られる時間帯にあたることもあります。

仁川空港の送迎サービスを見る到着が夜の便なら先に押さえておくと安心

どの空港に降りるかは、目的地までの移動時間だけでなく費用にも直結します。仁川着なら空港鉄道やリムジンバスといった選択肢が豊富な一方、地方空港では公共交通の本数が絞られ、結果的にタクシーや送迎サービスに頼る場面が増えやすい傾向があります。荷物が多い旅程の場合、機内持ち込みや預け荷物のルールを事前に確認しておくと、空港での動きがさらにスムーズになります。格安航空会社を使う予定の人は韓国LCCの荷物ルールまとめも先に見ておくと安心です。

また、どの空港から入国するにしても、到着後の入国審査の流れ自体は大きくは変わりません。初めて韓国に入国する人は、韓国入国審査の流れガイドで全体の手順を先に押さえておくと、地方空港特有の案内表示の少なさに戸惑う場面を減らせるはずです。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「仁川より地方空港のほうが移動が楽そう」というイメージだけで選ぶと、到着後の交通手段の少なさに面食らうケースが目立ちます。目的地までの総移動時間で比べる視点が正解に近いはずです。

よくある質問

韓国の空港は全部で何ヶ所ありますか?
15か所です。国際空港が8か所、国内空港が7か所という内訳になります。仁川国際空港のみ仁川国際空港公社が運営し、残る14空港は韓国空港公社が運営しています。
日本からの直行便が実際にある空港はどこですか?
仁川・金浦(羽田)・金海(釜山)・済州・大邱・清州で日本便の運航が確認できます。ただし就航都市や便数は変動が多いため、予約前に各航空会社の公式サイトで最新の運航状況を確認してください。
務安国際空港・襄陽国際空港は今でも国際空港として使えますか?
名称上は国際空港ですが、務安は2024年12月の事故以来すべての路線が運休中、襄陽も現時点で定期便がありません。どちらも今の旅程には組み込めないと考えておくのが安全です。
空港コードのPUSは何の略ですか?
釜山の金海国際空港を指すコードです。釜山のかつてのローマ字表記「Pusan」に由来すると考えられており、今の表記「Busan」の頭文字とは一致しません。

まとめ

  • 韓国の空港は全15か所。国際空港8・国内空港7で、仁川以外は韓国空港公社が運営
  • 仁川国際空港と金浦国際空港はどちらもソウル圏だが役割が違う。金浦は羽田便が中心
  • 釜山(金海)・済州・大邱・清州は日本便がある地方空港。中でも金海は路線数が最多
  • 務安国際空港は事故以来閉鎖中、襄陽国際空港も定期便なし。名前だけの国際空港に注意
  • 空港名の漢字・カタカナ・ハングル・コードは対応表で一度に押さえておくと迷いにくい
  • 地方空港ほど公共交通の本数が少ない。夜到着の便なら送迎の事前手配も選択肢になる

「韓国の空港」とひとくくりにしても、仁川のような巨大ハブから、いま実質的に飛んでいない務安・襄陽まで状況はさまざまです。まずは自分が使う予定の空港が、今どのくらい日本便を飛ばしているのかを公式情報で確認するところから始めてみてください。運航状況は今後も変わっていく可能性があるので、本記事で「確認できなかった」と書いた部分は、次に情報が固まった時点で更新していきたいと思います。

参考・出典

  • 위키백과「대한민국의 공항」 https://ko.wikipedia.org/wiki/대한민국의_공항 (国際空港8・国内空港7の内訳、空港コード一覧を確認、2026年8月31日確認)
  • 위키백과「인천국제공항공사」 https://ko.wikipedia.org/wiki/인천국제공항공사 (仁川国際空港公社と韓国空港公社の分離の経緯を確認、2026年8月31日確認)
  • 국민일보「무안공항 올해 재개항 난항… 4월부터 공항 외곽 조사」 https://www.kmib.co.kr/article/view.asp?arcid=0029603377 (務安空港の閉鎖状況を確認、2026年8月31日確認)
  • 다음뉴스「무안공항, 상반기 재개항 ‘물거품’… 올해 내 개항도 어렵다」 https://v.daum.net/v/20260520211557457 (2026年夏季運航計画に務安が含まれないことを確認、2026年8月31日確認)
  • 나무위키「양양국제공항/운항노선」 https://namu.wiki/w/양양국제공항/운항노선 (襄陽の定期便の現状、パラタ航空の上海線運輸権取得を確認、2026年8月31日確認)
  • 나무위키「대구국제공항/운항노선」 https://namu.wiki/w/대구국제공항/운항노선 (大邱発の日本路線を確認、2026年8月31日確認)
  • 나무위키「김해국제공항/운항노선」 https://namu.wiki/w/김해국제공항/운항노선 (金海発の日本路線の多さを確認、2026年8月31日確認)
  • 여행신문「김포-하네다 항공사간 ‘짝짓기’한창」 https://www.traveltimes.co.kr/news/articleView.html?idxno=58763 (金浦-羽田線の運航社と共同運航体制を確認、2026年8月31日確認)
  • 나무위키「제주-나리타 항공노선」「제주-간사이 항공노선」 https://namu.wiki/w/제주-나리타_항공노선 (済州発の日本路線を確認、2026年8月31日確認)
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