「竹林の写真は見たことあるけど、あれって結局どこなの?」——潭陽(タミャン)という地名を初めて聞いた人は、たぶんそう思うはずです。SNSでよく流れてくる青々とした竹林や、まっすぐ伸びるメタセコイアのトンネル写真、あの多くが韓国南西部・全羅南道の潭陽で撮られたものです。ソウルからは少し距離があるぶん、行き方や回り方で迷いやすいエリアでもあります。この記事では、潭陽の代表的な2つのスポット——竹緑苑とメタセコイア並木道——の入場料と開園時間、そして光州からのアクセス方法を整理し、日帰りで無理なく回るための考え方をまとめます。
潭陽で回るべき場所は大きく2つ、竹緑苑(죽녹원)とメタセコイア並木道(메타세쿼이아길)です。竹緑苑は大人3,000ウォン、メタセコイア並木道は大人2,000ウォン(いずれも2026年9月13日確認)で、どちらも徒歩で回れる規模の施設です。アクセスの起点になるのは光州で、光州総合バスターミナル(U-スクエア)から潭陽公用バスターミナルまで市外バスで37分・1日15本という比較的動きやすい路線があります(2026年9月13日確認)。光州に前泊するか、光州から日帰りするかは、フライトやKTXの到着時刻と相談して決めるのが現実的です。
結論から――潭陽の竹林は「2つの名所」を回ることになる
潭陽と聞いて漠然と「竹林の町」というイメージを持っている人は多いはずですが、実際に足を運ぶ先として名前が挙がるのは、竹の専用テーマパークである竹緑苑と、竹とは別ジャンルの並木道であるメタセコイア並木道の2か所です。この2つは隣接しているわけではなく、それぞれ独立した施設として入場料と開園時間が設定されています。どちらも潭陽邑内にあり、市外バスターミナルからも近い立地なので、日帰りでも両方を回る計画自体は無理なくできそうです。
ただ、竹緑苑とメタセコイア並木道のどちらを先に回るか、両方回るなら時間配分をどうするかは、事前に把握しておかないと現地で迷う原因になります。次の項目から、それぞれの施設の入場料・開園時間を個別に見たうえで、回り方のコツをまとめていきます。まずは「何が・いくらで・何時から見られるのか」という基本情報からです。
竹緑苑(죽녹원)はどんなところ?入場料と開園時間
竹緑苑(죽녹원)は、潭陽を代表する竹の観光地です。約16万平方メートルとされる敷地に竹林の散策路が整備されており、韓屋体験施設や展望台も併設されています。入場料は大人3,000ウォン、中高生1,500ウォン、子供1,000ウォンで、満7歳以下と満65歳以上は無料です(2026年9月13日確認)。開園時間は季節で変わり、11〜2月の冬季は9:00〜18:00、3〜10月の夏季は9:00〜19:00となっています(2026年9月13日確認)。
毎年5月初旬には竹の祭りが開かれ、この時期は普段より混み合う可能性があります。韓屋体験施設に宿泊する人は入場料が免除されるとのことなので、宿泊とセットで検討している人は覚えておくとよさそうです。正門の住所は潭陽邑竹緑苑路119、後門は潭陽邑竹香文化路363で、電話番号は061-380-2680・2690です(2026年9月13日確認)。地域N文化が掲載する韓国観光公社の観光情報では、竹緑苑の休園日は年中無休と案内されています。臨時休園の有無は訪問前に公式情報を確認してください(2026年10月2日確認)。
メタセコイア並木道(메타세쿼이아길)の入場料と見頃
メタセコイア並木道(메타세쿼이아길)は、竹緑苑とは別のスポットで、潭陽郡庁から金城面院栗三叉路までの国道24号線沿い、約5kmの区間に整備された並木道です。まっすぐ伸びる木々がトンネルのように連なる景観が特徴で、竹林とはまったく違う雰囲気の写真が撮れます。入場料は大人2,000ウォン、青少年・軍人1,000ウォン、子供700ウォンで、満65歳以上・国家有功者・障害者・満6歳以下は無料です(2026年9月13日確認)。
開園時間は夏季(5〜8月)が9:00〜19:00、冬季(9〜翌4月)が9:00〜18:00です(2026年9月13日確認)。竹緑苑と時間帯の考え方は近いものの、季節の区切り方が違うので、訪問月によっては片方だけ閉園が早いということも起こり得ます。休園日についてはこちらも今回の記事内では確認できなかったため、直前に公式で確認しておくと安心です。緑が特に濃く見えるのは初夏とされていますが、季節ごとの具体的な見頃の日付までは確認できていません。
竹緑苑とメタセコイア並木道、どんな順で回る?
2か所とも潭陽邑内にあるとはいえ、雰囲気がまったく違う施設なので、どちらを先に見るかで一日の印象がわりと変わります。竹林の中を歩く竹緑苑は日陰が多く、夏場でも比較的過ごしやすい一方、メタセコイア並木道は道路沿いの並木なので、直射日光を浴びる時間が長くなりがちです。暑い時期に訪れるなら、気温が上がりきる前の午前中にメタセコイア並木道、日差しが強くなる午後に日陰の多い竹緑苑、という組み方をする人もいるようです。
下の図は、この2施設を入場料・開園時間・見どころという3つの軸で並べたものです。どちらも「大人2,000〜3,000ウォン前後・朝9時開園」という共通点がありつつ、竹林と並木道という見どころの違いがあるので、時間に余裕があるなら両方、片方しか回れないなら自分の好みに近いほうを選ぶという考え方でよさそうです。

光州から潭陽への行き方――市外バスが基本
潭陽には鉄道の駅が無いため、公共交通機関でアクセスする場合の起点は光州になります。光州総合バスターミナル(U-スクエア)から潭陽公用バスターミナルへ向かう市外バスは、1日15本運行しており、始発07:30・終発21:40、所要時間は37分、運賃は大人2,900ウォンです(2026年9月13日確認)。1時間に1本前後のペースで動いているので、時刻表をがっちり事前に調べ込まなくても、光州側の到着時刻からある程度柔軟に組み立てられそうです。
潭陽公用バスターミナルから竹緑苑・メタセコイア並木道までの具体的な徒歩分数や停留所は今回の確認では特定できませんでした。一方、国立木浦大学の資料には、光州総合バスターミナルと潭陽公用バスターミナルを経由する311番バスの記載があります。市外バスの時刻・運賃は変わることがあるため、訪問直前にバス会社公式か버스타고などの予約サイトで再確認しておくと安心です(2026年9月13日確認)。
光州松汀駅(KTX駅)から潭陽へ行くには
ソウルから光州へKTXやSRTで向かう場合、到着駅は光州松汀駅になります。ただ、光州松汀駅から潭陽への直行バスは無いとされ、座席バスなどで光州総合バスターミナルまで移動し、そこから先ほどの市外バスに乗り換える形になります。乗り換えを含めた合計の所要時間は、確認できた範囲ではおよそ1時間30分程度とされています。この数字は複数の乗り換えを前提にした目安であり、実際の待ち時間次第で前後する可能性があるため、あくまで参考として捉えてください。
もう一つ、確認できた範囲の情報として、潭陽と光州チョムダン(첨단)地区を結ぶ市外バスが2026年5月から運行を再開しているという情報があります。この路線はQR乗車券に対応しておらず、窓口での現場発券か、車内で交通カード・現金による支払いになるとのことです(確認できた範囲の情報・一次情報までは未確認)。光州側の宿泊エリアによっては、こちらのルートのほうが便利な場合もあるので、出発前にバス会社や現地の観光案内所へ確認しておくと安心です。
光州に泊まって日帰りするか、潭陽側に宿を取るか
潭陽自体には宿泊施設の選択肢が限られるため、多くの旅行者は光州に宿を取り、そこから日帰りで潭陽を往復する形を選んでいるとみられます。光州はKTX・SRTの停車駅である光州松汀駅を抱える都市で、宿泊施設の選択肢も潭陽より豊富です。日程に余裕があるなら光州で前泊し、翌朝から潭陽へ向かうと、朝のバスの本数がまだ少ない時間帯を避けられて動きやすくなりそうです。
光州のどのエリアに泊まるかによって、翌朝のバスターミナルまでの移動時間が変わってきます。光州総合バスターミナル周辺に宿を取れば、朝の身支度から乗車までの時間を短くできるので、潭陽への往復を1日で終えたい人には動きやすい選択肢になりそうです。逆に光州松汀駅周辺に宿を取る場合は、バスターミナルまでの移動時間も見込んで、朝の予定を組んでおくと安心です。宿泊先を予約サイトで探す際は、光州総合バスターミナルまたは光州松汀駅からの距離を基準に選ぶと失敗しにくそうです。
名物・竹筒ご飯(대나무통밥)はどこで食べる?
潭陽といえば竹林と並んでよく名前が挙がるのが、대나무통밥(竹筒ご飯)という郷土料理です。竹の筒の中でご飯を炊き上げる料理で、竹緑苑周辺にはこの竹筒ご飯を看板メニューにした店が集まっているとされています。名前が挙がる店としては、韓方料理と竹筒ご飯を組み合わせた「금수한방숯불가든」、1999年に潭陽で竹筒ご飯を初めて考案したとされる「한상근대통밥집」などがあります。定食には竹の子の味噌汁や竹の子の和え物が付くことが多いようです。
上に挙げた店の現在の営業時間・定休日は今回の調査では確認できていません。竹緑苑周辺には同種の店が複数あるため、訪問当日に地図アプリや電話で営業状況を確認してから向かうことをおすすめします。
竹筒ご飯の相場は店によって差があり、正確な金額は今回の調査では確認できませんでした。単品ではなく定食形式で提供されることが多く、コーヒー1杯分プラスアルファくらいの価格帯でセットになっているケースが多いようです。竹の香りが移ったご飯という珍しさもあって、潭陽観光のついでに立ち寄る人が多いメニューとされています。
日帰りで回るモデルコース
光州発の日帰りを想定すると、光州総合バスターミナルを午前中(例えば9時台)に出て潭陽公用バスターミナルに向かい、37分のバス移動を経て潭陽に到着、という流れが一つの型になります。到着後はまずメタセコイア並木道で写真を撮り、昼前後に竹筒ご飯の店で食事を取り、午後は日陰の多い竹緑苑をゆっくり歩く、という順番なら、暑い時間帯を屋外の並木道で過ごさずに済みそうです。
竹緑苑の散策路をひと通り歩くだけならシートマスク3枚分くらいの時間感、つまり30分から1時間程度で回れるという声もありますが、展望台や韓屋体験施設まで見て回るなら、もう少し時間を見ておいたほうがよさそうです。夕方のバスの本数が減り始める時間帯(終発21:40)までに余裕を持って潭陽公用バスターミナルへ戻る、という組み方を意識しておくと、当日慌てずに済みます。
持ち物・服装で気をつけたいこと
竹緑苑もメタセコイア並木道も、舗装された道だけでなく土の道や砂利道を歩く区間があるため、歩きやすいスニーカーが向いています。夏場は竹林の中でも湿度が高く、蚊などの虫が出やすい環境なので、虫除けスプレーを一本持っておくと快適さがだいぶ変わりそうです。荷物としては重くならない程度のものなので、大きなポーチではなく小さなポーチに収まる量で十分だと考えられます。
飲み物は現地の売店でも購入できるとみられますが、混雑時期は品切れの可能性もゼロではないため、移動中のコンビニなどであらかじめ確保しておくと安心です。日差しの強い時期は帽子や日傘があると、メタセコイア並木道での撮影時間を長く取りやすくなります。天候によって現地の道がぬかるむこともあるため、雨上がりのタイミングで訪れる予定がある人は、防水性のある靴を選んでおくと安心感が違うはずです。
よくある質問
まとめ――潭陽は光州発の日帰りで回れる竹の町
潭陽の観光は、竹緑苑とメタセコイア並木道という性格の違う2つのスポットを、光州から市外バスで日帰り往復するという形に落ち着きそうです。竹緑苑は大人3,000ウォン、メタセコイア並木道は大人2,000ウォン(いずれも2026年9月13日確認)と、どちらも大きな出費にはならない価格帯で、光州総合バスターミナルからの市外バスも37分・1日15本と動きやすい部類に入ります。
- 竹緑苑: 大人3,000ウォン・冬季9:00〜18:00/夏季9:00〜19:00(2026年9月13日確認)
- メタセコイア並木道: 大人2,000ウォン・冬季9:00〜18:00/夏季9:00〜19:00(2026年9月13日確認)
- 光州総合バスターミナル→潭陽公用バスターミナル: 1日15本・所要37分・2,900ウォン(2026年9月13日確認)
- 光州松汀駅からは直行バスが無く、光州総合バスターミナル経由の乗り換えが必要
- 竹筒ご飯の店は営業状況を訪問当日に確認してから向かうのが安心
季節や交通事情によって開園時間・バスの本数は変わることがあるため、この記事の内容はあくまで目安として捉え、出発前には各施設・バス会社の公式情報で最新の内容を確認してください。光州松汀駅からの乗り換えさえ理解しておけば、潭陽の日帰り旅は思っているより組み立てやすいはずです。
参考・出典
出典を見る(5件)
- 竹緑苑公式サイト https://www.juknokwon.go.kr/menu/goToContentsPage?contentsSid=779&domainId=DOM_0000024&menuCd=DOM_000002402001000000 (2026年9月13日確認・住所と電話番号のみ確認)
- アダントニュース「메타세쿼이아길 입장료」https://www.ardentnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=8401 (2026年9月13日確認)
- 大韓民国区々「담양 메타세쿼이아길」https://korean.visitkorea.or.kr/detail/ms_detail.do?cotid=6e6fad62-1c2a-43ec-8cd9-760e662d8fc7 (2026年9月13日確認)
- 全国高速・市外バス運行情報「광주종합버스터미널→담양공용버스터미널」https://transportation.asamaru.net/시외버스/시간표/광주종합버스터미널/출발/담양공용버스터미널/도착/ (2026年9月13日確認)
- 食神「담양 대통밥 맛집」https://www.siksinhot.com/theme/magazine/7793 (2026年9月13日確認)
この記事では、韓国全羅南道담양군(潭陽郡)の観光情報を扱っています。行政区分や施設の運営状況は変わることがあるため、訪問前には必ず現地の公的機関・施設公式の最新情報を確認してください。
潭陽と同じく光州近郊の日帰りスポットとしては、務安空港の再開状況を整理した記事もあわせて確認しておくと、光州入り・光州発の経路を考えるときの選択肢が広がります。全羅道エリアをもう少し広く回りたい人は、全州(チョンジュ)韓屋村の観光ガイド記事や麗水(ヨス)の観光ガイド記事も参考になるはずです。韓国3回目以降の旅行先を探している人には韓国3回目以降におすすめのコース記事で、潭陽のような定番から少し外れたエリアの選び方を整理しているので、あわせて読んでみてください。また、竹緑苑で竹の香りを楽しんだ流れで、ソウルの郷土料理が気になった人はソウルのトッカルビ専門店記事もチェックしてみてください。

