本記事にはプロモーションを含みます。Amazonのアソシエイトとして、ソウルインは適格販売により収入を得ています。
「麗水って、ソウルや釜山ほど大きい街じゃないのに、なんで名前をよく聞くんだろう」——そう思ったことがある人、実は少なくないはずです。答えは単純で、麗水の여수 밤바다(ヨス・パムバダ、麗水の夜の海)を歌った曲が国民的にヒットして、街の名前ごと知られるようになったからです。夜の海がそのまま観光資源になっている、というのが麗水の一番わかりやすい特徴かもしれません。
麗水は「昼に観光地を巡る」より「日が暮れてからの海と夜景」を主役にして予定を組む街です。海上ケーブルカーは夜21時30分まで動いているので、日没後の便に乗れば上空から港の夜景を一望でき、地上に戻ったら屋台街のロマンポチャで締める、という流れが作りやすいのが麗水の強みです。ソウルからはKTXの直通があるので日帰りも不可能ではありませんが、夜景まで欲張るなら1泊したほうが気持ちに余裕が持てます。
結論:麗水は何を見に行く街か
麗水は全羅南道の南の端にある港町で、観光の柱は大きく4つに分かれます。ひとつは海上を渡る海上ケーブルカー、ふたつめは오동도(オドンド)という椿の島、みっつめは李舜臣(イ・スンシン)将軍ゆかりの広場と港、よっつめが夜だけ開く屋台街のロマンポチャです。バラバラに見える4つですが、実は「昼は港と島を歩き、日没からケーブルカーと夜景、夜は屋台街」という一本の流れにまとめられるのが麗水らしいところです。
観光地としての規模はソウルや釜山と比べるとコンパクトで、主要スポットだけなら1日でも回りきれます。ただし本領を発揮するのは日没後なので、日帰りだと「明るいうちに主要スポットを見て、暗くなる前に帰路のKTXに乗る」という組み方になりがちで、夜景と屋台街の両方を体験するのはかなり忙しくなります。
次章からは、まずソウル・釜山・光州それぞれからの行き方を整理し、そのあとに海上ケーブルカー、オドンド、夜景、ロマンポチャという街の中身に入っていきます。読みたい章だけつまみ食いしても迷わないように書いているので、気になる項目から読み進めてもらって大丈夫です。
どの都市から向かうにしても、駅やバスターミナルから海沿いのエリアまで少し移動が必要な街なので、地図アプリで大まかな位置関係だけでも先に確認しておくと迷いにくくなります。
ソウルからの行き方(KTX)
ソウルから麗水へは、龍山駅から여수엑스포역(麗水エキスポ駅)まで直通のKTXが出ています。乗り換えなしで着くのはありがたいポイントで、地方都市への移動にありがちな「途中駅で乗り継ぎ」が要らないぶん、荷物が多い旅程でも動きやすいはずです。
本数はソウル-釜山間ほど多くはなく、1日に数本という水準です。始発が朝7時台、最終が夕方17時台という報告もありますが、この時刻は本数改定で変わりやすいので、あくまで「朝から乗れて、夕方には最終になる」という目安として受け取ってください。所要時間も情報によって幅があり、速い便で3時間前後、便によっては3時間半近くかかることもあるようです。日帰りを考えるなら、始発に近い便で出て、夕方の便で戻る、という組み方が現実的です。
⚠️ 運賃については、調べた範囲でも4万円台前半から後半まで情報にばらつきがあり、この記事では具体的な金額を断定しません。2026年9月1日にKTXとSRTが統合されたばかりで、運賃表・時刻表も同じ日付で更新されたものが公式サイトに掲載されています。予約前に必ず公式の最新情報を確認してください。
予約は統合アプリの코레일+(コレイル+)、またはコレイルの公式サイトから行います。KTXとSRTが2026年9月1日付で統合された経緯や、コレイル+アプリの具体的な使い方は、KTXとSRTの統合についてまとめた記事とコレイルアプリの使い方ガイドで詳しく触れているので、初めて韓国の鉄道を予約する人はあわせて読んでおくと迷いにくくなります。予約画面で出発駅を「용산(龍山)」、到着駅を「여수엑스포(麗水エキスポ)」で検索すれば、その時点の正確な本数・時刻・運賃が一覧で出てきます。
釜山・光州からの行き方
釜山からはKTXの直通がなく、市外バスを使うのが現実的な選択肢です。老圃洞(노포동)ターミナルか沙上(사상)ターミナルから麗水行きのバスが出ており、所要時間は2時間半から3時間半ほどと、経路や便によって差があります。本数は1日に数便という程度で、多い日でも1日5〜8便前後という情報がありました。正確な時刻表や運賃は、バスの統合予約サイトやターミナルの窓口で当日確認するのが確実です。
光州からは、光州総合バスターミナル(U-スクエア)発の市外バスがメインの手段になります。所要時間はおよそ1時間40分、本数は1日6便程度という報告があり、釜山発に比べると距離が近いぶん身軽に移動できます。光州はソウルからのKTXでもアクセスしやすい都市なので、「ソウル→光州→麗水」という経路をバスで組み合わせる旅程を考えている人もいるはずです。
釜山を起点にソウルへの帰路も考えている人は、ソウルと釜山を結ぶKTXの記事もあわせて確認しておくと、麗水を挟んだ旅程全体の組み立てがしやすくなります。バスの一般的な予約方法や乗り場の探し方については、韓国の市外バス・高速バスの使い方ガイドを参考にしてください。バス移動が中心の旅程になる分、事前に予約サイトのアプリを入れておくと現地でのやり取りがスムーズになります。
釜山・光州のどちらから向かう場合も、バスは道路状況の影響を受けやすく、週末や連休は所要時間が延びることも珍しくありません。乗り継ぎに余裕を持たせたスケジュールにしておくと、到着が多少遅れても慌てずに済みます。

海上ケーブルカーの乗り方
麗水観光のハイライトが여수 해상케이블카(麗水海上ケーブルカー)です。突山(トルサン)側と오동도側を結ぶ約1.5kmの区間を、海の上を渡りながら移動します。国内で最初にできた海上ケーブルカーで、海を渡るタイプとしてはアジアで香港・シンガポール・ベトナムに次ぐ4番目の設備だと案内されています。運行時間は9時30分から21時30分まで(2026年9月9日確認)で、日没後も動いているのが麗水らしいポイントです。
キャビンは全部で50台あり、内訳は5人乗りのクリスタルキャビンが15台、8人乗りの一般キャビンが35台です。クリスタルキャビンは床が透けて見える仕様で、足元まで見渡せる分、高さが苦手な人には一般キャビンのほうが安心かもしれません。
| 区分 | 一般キャビン | クリスタルキャビン |
|---|---|---|
| 成人・往復 | 17,000ウォン | 24,000ウォン |
| 成人・片道 | 14,000ウォン | 19,000ウォン |
| 子供・往復 | 12,000ウォン | 19,000ウォン |
| 子供・片道 | 9,000ウォン | 14,000ウォン |
(子供料金は36ヶ月〜小学生が対象。団体・シニア・障害者・国家有功者向けの割引や、麗水市民向けの別料金も用意されています。いずれも2026年9月9日に公式サイトで確認した内容です。)一般キャビンの往復17,000ウォンは、だいたい日本のカフェでフラペチーノを1杯買うくらいの感覚、クリスタルキャビンの往復24,000ウォンは映画のチケット1枚分くらいの体感に近いかもしれません。キャビンを1台まるごと貸し切る有料オプションや、年間会員権のような制度も用意されているので、頻繁に麗水を訪れる人向けの選択肢もあるようです。
🚨 公式サイトの告知欄には、点検のため運行開始時刻が通常より遅れた実例や、定期安全点検の予定が掲載されていました。9月は台風の影響を受けやすい時期でもあるため、風が強い日は運休や時間変更になることがあります。当日の運行状況は、出発前に公式サイトの告知欄で確認しておくと安心です。
オドンド島とその周辺
오동도は麗水港の先に浮かぶ小さな島で、入口から島まで768mの防波堤の道でつながっています。歩いて渡ることもできますし、自転車や、島内を走る観光用のトンベク列車を使うこともできます。橋というより海沿いの遊歩道に近い雰囲気で、渡っている間から海風を感じられるのが心地よいところです。
島の中は約2.5kmの散策路になっていて、屏風のような形の岩やアワビの形をした岩など、名前のついた奇岩が点在しています。中央には音楽噴水のある広場、島の先端には灯台があり、そこからの眺めも人気があります。園内には麗水エキスポの記念館(入場無料と案内されています)や、朝鮮戦争にまつわる展示施設も置かれていて、自然だけでなく歴史にも触れられる場所になっています。
- 徒歩・自転車・トンベク列車のいずれかで島まで渡れる(片道768m)
- 約3,000本のツバキが植えられており、見頃は例年2〜3月ごろ
- 麗水エキスポ記念館は入場無料と案内されている
- 島内の散策路は約2.5km、奇岩や灯台などの見どころが点在
9月に訪れる場合、ツバキの見頃は過ぎているため花目当てで行くと拍子抜けするかもしれませんが、海沿いの散策路や灯台からの眺めは季節を問わず楽しめます。なお、トンベク列車の利用料金は麗水市公式サイトに記載があり、一般1,000ウォン(片道)、65歳以上・麗水市民・7〜19歳・大学生などが対象の割引運賃500ウォン、運行時間は9:30〜18:00(冬季は9:30〜17:00)です(2026年9月9日確認)。一方、島そのものの開放時間については、今回確認できた公式本文の範囲では特定できませんでした。訪問前に麗水市の観光案内(電話1330)や公式サイトで確認しておくと、現地で慌てずに済みます。麗水市内の移動でT-moneyのような交通系カードが使えるかどうか気になる人は、ソウル以外での交通系カード事情をまとめた記事もあわせて読んでおくと安心材料になります。
夜景をどこから見るか
麗水の夜景を語るうえで欠かせないのが突山大橋(トルサンデギョ)です。全長450mの斜張橋で、1984年に完成し、2000年10月からは8種類のパターン・50通り以上の色を演出できる照明が設置されています。日が沈むと橋全体がライトアップされ、港の明かりと重なって「夜の海」の名にふさわしい景色になります。この橋を見下ろす高台にあるのが突山公園で、橋と港を一望できる定番の夜景スポットとして紹介されています。
もうひとつのおすすめが、海上ケーブルカーからの眺めです。運行は21時30分までなので、日没のタイミングを狙って乗れば、上空からライトアップされた橋と港の夜景を一度に見渡せます。地上から見る夜景とは違う角度になるので、時間が許すなら両方セットで楽しむのがおすすめです。
港沿いにある李舜臣(イ・スンシン)広場も、夜の散策先としてよく紹介されています。広場には李舜臣将軍の銅像と亀甲船(거북선)の模型が置かれ、模型の前が展望スポットになっているという案内が見られました。近くには済州島方面へのフェリーが出る旅客船ターミナルや、オドンド方面の遊覧船乗り場もあり、昼は交通の拠点、夜は散策スポットという二つの顔を持つ広場のようです。ただしこの一帯の情報は現地の紹介記事にもとづくもので、公式サイトでの一次確認まではできていません。詳しい設備や最新の様子は、現地の観光案内所でも確認してみてください。
ロマンポチャ(屋台街)はいつ開くか
麗水の夜を締めくくる定番が낭만포차(ロマンポチャ)という屋台街です。亀甲船大橋の下にある広場に屋台が並ぶ形式で、夕方から深夜にかけて営業しています。実はこの記事を作る過程で、季節限定の営業だという情報を前提に調べ始めたのですが、麗水市の公式サイトを確認したところ「年中運営」と明記されていました。つまり今は季節を問わず通年で楽しめる屋台街になっているということです。
営業時間は18時から翌1時までで、夏でも冬でも変わらないと案内されています。屋台の数はおよそ18軒、場所は麗水市のハメル路102(종화동)、亀甲船大橋の下の広場一帯です。決済は「カード決済が原則」と案内されているので、現金しか持っていない前提で行くと戸惑うかもしれません。財布にカードを1枚忍ばせておくくらいの備えで十分です。
屋台街ならではの活気を求めて行くなら、天候が荒れそうな日は避けたほうが無難です。麗水の宿泊エリアを考えるときも、このロマンポチャに歩いて行ける距離かどうかは一つの判断材料になります。次の章では、そのあたりも含めて宿泊エリアの考え方を整理します。
屋台は1軒ごとに扱うメニューが違うので、1軒だけで満足するより、数軒を覗きながら少しずつ注文して回るほうが、屋台街らしい雰囲気を味わいやすいはずです。18軒という規模は歩いて見比べられる範囲なので、最初の1周は注文せずにひとまず全体を見渡してから決める、という回り方もできます。
泊まるならどこ
麗水の宿泊エリアは、何を優先するかで選び方が変わります。麗水エキスポ駅やオドンドの近くに泊まれば、朝からオドンドを歩いて、そのまま港方面へ移動するという流れが組みやすく、初日から動き出したい人に向いています。駅から近い分、荷物を置いてすぐ出発できるのも利点です。
李舜臣広場がある中央洞(종화동)周辺の旧市街エリアは、ロマンポチャや港の夜景に近く、夜に出歩く予定が多い人ほど便利さを感じやすいはずです。屋台街から宿までタクシーやバスに長時間乗る必要がないので、夜遅くまで滞在した後の帰り道を気にせずに済みます。
海上ケーブルカーの突山側乗り場や突山公園に近いエリアを選ぶ人もいます。ケーブルカーと橋の夜景をセットで楽しみたい場合、この一帯を拠点にすると移動の負担が少なくなります。どのエリアも麗水の中心部からそう遠くはないので、正解が一つというより「その日の予定に近い場所」を選ぶ、くらいの感覚で決めて問題ありません。
具体的な宿泊施設名や料金は変動が大きいため、この記事では踏み込みません。予約サイトで日程を入れて検索し、上に挙げたエリアのどこに当たるかで距離感を確認する、という使い方をおすすめします。旅程の組み方に迷ったら、ソウル・釜山以外を回る旅程の考え方をまとめた記事も参考にしてみてください。
荷物が多い旅程なら、駅やターミナルからの距離をエリア選びの最優先にするのも一つの考え方です。麗水は市内の移動そのものはそれほど広くないので、多少の距離があってもバスやタクシーで補える範囲ではありますが、初日から歩き回る予定があるなら、拠点は駅か港のどちらかに寄せておくと動きやすくなります。
夜景を見ながら港沿いやロマンポチャの屋台街を歩き回るなら、大きなバッグより身軽なサコッシュのほうが身動きが取りやすいはずです。
海上ケーブルカーからの夜景や突山大橋のライトアップを撮っていると、スマートフォンの電池は思った以上に早く減ります。10,000mAhのモバイルバッテリーが1つあれば、ロマンポチャまで歩く頃に電池切れになる心配が減ります。
麗水で1泊するなら、韓国のコンセントはCタイプが基本なので、変換プラグを荷物に入れておくと充電で困りません。
この問いへの答えとして、麗水のホテルを夜景・駅・EXPOで選ぶ案内を夜景・駅・EXPOの3つの軸で別にまとめました。
よくある質問
まとめ
麗水は、昼の観光地としてだけ見ると規模はそう大きくありませんが、日没後にケーブルカー・突山大橋の夜景・ロマンポチャという流れを組める点が、この街ならではの強みです。ソウルからはKTXの直通で行けるものの、本数や運賃は変わりやすく、釜山・光州からはバスが中心の移動になります。行き方と主要スポットの営業状況を先に押さえておけば、限られた滞在時間を無駄にせずに済むはずです。
- ソウルからは龍山-麗水エキスポ間にKTXの直通があるが、本数・運賃は公式で要確認
- 釜山・光州からは市外バスが中心の移動手段
- 海上ケーブルカーは9:30〜21:30運行、荒天時は運休の可能性あり
- ロマンポチャは今は年中営業(2026年9月9日確認)、営業時間は18:00〜翌1:00
- 夜景は突山公園・突山大橋・海上ケーブルカーの組み合わせがおすすめ
海沿いの街に興味が広がった人は、東海側の海と夜景を楽しめる江陵(カンヌン)のカフェと海の記事も比較材料として読んでみてください。
参考・出典(確認日: 2026年9月9日)
- 麗水市公式観光サイト「麗水海上ケーブルカー」 https://www.yeosu.go.kr/tour/travel/10tour/cablecar
- 麗水市公式観光サイト「オドンド」 https://www.yeosu.go.kr/tour/travel/10tour/odongdo
- 麗水市公式観光サイト「オドンド 施設案内(トンベク列車料金)」 https://yeosu.go.kr/tour/travel/10tour/odongdo_open/facilities
- 麗水市公式観光サイト「突山大橋・突山公園」 https://www.yeosu.go.kr/tour/leisure/bridge/dolsan_bridge
- 麗水市公式観光サイト「ロマンポチャ」 https://www.yeosu.go.kr/tour/leisure/bambada/gun_carriage
- 麗水海上ケーブルカー公式サイト(運行時間・料金・告知) https://www.yeosucablecar.com
- コレイル公式サイト「乗車券予約」内 列車運賃/時刻表 http://www.korail.com/ticket/reserve/train-timeTable
- コレイル公式サイト(統合会員案内) http://www.korail.com/ticket/main
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