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「堤川ってソウルからどのくらいで行けて、着いたら何があるの?」――丹陽(タニャン)や原州(ウォンジュ)に比べると、堤川(チェチョン)は名前を聞いてもピンとこない派のあなたも多いかもしれません。実は忠清北道(チュンチョンブクド)の内陸にありながら、清風湖(チョンプンホ)という大きな人造湖を見下ろすケーブルカーがある、湖畔リゾート感の強い街です。この記事では、清風湖畔ケーブルカーの営業時間・料金・悪天候時の運休条件、入場無料の義林池(ウィリムジ)、そしてソウル清凉里からのアクセスと堤川駅からの市内バスまで、公式・公的な情報を中心に整理します。
清風湖畔ケーブルカーの営業時間は09:30〜18:30、チケット販売締切は18:00です(2026年9月15日確認)。料金は往復で一般キャビンが大人18,000ウォン・小人14,000ウォン、床が透明なクリスタルキャビンは大人23,000ウォン・小人18,000ウォン。強風(秒速15m以上)や落雷のときは運行が中断されることがあります。義林池は入場無料で年中開放。ソウル・清凉里からは中央線の列車で堤川駅まで約1時間6分、高速バスならソウル高速バスターミナルから約2時間です。
結論から――堤川で外せない清風湖畔ケーブルカーと義林池
堤川は忠清北道の北東部に位置する街で、忠州湖(チュンジュホ)の一部でもある清風湖に面したエリアが観光の中心です。ダムの建設で沈んだ集落の代わりに整備された清風文化財団地(チョンプン文化財団地)と、そこから비봉산(飛鳳山・ピボンサン)の頂上まで一気に登る清風湖畔ケーブルカーが、堤川観光のいちばんの目玉になっています。
もうひとつの軸が、堤川市街地に近い義林池です。こちらは湖というより貯水池に近い規模感で、堤防沿いをぐるりと歩ける散策路として整備されています。入場料がかからないぶん、ケーブルカーとセットで「有料の絶景」と「無料の散歩」を組み合わせやすいのが堤川の使いやすさだと思います。
向いているのは、KTX区間から少し外れた内陸の湖景色を見てみたい人、そして丹陽・原州とあわせて忠清北道を周遊したい人。逆に、海の見える景色や賑やかな繁華街を求める派のあなたには、正直やや静かすぎる街かもしれません。
堤川とは――忠清北道にある湖畔のリゾートタウン
堤川市は忠清北道の北東端、原州や丹陽と隣り合うエリアに位置する内陸の街です。もともとは石灰石の産地・鉄道の要衝として知られてきましたが、忠州ダムの建設で生まれた広大な人造湖の一部・清風湖を抱えるようになってから、観光地としての顔が強くなってきました。
市の中心部には堤川駅や堤川バスターミナルがあり、そこから清風湖のあるエリアまでは車やバスで一定の移動が必要です。「駅を降りたらすぐ湖」というタイプの街ではなく、駅周辺の市街地と、湖畔の観光エリアがやや離れている点は、日程を組むときに覚えておきたいポイントです。
清風湖畔ケーブルカーの営業時間とチケット売り場
清風湖畔ケーブルカー(청풍호반케이블카)は、清風面(チョンプンミョン)の物台里(ムルテリ)から飛鳳山の頂上まで、全長2.3kmを結ぶロープウェイです。公式の観光情報では営業時間は09:30〜18:30、チケット販売の締切は18:00とされています(2026年9月15日確認)。休場日は年中無休扱いですが、運営時間は月ごとに変わる可能性があるとも案内されているため、訪れる月によっては開始・終了の時刻が前後することもありそうです。
住所は忠清北道堤川市清風面文化財路(문화재길)166、問い合わせ先は043-643-7301です(2026年9月15日確認)。駐車場は物台里駅側の第1駐車場、清風文化財団地方面の第2駐車場、清風明月国際ホッケー場方面の第3駐車場の3か所があり、バス・一般車のどちらも停められます。
チケット締切が閉場の30分前という短さは、コーヒーを1杯飲んでいる間に締め切られてしまう感覚に近いかもしれません。日没前の景色を狙うなら、締切ぎりぎりではなく余裕を持って売り場に着くくらいの気持ちで動くほうが安心です。
料金は一般キャビンとクリスタルキャビンで違う
料金は往復で、一般キャビンが大人18,000ウォン・小人14,000ウォン。床の一部が透明な強化ガラスになっているクリスタルキャビンは、大人23,000ウォン・小人18,000ウォンとやや高めの設定です(いずれも2026年9月15日確認)。20人以上の団体には1,000ウォンの割引があるとも案内されています。
差額は大人で5,000ウォン。屋台のホットク1〜2個分くらいの差と考えると、そこまで大きな出費差ではないかもしれません。足元まで見える眺めを楽しみたい派のあなたにはクリスタルキャビン、高さが少し苦手な人には一般キャビンが向いていそうです。

下の図は、一般キャビンとクリスタルキャビンの料金と特徴を並べたものです。どちらに乗るか迷ったときは、料金差と「足元まで見えるかどうか」の2点で選ぶとシンプルだと思います。
悪天候での運休条件――強風と落雷
ロープウェイという設備の性質上、天候の影響は避けられません。公式の観光情報では、強風(秒速15m以上)や落雷が発生した場合に運行が一時中断される可能性があると案内されています(2026年9月15日確認)。台風シーズンや冬の強風が吹きやすい日は、運休のリスクがあると考えておいたほうがよさそうです。
運休の判断は当日の現地の気象状況で決まります。この記事の条件はあくまで確認できた目安であり、訪問日に運行しているかどうかは、清風湖畔ケーブルカーの公式ホームページや電話(043-643-7301)で出発前に確認してください。
逆に言えば、快晴・微風の日であれば運休の心配はほとんどないはずです。天気予報で風の強さまでチェックする習慣がある人にとっては、行くかどうかの判断材料が増える場所とも言えます。
義林池――入場無料で歩ける史跡公園
義林池は堤川市街地に近い、忠清北道堤川市義林池路(의림지로)33にある貯水池です。問い合わせ先は043-651-7101(義林池観光案内所)。三国時代にまでさかのぼるとされる古い農業用ため池で、堤防沿いには松並木の散策路が整備されています(2026年9月15日確認)。
開場時間の規定は特になく、年中いつでも敷地内を歩けます。ただし敷地内にある용추폭포(龍湫滝・ヨンチュポッポ)と噴水は毎週月曜が休みという案内があるため、滝や噴水を目当てに行くなら曜日には注意が必要です。入場料は無料で、駐車場も用意されています。
- 住所: 忠清北道堤川市義林池路33(2026年9月15日確認)
- 入場料: 無料
- 開場時間: 敷地は年中常時開放。龍湫滝と噴水は毎週月曜休み
- 駐車場: 義林池駐車場あり
入場無料で1〜2時間ほど歩ける規模感は、ケーブルカーで少し財布が痛んだあとの調整弁としてもちょうどよいかもしれません。清風湖畔ケーブルカーとセットで回るなら、義林池を先に軽く歩いてから、湖畔のケーブルカーへ向かう順番でもよさそうです。
ソウル・清凉里からKTX系統で堤川駅へ
ソウル方面からの鉄道アクセスは、清凉里(청량리・チョンニャンニ)駅を起点とする中央線が中心です。清凉里-原州-堤川-丹陽-豊基(プンギ)-栄州(ヨンジュ)-安東(アンドン)と結ぶ区間で、清凉里から堤川駅までの所要時間は約1時間6分とされています(2026年9月15日確認)。
この区間はKTX-이음(イウム)と呼ばれる高速車両が走る路線として案内されていますが、具体的な始発・終電の時刻や運賃は、今回の調査で公式の時刻表ページまで開いて確認することができませんでした。🚨 出発前には必ずKTXと高速バスを比べた記事で紹介しているコレイル公式サイトかコレイルトークアプリで、時刻と運賃を確認してください。
清凉里駅は清凉里エリアの記事で紹介しているとおり、ソウル市内でも独特な雰囲気のターミナル駅です。堤川行きの列車に乗る前に、駅周辺で軽く時間を潰す選択肢があるのも覚えておくと便利かもしれません。
高速バスで堤川へ行く方法
鉄道以外の選択肢として、ソウル高速バスターミナル(京釜・嶺東線発)から堤川高速バスターミナルまでの高速バスがあります。所要時間は約2時間、距離は136km。1日18便が運行されていて、始発は06:30、終電は21:00と案内されています(2026年9月15日確認)。
運賃は大人料金でプレミアムが20,600ウォン、優等が17,100ウォン、一般が11,700ウォンです(2026年9月15日確認)。今回確認できたのはソウル高速バスターミナル発の情報で、東ソウルターミナル発の便については確認できませんでした。東ソウル発を検討している場合は、乗車前にターミナルの窓口や公式アプリで発着ターミナルを確かめておくのが確実です。
堤川駅・堤川バスターミナルから清風湖畔ケーブルカーへの市内バス
堤川駅や堤川バスターミナルに着いてからケーブルカーまでは、まだひと区間あります。清風リゾート運営会社の案内によると、堤川バスターミナル基準では「ウリ銀行前バス停」(現シャトルバス乗り場)から乗車でき、駅からその停留所までは5〜10分ほど。堤川駅基準では「南堂小学校前バス停」から乗車し、駅から停留所までは徒歩約16分とされています(2026年9月15日確認)。
系統番号は「청풍/수산(清風/水山)」の行き先表示がある市内バスで、950・952・953・960・961・970番など複数の系統が対象になると案内されています。ただし同じ案内ページに「堤川〜清風間の運行バス時間・番号は現地事情で変わることがある」という注記があるため、この記事では乗り場と系統番号までを目安として書き、具体的な時刻表は現地で確認することをおすすめします。
市内バスの本数は多くない路線です。堤川駅・バスターミナルに着いたら、まず観光案内所や現地の時刻表掲示で最新の運行時刻を確認してから移動計画を立ててください。
日帰りか、堤川で泊まるか
ソウルから堤川までは鉄道でも高速バスでも1〜2時間程度なので、日帰りでケーブルカーと義林池を回ることも十分できる距離感です。ただ、市内バスの本数が多くないことを考えると、ケーブルカーの営業時間と乗り継ぎのタイミングによっては、余裕を持って前泊するほうが計画が組みやすい場合もありそうです。
ソウルのホテルをTrip.comで探す堤川へ向かう前泊・後泊の拠点探しに
堤川市内には宿泊施設もありますが、丹陽や原州とあわせて周遊する日程なら、移動の起点になるソウル側で宿を確保しておく組み方も現実的です。日程の柱をソウルに置くか堤川側に置くかは、他にどのエリアを組み合わせるかで変わってくるはずです。
丹陽・原州など近隣エリアと組み合わせる
堤川と同じ中央線沿いには、パラグライダーで知られる丹陽や、山あいの景色が広がる原州があります。丹陽方面の日帰り体験については丹陽パラグライダー日帰りの記事、原州の小金山(ソグムサン)については原州・小金山の記事で、それぞれ堤川とは別の見どころとして整理しているので、あわせて読んでおくと日程を組みやすいと思います。
忠清北道は紅葉の名所としても知られるエリアが点在していて、秋の時期に訪れるなら韓国の紅葉スポットまとめもあわせてチェックしておくと、堤川と組み合わせるルートの幅が広がりそうです。3回目以降の韓国旅行でソウル以外を回りたい人は、韓国3回目以降のモデルコース記事も参考になるはずです。
堤川の近くで山と川の町をもう1か所回るなら、寧越(ヨンウォル)の清泠浦と別マロ天文台への行き方も合わせて比べてみてください。
よくある質問
まとめ――堤川は清風湖と義林池を軸に日帰りも1泊もできる街
堤川は、清風湖畔ケーブルカーと入場無料の義林池という、性格の違う2つの見どころを持つ湖畔の街です。ケーブルカーの営業時間は09:30〜18:30・チケット締切18:00、料金は一般キャビンとクリスタルキャビンで異なり、強風や落雷の日は運休の可能性があります(2026年9月15日確認)。ソウル・清凉里からは鉄道で約1時間6分、高速バスなら約2時間というアクセスの良さも、日帰り・1泊どちらの選択肢も取りやすくしているはずです。
- 清風湖畔ケーブルカーは09:30〜18:30・チケット締切18:00(2026年9月15日確認)
- 料金は一般キャビン大人18,000ウォン、クリスタルキャビン大人23,000ウォン(往復)
- 強風(秒速15m以上)・落雷時は運休の可能性あり
- 義林池は入場無料・年中開放(龍湫滝と噴水は月曜休み)
- ソウル・清凉里から鉄道で約1時間6分、ソウル高速バスターミナルから高速バスで約2時間
営業時間・料金・バスの時刻はいずれも変わることがあるため、この記事の内容は目安として捉え、出発前には清風湖畔ケーブルカーの公式ホームページや堤川市の観光案内で最新情報を確認してください。
参考・出典
- 제천시 문화관광(堤川市文化観光)「청풍호반케이블카」https://tour.jecheon.go.kr/tour/base/tour/contents/view?clturCntntsNo=3727&menuLevel=3&menuNo=16 (2026年9月15日確認)
- 제천시 문화관광(堤川市文化観光)「의림지」https://tour.jecheon.go.kr/tour/base/tour/contents/view?clturCntntsNo=1117&menuLevel=3&menuNo=1 (2026年9月15日確認)
- nculture.org「지역문화정보・청풍호반케이블카」https://www.nculture.org/cul/localCultureDetail.do?targetId=2606296&contentType=G (2026年9月15日確認)
- 청풍리조트「제천 시내버스」https://www.cheongpungresort.co.kr/web/kor/asp/cheongpung/location_bus.asp (2026年9月15日確認)
- bustrain.kr「서울고속버스터미널→제천고속버스터미널」https://bustrain.kr/expressbus/57 (2026年9月15日確認)

