江陵の行き方は?安木コーヒー通りと鏡浦の海で過ごす1日

江陵の安木海辺に並ぶコーヒーショップと東海の海を望む情景

本記事にはプロモーションを含みます。Amazonのアソシエイトとして、ソウルインは適格販売により収入を得ています。

週末に「海を見て、コーヒーを1杯飲むだけの旅がしたい」と思うこと、ありますよね。ソウルの人混みから少し離れたくなったとき、江陵(カンヌン・강릉)はちょうどいい距離にあります。

結論から

江陵はソウルからKTXでおよそ1時間40分〜2時間。安木(アンモク)のコーヒー通りと鏡浦(キョンポ)の海、中央市場、正東津(チョンドンジン)の日の出まで欲張るなら1泊が現実的です。日帰りなら午前中の便で出て、海辺と通りだけに絞るのが正解です。

目次

江陵はどんな街?ソウルから海とコーヒーを求めて行く理由

江陵は江原(カンウォン)特別自治道の東海岸に面した街です。ソウルから見ると「日帰りで海が見られる街」の代表格で、KTX江陵線の開通以降、以前より近い場所になりました。ソウルの喧騒から抜け出して東海(トンヘ)の水平線を見たい、という理由だけで選ばれる行き先です。

もう一つの顔が、コーヒーの街としての江陵です。安木海辺には海を見ながらコーヒーを飲める店が集まる通りがあり、韓国国内でも「コーヒーといえば江陵」というイメージが定着しています。海とコーヒー、この2つの組み合わせが、江陵をただの「海水浴場のある街」から一歩先の行き先にしています。

すでに何度も韓国へ行っている人ほど、ソウルの繁華街だけでは物足りなくなってくるものです。地方都市を1つ選ぶなら、という視点では、江陵は交通の便と見どころのバランスが良い候補です。リピーター向けの行き先選びについては、別記事でも触れているので、あわせて読むと江陵以外の選択肢も見えてきます。

本記事は「江陵という街をどう過ごすか」に主語を固定しています。KTXの駅選びや予約アプリの細かい操作方法は扱いません。そちらは既存の解説に譲り、ここでは安木・鏡浦・中央市場・正東津・向湖という5つのスポットを、どんな順番でどう回るかに絞って整理します。

  • ソウルの街歩きに飽きて、海が見たくなっている人
  • 韓国のカフェ文化・コーヒー文化に興味がある人
  • 渋滞・行列の少ない地方都市で1日を過ごしたい人
  • 逆に、テーマパーク的な派手さを求める人には向きません

ソウルから江陵への行き方:KTXと高速バスの所要時間・本数

ソウル駅・清凉里(チョンニャンニ)駅から江陵駅までは、KTX江陵線でおよそ1時間40分〜2時間。列車によって停車駅の数が違うため所要時間に幅があります。1日10便以上運行しており、一般席の運賃はおよそ2万ウォン台後半です(2026年6月3日時点の報道、2026年9月8日確認)。

駅の選び方や具体的な時刻表、予約アプリの使い方までは、ソウルから江陵へのKTXガイドにまとめてあります。切符をどう取るかで迷っている人は、まずそちらを見てから戻ってきてください。

KTXより時間はかかりますが、高速バス・市外バスという選択肢もあります。ソウルの高速バスターミナルから江陵高速バスターミナルまでは所要時間約2時間50分、東ソウル総合ターミナルから江陵市外バスターミナルまでも同程度です。予約サイトの時刻表を見る限り本数はそれぞれ1日10便以上あり、始発は早朝、最終は夜遅くまであります(2026年9月8日確認、予約集約サイト基準の目安)。バスの選び方や乗り場については高速バスの使い方ガイドで詳しく扱っています。

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ソウルイン編集部正直、江陵行きはKTXが一番迷いが少ないと思います。バスは安いぶん所要時間が読みにくく、週末は渋滞の影響も受けやすいので、時間を優先したい人にはKTXをすすめます。
手段所要時間の目安本数の目安
KTX(ソウル駅・清凉里駅発)約1時間40分〜2時間1日10便以上
高速バス(ソウル高速バスターミナル発)約2時間50分1日20便以上(予約サイト基準)
市外バス(東ソウル総合ターミナル発)約2時間50分1日13便前後(予約サイト基準)

安木(アンモク)コーヒー通りの成り立ちと注文の作法

安木海辺のコーヒー通りは、もともと海水浴場の裏通りでした。江陵市の公式観光ポータルによると、1980年代初頭、この一帯には自動販売機のコーヒーが多く置かれており、客待ちのタクシー運転手たちが好んで飲んでいたことが「コーヒーの名所」としての始まりだったとされています。

1990年代に入ると、国内トップクラスのバリスタや焙煎士が自家焙煎の店を構え始め、単なる自販機コーヒーの通りから専門店が並ぶ通りへと変わっていきました。2009年には江陵市が主催するコーヒー祭りが始まり、「江陵といえばコーヒー」というイメージが全国的に定着したという経緯があります。

通り自体に入場料はなく、通年開放されています。特定の定休日があるわけではなく、営業時間は店ごとに異なるため、目当ての店がある場合は事前に公式SNSなどで確認するのが確実です。韓国全体のカフェチェーン文化との違いを知りたい人は、韓国カフェチェーンの記事も参考になります。安木は個人経営の焙煎所が主役という点で、チェーン店中心の繁華街とは性格が違います。

注文の作法としては、ドリップコーヒーを注文して海を見ながら歩く「テイクアウト前提」の使い方が一般的です。店内の席数が限られている店も多く、混雑する週末はテイクアウトのほうが動きやすいと言われています。会計はカード払いに対応する店が主流で、日本語のメニューがある店とない店が混在するため、店名だけでなく指差しで注文できるメニュー表示があるかどうかも見ておくと安心です。ソウルの川辺カフェとの雰囲気の違いを比べたい人は漢江ビューカフェの記事もどうぞ。

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安木のカフェは予約できる?
一般的な個人経営カフェに事前予約の仕組みはなく、当日並ぶ前提で考えたほうがよいでしょう。週末や夕方は混みやすい時間帯です。

鏡浦(キョンポ)海水浴場と鏡浦台の楽しみ方(9月時点)

鏡浦海水浴場は江陵を代表するビーチですが、2026年の開設期間は7月4日から8月23日までの51日間で、遊泳可能時間は9時から18時まででした。7月25日から8月8日は夜9時まで延長されていましたが、それも含めて8月23日で終了しています。つまり9月に訪れる場合、遊泳目的のビーチとしてはすでにシーズンオフです。

とはいえ、砂浜自体は年間を通じて歩けます。9月の鏡浦は、水着で泳ぐ場所というより、海風を浴びながら散歩する場所として楽しむのが実情に合っています。日中はまだ日差しが強い日もあるため、帽子や薄手の羽織りがあると安心です。

鏡浦のもう一つの見どころが、鏡浦湖のほとりに建つ鏡浦台(キョンポデ)です。国の指定文化財「宝物」に指定されている伝統建築で、観覧時間は9時から18時、入場は無料。無料駐車場もあり、海水浴場のシーズンに関係なく年中見学できます。楼閣からは鏡浦湖と東海の両方を見渡せ、江陵観光の中でも定番の撮影スポットになっています。

9月8日時点で鏡浦海水浴場の遊泳可能期間はすでに終了しています。海に入るつもりで計画すると当てが外れるため、「歩いて眺める海」として予定を組んでください。


江陵中央市場で食べ歩き:魚市場と月火通り

江陵中央市場は市内中心部にある伝統市場です。地下1階には嶺東(영동)地方最大級と言われる魚市場があり、鮮魚や刺身、塩辛などが並びます。2階には海鮮鍋やチゲを出す食堂が集まっており、市場の中でそのまま食事を済ませられる構成になっています。

季節によって扱う特産品も変わり、春は山菜、秋には松茸のような山の幸が並ぶこともあります。海のものだけでなく、江原道らしい山の恵みにも出会えるのが、この市場の面白いところです。市場に隣接する月火(ウォルファ)通りには夜市の屋台が並ぶ日もあり、食べ歩き目的で訪れる人も多いエリアです。

ここで正直に書いておきたいのは、中央市場全体の定休日を、江陵市の公式ページや市場公式サイトのどちらからも確認できなかったという点です。店舗ごとに休みが異なる可能性もあるため、「今日は開いているだろう」と決め打ちせず、訪問前に江陵中央市場商人会(033-648-4447)へ確認するか、公式サイトの最新情報を見ることをおすすめします。

中央市場に定休日はある?
市場全体としての定休日は公式情報で確認できませんでした。店舗ごとに休業日が異なる可能性があるため、訪問前に商人会へ確認するのが確実です。

正東津(チョンドンジン)の日の出を見に行く

正東津駅前の海岸は、国内でも屈指の日の出スポットとして知られています。天然記念物に指定された海岸段丘があり、切り立った崖と水平線の組み合わせは、他の海水浴場とはまた違う景観です。日の出の瞬間に合わせて訪れる人が多く、年末年始には特に人が集まる場所でもあります。

江陵駅からは、東海(トンヘ)駅と江陵駅の間を結ぶヌリロ・シャトル列車が正東津駅にも停車するため、鉄道での移動が現実的な選択肢になります。江東(カンドン)無料駐車場からは、正東一帯の集落を回る「マウル(마실)バス」に乗り換えることもでき、江陵市内へは112番・113番の市内バスが毎日各7回運行しています。

日の出の時刻は季節によって大きく変わり、9月であれば早朝5時台〜6時台が目安になります。前泊せずに江陵市内から早朝に移動すると、始発のタイミング次第では日の出に間に合わない可能性があるため、日の出を主目的にするなら前夜から正東津周辺、または江陵市内に宿泊しておくほうが確実です。

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  • 日の出を狙うなら前泊が前提(始発だと間に合わないことがある)
  • ヌリロ・シャトル列車で正東津駅へ直接アクセスできる
  • 崖と水平線の景観は鏡浦や安木とは違う雰囲気

BTSのバス停で有名になった向湖(ヒャンホ)海辺の現在と撮影マナー

向湖海辺は江陵市注文津(チュムンジン)邑にある海辺で、注文津海水浴場のすぐ隣に位置します。ここにある海辺のバス停は、BTSのアルバムジャケット撮影に使われた場所として知られるようになりました。韓国観光公社の公式ページによると、撮影のために設置された仮設のバス停は一度撤去されたのち、観光客向けのフォトゾーンとして再現されたとされています。

ここで混同しやすいのが、三陟(サムチョク)の望洋(マンヤン)海辺にあった別のBTS関連フォトゾーンです。こちらは著作権上の懸念を理由に2024年1月に撤去が始まったことが報道されています。向湖のバス停とは場所も構造物も別物です。江陵市公式(日本語)観光ページには「향호리(向湖里)8-39」の住所でこのバス停が現在も観光スポットとして掲載されており、撤去された旨の記載は見当たりません(2026年9月8日確認)。ただし屋外の仮設に近い構造物である以上、改修や移設の可能性はゼロではありません。訪問前には現地の最新情報を確認してください。

アクセスは、安木から注文津邑向湖里まで海沿いを走る市内バスの系統があり、安木のコーヒー通りとあわせて回りやすい位置関係にあります。正確な系統番号や時刻は変わることがあるため、江陵市バス情報システムで当日の運行を確認するのが確実です。

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ソウルイン編集部正直、向湖のバス停は写真映えを目的に行く場所なので、天候と時間帯次第で満足度が大きく変わります。晴れた日の午前中、海の色がきれいに出る時間を選ぶのがおすすめです。

撮影の際は道路上や私有地に立ち入らない、他の観光客の順番を守るなど、一般的なマナーを守ってください。バス停自体は本物の運行路線ではないため、実際のバスを待つ人の妨げにならない位置で撮影するのが基本です。


日帰りか1泊か:モデルプランと秋の服装・海風対策

安木のコーヒー通り、鏡浦台、中央市場の3つだけに絞るなら、日帰りでも回りきれます。午前中の早い便で江陵入りし、午前は安木でコーヒー、昼は中央市場で食事、午後は鏡浦台という順番なら、夕方の便でソウルへ戻れる計算です。

一方で、正東津の日の出と向湖のバス停まで含めるなら、1泊するほうが現実的です。正東津の日の出は前泊が前提になりますし、向湖のバス停も光の状態がよい午前中に訪れようとすると、日帰りの移動時間内では慌ただしくなります。江陵市内、または鏡浦・安木周辺で1泊すれば、翌朝ゆっくり正東津へ向かうプランが組めます。

江陵到着時刻を軸に日帰りと1泊のどちらが向くかを示した分岐図

ソウルを拠点にしながら日帰りにするか、江陵側で1泊にするか迷う場合は、まずソウル側の宿泊を仮に押さえておいて、当日の江陵滞在時間を見ながら判断する方法もあります。ソウルに戻る前提で宿の候補を見ておきたい人向けに、ソウルのホテル一覧を貼っておきます。

ソウルのホテルを探すソウルを拠点に江陵へ日帰り・前泊する人向け

9月の江陵は日中こそ歩きやすい気温ですが、海沿いは風が強く、体感温度は市内より低くなりがちです。薄手のジャケットや羽織りものを1枚持っていくと、海辺での滞在が長くなっても安心です。秋の韓国旅行の服装や気候については秋の韓国旅行の記事でも触れているので、あわせて確認しておくと持ち物で迷いません。

安木のコーヒー通りやソジェドンのような通り歩き型の観光地では、両手が空く小さめのバッグがあると、コーヒーを持ちながらでも身軽に歩けます。

安木・鏡浦・中央市場・正東津と歩く距離が長い一日になるので、荷物全体は軽量なリュック1つにまとめておくと、バスやタクシーの乗り降りも楽になります。

海を見ながら写真を撮ったり、次のカフェまでの地図を確認したりしていると、電池の減りは思った以上に早くなります。モバイルバッテリーを1つ持っておけば、帰りのKTXの時刻を調べるときにも困りません。

スタイル向いている組み合わせ注意点
日帰り安木+中央市場+鏡浦台午前中の便が前提、正東津は難しい
1泊2日安木+鏡浦+正東津の日の出+向湖前泊の宿を早めに確保

1泊すると決めた人向けに、江陵ホテルは駅か海かエリア別の泊まり方の案内をエリア選びの参考として別にまとめています。

よくある質問

江陵はソウルから日帰りできる?
安木・鏡浦台・中央市場だけに絞れば日帰りは可能です。正東津の日の出や向湖のバス停まで含めるなら1泊がおすすめです。
9月に江陵の海で泳げる?
2026年の鏡浦海水浴場の遊泳可能期間は7月4日〜8月23日で終了しています。9月は海辺の散策として楽しむのが現実的です。
安木のコーヒー通りに定休日はある?
通り全体としての定休日はなく、通年開放されています。店ごとの営業時間は異なるため、目当ての店があれば事前に確認してください。
向湖のBTSバス停は今も見られる?
韓国観光公社の情報では観光客向けのフォトゾーンとして案内されていますが、屋外の構造物である以上、改修や移設の可能性はあります。訪問前に最新情報を確認してください。

まとめ

  • ソウルから江陵へはKTXでおよそ1時間40分〜2時間、高速バスなら約2時間50分
  • 安木コーヒー通りは1980年代の自販機コーヒーから発展、通年開放で定休日なし
  • 鏡浦海水浴場は8月23日で遊泳シーズン終了、9月は散策向き
  • 正東津の日の出と向湖のバス停は前泊がある方が余裕を持って回れる

まずは滞在できる時間を決めて、日帰りなら安木と鏡浦台、1泊できるなら正東津の日の出まで組み込む、という順番でプランを組んでみてください。

参考・出典

出典を見る(9件)
  • 江陵市観光ポータル(安木コーヒー通り) https://www.gn.go.kr/tour/prog/lod/Sights/S03/sub02_04_01/view.do?cid=8165
  • 江陵市観光ポータル(鏡浦台) https://www.gn.go.kr/tour/prog/lod/Sights/HotPlace/sub02_01/view.do?cid=255
  • 江陵市観光ポータル(正東津) https://www.gn.go.kr/tour/prog/lod/Sights/S01/sub02_02_01/view.do?cid=972
  • 江陵市公式サイト(中央市場) https://www.gn.go.kr/www/contents.do?key=568
  • 江陵ニュース(KTX所要時間・本数) https://www.gangneungnews.kr/news/articleView.html?idxno=58029
  • 文化日報(鏡浦海水浴場開場期間) https://www.munhwa.com/article/11599974
  • ノーカットニュース(鏡浦海水浴場開場期間) https://www.nocutnews.co.kr/news/6542525
  • 韓国観光公社(向湖のBTSバス停) https://korean.visitkorea.or.kr/detail/ms_detail.do?cotid=affa8a02-ae7b-4ad7-9bae-728b6ea04607
  • 文化日報(三陟のBTSフォトゾーン撤去) https://www.munhwa.com/news/view.html?no=2024011501039927045001

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