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KTXの座席を自分で予約してみようとKORAILの公式アプリを開いたら、韓国の携帯電話会社を選ぶ画面で手が止まった——そんな経験はありませんか。会員登録が必須なのか、日本の番号のままで進めるのか、そもそも今使うべきアプリはどれなのか。調べれば調べるほど情報が古かったり、新旧のアプリ名が入り乱れていたりして、結局「よく分からないから旅行会社の代行に頼ろう」となってしまいがちです。この記事では、KORAILの予約アプリで日本の電話番号のままKTXを予約・発券し、改札を通るまでの手順を、公式に確認できた範囲で整理しました。
KORAILの予約アプリは2026年8月3日、코레일톡(コレイルトーク)から코레일+(コレイルプラス)へ切り替わりました。日本語を含む7言語に対応しています(2026年8月29日確認)。ただし「日本の電話番号のまま会員登録できるか」は、公式の登録ガイドを確認した範囲では裏づけが取れませんでした。断定はせず「確認できなかった」と書きます。支払い面では、駅の自動発売機は海外発行カードに対応していない一方、主要50駅のQRコードから外国語サイトに直接アクセスすれば海外カードで決済できることが公式に確認できています。そしてもう一つ、この記事を書いている時点でいちばん大きな変化が進行中です。2026年9月1日から、KORAIL(KTX)とSR(SRT運行会社)の高速鉄道事業が統合されます。「KORAILとSRTは別会社・別アプリ」という前提そのものが、まさにこの週に変わりつつあります。
まず知っておきたいこと——KORAILとSRTは9月1日から統合される
この記事を読んでいるのがちょうど2026年8月下旬から9月上旬なら、まず押さえておきたい事実があります。公正取引委員会は、KORAILと高速鉄道SRTを運行する에스알(SR)の企業結合を最終承認しました。KORAILがSRの事業と、政府が保有していたSR株式58.95%を取得する形です。この統合にともなって、2026年9月1日からKTXとSRTは統合運行に入り、運賃は既存KTX比で平均10%引き下げられ、座席は平日1万5,000席・週末1万7,000席が追加供給される予定です。マイレージの積立率も5%へ拡大されます(国土交通部・国土交通部系ニュースポータル発表、2026年8月29日確認)。
つまり、これまで「KORAILとSRTは別会社だから、予約もアプリも別々に考えるべき」と言われてきた前提が、この記事を書いている今まさに書き換わっている最中なのです。予約の窓口が一本化されるという意味では、外国人旅行者にとってはむしろ分かりやすくなる方向の変化だと言えそうです。ただし、統合初日からすべてが完璧に切り替わるとは限りません。次の章から、具体的にどのアプリをどう使えばいいのかを見ていきます。
KORAILアプリって結局どれ?「코레일톡」から「코레일+」への切り替わり
長年、KORAILの予約アプリといえば코레일톡(コレイルトーク)という名前でした。この名前で検索して出てくる情報が今もたくさんありますが、2026年8月3日午前9時から、このアプリは코레일+(コレイルプラス)という名称・機能に切り替わっています。すでに코레일톡を入れていた人はアプリを更新するだけで自動的に코레일+へ移行し、これから新しく入れる人はApp StoreやGoogle Playからダウンロードする形です。予約機能そのものは2026年8月5日午前10時から使えるようになっています(2026年8月29日確認)。
App Storeの説明を確認したところ、対応言語は韓国語・ベトナム語・英語・日本語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・タイ語の7言語で、確認時点のバージョンは5.0.8、更新は「2日前」と表示されていました。数年前から放置されているアプリではなく、統合を目前にして継続的に手が入れられている状態だと判断できます。KTXとSRTの乗車券を1つの画面で予約できるようにしたのが、今回の코레일+の目玉と説明されています。
会員登録は日本の電話番号のままできる?——正直に書きます
この記事でいちばん答えたかったのがこの疑問です。結論から言うと、公式の会員登録ガイドを確認した範囲では、日本の電話番号のまま登録できるかどうかを裏づける記載は見つかりませんでした。公式ガイドが説明している登録手順は、氏名・生年月日・メールアドレス・連絡先を入力したうえで「自分の携帯電話会社を選択し、住民番号の代わりに本人を認証する」という手続きです。この説明は韓国の携帯キャリアを前提にしたもので、パスポート番号での登録や、海外の電話番号での本人認証についての記載は見当たりませんでした(2026年8月29日確認)。
「外国人でもパスポート情報で会員登録できる」という趣旨の情報は、個人のブログや比較サイトでいくつか見かけました。ただしいずれも公式サイト・公式アプリの登録画面そのものを直接確認した一次情報ではなかったため、この記事では書かないことにしました。答えが分からないまま「たぶん大丈夫」と書くより、確認できなかった事実をそのまま伝えるほうが誠実だと考えています。
会員登録の可否は、統合直後のこの時期はとくに変わりやすいポイントです。渡韓の直前に、コレイル+アプリの登録画面を実際に開いて、韓国の電話番号が必須項目になっていないか自分の目で確認することをおすすめします。
非会員予約という選択肢——確認できた範囲とできなかった範囲
会員登録でつまずくなら、非会員のまま予約する方法はどうでしょうか。KORAILの公式サイトには非会員予約の入り口自体は存在しています。ただし、この記事のためにそのページを開いたところ、表示されていたのは推奨ブラウザやOSのバージョンといった技術的な案内だけで、氏名やパスポート番号など具体的にどの項目を入力する必要があるのかまでは確認できませんでした(2026年8月29日確認)。
インターネット予約は「コレイルメンバーシップ(会員)」向けの案内が中心になっている一方、経路の障害者割引や国家有功者向けには電話予約の窓口も用意されています。非会員予約そのものの流れが分かりやすく整理されているとは言いがたいのが正直なところです。会員登録の要件がはっきりしない今の時期は、非会員予約を第一の選択肢としてあてにするより、次の章で紹介する駅の窓口やQRコード経由の外国語サイトも選択肢に入れておくほうが、当日困る可能性は低くなりそうです。
アプリの登録でつまずいたら——海外カードとKlookという逃げ道
Klookのソウル観光ページを先に紹介しておきます。日本語の画面のまま座席を押さえられるサービスなので、コレイル+の登録や海外カードの認証でつまずいたときの回避策として覚えておくと安心です。
肝心の決済面について、公式に確認できている事実を整理します。KORAILは2023年12月22日、外国人向けの乗車券予約サイトにQRコード機能を追加したと発表しました。ソウル・釜山を含む主要50駅の窓口や自動発売機のそばにQRコードを設置し、コレイル톡アプリを入れなくても英語・中国語・日本語の外国語サイトへ直接アクセスできるようにしたという内容です。そしてこのQR経由の外国語サイトでは、海外発行のクレジットカードで決済できると明記されていました。逆に言えば、駅の自動発売機は海外発行カードに対応していないという点が、この発表からはっきり分かります(2026年8月29日確認)。

一方で、新しいコレイル+アプリそのものが海外発行カードの決済に直接対応しているかどうかは、今回の調査では確認できませんでした。確認できているのはあくまで「駅のQRコード経由の外国語サイト」での事例です。アプリ内の決済で弾かれてしまった場合は、駅の窓口かQRコード経由のサイトを試す、というのが現時点で確実に言える回避策になります。
予約の流れ——駅名・時間・座席を選ぶまで
会員登録の可否がどうであれ、予約そのものの流れはシンプルです。コレイル+アプリを開いたら、出発駅と到着駅、乗車日、人数を入力して検索します。統合初日となる2026年9月1日以降は、この検索結果の中にKTXとSRT、それぞれが運行していた便がまとめて表示される見込みです。座席の空き状況と時刻を見比べながら、希望の便を選ぶという操作自体は、多くの乗り換え検索アプリと大きくは変わりません。
座席を選ぶ画面では、一般席・特室(グリーン車に近い上位クラス)といった座席等級や、進行方向を向いた席かどうかを選べる場合があります。日本語表示に対応しているアプリなので、駅名も基本的には日本語(または英語)表記で確認できます。ハングルの駅名を丸暗記していなくても、路線名と時刻さえ合っていれば予約自体は迷いにくいはずです。とはいえ、統合直後は表示の不具合や仕様変更が起きても不思議ではない時期なので、余裕を持ったスケジュールで予約するのが安心です。
発券と改札を通るまで——モバイルチケットと駅の窓口
予約が完了すると、アプリ内にモバイルチケットが発行されます。多くの日本の交通系アプリと同じように、紙のきっぷを別途発券しなくても、スマートフォンの画面をそのまま改札にかざす、または係員に見せる形で乗車できるのが基本的な考え方です。バッテリー切れが不安な人は、乗車直前に画面のスクリーンショットを撮っておくと、アプリの起動やログインの手間を挟まずに済みます。これはコーヒー1杯分にも満たない容量で済む、出発前のちょっとした備えです。
アプリでの発券に不安がある場合や、そもそも会員登録でつまずいた場合は、駅の窓口で紙のきっぷに切り替えることもできます。窓口では海外発行カードでの支払いにも対応していることが、前の章で紹介したQRコードの発表内容からも読み取れます。ソウル駅・釜山駅のような大きな駅ほど窓口の数も多く、多少並んでも確実にきっぷを手に入れられるという安心感があります。ソウルー釜山間のKTX利用ガイドでは、実際の乗車の流れをより詳しく紹介しているので、初めての区間で不安な人はあわせて確認しておくと当日の動きがスムーズになるはずです。
払い戻し・変更のルール——2026年2月に変わったこと
予定が変わったときの払い戻し・変更ルールも押さえておきたいポイントです。2026年2月3日、KORAILはコレイル톡アプリからの列車変更サービスを拡大しました。従来は出発3時間前を過ぎてから変更する場合、いったん払い戻してから買い直す必要があり、その過程で違約金を負担する必要がありました。改定後は出発30分前まで、違約金なしで列車を変更できるようになっています。同じ区間であれば、乗車日を基準に前後7日以内に運行する便から自由に選べる仕組みです(2026年8月29日確認、KORAILの担当者コメントつきで報道あり)。
取消(払い戻し)自体の手数料は、出発までの時間帯に応じて段階的に上がっていく仕組みです。出発の1日以上前であれば無料、当日から出発3時間前あたりまでは数%、出発時刻を過ぎてからはさらに率が上がっていく、という構造になっています。ただし、この記事の調査で確認できた手数料の一覧表そのものが、2026年2月の変更を反映した最新版かどうかまでは裏づけが取れませんでした。正確な金額は、予約直前にアプリまたは公式サイトの表示で確認するのが確実です。
- 列車の「変更」は出発30分前まで違約金なし(2026年2月改定)
- 「取消(払い戻し)」は出発までの時間帯に応じて段階的に手数料が上がる
- 正確な手数料の数字は、予約直前にアプリ・公式サイトの表示で確認する
駅の券売機・窓口とアプリ、どちらが速いか
「結局、アプリと駅、どちらで予約するのが速いのか」という疑問にも触れておきます。断っておくと、KORAILが所要時間を数値で比較した公式データは見つかりませんでした。そのため分単位での断定はせず、条件の違いとして整理します。アプリの強みは、事前に空席状況を見ながら好きな時間に予約でき、窓口の行列に並ぶ必要がないことです。会員登録さえ済んでいれば、シートマスク1枚分ほどの短い時間で予約から発券まで完結する場面も多いはずです。
一方、駅の窓口の強みは、日本の電話番号のままで登録が進むかどうかを気にせずに済むこと、そして海外発行カードでの支払いにも対応していることです。旅行のピーク時期は窓口も混み合いますが、アプリの会員登録で行き詰まって現地で焦るよりは、最初から「アプリがダメなら窓口」という二段構えで考えておくほうが精神的な余裕は大きいと感じます。自動発売機は操作こそ速いものの、海外発行カードに対応していない点は前の章で紹介したとおりなので、現金や国内発行カードを持っていない人には向きません。
SRT(旧・別会社の高速鉄道)は9月からどう変わるか
これまで「KTXはKORAIL、SRTは別会社のSR」と説明されることが一般的でした。実際、これまでSRTを予約するにはSRT専用のアプリを使う必要があり、KORAILのアプリとは別物として扱われてきました。ところが2026年9月1日から、この線引きが大きく変わります。公正取引委員会の承認を受け、KORAILがSRの事業と政府保有株58.95%を取得し、KTXとSRTの高速鉄道事業が統合運行に入るためです。
予約の窓口も、コレイル+アプリに一本化される方向です。統合にあわせて、2026年8月31日までは既存のSRTアプリも従来どおり利用できますが、9月1日以降は既存のSRTアプリでは비회원(非会員)予約のみが可能になり、マイレージや割引といった会員向けの統合特典は使えなくなると報じられています(2026年8月29日確認)。すでにSRTの予約方法まとめを参考にしてSRTアプリを使っていた人は、この時期の予約はコレイル+アプリ側で試してみるほうが、今後の特典面では有利になりそうです。KTXとSRTの違いをそもそも比較しておきたい人はKTXと高速バスの比較記事もあわせてチェックしてみてください。
あわせて準備しておきたいこと
KORAILアプリでの予約に自信が持てても、韓国旅行全体の準備が整っていなければ意味がありません。KTX以外の移動手段として、区間によっては韓国の高速バスの使い方ガイドのほうが本数や運賃の面で選びやすい場合もあります。KTXの周遊きっぷを検討している人はコレイルパスの案内記事で対象条件を確認しておくと、コレイル+アプリでの個別予約とどちらが自分に合っているか比較しやすくなります。
また、KORAILアプリ以外にも、渡韓前に入れておくと安心なアプリはいくつかあります。韓国旅行に必要なアプリまとめでは、地図・翻訳・決済まで含めて幅広く紹介しているので、KORAILアプリの登録につまずいたときの代替手段を探す意味でも目を通しておくと安心材料が増えるはずです。通信環境が不安定だとアプリそのものが開けないケースもあるため、SIMやeSIMの準備は出発前に済ませておくのが確実です。
よくある質問
まとめ
- KORAILの予約アプリは2026年8月3日に코레일톡から코레일+へ切り替わり、日本語を含む7言語に対応(2026年8月29日確認)
- 日本の電話番号のままの会員登録が可能かどうかは、公式ガイドを確認した範囲では裏づけが取れず「確認できなかった」
- 駅の自動発売機は海外発行カード非対応。主要50駅のQRコード経由の外国語サイトでは海外カード決済が可能(2023年12月確認)
- 列車の変更は2026年2月の改定で出発30分前まで違約金なしに。取消の手数料は時間帯に応じて段階的
- 2026年9月1日からKORAILとSR(SRT)の高速鉄道事業が統合。予約はコレイル+アプリへ一本化される見込み
- アプリでつまずいたら、駅の窓口・QR経由のサイト・Klookなど複数の逃げ道を用意しておくと安心
KORAILアプリまわりは、この記事を書いている今まさに大きく動いている最中です。「確認できなかった」と書いた部分も、渡韓のタイミングによってはすでに答えが出ている可能性があります。予約の直前には、コレイル+アプリまたはKORAILの公式サイトで最新の案内を自分の目で確認してみてください。
参考・出典
- 파이낸셜뉴스「KTX-SRT 통합 예매 앱 ‘코레일+’ 출시…뭐가 달라졌나」 https://www.fnnews.com/news/202608031511517438 (코레일+の提供開始日時・予約開始日時を確認、2026年8月29日確認)
- 전자신문「하나의 앱으로 KTX·SRT 예매…’코레일+’ 출범」 https://www.etnews.com/20260802000046 (統合の詳細・既存SRTアプリの扱いを確認、2026年8月29日確認)
- 대한민국 정책브리핑(korea.kr)「SR 기업결합 최종 승인…통합앱 ‘코레일+’도 출시」 https://www.korea.kr/news/policyNewsView.do?newsId=148969267 (企業結合の承認内容・運賃引き下げ率・座席供給数を確認、2026年8月29日確認)
- Apple App Store「코레일톡(코레일+)」 https://apps.apple.com/kr/app/코레일톡/id1000558562 (対応言語・バージョン・更新日を確認、2026年8月29日確認)
- 코레일톡 공식ガイド「스마트폰 앱 코레일톡에서 철도회원(코레일멤버십) 가입방법」 https://korailtalk.co.kr/543/ (会員登録の必須手順を確認、2026年8月29日確認)
- 한국철도공사(KORAIL)広報センター「코레일, 외국인 열차 예매 ‘QR스캔’으로 간편하게 개선」 https://info.korail.com/info/selectBbsNttView.do?key=911&bbsNo=199&nttNo=20635 (QRコード設置駅数・海外カード決済の可否を確認、2026年8月29日確認)
- 서울신문「코레일톡 승차권 30분 전까지 무료 변경」 https://www.seoul.co.kr/news/society/2026/02/03/20260203500096 (列車変更ルールの改定日・内容を確認、2026年8月29日確認)
- 코레일톡「철도승차권 취소 및 반환수수료(환불위약금)」 https://korailtalk.co.kr/364/ (取消手数料の時間帯別区分を確認、2026年8月29日確認)

