韓国タクシーの韓国語は3つで足りる|言わなくていい場面もある

韓国のタクシー車内でスマートフォンの地図アプリの画面を運転手に見せている乗客の様子

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「韓国語、話せないんだけどタクシーって大丈夫?」——旅行の準備をしていると、この不安が最後まで残る人は多いですよね。地下鉄やカフェは指差しでなんとかなりそうでも、タクシーは運転手と2人きりの密室。行き先を間違えて伝えたらどうしよう、料金でもめたらどうしよう、と考え出すと止まらなくなります。でも結論から言うと、声に出して覚える価値がある韓国語は、実はそれほど多くありません。

結論から

韓国のタクシーで覚えておくと安心なフレーズは、「여기서 세워 주세요(ここで停めてください)」「영수증 주세요(領収書ください)」「여기로 가 주세요(ここへ行ってください)」の3つで十分です。行き先が複雑な住所や施設名の場合は、無理に発音せず、地図アプリの画面を見せるほうが確実で速いはず。この記事では、乗る前・乗車中・降りる時・トラブル時に分けて、ハングル・カタカナ発音・日本語訳の3点セットでフレーズを整理し、逆に「言わなくていいこと」もはっきり書きます。

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ソウルイン編集部正直、タクシーの会話って身構えるほど種類は多くないと思います。困る場面はだいたい決まっていて、その決まった場面用の言葉さえ持っておけば、あとはアプリと指差しでどうにかなることのほうが多いはず。
目次

タクシーの韓国語、覚えるのは実は3つだけ

タクシーで何かを話さなければいけない場面を分解すると、意外と少ないことに気づきます。行き先を伝える、止めてほしい場所で止めてもらう、支払いを済ませる——基本の流れはこの3つだけで、あとは何かあった時の予備の言葉です。全部を丸暗記しようとすると挫折しますが、여기서 세워 주세요(ヨギソ セウォ ジュセヨ=ここで停めてください)のような短い一言をいくつか知っておくだけで、体感の安心感はかなり変わってきます。

この記事で扱うフレーズは、旅行者が使っても失礼にならない해요体(〜해요・〜해 주세요の形の丁寧語)で統一しています。韓国語には敬語の段階がいくつもありますが、初対面の運転手に対して過度にくだけた言い方をする必要はなく、かといって難しい敬語を覚える必要もありません。해요体さえ押さえておけば、タクシーでも食堂でもカフェでも通じる丁寧さになります。同じ考え方は食堂で使う韓国語の記事カフェで使う韓国語の記事でも整理しているので、あわせて読んでおくと旅行中の「言葉の壁」がだいぶ薄くなるはずです。

乗る前——行き先は「言う」より「見せる」が速い

行き先を伝える場面で一番つまずきやすいのが、地名や施設名の発音です。長い固有名詞を無理に韓国語で発音しようとして、かえって伝わらなかったという声もよく聞きます。確実なのは、여기로 가 주세요(ヨギロ カジュセヨ=ここへ行ってください)と言いながら、スマートフォンの地図アプリの画面を運転手に見せる方法です。

場面 ハングル カタカナ発音 日本語訳
乗る前・行き先を見せながら 여기로 가 주세요 ヨギロ カジュセヨ ここへ行ってください

配車アプリの카카오T(カカオティー)は、目的地をハングルの地名や住所で検索できる仕組みになっていて、候補をタップするだけで行き先の情報がそのまま運転手側にも共有されます。アプリの登録方法や配車の操作手順そのものはカカオTの使い方ガイドで詳しく整理しているので、まだアプリを入れていない人はそちらを先に見ておくと当日が楽になります。流しのタクシーに乗る場合も考え方は同じで、NAVER地図で目的地を検索した画面をそのまま見せれば、住所を口で説明するより誤解が起きにくいはずです。地図アプリの基本操作はNAVER地図の使い方ガイドにまとめています。

ホテル名や店名だけを伝えると、同じような名前の施設が近くに複数あって別の場所に着いてしまうことがあります。可能なら住所または地図アプリのピンで伝えるほうが確実です。

行き先が伝わらないときの3手

行き先が思うように伝わらない時は、次の3つを順番に試すと突破口が見つかりやすいはずです。ひとつ目は、住所をあらかじめハングルでメモアプリに打っておき、画面をそのまま見せる方法。手書きの文字より、印字された文字のほうが読み間違いが起きにくいはずです。ふたつ目は、NAVER地図で目的地を検索した画面をそのまま見せる方法。地図上のピンと店名・住所が同時に表示されるため、口頭での説明よりも誤解が起きにくくなります。みっつ目は、宿泊先の名刺や案内カードを見せる方法です。多くのホテルやゲストハウスは、フロントに韓国語で住所が書かれたカードを用意していて、帰りのタクシーで運転手に見せるための道具として渡してくれることがあります。チェックイン時に1枚もらっておくと、その後の外出でも使い回せて安心です。

この3つを試しても伝わらない時は、無理に粘らず여기로 가 주세요(ヨギロ カジュセヨ=ここへ行ってください)と繰り返しながら画面を指差せば、たいていは伝わるはずです。声を大きくするより、同じ言葉と同じ画面をもう一度落ち着いて見せるほうが、結果的に早く解決することが多いと思います。

乗車中——「止めてください」「トランク」「急いでいます」

走行中に使う場面が来るとしたら、目的地の手前で止めてほしい時、荷物が多くてトランクを開けてほしい時、時間に余裕がなくて急いでほしい時の3パターンが中心になるはずです。いずれも短い一言で済むので、この3つだけは声に出して練習しておく価値があります。

場面 ハングル カタカナ発音 日本語訳
停めてほしい時 여기서 세워 주세요 ヨギソ セウォ ジュセヨ ここで停めてください
トランクを開けてほしい時 트렁크 좀 열어 주세요 トゥロンク チョム ヨロ ジュセヨ トランクを開けてください
急いでいる時 조금만 서둘러 주세요 チョグムマン ソドゥルロ ジュセヨ 少し急いでもらえますか
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ソウルイン編集部編集部の整理では、この3つの中でいちばん出番が多いのは「여기서 세워 주세요」だと思います。信号待ちのタイミングでスマホの画面を指差しながら言えば、韓国語に自信がなくても伝わりやすいはずです。

「急いでいます」に近い意味で「빨리요(パルリヨ=早くしてください)」という短い言い方もありますが、語気がやや強く聞こえることがあるため、この記事では丁寧さを保ちやすい「조금만 서둘러 주세요」を基本形として紹介しています。飛行機や電車の時間が本当に迫っている時は、出発時刻を数字で伝える(몇 시비행기예요=何時の飛行機です、のように)方法もありますが、まずは短い一言で気持ちを伝えるだけでも運転手には十分伝わるはずです。

降りる時——支払いと領収書のひとこと

支払いの場面で必要になる言葉も、実はそれほど多くありません。カードで払うか現金で払うかを伝える一言と、領収書がほしい時の一言、この2種類を知っておけば大きく困ることはないはずです。

場面 ハングル カタカナ発音 日本語訳
カードで払う時 카드로 계산할게요 カドゥロ ケサナルケヨ カードで払います
現金で払う時 현금으로 할게요 ヒョングムロ ハルケヨ 現金で払います
領収書がほしい時 영수증 주세요 ヨンスジュン ジュセヨ 領収書ください

この中でも特に持っておきたいのが영수증(ヨンスジュン=領収書)の一言です。万が一「料金がおかしいかも」と感じた時、あとで公式の窓口に相談するにも領収書が手元にないと話が進みません。運賃の仕組みそのものや、正規のタクシーかどうかの見分け方、実際に困った時の申告先についてはタクシートラブルの記事で詳しく扱っているので、この記事では「その場で領収書を求める一言」だけを覚えておいてもらえれば十分です。

トラブル時——メーターと経路のひとこと

頻度は高くないものの、知っておくと心強いのがトラブル時の2フレーズです。メーターを使わずに料金を口頭で提示された時や、進んでいる道が想定と違う気がする時に使えます。

場面 ハングル カタカナ発音 日本語訳
メーターを使ってほしい時 미터기로 가 주세요 ミトギロ カジュセヨ メーターを使って行ってください
経路が違う気がする時 이 길이 맞아요? イ ギリ マジャヨ? この道で合っていますか?

この2つはあくまで「その場で確認する」ための言葉です。運賃の正しい計算方法や、料金でもめた時に相談できる公的な窓口については、この記事では扱いません。タクシートラブルの記事にまとめているので、出発前に一度目を通しておくと安心です。

言い方に自信がなければ、地図アプリを開いて現在地と目的地までのルートを画面で見せながら「이 길이 맞아요?」と聞くだけでも十分伝わります。声のトーンは強くせず、疑問形の語尾を少し上げるだけで、詰問ではなく確認のニュアンスになるはずです。

言わなくていいこと——アプリと画面に任せる場面

ここまで9つのフレーズを紹介してきましたが、逆に「言わなくていい」場面も知っておくと気が楽になります。複雑な住所や長いホテル名を韓国語で正確に発音するのは、韓国語を学んでいる人でも難しいもの。無理に声に出すより、地図アプリの画面をそのまま見せるほうが速く、誤解も起きにくいはずです。

翻訳アプリを併用するのも有効な手です。込み入った説明——たとえば「途中でコンビニに寄ってほしい」「この住所とあの住所、2カ所に行きたい」といった内容は、無理に韓国語の文章を組み立てようとせず、翻訳アプリの画面を見せるほうが誤解なく伝わります。あらかじめどのアプリをどう使うかを決めておきたい人は翻訳アプリの使い方ガイドを参考にしてみてください。カカオTの目的地検索も韓国語の地名や住所で候補が出てくる仕組みになっているので、行き先を打ち込む段階からすでに「見せる」に近い伝え方ができていることになります。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「全部韓国語で伝えなきゃ」と気負うより、「言葉半分・画面半分」くらいの感覚でいるほうが結局スムーズだと思います。画面を見せることは手抜きではなく、誤解を減らすための正攻法のはずです。

発音でいちばん通じないのはどこか

カタカナ表記どおりに読んでも、なぜか伝わらないことがあります。原因の多くは、日本語に無い音の違いにあるようです。ひとつは韓国語特有の濃音(きつく詰まる音)で、「주세요(ジュセヨ)」の最初の音は、日本語の「ジュ」より喉の奥を強くつぶすように出す音に近いとされています。ふたつめは激音(強く息を吐く音)で、「트렁크(トゥロンク)」の最初の音のように、日本語の「ト」より息を強く吐き出します。カタカナでは同じ表記に見えても、韓国語では息の強さの違いで別の音として区別されることがあります。

みっつめはパッチム(文字の下につく子音)です。「맞아요(マジャヨ)」の途中に入る子音は、日本語話者には聞き取りにくい音になりがちで、聞き返されることも珍しくありません。完璧に発音し分けるのは難しくて当然なので、通じにくいと感じたら、ゆっくり区切って言い直すか、この記事で紹介した画面を見せる方法に切り替えるのが現実的かもしれません。発音の正確さより、丁寧な語尾を保つことのほうが、結果として意図は伝わりやすいはずです。

発音のコツ——丁寧さは保ちつつ、流暢さは狙わない

この記事のカタカナ発音は、あくまで目安です。韓国語には日本語に無い音の区別(例えば語頭の子音の強さなど)があり、カタカナだけで完全に再現するのは難しいという前提で使ってください。韓国語の書き言葉・発音の書き写しには国立国語院(국립국어원)が定める公式の表記規定があり、外来語や固有名詞をどう書き写すかにはきちんとした基準が存在します。つまり「なんとなくの当て字」ではなく、韓国語の音にも標準化された考え方があるということです。

大事なのは、完璧な発音を目指すことではなく、丁寧さの段階を間違えないことです。この記事のフレーズはすべて해요体で統一していて、旅行者が使っても失礼にならない丁寧さになっています。逆に、友人同士で使うようなくだけた言い方(パンマル)は、初対面の運転手には避けたほうが無難です。多少発音が違っても、丁寧な形で話しかけていれば、たいていは意図を汲み取ってもらえるはずです。

言わないほうがいい言い方

丁寧な言い方さえ知っていれば安心、というわけではなく、逆に避けたほうがいい言い方も知っておくと失敗を防げます。ひとつは、語尾の「요」を落とした形です。例えば「가주세요(カジュセヨ)」を「가(カ)」だけにすると、命令口調のパンマル(タメ口)になってしまい、初対面の運転手には失礼に響く可能性があります。この記事のフレーズはすべて「〜주세요」「〜할게요」のように語尾を丁寧に保っているので、そのままの形で使うのが安全です。

ふたつめは、急かす表現を単独で使うことです。「빨리요(パルリヨ=早くしてください)」は意味そのものは通じますが、語気が強く聞こえやすいため、この記事では「조금만 서둘러 주세요(少し急いでもらえますか)」という柔らかい言い方を基本形として紹介しました。急いでいる事情がある時ほど、語気を強めるより丁寧な言い方で気持ちを伝えるほうが、結果的にスムーズに動いてもらえるはずです。声を大きくしたり、同じ言葉を繰り返し強めたりするのも、意図とは逆に威圧的に受け取られることがあるので避けたほうが無難です。

もう少し話せるようになりたい人へ

タクシーの3フレーズで足りるのは移動だけで、店や病院で困る場面はまた別です。旅行のたびに同じところでつまずくなら、体系立てて習ってしまうほうが結局は早いかもしれません。

できる韓国語オンライン

フレーズを丸暗記するだけでは、想定外の一言が返ってきた時にどうしても固まってしまいます。基本の文法や語尾の作り方を少しずつ理解していくと、タクシーだけでなく食堂やカフェでの会話も、その場でアレンジできるようになっていくはずです。今回のようなピンポイントのフレーズ集と、体系的な学習は、どちらか一方ではなく両方持っておくと安心感がだいぶ違うと思います。

よくある質問

韓国語がまったく話せなくても、タクシーには乗れますか?
乗れます。行き先は地図アプリの画面を見せれば伝わりますし、カカオTのような配車アプリを使えば目的地入力の段階で運転手に情報が共有されます。声に出すフレーズは「ここで停めてください」「領収書ください」など、最小限で足りるはずです。
この記事のフレーズは丁寧すぎたり、逆に失礼になったりしませんか?
すべて해요体(〜해요・〜해 주세요)という、旅行者が初対面の相手に使っても失礼にならない丁寧さで統一しています。友人同士で使うようなくだけた言い方は避けているので、そのまま使って問題ないはずです。
タクシーの料金が高い気がした時は、この記事のフレーズだけで解決できますか?
その場での確認には「미터기로 가 주세요(メーターを使ってください)」などが使えますが、料金の仕組みや実際に相談できる窓口についてはタクシートラブルの記事で扱っています。あわせて読んでおくと安心です。
英語は通じますか? 韓国語を覚えなくても大丈夫ですか?
運転手によって英語の通じやすさは差があります。外国人観光タクシーのように多言語対応を掲げる制度もありますが、通常の一般タクシーでは韓国語の短い一言と地図アプリの併用のほうが確実性が高いはずです。

まとめ

  • 覚える価値がある核は3つ。「여기로 가 주세요(ここへ)」「여기서 세워 주세요(ここで停めて)」「영수증 주세요(領収書)」
  • 行き先が複雑な住所や施設名なら、発音より地図アプリの画面を見せるほうが確実で速い
  • 乗車中は「トランク」「急いでいます」、降りる時は「カード/現金」「領収書」の一言があれば足りる
  • トラブル時は「メーターを使って」「この道で合っていますか?」の2つで、その場の確認はできる
  • すべて해요体で統一。丁寧さを保てば、多少の発音の違いは気にしすぎなくてよい
  • 運賃の仕組みやぼったくり対処は別記事の担当。この記事は「言葉そのもの」に絞っている

タクシーの会話は、思っているよりずっとシンプルです。3つのフレーズと、あとはスマートフォンの画面。この組み合わせだけで、韓国での移動はかなり気が楽になるはずです。次にソウルへ行く予定がある人は、出発前にこの記事のフレーズだけでも声に出して練習してみてください。

行き先や説明が長く複雑なら画面を見せる、短ければ3フレーズで言う、という判断の流れ
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ソウルイン編集部編集部の整理では、「全部覚えなきゃ」と思うと重く感じますが、「困ったら画面を見せればいい」と知っているだけで、旅の心構えはだいぶ軽くなるはずです。次回は食堂やカフェでの会話も、同じ감각で試してみてもらえたらうれしいです。

参考・出典

  • 외국인 관광택시 안내 – 서울특별시 https://news.seoul.go.kr/traffic/archives/1427 (制度開始時期・予約先・多言語対応・料金体系の枠組みを確認、2026年8月28日確認)
  • 카카오T 해외차량호출 서비스 안내 – 카카오모빌리티 https://www.kakaomobility.com/service-kakaot/global (目的地検索の方式・決済方式を確認、2026年8月28日確認)
  • 국어의 로마자 표기법 – 국립국어원 https://www.korean.go.kr/kornorms/regltn/regltnView.do?regltn_code=0004 (韓国語の発音表記に公式の基準が存在することを確認、2026年8月28日確認)
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