本記事にはプロモーションを含みます。
南怡島(ナミソム)や春川(チュンチョン)へ行きたくて調べ始めると、必ず名前が出てくるのに「結局どうやって予約するの?」でつまずく列車——それがITX-青春(チョンチュン)ではないでしょうか。京春線(경춘선)を走る急行だと分かっても、2階建て車両って何、自由席は買えるの、コレイルのアプリは名前が変わったらしい、と疑問が次々出てきます。この記事では、龍山・清凉里から加平・春川までの運行区間と運賃、平日と週末の運行本数、2階建て車両の座席の仕組み、入席(自由席)の買い方、そして加平駅から南怡島・プチフランスへ向かうバスまで、コレイルの予約アプリ公式サイトや現地の報道を中心に整理します。
ITX-青春は龍山・清凉里から加平を経由して春川まで走る、京春線の座席指定急行です。龍山から春川までは所要約1時間15分前後、運賃は一般席が9,800ウォン、入席(自由席)なら8,300ウォンというのが今回確認できた数字。2階建て車両を連結していますが特室(上位クラス)は無く、2階も一般席と同じ扱いです。予約アプリは2026年8月の統合で「コレイルトーク」から「コレイル+」に名前が変わりました。加平駅からは市内バスで南怡島へ、2026年6月からは12番バスがプチフランス経由に変わったと地元紙が報じています。ただし加平駅からのバスの時刻表は民間サイトの集計によるもので、この記事はその前提つきで書いています。
結論から――ITX-青春はどんな列車か
ITX-青春は、コレイル(韓国鉄道公社)が2012年に運行を始めた、韓国で最初の2階建て車両を持つ都市間急行列車です。走っているのはKTXの高速新線ではなく、龍山と春川を結ぶ京春線(경춘선)という在来線。同じ路線には各駅停車寄りの一般電車も走っていて、こちらは首都圏電鉄の運賃体系に入っています。ITX-青春はその急行版、というのがいちばん分かりやすい位置づけかもしれません。
南怡島や加平のプチフランス、春川のタッカルビ通りへ行く手段としてよく名前が挙がりますが、この記事はあくまで「ITX-青春という列車をどう予約して、どう乗るか」に絞って整理します。春川での過ごし方や日帰りのタイムテーブルは、すでに春川日帰りガイドの記事で扱っているので、着いたあとの過ごし方はそちらを参考にしてください。
向いているのは、南怡島やプチフランスへ電車一本で向かいたい人、そして2階建て車両という体験そのものに興味がある人です。逆に、乗り換えの手間を減らしたい派のあなたには、後半で触れるバスツアーという選択肢のほうが合っているかもしれません。
運行区間と停車駅――龍山・清凉里から加平・春川まで
ITX-青春の運行区間は、龍山を起点に玉水・往十里・清凉里・上鳳・退渓院・思陵・坪内好坪・磨石・清平・加平・江村・南春川を経て春川まで。全区間を乗り通す人もいれば、清凉里や清平・加平だけで降りる人もいる、というのが実際の使われ方のようです(2026年9月15日確認)。逆方向も同じ駅順で運行しています。
ソウル側の乗車駅は龍山だけでなく清凉里も選べる点は覚えておくと便利です。清凉里はKTX・SRTの江陵方面とも接続する駅で、詳しい乗り換えの考え方は清凉里エリアガイドの記事にまとめてあります。仁川空港から直接ソウルへ向かう人は、龍山までのアクセスを仁川空港から龍山への行き方の記事で先に確認しておくと、当日の乗り換えで迷いにくくなるはずです。
運賃の目安――龍山発の区間別料金
コレイルの予約アプリ公式サイトによると、龍山発の運賃(大人・一般席)は、清凉里までが3,000ウォン、加平までが6,900ウォン、春川までが9,800ウォン(いずれも2026年9月15日確認)。加平までの6,900ウォンは、コンビニのコーヒー2杯分くらいの感覚と考えると分かりやすいかもしれません。
この金額は座席が指定される一般席の運賃で、次の章で触れる入席(自由席)を選べば春川までで8,300ウォンとやや安くなります。差額はそこまで大きくないので、確実に座りたい人は一般席、当日ふらっと乗りたい人は入席、くらいの使い分けが現実的そうです。
運賃は改定される可能性があるため、この記事の数字はあくまで2026年9月時点の目安として捉えてください。出発直前は、次の章で紹介するコレイル+アプリの運賃表示で最新の金額を確認するのが確実です。
所要時間と運行本数――平日と週末の違い
今回確認できた時刻表では、龍山から春川までの所要時間は平日・週末ともに約1時間13分〜24分。運行本数は平日が1日18本前後、週末(土日)は26本前後と、週末のほうがかなり増えます(2026年9月14日の週の時刻表、2026年9月15日確認)。平日の始発は05:38、最終は22:50。週末は始発06:15、最終22:32というのが確認できた数字です。
本数だけ見ると1時間に1本前後というイメージを持ってしまいがちですが、通勤時間帯は30分間隔まで詰まる一方、日中は60〜80分空くこともあると案内されています。「次の便まで1時間近く待つかも」という前提で、事前に予約を済ませておいたほうが現地での時間を無駄にしなくて済みそうです。
時刻表・本数は週によって多少調整されることがあります。この記事の数字は2026年9月時点の目安と捉え、出発前には次の章で紹介するコレイル+アプリか、コレイル公式サイトで最新の時刻を確認してください。
2階建て車両の座席――1階・2階、特室はない
ITX-青春最大の特徴は、コレイル初の2階建て車両を4・5号車に連結している点です。鉄道情報を扱うサイトの案内では、ITX-青春には特室(上位クラスの座席)は無く、2階の客室も1階の一般席と同じ扱いだとされています。座席番号は1階が1A〜7D、2階が11A〜17Dという形で分けて案内されている、というのが複数の鉄道系サイトで見られる説明でした。
コレイルの予約アプリ公式サイトによると、アプリで座席を選ぶ際に座席種別から「2層席」を選び、座席配置図で「2F」と表示された席を指定すれば、2階席を予約できます。窓側の高い位置から景色を眺められるのが2階の魅力とされていて、特に清平から加平にかけての川沿いの区間は人気があるようです。
入席(自由席)という選択肢――買い方と注意点
입석(入席・自由席)は、座席が確定していない代わりに運賃が少し安くなるチケットです。春川までなら8,300ウォンで、一般席の9,800ウォンより1,500ウォン安いという計算になります。缶コーヒー1本分くらいの差ですが、混雑期に売り切れた一般席の代わりとして使う人が多いようです。
ここで注意したいのが買い方です。一般的な検索では「自由席は駅の窓口でのみ購入でき、アプリでは扱っていない」という案内が目立ちました。事前にアプリで一般席を確保できなかった場合の最後の手段、くらいの位置づけで考えておくのが無難そうです。また、入席・自由席は定期乗車券でも利用できるという案内もあり、京春線沿線に定期的に通う人にとっては使い勝手のよい選択肢と言えそうです。
週末や連休の混雑時間帯は、入席まで売り切れることも珍しくないとされています。南怡島やプチフランスへ向かう朝の便を狙っているなら、前日までに一般席を予約しておくほうが安心です。
予約方法――コレイル+への変化と非会員予約
코레일+(コレイル+)は、これまで「コレイルトーク」という名前だった韓国鉄道公社の予約アプリの新しい名称です。2026年8月3日、コレイルとSRT運営会社の統合にあわせてアプリ名が変わり、同年9月1日にはKTXとSRTの予約体系そのものも一本化されました。ITX-青春もこのアプリから予約する形は変わっていません。
会員登録に不安がある人向けに、コレイル公式サイトには会員登録なしで購入できる「비회원 예매(非会員予約)」というページも用意されています。ただし日本の電話番号での会員登録がスムーズにいくか、海外発行のクレジットカードで決済できるかといった細かい手順は、状況によって変わりやすいところです。この記事では深追いせず、実際の登録・決済の手順はコレイルアプリの使い方を整理した記事にまとめているので、予約の前に一度目を通しておくことをおすすめします。
京春線(電車)との違い――T-moneyで乗れるのはどちらか
ややこしいのが、同じ京春線の線路を「ITX-青春」と「一般電車」の2種類が走っている点です。一般電車は首都圏電鉄と同じ運賃体系に入っていて、ソウルの地下鉄と同じようにT-moneyなどの交通系ICカードでそのまま乗り降りできます。座席指定は無く、各駅停車に近い停まり方をするぶん、龍山から春川までの所要時間はITX-青春より長くなります。
一方のITX-青春は、乗車券(一般席または入席)を別に購入する必要があり、T-moneyだけをかざして乗ることはできません。そのぶん停車駅が絞られていて速く、座席も確保しやすいという違いがあります。「とにかく安く・時間に余裕がある」なら一般電車、「速く・確実に座りたい」ならITX-青春、という選び方が現実的かもしれません。

並べてみると、速さと引き換えに手続きが1つ増えるのがITX-青春、手続きは要らないが時間がかかるのが一般電車、という対照的な関係になっています。荷物が多い日や、南怡島の朝いちばんの便に間に合わせたい日はITX-青春、時間に余裕がある日は一般電車、と使い分けている旅行者も多いようです。
加平駅から南怡島への行き方
加平(가평)駅で降りたあと、남이섬(南怡島)の船着き場までは約1.5km。徒歩なら約20分、タクシーなら約5分という距離感です。駅前からは市内バス「10-4番」も出ていて、南怡島方面へ向かう旅行者の多くが利用しているようです。
今回、加平駅から南怡島への直行シャトルバスの詳しい時刻表を確認しようと南怡島の公式サイトにアクセスしましたが、アクセスがブロックされて内容を開くことができませんでした。旅行系サイトの集計では10-4番バスがおおむね30分間隔で運行しているという情報もありましたが、公式で裏取りできていないため、この記事では具体的な時刻の断定は避けます。南怡島や加平への日帰りの組み方は南怡島日帰りツアーと個人手配の比較記事で詳しく扱っているので、バスの時刻を含めて出発前にあわせて確認してみてください。
加平駅から南怡島方面の路線バスは、加平郡庁のバス運行情報ページにある運行時刻表(2026年6月基準)のダウンロードで確認できます(2026年9月15日確認)。訪問予定が決まったら、南怡島公式サイト(namisum.com)か加平駅前の案内板で最新の時刻を確認してください。
加平・清平からプチフランスへの行き方
쁘띠프랑스(プチフランス)はサン=テグジュペリの「星の王子さま」をテーマにしたテーマパークで、加平エリアの人気スポットのひとつです。地元紙の報道によると、2026年6月15日から加平郡の路線バス「12番」がプチフランスなど観光地を経由するよう路線が改編され、時刻表も見直されたとのことです。加平駅からはこの12番の座席バスに乗ることができる、という案内が複数の報道で確認できました。
清平(청평)駅を使う場合は、清平駅で下車したあと徒歩約10分の清平ターミナルへ移動し、そこから高城里方面の市内バスに乗り換える経路も報道内で紹介されています。加平郡庁のバス運行情報ページには、2026年6月基準の運行時刻表ダウンロードがあり、12番についてもプチフランス経由・時刻表変更が2026年6月15日からと掲載されています。訪問前は同ページの最新時刻表と変更告知を確認してください(2026年9月15日確認)。
12番バスの時刻表も、加平郡庁のバス運行情報ページからダウンロードする運行時刻表で確認します。加平郡バス案内(031-772-2341)への電話確認、または加平駅・清平駅の案内板での確認をおすすめします。
列車で行くか、ツアーにするか
ここまで読んで「予約や乗り換えがちょっと面倒かも」と感じた人には、バスツアーという選択肢もあります。南怡島・加平エリアは日本語ガイド付きの日帰りツアーが組まれることが多く、乗り換えの回数を減らしたい人や、プチフランスのバスの時刻表がまだ固まっていない現状(前章参照)を気にしたくない人には向いているかもしれません。
逆に、時間に縛られず自分のペースで動きたい人、2階建て車両そのものに乗ってみたい人には、ここまで紹介したITX-青春での個人手配が向いています。どちらが正解ということはなく、当日の同行者や荷物の量、乗り換えへの抵抗感で選ぶくらいがちょうどよさそうです。
Klookでソウル発の日帰りツアーを探す南怡島・加平方面のツアーもまとめて比較
ツアーの内容や催行状況は時期によって変わるため、申し込み前に最新の日程と集合場所を確認しておくと当日慌てずに済みます。列車移動に慣れていない人や、初めての韓国旅行で細かい乗り換えに不安がある人は、ツアーから試してみるのも1つの手だと思います。
よくある質問
まとめ――ITX-青春を使いこなすために
ITX-青春は、龍山・清凉里から加平を経由して春川まで走る、京春線の2階建て座席指定急行です。運賃は一般席が9,800ウォン・入席なら8,300ウォン(いずれも龍山〜春川)、所要時間は約1時間15分前後というのが今回確認できた数字でした。予約アプリは2026年8月の統合で「コレイル+」に名前が変わっていますが、予約の流れそのものは大きく変わっていません。
- 龍山・清凉里〜春川、途中に清平・加平を経由(所要約1時間15分前後・2026年9月15日確認)
- 運賃は一般席9,800ウォン・入席8,300ウォン(龍山〜春川・2026年9月15日確認)
- 2階建て車両あり・特室は無し。2階席はアプリで「2層席」から選ぶ
- 予約アプリは「コレイルトーク」から「コレイル+」へ名称変更(2026年8月)
- 加平駅からのバスの時刻表は加平郡庁のバス運行情報ページ(2026年6月基準)で確認
加平駅から南怡島やプチフランスへ向かうバスの時刻表のように、今回のリサーチでは公式で裏取りしきれなかった部分もありました。そうした箇所は数字を断定せず、次に確認できる窓口を示す形にしています。列車の予約さえ済ませてしまえば、あとは車窓を眺めながら加平・春川の旅を楽しんでもらえたら嬉しいです。
参考・出典
- コレイル予約アプリ公式サイト「경춘선 ITX-청춘 열차시간표, 운임요금표」https://korailtalk.co.kr/11/ (2026年9月15日確認)
- コレイル予約アプリ公式サイト「코레일톡앱에서 ITX-청춘 2층석 예매하는 방법」https://korailtalk.co.kr/579/ (2026年9月15日確認)
- 全国列車時刻表サイト asamaru.net「용산역→춘천역 ITX-청춘 시간표」https://train.asamaru.net/ (2026年9月15日確認)
- 加平郡庁公式サイト「버스운행현황」https://www.gp.go.kr/portal/contents.do?key=2464 (2026年9月15日確認)
- 地元紙報道「가평군, 12번 버스 ‘쁘띠프랑스 경유’ 추가」毎日日報ほか複数媒体 (2026年報道、2026年9月15日確認)

