JYPの社屋はどこ?聖水ではなく江東区にある理由

聖水洞のカフェ通りを歩く旅行者と、奥に見えるオフィスビルの情景

本記事にはプロモーションを含みます。

K-POPゆかりの地を巡る旅程を組んでいて、「JYPの社屋も聖水にあるはず」と思い込んでいませんか。聖水(성수동)はSMエンターテインメントの施設やおしゃれなカフェが集まるエリアとして知られているので、他の事務所もまとめて聖水にあると考えてしまうのは無理もありません。実際、旅程を組む段階で「聖水でJYP・SMをまとめて回れたら効率がいい」と考える人は少なくないはずです。ただ、公式情報を確認すると、JYPの社屋は聖水にはありません。思い込みのまま現地に向かうと、限られた滞在時間を移動だけで消費してしまうことになりかねません。今回は「どこにあるのか」という本当の答えと、それでも聖水を楽しみたい人がどう回ればいいのかを、公式の一次情報を中心に整理しました。

結論から

JYPエンターテインメントの現社屋は、聖水洞(ソンスドン、ソウル城東区)ではなく、江東区城内洞(ソンネドン)にあります。公式サイトの会社情報に記載された住所は「ソウル特別市江東区江東大路205(城内洞、JYPセンター)」。最寄り駅は地下鉄5号線の江東駅です。社屋自体が一般客向けに開放されている施設という一次情報は確認できませんでした。私有地のオフィスなので、無断で敷地に立ち入ったり周辺で待ち伏せをしたりするのは避け、外から節度を持って眺める程度にとどめるのが基本の線引きです。聖水でK-POPの空気を感じたいなら、実在が確認できるSMの施設やポップアップを回るほうが確実です。

目次

結論から――JYPの社屋、聖水にあると思っていませんか

「JYP 사옥 성수」のような検索が起きる背景には、聖水がここ数年でK-POP関連のスポットが集まるエリアとして知られるようになったことがあります。実際、SMエンターテインメントは聖水に旗艦店を構えていますし、聖水ではK-POPアーティストのポップアップストアも頻繁に開催されます。そうした情報に触れているうちに、「聖水に行けば主要な事務所が全部見られる」というイメージが独り歩きしてしまったのではないかと編集部では見ています。ですが、公式サイトの会社情報を確認したところ、JYPの本社所在地に聖水洞という記載はありませんでした。まずはこの前提を正しておくことが、旅程を組むうえでの遠回りを防ぎます。K-POPゆかりの地めぐり全体の考え方はK-POP旅行の回り方をまとめた記事で整理しているので、事務所巡りを旅程に組み込みたい人は先にそちらで全体像をつかんでおくのがおすすめです。


JYPの社屋は今どこにあるのか(住所・最寄り駅)

JYPエンターテインメントは2018年6月末、江東区城内洞に本社を移転しました。公式サイトの会社情報に記載された住所は「서울특별시 강동구 강동대로 205(성내동, JYP Center)」、日本語にすると「ソウル特別市江東区江東大路205(성내동(ソンネドン)、JYPセンター)」です。報道によれば、2017年に約202億ウォンで建物を取得し、約79億ウォンをかけてリモデリングしたとされています。建物はもとオリンピック水泳場入口の向かいにあり、地上10階・地下は報道によって3階または4階と表記に幅があります。最寄り駅は地下鉄5号線の江東駅で、地図アプリの経路検索では徒歩数分程度と表示されますが、公式に発表された所要時間ではないため、あくまで目安として捉えてください。

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ソウルイン編集部正直、「城内洞(ソンネドン)」と「聖水洞(ソンスドン)」は漢字も区も違うのに、カタカナにすると似た響きに見えてしまうのが混同の一因ではないかと編集部の整理では感じています。地図で見ると、江東区と城東区という別のエリアだと一目で分かります。

さらに付け加えると、JYPは江東区古徳洞にも新社屋を計画しています。2023年10月に約755億ウォンで用地を落札し、延べ床面積は約59,475平方メートル、地下5階・地上22階という規模で、国際指名コンペを経て建築士事務所案「밥상(パプサン)」が採用されたと報じられました。設計コンセプトには、所属アーティストが社屋で得るのは食事ではなく自然だという意味が込められているとも紹介されています。ただしこちらも聖水ではなく江東区内の別の場所であり、2026年に入ってからは隣接する公園予定地の高層化計画をめぐって、アーティストのプライバシー保護という当初の目的が損なわれるとして、事業自体の撤退が検討されているとも報じられています。つまり現社屋・計画中の新社屋のどちらを見ても、聖水につながる情報は確認できませんでした。


なぜ「聖水」と結びつけて検索されるのか

聖水とJYPが結びつけて語られる背景には、いくつかの要素が重なっていると考えられます。ひとつは、聖水がSMエンターテインメントの旗艦店やK-POP関連のポップアップが集まるエリアとして先に知られたことです。もうひとつは、JYP所属グループのポップアップストアが過去に聖水で開催された実例があること。編集部で確認できた範囲では、NEXZのポップアップストアが2025年に聖水の商業施設で期間限定開催されていましたが、これはすでに終了したイベントで、常設の施設ではありません。ポップアップは会期が終われば別の場所・別のブランドの催事に切り替わるため、「聖水で見た」という情報が「聖水にある」という誤解に変わりやすいのだと思われます。

もう一つの理由として、K-POP事務所の社屋が特定のエリアに集まっているという思い込みも挙げられます。実際にはSMは聖水、HYBEは龍山、YGは合井というように、大手事務所の所在地はソウル各地に分散しています。「K-POP=聖水」というイメージだけで検索すると、聖水以外にある事務所まで聖水にあると誤解しやすくなる、という構造です。SNSで見かける聖水の街歩き動画にK-POP関連の要素が写り込んでいることが多いのも、この思い込みを補強しているのかもしれません。動画に写っているのはあくまで聖水にある施設やポップアップであって、そこに写っていない事務所まで同じエリアにあるとは限らない、という点は押さえておきたいところです。この点は次の見出しで、実際の分布とあわせて整理します。


社屋に入れる施設はあるか・見に行くときの線引き

「せっかく江東区まで行くなら中に入れる施設があるのでは」と考える人もいるかもしれませんが、現社屋(城内洞)については、一般客が自由に出入りできる公開施設があるという一次情報は確認できませんでした。報道では、社内に有機カフェテリアや小さなカフェ「SOULCUP(쏘울컵)」、ゲームコーナー、休憩室などがあると紹介されていますが、これらは社員・所属アーティスト向けの施設という文脈で語られています。なお、江東区古徳洞に計画されていた新社屋については、報道によると設計案の段階で中庭の一部や1階を市民に開放する計画だったとされています(2026年9月21日確認)。ただしこの計画は着工に至らないまま保留され、事業自体の撤退も検討されていると報じられており、現時点で実際に利用できる施設ではありません。ファン向けに知られている「JYP SOULCUP」カフェは、実は松坡区蚕室のロッテワールドモールに別途出店した独立店舗で、江東区の社屋そのものとは場所も運営形態も異なります。グッズを買いたいだけなら、現地の社屋に立ち寄る必要はなく、公式オンラインショップを使うか、現地で見つからなかった分は日本国内でK-POPグッズを探す方法をまとめた記事のほうが確実に手に入ることも多いはずです。旅程の限られた時間を社屋前での滞在に使うより、確実に手に入る経路を先に押さえておくほうが、結果的に満足度が高いというのが編集部の整理です。

社屋は聖水・江東区のどちらであっても、私有地であり所属アーティストが働くオフィスです。無断で敷地に立ち入ったり、出入り口付近で長時間待機・待ち伏せをしたりする行為は行わないでください。見に行く場合も、公道から節度を持って眺める程度にとどめ、周辺住民や通行の妨げにならないよう配慮するのが大前提です。


聖水という街がいま面白い理由

JYPの社屋という一点だけで見ると聖水は的外れですが、聖水というエリア自体は旅先として十分に面白い場所です。もともとは製靴業が集まる下町でしたが、古い倉庫やビルをリノベーションしたカフェ・セレクトショップが次々に生まれ、今では東京でいう蔵前や清澄白河のような、レトロと今どきが同居する街として知られるようになりました。週末はカフェ通りを歩くだけでも十分に時間が潰せるほど店の密度が高く、シートマスク3枚分ほどの空き時間があれば1軒立ち寄って休憩できる規模の店も多いのが特徴です。大型ブランドのポップアップストアも入れ替わり立ち替わり出店するので、事前に何も調べずに歩いても、何かしらの催事に出会える確率が高いエリアだとも言えます。エリア全体の歩き方や見どころは聖水エリアの回り方をまとめた記事で詳しく扱っているので、街歩き自体を目的にするならそちらを先に読んでおくと迷いにくくなります。カフェ通りを重点的に回りたい人にはソウルのカフェ通りをまとめた記事もあわせて参考になります。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、聖水は「事務所を見に行く場所」というより「街そのものを楽しむ場所」と捉えたほうが満足度が高いように感じます。目的をJYP探しに絞りすぎると、聖水本来の面白さを見落としてしまうかもしれません。

聖水でK-POPを感じられる場所(SM社屋のケース)

聖水で実際に確認できるK-POP関連の公開施設としては、SMエンターテインメントの旗艦店「광야@서울(KWANGYA@SEOUL)」が挙げられます。アクロソウルフォレストのDタワー地下1階にあり、最寄り駅は水仁盆唐線ソウルの森駅とされています。公式発表によると2022年11月に開館しており、コーヒー1杯分の休憩時間があれば立ち寄れる規模の店舗です。ここはSM側が一般客向けに公式に運営しているフラッグシップストアであり、「事務所を見に行く」というより「公式が用意した体験施設を訪れる」という位置づけになる点が、JYPの社屋とは根本的に違います。館内にはグッズ売り場や展示、フォトスポットなどが用意されているとされ、事務所の建物を外から眺めるだけの体験とは中身がまったく異なります。営業時間や入場の条件は時期によって変わるので、行く前に公式の案内で最新の情報を確認しておくと安心です。各社の社屋の位置関係は主要事務所の社屋をまとめた記事のほうで扱っています。

聖水に行く目的がJYPの社屋見学かどうかで、その先の行き先が分かれることを示した図

聖水のポップアップと他社の社屋を回るなら

聖水では、K-POPアーティストのポップアップストアが入れ替わり立ち替わり開催されています。前述のNEXZのように、事務所を問わずアーティスト単位でのポップアップが期間限定で出店するケースが多く、常設の店舗とは性質が異なります。行く前には必ず、そのポップアップの公式SNSや運営元の告知で会期が今も有効かどうかを確認してください。すでに終了したイベント情報を頼りに現地へ行っても、目当てのポップアップに出会えないことがあります。聖水以外も含めたポップアップ全般の探し方はソウルのポップアップストア情報の探し方をまとめた記事を参考にしてください。

「事務所の社屋を見る」こと自体を旅の軸にしたいなら、聖水だけにこだわらず、複数のエリアを回る前提で計画を立てるほうが現実的です。SMは聖水、HYBEは龍山、YGは麻浦区合井というように、主要な事務所の所在地はソウル各地に分かれています。1日ですべてを回ろうとすると移動だけで半日以上かかることもあるため、初日は聖水と龍山、翌日は合井というように、宿泊エリアとあわせて日程を分けるほうが結果的に余裕を持って回れます。各社の社屋の場所を横断的に整理したK-POP事務所の社屋をまとめた記事を先に読んでおけば、聖水・龍山・合井をどの順番で回るのが効率的か、推しのグッズ1個分の時間で立ち寄れる範囲かどうかも見えてきます。


聖水に泊まるという選択

聖水はポップアップの入れ替わりが早いので、朝から回るなら近くに泊まると動きやすいというのが編集部の実感です。人気のポップアップは午前中から列ができることもあり、遠方のホテルから移動して到着した頃には整理券の配布が終わっている、ということも起こり得ます。地下鉄で1駅・2駅の距離であっても、乗り換えや待ち時間を考えると、想像以上に朝の時間を使ってしまうものです。宿泊先を決める段階では価格や空室状況が日々変わるため、本記事では具体的な料金は載せていません。条件を入れて検索結果を確認する形で、直前まで比較しておくのが現実的です。

ソウルのホテルを地図と条件で探す条件を入れて検索結果を開くだけ/価格は公式で確認

聖水エリアに絞って宿を探したい場合は、聖水周辺の宿泊事情をまとめた記事のほうで、駅からの距離感やエリアの特徴を先に押さえておくと、地図アプリで検索するときの見当がつけやすくなります。


よくある質問

JYPの社屋は聖水(聖水洞)にありますか?
ありません。公式サイトの会社情報によると、現社屋は江東区城内洞(ソンネドン)にあります。聖水洞(ソウル城東区)とは区が異なる、別のエリアです。
JYPの社屋に一般客は入れますか?
現社屋(城内洞)には、一般客が自由に出入りできる公開施設があるという一次情報は確認できませんでした。計画中だった新社屋(古徳洞)については、報道で中庭の一部や1階を市民に開放する計画だったと伝えられていますが(2026年9月21日確認)、この計画は保留されており、まだ実現していません。ファン向けとして知られる「SOULCUP」カフェは、社屋とは別の場所であるロッテワールドモール(松坡区蚕室)の店舗です。
聖水でJYP系のポップアップを見たことがあるのですが、常設ですか?
常設ではありません。編集部で確認できた例では、NEXZのポップアップストアが2025年に期間限定で聖水の商業施設に出店していましたが、すでに終了しています。行く前に公式SNSで会期を確認してください。
聖水でK-POP事務所の施設を見たいなら、どこに行けばいいですか?
SMエンターテインメントの旗艦店「광야@서울」が聖水にあり、一般客向けに公式運営されている施設として確認できています。事務所の社屋そのものを見たい場合は、聖水以外のエリアも含めて計画を立てるのが現実的です。

まとめ――JYPの社屋は聖水ではなく江東区にある

「JYPの社屋は聖水にある」というイメージは、聖水がK-POP関連のスポットとして注目されていることや、過去のポップアップ開催などが積み重なって生まれた誤解だと考えられます。公式情報を確認するかぎり、JYPの現社屋も計画中の新社屋も、聖水ではなく江東区にあります。せっかく聖水まで足を運ぶなら、街そのものの魅力や、実在が確認できるSMの旗艦店、開催中のポップアップを楽しむほうが、旅の満足度としては現実的な選択になるはずです。

  • JYPの現社屋は江東区城内洞。聖水洞(城東区)とは別のエリア
  • 新社屋の計画地も江東区古徳洞で、聖水につながる情報は確認できなかった
  • 社屋に一般客向けの公開施設があるという一次情報はなし。「SOULCUP」カフェは別の場所(ロッテワールドモール)
  • 社屋は私有地のオフィス。無断立ち入り・待ち伏せはせず、節度を持って外から眺める程度に
  • 聖水で実在が確認できるK-POP施設はSMの「광야@서울」。ポップアップは会期を毎回確認する
  • 事務所の社屋巡りをしたいなら、聖水・龍山・合井など複数エリアを跨ぐ前提で計画する

目的地を間違えたまま現地に着いてしまうと、限られた滞在時間を無駄にしてしまいます。今回の内容を踏まえて、聖水は聖水として、江東区は江東区として、それぞれ何を目的に訪れるのかを先に整理しておくと、当日の動き方に迷いがなくなるはずです。事務所の場所は今後の移転や新社屋の計画で変わる可能性もあるため、旅程を固める直前には、公式サイトの会社情報で最新の所在地をもう一度確認しておくと確実です。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「聖水に行けば主要事務所が全部見られる」という前提そのものを一度疑ってみることが、いちばんの近道かもしれません。正しい場所さえ分かれば、あとは移動の計画を立てるだけです。

参考・出典

  • JYPエンターテインメント公式サイト Contactページ https://www.jype.com/JYP/Contact (2026年9月21日確認)
  • 한国経済新聞「JYP엔터테인먼트 신사옥 얼마인가 보니…매입 202억、리모델링 79억」https://www.hankyung.com/article/201903112361H (2026年9月21日確認)
  • ZDNet Korea「JYP、고덕동에 신사옥 짓는다…”부지 755억원 낙찰”」https://zdnet.co.kr/view/?no=20231024202044 (2026年9月21日確認)
  • 텐아시아「JYP 신사옥 철수 기로」https://www.tenasia.co.kr/article/2026090168384 (2026年9月21日確認)
  • 뉴시스「’광야@서울’로 걸어가…SM、플래그십 스토어 성수에 개관」https://mobile.newsis.com/view.html?ar_id=NISX20221115_0002086817 (2026年9月21日確認)
  • FANS SHOP公式X「NEXZ [O-RLY?] POP-UP STORE」告知 (2026年9月21日確認。イベント自体はすでに終了)
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