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「推しの音楽番組を生で見たい」「ドラマでよく見る放送局街ってどこ?」——上岩(サンアム)DMCは、その両方の答えになるエリアです。
上岩洞(サンアムドン、상암동)DMC(デジタルメディアシティ)は、MBC・SBS・JTBCなどの放送局ビルが徒歩圏に集まり、隣にワールドカップ公園と文化備蓄基地が広がる「放送局×公園」の複合エリア。K-POPの公開放送を狙う人にも、ロケ地の空気を歩いて感じたい人にも向くが、観覧の申込方法や公園の開放時間は変わりやすいので、訪問直前に必ず公式サイトで最新情報を確認してほしい。
結論から:上岩DMCは誰に向くエリアか
上岩DMCは、ざっくり言うと「放送局の建物を外から眺めたい人」と「公開放送に参加してみたい人」で、必要な準備がまったく違うエリアです。建物だけを見て歩くなら、地図アプリと歩きやすい靴があれば十分。公開放送の観覧を狙うなら、話は別で、各局の申込方法や開催状況を事前に調べておく必要があります。
韓国ドラマの制作会社やニュース番組の背景で「ガラス張りの高層ビルが並ぶ通り」を見たことがある人も多いはず。あの景色の正体が、この上岩DMCの放送局街です。加えてこのエリアが面白いのは、放送局のすぐ裏手にワールドカップ公園という広大な緑地が控えていること。都会的なビル群と、丘の上に広がる草原が、歩いて数分の距離に同居しています。
逆に言えば、目的がはっきりしている人ほど刺さるエリアとも言えます。推し番組の収録が近い放送局の建物を実際に見るだけでもテンションが上がる、という人には十分に歩く価値があるはずです。
上岩DMCへの行き方
上岩DMCの最寄り駅は디지털미디어시티역(デジタルメディアシティ駅、通称DMC駅)。ソウル地下鉄6号線、京義中央線(경의중앙선)、そして仁川国際空港鉄道(空港鉄道)の3路線が乗り入れる乗換駅です(2026年9月9日確認)。仁川空港からも、市内中心部からも、乗り換えなしか1回の乗り換えでアクセスできる立地だと考えてよいでしょう。
駅の出口は、目的地によって使い分けるのが正解です。9番出口の周辺にはJTBC・KBSメディアセンター・MBC本社・SBSプリズムタワー・YTNニュースクエアといった放送局や報道機関のビルが集まっており、放送局街を歩くならこちらへ向かいます。一方、7番出口はワールドカップ競技場・ワールドカップ公園の方面。この2つの出口を間違えると、同じ駅なのにまったく違う景色に出てしまうので気をつけてください。

広い範囲を1日で回るなら、宿泊先を上岩DMCの近くか、電車1本で出られるエリアに取るのが動きやすさの体感換算になります。合流地点までのタクシー代わりに、シートマスク3枚分くらいの差でホテル選びが楽になることも多いです。
ソウル市内から動くのが面倒なら、隣接する弘大(ホンデ)エリアに宿を取って、電車で数駅移動する形も定番です。弘大の歩き方は弘大エリアの散策ガイドで別にまとめているので、あわせて計画を立てるとルートが組みやすくなります。
放送局はどこまで入れるのか
まず前提として、放送局の社屋は基本的に社員やゲスト以外が自由に出入りできる場所ではありません。上岩DMCで一般の人が楽しめるのは、あくまで「建物の外観を見る」「ロビーなど一部の公開スペースまで」という範囲だと考えておくのが安全です。ドラマや音楽番組でおなじみのガラス張りの外観は、9番出口付近を歩くだけでも十分に堪能できます。
MBCについては、上岩の新社屋に「公開ホール」と呼ばれる収録スタジオがあり、音楽番組「Show!音楽中心(쇼! 음악중심)」が2014年からこのホールで収録されていることが確認できています(2026年9月9日確認)。つまり上岩DMCは、少なくとも一部の音楽番組にとって「収録の現場そのもの」であるということです。
放送局の見学制度や公開スペースの範囲は、セキュリティ強化などで変更されることがあります。建物内に入れるかどうかは、必ず訪問前に各局の公式サイトやお客様窓口で確認してください。
SBSプリズムタワー、JTBCの社屋についても、外観を見る分には特別な手続きは不要です。ただし敷地内や建物内部への立ち入りについては、局ごとにルールが異なり、しかも変わりやすい部分。守衛さんに止められて気まずい思いをするより、外からの見学で割り切るくらいがちょうどいいかもしれません。
公開放送の観覧はできるのか
ここがいちばん気になる人も多いはずのポイントです。結論を先に言うと、「公開放送の観覧という仕組み自体はこれまでも存在してきたが、申込方法・受付状況・外国人が申し込めるかどうかは、本記事の調査時点(2026年9月9日)では確認しきれなかった」というのが正直なところです。無理に断定するより、正しい確認先を案内するほうが読者にとって安全だと判断しました。
実際にMBCの音楽番組「Show!音楽中心」の公式番組ページ(program.imbc.com)まで直接あたってみましたが、방청(観覧)の申込み専用メニューやページは見当たりませんでした(2026年9月9日確認)。SBS・JTBCの番組ページでも同様に、観覧申込みの窓口を本記事の調査では特定できていません。番組の公式ホームページ自体に常設の申込みページが無い、というのも一つの実情として知っておくとよさそうです。
そのため実際に狙う場合は、目当ての番組の公式サイトやSNSで「観覧募集」「観覧申込」にあたる案内を探すのが最初の一歩になります。募集がある場合は、身分証の携帯、集合時間、未成年者の保護者同伴の有無など、細かいルールが番組ごとに指定されるのが一般的です。外国人の受付可否も番組・時期によって変わるため、これも公式案内での確認が欠かせません。
観覧が叶わなくても、放送局街を歩くこと自体は誰でもできます。収録日に居合わせれば、出演者の送迎車や機材車を見かけることもあるようです。過度な期待はせず、「歩いて空気を感じられたらラッキー」くらいの気持ちで訪れるのがちょうどいいバランスだと思います。
ワールドカップ公園と空の公園
上岩DMCのすぐそばに広がるのが、ワールドカップ公園(월드컵공원)です。この公園は一つの施設ではなく、空の公園(ハヌルコンウォン、하늘공원)、夕陽の公園(ノウルコンウォン、노을공원)などをまとめた総称。もともとごみの埋立地だった土地を緑地として整備した経緯があり、空の公園は標高約98メートルの高台に位置しています(出典:韓国語版ウィキペディア「하늘공원」)。
空の公園の名物は、一面に植えられたススキです。高台からソウルの街並みを見渡せる眺望も人気で、ドラマやCMのロケ地として使われることも多いエリアです。ソウル市の公園公式サイトによると空の公園の開放時間は7:00から(2026年9月9日確認)。頂上までは階段や散策路を歩いて上るルートのほか、歩くのがつらい人向けに맹꽁이열차(メンコンイ列車)という電動カートで上がる手段もあります。バスではなく小型の電動車両なので、乗り場や運行状況は現地の案内板かソウル市の公園公式サイトで直前に確認してから向かうと安心です。
公式サイトの告知で確認できたのは「開放時間7:00から」という開始時刻までです。閉園時刻や季節による変動(夏は遅くまで・冬は早めに閉まる、といった調整)については、本記事の調査時点(2026年9月9日)で公式ページから読み取れる記載が見つかりませんでした。夕方以降に登る予定がある人は、現地の案内板か公式サイト(parks.seoul.go.kr)で、訪問直前に必ず確認してください。
- 空の公園・夕陽の公園はワールドカップ公園の一部という位置づけ
- 高台にあるため、歩きやすい靴で行くのが無難
- 開放時間は7:00から(2026年9月9日確認)。閉園時刻・季節変動は公式サイトで訪問直前に確認
- 頂上へは徒歩かメンコンイ列車(電動カート)、運行状況は公式サイトで訪問直前に確認
公園全体はかなり広いので、放送局街から公園の奥まで歩き通すと、想像以上に時間がかかります。半日仕事になるつもりでスケジュールを組んでおくと、あとで慌てずに済むはずです。
ススキ祭りはいつか
空の公園といえば、秋のススキ(억새)が有名で、この時期に合わせて「ススキ祭り(억새축제)」と呼ばれる催しが行われてきたことで知られています。ただし、2026年の開催時期については、本記事の調査時点(2026年9月9日)で公式な発表を確認することができませんでした。
今回、主催にあたる麻浦区庁(マポグチョン)や公園公式サイトの告知欄も含めて調べ直しましたが、2026年9月9日時点で祭りの日程を告知するページは見当たりませんでした。例年、日程の発表自体が開催の直前になることが多い催しのため、9月上旬の段階で未発表なのは特に異例ではないと考えられます。
例年の傾向としては、秋、おおむね10月ごろに見頃を迎える形で案内されることが多い催しです。とはいえこれはあくまで過去の実績にもとづく目安であり、2026年の日程を保証するものではありません。年によって前後することもあるため、「10月ごろらしい」くらいの心づもりで、訪問シーズンが近づいたら公式サイトや現地のニュースで日程を確認するのが確実です。
ススキ祭りの時期でなくても、空の公園自体は緑の季節も含めて一年を通じて歩ける公園です。ドラマのロケ地巡りが目的なら、必ずしもススキの季節にこだわらなくても、高台からの眺めは十分に楽しめるはずです。
文化備蓄基地
ワールドカップ公園のエリア内にあるユニークな施設が、文化備蓄基地(ムナビチュッキジ、문화비축기지)です。もともとは石油を貯蔵するタンクだった施設を、文化・展示スペースへと転用した場所で、2017年9月1日に開場したことが確認できています(出典:韓国語版ウィキペディア「문화비축기지」、2026-09-09確認)。
円柱形の巨大なタンクがそのまま展示空間や広場として活用されている外観は、ほかの都市ではあまり見ない独特な雰囲気。工業施設のリノベーションに興味がある人や、写真映えするスポットを探している人には特に刺さるはずです。放送局街とワールドカップ公園をセットで歩くルートなら、無理なく組み込める距離感にあります。
公式ページ(parks.seoul.go.kr/template/sub/culturetank.do)は本記事の調査時点で接続できませんでしたが、旅行メディア「トラビ」の記事や2024年8月付の報道では、運営時間は毎日9:00〜18:00、休館日は毎週月曜日、入場は無料(駐車料金は別途)と案内されています(報道ベース、2026年9月9日確認)。展示スペースへの入場自体に料金がかからない一方、車で行く場合は駐車料金がかかる、という組み合わせだと考えておくとよさそうです。
上記の運営時間・休館日・入場料は公式サイトではなく報道記事にもとづく情報です。企画展や工事などで一時的に変わることもあるため、訪問前には必ずソウル市の公園公式サイト(parks.seoul.go.kr)か現地の案内板で最新情報を確認してください。
展示の内容は企画によって入れ替わることも多い施設です。何を見られるかを事前にチェックしておくと、当日の時間配分が立てやすくなります。
蘭芝漢江公園
上岩DMCとワールドカップ公園のさらに先、漢江沿いに広がっているのが蘭芝漢江公園(ナンジハンガンコンウォン、난지한강공원)です。ソウル市内に点在する漢江公園のひとつで、ワールドカップ公園と地続きのような感覚で漢江の水辺まで歩いていけるのが特徴です。
漢江公園の公式サイト(hangang.seoul.go.kr)を確認したところ、蘭芝漢江公園の施設として난지캠핑장(ナンジキャンプ場)と自転車レンタル(자전거대여)が案内欄に挙がっていました(2026年9月9日確認)。ほかにも噴水施設(거울분수、물놀이장분수)の案内が同じ公式サイトに載っており、水辺で涼める設備もひととおりそろっているエリアだとわかります。
キャンプ場・自転車レンタルとも、公式サイトに施設として掲載されていることは確認できましたが、具体的な営業時間・料金・予約方法までは本記事の調査時点で読み取れませんでした。利用を考えている人は、訪問前に公式サイト(hangang.seoul.go.kr)で最新の予約状況を確認してください。
漢江公園は、キャンプ場や自転車道、広い芝生広場などを備えているのが一般的な特徴として知られています。漢江公園全般の雰囲気や楽しみ方は漢江公園の楽しみ方ガイドでまとめているので、そちらもあわせて参考にしてみてください。
自転車をレンタルして漢江沿いを走るのも人気の過ごし方です。移動距離が長くなるエリアなので、地図アプリでルートを事前に確認しておくと迷わずに動けます。ルート確認には現地の地図アプリの使い方ガイドが役立つはずです。バスでの移動を考えている人はバス路線アプリの使い方もあわせてチェックしておくと安心です。
よくある質問
まとめ
上岩(サンアム)DMCは、放送局街としての顔とワールドカップ公園としての顔、二つを一度に楽しめる珍しいエリアです。目的をはっきりさせてから訪れるほど満足度が上がるタイプの場所だと言えるでしょう。
- DMC駅は6号線・京義中央線・空港鉄道の乗換駅(2026年9月9日確認)
- 放送局の内部見学は基本的に不可。外観見学が中心
- 公開放送の観覧可否・申込方法は番組・時期で変わるため公式サイトで直前確認
- 空の公園の開放時間は7:00から(2026年9月9日確認)。閉園時刻・季節変動は公式サイトで要確認
- 文化備蓄基地は報道ベースで9:00〜18:00・月曜休館・入場無料(駐車料金は別、2026年9月9日確認)。最終確認は公式サイトで
- 蘭芝漢江公園にはキャンプ場・自転車レンタルあり(公式サイトで確認)。営業時間・予約は要確認
- ススキ祭りの2026年日程は未発表(例年は10月ごろが目安、麻浦区庁からの告知も本記事調査時点で見当たらず)
断定できない部分が多いエリアではありますが、だからこそ訪問前のひと手間が満足度を大きく左右します。公式情報を確認したうえで、放送局街から公園、漢江の水辺まで、自分のペースで歩いてみてください。
参考・出典
- 韓国語版ウィキペディア「디지털미디어시티역」(2026年9月9日確認)
- 韓国語版ウィキペディア「쇼! 음악중심」(2026年9月9日確認)
- 韓国語版ウィキペディア「문화비축기지」(2026年9月9日確認)
- 韓国語版ウィキペディア「하늘공원」(2026年9月9日確認)
- ソウル市公園公式サイト「하늘공원」お知らせ https://parks.seoul.go.kr/story/news/detailView.do?bIdx=3451&key=2604070028(開放時間7:00を確認、2026年9月9日確認)
- ソウル市公園公式サイト parks.seoul.go.kr(閉園時刻・ススキ祭り2026年日程は本記事執筆時点で確認できず。訪問前に直接確認を推奨)
- 漢江公園公式サイト https://hangang.seoul.go.kr(蘭芝漢江公園の施設案内欄で난지캠핑장・자전거대여の掲載を確認、2026年9月9日確認)
- 旅行メディア「トラビ」記事 http://v.daum.net/v/20201023080910345(文化備蓄基地の運営時間9:00〜18:00の記載、2026年9月9日確認)
- 2024年8月付の韓国語報道(search.daum.net経由で確認、個別記事URLは特定できず)「文化備蓄基地は休館日の月曜日を除き毎日運営」(2026年9月9日確認)

