韓国レンタカーのハイパスと高速料金の払い方|未納の注意点

韓国の高速道路料金所でレンタカーが通行料を精算する様子をイメージした写真

韓国でレンタカーを借りて高速道路に乗ったら、目の前に「하이패스(ハイパス)」と書かれた専用レーンと、普通のレーンが並んでいて一瞬迷った——そんな声、よく聞きます。日本のETCと同じ感覚で通っていいのか、通行料はいつ・どうやって払うのか、意外と説明されないまま出発してしまう人も多いテーマです。この記事では、韓国のレンタカーで高速道路の通行料をどう払うのか、ハイパス端末がある場合とない場合、うっかり通ってしまったときの未納の扱い、そして済州島の事情まで整理します。

結論から

韓国のレンタカーの多くには하이패스(ハイパス)端末が備え付けられていて、持参したハイパスカードを挿せば、日本のETCと似た感覚で通行料を精算できます(2026年9月11日確認)。実際の通行料は貸出期間中の利用分がまとめて記録され、車両を返却するときにレンタカー会社側で精算する後払い方式が基本です。カードや端末が無い場合は、無理にハイパスレーンに入らず、現金やクレジットカードでその場精算できる一般レーンを使えば問題ありません。なお済州島には有料の高速道路そのものが存在しないため、済州でレンタカーを借りる旅程では通行料を心配する必要はありません(2026年9月11日確認)。

目次

結論から——通行料は「後払い」が基本

韓国の高速道路の通行料の集金方法は、大きく分けると2つです。ひとつはハイパスレーン、もうひとつは一般レーンです。日本のETCにあたるのが、韓国道路公社が運営する하이패스(ハイパス)で、車載器とハイパスカードを組み合わせて使う無線決済のしくみになります。レンタカーで走る場合、多くの会社が最初からハイパス端末を車両に搭載していて、借りた人は自分の(または貸出窓口で用意された)ハイパスカードを挿すだけで、あとは端末が自動で通行料を計算してくれます。

この記事で軸になるのは「精算のタイミング」です。個人でハイパスカードを持っている人はその場で残高から引き落とされる先払い方式もありますが、レンタカーの場合は多くが後払い方式で、貸出期間中に通った分をすべて記録しておき、車両を返却したタイミングでまとめて請求される流れが一般的です(2026年9月11日確認)。「高速に乗った瞬間に払う」のではなく「返す日にまとめて払う」というイメージを持っておくと、旅程中に慌てずにすむはずです。

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ソウルイン編集部正直、「レンタカーのハイパスって結局いくら取られるの?」と不安になる気持ちはよく分かります。ただ通行料自体は距離や区間で決まる実費なので、こわいのは金額そのものより「払い忘れて後から連絡が来る」パターンです。仕組みさえ先に知っておけば、身構える必要はありません。

ハイパス端末付きレンタカーの使い方——カードを挿すだけ

実際の車内を想像してみましょう。運転席のフロントガラス上部やダッシュボード付近に、小さな黒い機械(車載器)が付いていたら、それがハイパスの端末です。使い方はシンプルで、先払い式・後払い式どちらかのハイパスカードを端末のスリットに挿すだけ。あとは高速道路のハイパス専用レーン(紫色の標識に「하이패스」と表示された車線)に進めば、速度をあまり落とさずにそのまま通過できます(2026年9月11日確認)。

カードを持っていない場合でも、会社によっては貸出カウンターで充電式(プリペイド)のハイパスカードをその場で購入できることがあります。あらかじめ準備しておきたい人は、韓国到着前に旅程を伝えて、貸出時にハイパスカード込みのプランがあるかどうか窓口で聞いておくと安心かもしれません。近年はカーシェアの韓国版サービスでも、車載アプリから通行履歴をリアルタイムで確認できるものが出てきています。

ここで注意したいのが、日本のETCカードは韓国のハイパス車載器では使えないという点です。決済方式そのものが別の規格だからで、日本のカードをそのまま挿しても認識されません。韓国で運転するなら、韓国のハイパスカードを別に用意する前提で考えておくのが安全です。レンタカーそのものの借り方や必要な免許については韓国レンタカーの借り方の記事で先に確認しておくと、当日の流れがつかみやすいはずです。


返却時精算はどう進む?——会社によって手数料が違う

ハイパス端末付きの車両で通行料を後払いにした場合、返却時にどう精算されるのかも気になるところです。基本の流れとしては、貸出期間中の通行履歴がすべて端末側に記録され、車両を返却したタイミングでレンタカー会社が通行料を集計・請求します。この社内精算には数日かかることがあり、返却したその場では合計金額が確定していないケースも珍しくありません(2026年9月11日確認)。

ここで一つ、書いておかなければならないことがあります。実際の通行料に加えて、会社によっては別途「サービス手数料」のようなものを上乗せする料金体系を採っている場合があるという点です。定率制(合計通行料の数パーセント)、1回あたりの定額制、貸出日数に応じた日額制など、その形はさまざまで、すべての会社が同じ方式とは限りません。

通行料の精算方法・追加手数料の有無は、借りるレンタカー会社ごとに違います。この記事では一般化して断定せず、予約時に各社の公式サイトのFAQや窓口案内で、ハイパス精算の方式と手数料の有無を必ず確認することをおすすめします。

返却後に思っていたより金額が違う、内訳が分からないという場合は、明細の開示をレンタカー会社に直接問い合わせるのが確実です。クレジットカードへの追加請求は、通行料の集計が終わってから後日まとめて行われることもあるため、帰国後しばらくしてから利用明細を確認する習慣をつけておくと、体感としては「シートマスク1枚分くらいの誤差」で気づけることが多いはずです。


ハイパスカードが無い・端末が無いとき——一般レーンで現金/カード払い

ハイパスカードを持っていない、あるいは借りた車両にそもそも端末が搭載されていない——そういうケースでは、無理にハイパス専用レーンに進入せず、現金やクレジットカードでその場精算できる一般レーンを使えば問題ありません(2026年9月11日確認)。料金所の手前には車線ごとの案内標識があるので、ハイパスの表示が出ていないレーンを選んで進めば大丈夫です。

一般的なレンタカーにはハイパス端末が搭載されていることが多いとされていますが、車種や会社によっては搭載されていない場合もあります。端末の有無は借りる前に窓口で確認しておくと、当日レーンの前で慌てずにすみます。端末が無い車両では、カードだけを持っていても利用できない点も覚えておきたいところです。

ハイパス端末の有無で分かれる通行料の払い方(端末あり→ハイパスレーン→返却時精算/端末なし→一般レーン→その場精算)を示す図

うっかりハイパスレーンを通ってしまったら——未納の確認方法

うっかり案内を見落として、カードを挿さないままハイパスレーンを通過してしまうこともあり得ます。その場合は通行料が「未納」として記録され、後日ナンバープレート宛に請求(지로통지서)が届くしくみになっています。ナンバーによる未納の照会自体は、通過の翌日以降からオンラインでできるとされており、正式な支払通知書は未納発生から一定の日数を置いて発送される流れです(2026年9月11日確認)。

未納通行料の納付手段は、後払いハイパスカードでの精算のほか、リアルタイムの口座振替、クレジットカード、仮想口座、コンビニ・高速休憩所・ガソリンスタンドの窓口払いなど、いくつかの選択肢があります(2026年9月11日確認)。旅行者本人がすぐに手続きするというより、まずは「未納が発生しているかどうか」を確認できる、という理解で十分です。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、ここがレンタカー特有の落とし穴です。未納の通知はナンバープレートの名義人、つまりレンタカー会社宛てに届くため、借りた本人には自動的に連絡が来ません。会社によっては返却後に立て替えて、あとから利用者へ請求する形を取ることもあるので、「連絡が無い=未納が無い」とは言い切れない、と覚えておくと安心です。

未納を放置するとどうなる?——割増通行料とレンタカーならではの注意

未納そのものは、通知が届いてすぐに払えば通行料の実費だけで済むケースがほとんどです。ただし、有料道路法にもとづき、通知を無視して放置し続けたり、常習的(目安として10回以上)・悪質と判断される未納があった場合には、通行料の最大10倍にあたる割増通行料が課される可能性があるとされています(2026年9月11日確認)。逆に言えば、通知が届く前に自分から気づいて払えば、割増は原則かからない仕組みです。

レンタカーで通行した未納は、契約上は名義人であるレンタカー会社が最終的な責任を負う形になりますが、実際には利用者との契約にもとづいて、後日クレジットカードへの追加請求という形で本人に回ってくることが一般的です。返却時に「通行料は問題ありませんでした」と言われた場合でも、それは返却時点までに確定した分だけの話であることもあるため、旅行から帰った後にもう一度カードの明細をチェックしておくと、コーヒー1杯分程度の見落としで済ませられるはずです。

  • ハイパスレーンを誤って通過しても、まずは通知前の自主的な納付を目指せば割増は原則回避できる
  • 未納の通知は借りた本人ではなくレンタカー会社に届く
  • 帰国後のカード明細で、通行料の追加請求が無いかを確認しておくと安心

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スマートトーリング(무정차 통행료)とは——2026年9月時点の試行状況

最近、韓国では「ハイパス端末が無くても、料金所を停まらずに通過できる」というニュースを見かけることが増えました。これが스마트톨링(スマートトーリング)と呼ばれるしくみで、ナンバープレートをカメラで認識し、車載器やカードが無くても通行料を自動計算する方式です。国土交通部と韓国道路公社は、京釜線の大旺板橋(テワンパンギョ)料金所と、南海線の西栄岩・康津無爲寺・長興・宝城・筏橋・高興・南順天・順天湾の計9か所で、この方式の試行事業を進めています(2026年9月11日確認)。

路線 試行中の料金所
京釜線 大旺板橋
南海線 西栄岩・康津無爲寺・長興・宝城・筏橋・高興・南順天・順天湾

支払い方法は2通りで、事前にハイパスホームページやアプリでナンバーとクレジットカードを登録しておけば自動決済される方式と、通行後15日以内であれば自分でウェブ・アプリ・コールセンター・料金所窓口から納付する方式のどちらかを選べます(2026年9月11日確認)。期限を過ぎると、通常の未納と同じように請求書が発送される流れです。国土交通部は、この試行の結果を見ながらナンバー認識方式の拡大を検討していく段階にあり、全国一律で導入される確定時期はまだ示されていません(2026年9月11日確認)。

なお、高速道路の本線以外でも、新月汝矣地下道路や広安大橋、萬徳センタム高速化道路、青蘿ハヌル大橋といった一部の有料の橋・トンネルでは、すでに無停車での通行料徴収が導入されていると報じられています(2026年9月11日確認)。「スマートトーリング=すでに全国どこでも」ではなく、「一部の高速道路料金所と、一部の都市部の有料道路ですでに動いている」という段階として捉えておくと実態に近いはずです。


済州島でレンタカーを借りるなら——有料高速道路はそもそも無い

ここまでハイパスや未納の話をしてきましたが、済州島でレンタカーを借りる人には、実はまるごと関係のない話になります。済州島には高速道路そのものが存在せず、したがって有料道路もハイパスレーンも存在しません(2026年9月11日確認)。つまり済州でレンタカーを走らせる限り、通行料を払う場面自体がないということです。

この特性は済州のハイパスカードの発行状況にも表れていて、有料道路が無いため済州銀行はハイパスカードを発行していないとされています。本土へ自家用車で頻繁に渡る済州島民は、他行が発行するカードを別に用意する必要があるほど、島の中だけで暮らす分にはハイパスに縁が無い仕組みになっているわけです(2026年9月11日確認)。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「済州でレンタカーを借りたけどハイパスの案内が全然出てこなかった」という声は、故障でも案内不足でもなく、そもそも制度自体が存在しないだけ、ということになります。済州でのレンタカーの借り方は済州でレンタカーを借りる記事にまとめているので、空港での受け取りから確認しておくと当日の流れがつかみやすいはずです。空港での返却の段取りは済州空港でのレンタカー返却の記事も参考になります。

出発前にやっておきたい準備

本土(ソウル・釜山など)で高速道路を走る予定があるなら、出発前にいくつか確認しておくと当日が楽になります。まずは借りる車両にハイパス端末が搭載されているかどうか、そして自分でハイパスカードを用意する必要があるかどうかを、予約時か貸出窓口で聞いておくことです。次に、通行料の精算方式(後払いか、都度払いか)と、会社によって手数料が上乗せされる可能性があるかどうかもあわせて確認しておくと、返却時に慌てずにすみます。

そもそも高速道路をあまり使わない旅程であれば、レンタカー自体が不要という選択肢も検討する価値があります。都市間の移動が中心なら高速バスの予約と乗り方の記事、速さを優先するならKTXと高速バスの使い分けの記事も参考になります。運転そのものに不安がある人や、荷物が多くない日帰りの旅程なら、こうした公共交通機関のほうが通行料やハイパスの心配自体をまるごと手放せる、という考え方もできるはずです。

  • 借りる車両にハイパス端末が付いているかを予約時・窓口で確認する
  • 通行料の精算方式(後払い/都度払い)と手数料の有無を確認する
  • 日本のETCカードは使えないため、韓国のハイパスカードを別に用意する前提で考える
  • 帰国後のカード明細で、通行料関連の追加請求が無いかを見ておく
  • 済州島だけの旅程なら、ハイパス関連の準備は不要

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よくある質問

日本のETCカードやクレジットカードのタッチ決済は、韓国のハイパスレーンで使えますか?
使えません。韓国のハイパスは日本のETCとは別の決済規格で、韓国のハイパスカードでなければ端末に認識されません。韓国で高速道路を使う予定があるなら、現地で使えるハイパスカードを別に用意する前提で考えておく必要があります。
ハイパスカードを持たずに一般レーンを通ったら、いつも通りに現金やカードで払えますか?
はい。一般レーンでは現金やクレジットカードでその場精算ができます。ハイパスの表示が出ているレーンにさえ入らなければ、通常の料金所と同じ感覚で通行料を払うことができます。
うっかりハイパスレーンを通ってしまったら、その場で何かペナルティが発生しますか?
その場でのペナルティはなく、未納として記録されるだけです。通知が届く前に自分から気づいて納付すれば、割増通行料は原則としてかかりません。放置したり、常習的な未納と判断されたりした場合に割増の対象になるとされています。
返却後にレンタカー会社から高額な請求が来たら、どこに問い合わせればよいですか?
まずは借りたレンタカー会社に、通行料の明細を開示してもらえるよう直接問い合わせるのが確実です。通行料の集計には数日かかることがあり、返却直後には金額が確定していない場合もあるため、帰国後しばらくしてからのカード明細の確認も忘れずにしておくと安心です。

まとめ——韓国レンタカーの高速料金、結局どう備えるか

韓国のレンタカーで高速道路の通行料を払う方法は、ハイパス端末付きの車両なら持参のハイパスカードを挿して返却時に後払い精算、端末が無い・カードが無いなら無理をせず一般レーンで現金やカードのその場払いという、2つの型に整理できます。うっかりハイパスレーンを通ってしまっても、通知前に自分から気づいて払えば大きな問題にはなりにくく、済州島の旅程であればそもそも心配する必要がないテーマでもあります。

  • ハイパス端末あり:カードを挿してレーン通過→返却時にまとめて後払い精算
  • ハイパス端末なし/カードなし:一般レーンで現金・カードのその場払い
  • 誤って通過したら、通知前の自主納付を目指す(割増通行料は最大10倍とされる)
  • 未納の通知はレンタカー会社宛てに届くため、帰国後のカード明細も確認する
  • スマートトーリングは2026年9月時点で一部区間の試行段階
  • 済州島には有料高速道路が無く、ハイパスの心配は不要
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ソウルイン編集部編集部の整理では、韓国のレンタカーの通行料まわりは「知らないと不安、知ってしまえば拍子抜けするほどシンプル」なテーマです。端末の有無さえ最初に確認しておけば、あとは日本の高速道路と大きく違う感覚は無いはずです。会社ごとの精算方式や手数料は変わることがあるので、予約時に一言確認しておくのが、いちばんの安心材料になります。

参考・出典

  • 大韓民国政策ブリーフィング(korea.kr)「하이패스 없이도 무정차 통과…번호판 인식 통행료 납부」 https://m.korea.kr/news/policyNewsView.do?newsId=148929569 (2026年9月11日確認)
  • headlinejeju.co.kr「하이패스 구간, 무단 통과해도 되나요?」 https://www.headlinejeju.co.kr/news/articleView.html?idxno=563617 (2026年9月11日確認)
  • qeeq.com「서울 렌터카 통행료 A-Z 완벽 가이드」 https://kr.qeeq.com/car/car-rental-pro/toll/seoul-rental-car-tolls-a-to-z-guide-49653 (2026年9月11日確認)
  • eacar.co.kr「하이패스 미납요금 확인! 결제안됐을 때 후불 납부 방법」 https://www.eacar.co.kr/article/223254477868 (2026年9月11日確認)
  • 政府24「하이패스 미납요금 조회」案内ページ https://www.gov.kr/portal/service/serviceInfo/161300000023 (2026年9月11日確認)
  • 本記事の通行料・未納・スマートトーリングに関する情報は、韓国道路公社が運営するハイパス公式サイト(hipass.co.kr)を出典とする上記の政府・報道情報にもとづいています。制度は変更されることがあるため、最新情報はハイパス公式サイト(https://www.hipass.co.kr/)でご確認ください。
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