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「国際免許が無いから、済州島でレンタカーは借りられない。でも自然もカフェも回りたい」——そんな悩みを抱えて検索している人、実は少なくないはずです。済州島は車社会というイメージが強いぶん、「バスだけで本当に回れるの?」という不安がつきまといます。この記事では、運転しない前提で済州島を回るとしたら、空港からどのバスでどのエリアへ向かい、島内をバスとタクシーでどう組み立てるかを、公式情報を中心に整理しました。
済州島はレンタカー無しでも回れます。ただし前提が1つあります。空港から急行バスが直行しているエリア(済州市方面・西帰浦方面/中文方面)を拠点にすることです。済州空港には、済州市方面の路線バスに加えて、西帰浦・中文方面へ向かう急行バス(600番・800番台)が発着しています(2026年9月12日確認)。城山方面へは111番、涯月方面へは102番の急行バスが空港から直行しています(済州バス情報システム公式・2026年9月12日確認)。便数は済州市・西帰浦方面ほど多くない可能性があるため、時刻はあわせて確認してください。拠点さえ決めれば、あとは路線バスとタクシーの組み合わせで、日程はかなり無理なく組めるはずです。
結論から——済州島はレンタカー無しで回れるか
先に言ってしまうと、「レンタカー無しで済州島を回れるか」の答えは「回れる、ただし拠点選びが9割」です。済州島は済州市エリアと、西帰浦・中文エリアという2つの拠点が中心にあり、空港からはこの2方向へ向かう急行バスが出ています。どちらを拠点にするかで、その日回れる観光地の範囲がかなり変わってきます。逆に言うと、城山日出峰や涯月のように、空港から直行のバスが無いエリアを毎日拠点から往復しようとすると、乗り継ぎの回数が増えて移動だけで半日近く使ってしまうこともあり得ます。
レンタカーを借りるかどうかの判断そのものについては済州島でレンタカーは必要かを整理した記事で別に扱っています。国際免許の要件や運転の不安まで含めて比較したい人はそちらもあわせて確認してみてください。この記事は「運転しない」と決めたあとに、では具体的にどう動くかという計画づくりに絞って進めます。空港からの基本的な行き方(乗り場の位置や運賃の考え方など)は済州空港から市内へのアクセス記事で詳しく扱っているので、初めて済州空港に降り立つ人はあわせて読んでおくと迷いにくいはずです。
空港から済州市方面へ——路線バスでの行き方
済州市内(済州市街地)は、空港からもっとも近い拠点です。済州空港は済州市の中心部に隣接しており、市内向けの一般路線バスが多数発着しています。空港と済州市内を結ぶ路線の詳しい系統番号・乗り場の位置・運賃の考え方は空港アクセスの記事にまとめているので、この記事では重複を避け、「済州市を拠点にする場合の考え方」に絞って整理します。
済州市方面を拠点にする最大の利点は、空港から近く、かつ제주버스터미널(済州バスターミナル)を経由する路線が多いことです。済州バスターミナルは市内バス・急行バスが集まる乗り継ぎの要になっており、涯月方面や城山方面など、空港から直行の急行バスが無いエリアへ向かう場合も、ここを経由すれば選択肢が広がります。空港から市内バスで済州バスターミナルへ出て、そこから目的地方面の系統に乗り換える、という動き方を覚えておくと、行き先の選択肢が一気に広がります。
済州バス情報システムの公式路線一覧によると、城山方面へは111番、涯月方面へは102番の急行バスが空港から直行しています(2026年9月12日確認)。本数や停留所の詳細は、出発前に済州バス情報システム(bus.jeju.go.kr)で最新の路線を検索してから計画してください。
空港から西帰浦・中文方面へ——急行バスでの行き方
もう1つの主要な拠点が、西帰浦(ソグィポ)・中文(チュンムン)エリアです。済州空港からは、このエリアへ直行する急行バスが複数系統出ています。1つは600번(600番)で、済州空港と西帰浦KALホテル(서귀포칼호텔)を結ぶ路線として、済州バス情報システムの公式ページに掲載されています(2026年9月12日確認)。平和路(ピョンファロ)を経由するとされていますが、中文観光団地など具体的な経由地の一覧、始発・終発の時刻までは、今回の調査では公式ページ上で確認しきれませんでした。
もう1つの系統が800번대(800番台)の急行バスです。「済州バスターミナル-空港-平和路-西帰浦方面」を結ぶ路線として公式ページに記載があります(2026年9月12日確認)。800番・801番という近い番号の系統が存在し、いずれも空港を経由して西帰浦方面へ向かいますが、終点(西帰浦のどの停留所で降りるか)や時刻表の細部については、情報源によって記載が食い違っており、この記事では断定しません。乗車前に必ず、済州バス情報システムか、車内の案内表示で行き先を確認してください。
| 系統 | 結ぶ区間 | 確認できたこと |
|---|---|---|
| 600番 | 済州空港⇔西帰浦KALホテル方面 | 平和路経由(公式ページに路線名の記載あり) |
| 800番台(800・801番) | 済州バスターミナル-空港-平和路-西帰浦方面 | 空港経由で西帰浦方面へ向かう急行系統(公式ページに記載あり) |
城山・涯月方面はどう行くか——済州市バスターミナル経由
城山日出峰のある城山方面や、カフェ街で知られる涯月方面は、済州島観光では定番のエリアです。済州バス情報システムの公式路線一覧によると、城山方面へは111番(済州空港⇔大川洞⇔城山浦港)、涯月方面へは102番(済州空港⇔西一周路⇔涯月・翰林方面⇔大静)の急行バスが空港から直行しています(2026年9月12日確認)。ただし便数は済州市・西帰浦方面の系統ほど多くない可能性があるため、時刻は済州市バスターミナルまたは済州市内の主要停留所を経由するルートとあわせて、出発前に確認しておくと安心です。
城山・涯月のどちらも、済州市を拠点にすれば日帰りで往復しやすい距離感にあります。逆に西帰浦・中文を拠点にした場合、城山方面は同じ島内とはいえ距離があるため、日帰りの往復には時間の余裕を多めに見ておく必要があります。バスの経路検索や乗り換え案内は、専用アプリを使うと現地でも迷いにくくなります。アプリの具体的な使い方や検索のコツは済州島のバスアプリの記事で扱っているので、出発前にインストールしておくと安心です。
- 済州市を拠点にすると、城山・涯月どちらも日帰り圏内に入りやすい
- 西帰浦・中文を拠点にすると、城山方面への日帰りは移動時間を多めに見る
- 城山・涯月方面にも空港から直行の急行バス(111番・102番)がある。それ以外の方面は済州市バスターミナル経由の乗り継ぎが基本
- 経路検索はアプリを使うと乗り換えの見落としを減らせる
どこに拠点を置くか——済州市か西帰浦・中文か
ここまで整理した内容を踏まえると、運転しない前提での拠点選びは「空港から急行バスが直行しているエリアに泊まる」がいちばんの軸になります。済州市を拠点にすれば、空港からのアクセスがもっとも短く、済州バスターミナルを起点に涯月・城山方面へも動きやすくなります。一方、西帰浦・中文を拠点にすれば、南側の観光地や中文の海沿いエリアを歩いて回りやすく、済州市方面へ戻る用事が少ない旅程なら、こちらのほうが滞在中の移動は少なく済むはずです。

宿を決めるときは、バスの直行区間だけでなく、宿泊エリアそのものの過ごしやすさも合わせて考えたいところです。エリアごとの特徴や、初めてでも選びやすい拠点の考え方は済州島のホテルエリア選びガイド記事で詳しく整理しているので、宿を決める前に目を通しておくと、当日の移動時間まで含めて計画しやすくなるはずです。バスでの移動が前提になる旅程だからこそ、空港・バスターミナルへのアクセスがよい宿を選んでおくと、荷物を持っての移動がぐっと楽になります。
済州島のホテルをTrip.comで探す済州市・西帰浦・中文エリアで絞り込み
バスで回る前提なら、空港からのアクセスと、バスターミナルまでの距離を両方確認したうえで宿を絞り込みたいところです。上のTrip.comのリンクでは済州市・西帰浦・中文エリアを含めたホテルを一覧できるので、拠点を決めるときの比較材料として使ってみてください。
観光地循環バスと済州シティツアーバス——使えるものと縮小したもの
済州島には、観光地をめぐることを目的にした관광지순환버스(観光地循環バス)という仕組みもあります。ただし今回の調査で確認できた範囲では、この循環バスは縮小が続いています。2020年7月16日付で一部の系統(810-4番・810-5番、820-4番・820-5番)の運行が中断されており、さらに2024年5月11日からは820番の運行回数が20回から10回に減便、特定の高校行きの系統は廃止されています。背景には、累積する赤字によって補助金の支給が打ち切られる見込みという事情があるとされています。つまり「観光地循環バスに乗れば主要スポットを一通り回れる」という前提では、今は計画しないほうが安全です。
一方で、済州シティツアーバスという別の仕組みは、2026年9月12日の確認時点で運行が続いています。1日乗車券1枚で21の停留所を自由に乗り降りできる仕組みで、昼間の周回コースと、夜のNコース(夜間コース)の2種類があります。現金は受け付けておらず、事前の決済が前提になっている点は覚えておいたほうがよいでしょう。2026年5月には割引企画の告知もありましたが、これは期間限定の販促企画で、通年続く制度ではない点に注意してください。
島内の足——路線バスとタクシーの使い分け
拠点となる済州市・西帰浦/中文エリアの中で観光地をめぐる場合、路線バスとタクシーをどう使い分けるかが、旅程を組むうえでの実質的な悩みどころになります。バス停から観光地まで距離がある場所や、バスの本数が少ない時間帯・エリアでは、タクシーを組み合わせたほうが結果的に時間のロスが少ないことも多いはずです。「1回のタクシー移動をコーヒー1杯分くらいの出費と捉える」くらいの感覚を持っておくと、乗るかどうかの判断がしやすくなります。
済州島のタクシーを呼ぶときは、配車アプリを使うと言葉の壁を感じにくくなります。目的地の入力から呼び出しまでアプリ上で完結する仕組みや、使い方のポイントはカカオタクシーの使い方を整理した記事で詳しく扱っているので、済州島でも配車アプリを使う前提の人はあわせて確認しておくと安心です。空港の到着ターミナル(国内線・国際線)でのバス乗り場・タクシー乗り場の位置関係は空港ターミナルの案内記事にまとめてあります。
タクシーの料金の考え方——メーターと貸切
済州島のタクシーには、通常のメーター乗車と、1日単位で契約する貸切(투어택시)の2つの形があります。メーター運賃については、済州バス情報システムの公式ページに標準料金の記載があり、2024年7月1日の改定として、小型は基本料金3,000ウォン(2km)、中型は4,300ウォン、大型は6,000ウォンとなっています(2026年9月12日確認)。深夜23時から翌4時までは20%の割増があり、電話での配車を依頼した場合は1,000ウォンが加算されます(2026年9月12日確認)。基本料金の差はシートマスク3枚分ほどの開きなので、乗る前に車種を確認しておくと料金のブレに驚きにくくなります。
一方、観光地をまとめて回る貸切タクシーについては、済州特別自治道が関わる「観光幸福タクシー」という予約の窓口があることは確認できましたが、済州バス情報システムの料金ページには貸切料金の統一表は載っておらず、標準メーター料金のみが案内されていました(2026年9月12日確認)。つまり貸切の相場は、公的な統一の目安があるわけではなく、業者やコース、利用時間帯によって変わるのが実情です。貸切を検討する場合は、複数の業者の見積もりを比較したうえで、利用時間・コースの範囲を事前にすり合わせておくことをおすすめします。
- メーター料金は済州特別自治道の公式ページに記載あり(2026年9月12日確認)
- 深夜23時〜翌4時は20%の割増・電話配車は1,000ウォン加算
- 貸切タクシーの料金は公的な統一目安が無く、業者・コースによって異なる
- 貸切を使うなら複数業者の見積もりを比較するのが安心
よくある質問
まとめ——バスと拠点選びで無理なく回る
済州島はレンタカーが無くても回れますが、そのためには「空港から急行バスが直行しているエリアを拠点にする」という前提が大切になります。済州市方面には一般路線バスが多く発着し、西帰浦・中文方面へは600番・800番台の急行バスが直行しています(2026年9月12日確認)。城山方面へは111番、涯月方面へは102番の急行バスが空港から直行しています。それ以外の直行系統が少ない方面は、済州市バスターミナル経由の乗り継ぎが基本線です(いずれも済州バス情報システム公式・2026年9月12日確認)。観光地循環バスは縮小が続いているため、主要スポットを一通り回れる手段としては期待しすぎないほうが安全です。
- 拠点は「空港から急行バスが直行するエリア」から選ぶと移動が楽
- 済州市方面・西帰浦/中文方面が空港からの直行エリア(2026年9月12日確認)
- 城山方面へは111番、涯月方面へは102番の急行バスが空港から直行(済州バス情報システム公式・2026年9月12日確認)
- 観光地循環バスは縮小基調・済州シティツアーバスは運行中(2026年9月12日確認)
- タクシーはメーター料金が公式に確認できる一方、貸切は業者ごとに異なる
初めて済州島を旅する人向けの持ち物や準備の考え方は済州島はじめての旅の記事でも整理しています。レンタカーを結局借りることにした場合の返却の流れは空港でのレンタカー返却の記事にまとめてあるので、旅程を固める前にあわせて目を通しておくと安心です。バスの本数や時刻は変わることがあるため、出発前には済州バス情報システムなど公式サイトで最新情報を確認してください。
参考・出典
- 済州バス情報システム(제주버스정보시스템) 公式サイト https://bus.jeju.go.kr/ (2026年9月12日確認)
- 済州バス情報システム「600番」路線情報 https://bus.jeju.go.kr/schedule/view/600 (2026年9月12日確認)
- 済州バス情報システム「800番」路線情報 https://bus.jeju.go.kr/schedule/view/800 (2026年9月12日確認)
- 済州バス情報システム タクシー料金案内 https://bus.jeju.go.kr/publicTrafficInformation/taxiInfo (2026年9月12日確認)
- 済州シティツアーバス 公式サイト https://www.jejucitybus.com/ (2026年9月12日確認)
- 済州特別自治道 観光幸福タクシー予約窓口 https://www.jeju.go.kr/booking/taxi/jeju.htm (2026年9月12日確認・窓口の存在のみ)
- namu.wiki「제주 버스 810」「제주 버스 820」項(観光地循環バスの縮小経緯・二次情報) https://namu.wiki/w/제주 버스 810 (2026年9月12日確認)

