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2027年の韓国の秋夕(チュソク・추석)は9月15日(水)です。法定の連休はその前後を含む9月14日(火)〜16日(木)の3日間で、代替休日は付きません。韓国の暦を所管する우주항공청(宇宙航空庁)が2026年6月29日に発表した「2027년 월력요항(2027年の月暦要項)」に、そう書かれています。
2026年の秋夕は9月25日(金)だったので、2027年は10日早く来る計算です。しかも平日の真ん中に3日が収まる並びで、日本の敬老の日(9月20日)とも秋分の日(9月23日)とも重なりません。この記事では、原典の数字を起点に、旅行の日程を決めるときに効いてくる日付だけを並べていきます。ほかの祝日もまとめて見たい人は、2027年の韓国の祝日一覧と連休の並びから全体を押さえておくと、9月の位置づけがつかみやすくなります。
2027年の秋夕は9月15日(水)、連休は14日〜16日の3日間
月暦要項の原文は短く、秋夕については2か所だけです。ひとつは伝統の名節を並べた段落の「추석(음 8월 15일)은 9월 15일(수)」、つまり陰暦8月15日が陽暦の9月15日(水)に当たるという記述。もうひとつは「3日以上の連休」を列挙した箇所の「9월 14~16일(추석 및 추석 연휴, 3일)」で、秋夕と秋夕連休を合わせて3日という書き方です。
この3日間は、韓国の「관공서의 공휴일에 관한 규정(官公庁の公休日に関する規定)」第2条9号が定める「秋夕の前日・秋夕・秋夕の翌日(陰暦8月14日・15日・16日)」そのもの。2027年は陰暦8月14日が9月14日(火)、16日が9月16日(木)に当たるので、連休がそっくり平日に収まります。
前年と並べると、違いがはっきりします。
| 項目 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 秋夕の当日 | 9月25日(金) | 9月15日(水) |
| 法定の連休 | 9月24日(木)〜26日(土) | 9月14日(火)〜16日(木) |
| 週末とのつながり | 27日(日)が続き、実質4日 | 週末と離れていて3日だけ |
| 代替休日 | なし | なし |
| 連休明けの平日 | 9月28日(月) | 9月17日(金) |
| 日本の敬老の日 | 9月21日(月) | 9月20日(月) |
| 日本の秋分の日 | 9月23日(水) | 9月23日(木) |
| 日本の9月の休み | 9月19日〜23日の5連休(22日は祝日法の休日) | 9月18日〜20日の3連休と、23日(木) |
2026年は月暦要項にも「9월 24~27일(추석연휴 및 일요일, 4일)」と、日曜日を足した4日として載っていました。2027年の表記は「3일」。週末と切り離された3日間だという点が、旅行の組み立てにいちばん効いてくる違いです。2026年の連休がどう動いたかは、2026年の秋夕の日程と休業の整理に当時の状況を残しています。
なぜ2027年は代替休日が付かないのか
韓国の代替休日(대체공휴일)は、祝日が週末に重なれば必ず付く、という仕組みではありません。秋夕とソルラル(旧正月)については、先ほどの規定の第3条第1項2号が「日曜日と重なる場合」だけを対象にしています。土曜日と重なっても代替休日は生まれず、こどもの日や光復節など「土曜・日曜のどちらと重なっても付く」祝日とは扱いが違うのです。
もうひとつの入口が第3条第1項3号で、秋夕が平日のうちに別の公休日と重なった場合。2027年の9月14日〜16日には日曜日も別の祝日も入っていないので、どちらの条件にも当てはまりません。月暦要項でも、ほかの連休には「대체공휴일」の文字があるのに、秋夕の行には書かれていない。結果として、9月17日(金)は韓国の通常の平日です。
同じ2027年でも、ソルラルは様子が違います。2027年のソルラル当日は2月7日(日)で、月暦要項では2月6日〜9日の4日間に代替休日が含まれています。日曜と重なったかどうかで、同じ名節でも連休の長さが変わるわけです。旧正月の側の日付と休業の考え方は、2027年のソルラル(旧正月)の連休で同じ原典から整理しています。
日本の祝日と並べると、秋夕の翌週が日本の3連休
日本側の2027年9月は、内閣府が公表している令和9年の祝日で、敬老の日が9月20日(月)、秋分の日が9月23日(木)。2026年のように祝日に挟まれた平日が休日になる並びは、2027年の9月にはありません。日韓の休みを1枚に重ねると、次のようになります。
| 日付 | 曜日 | 韓国 | 日本 |
|---|---|---|---|
| 9月13日 | 月 | 平日(連休の前日) | 平日 |
| 9月14日 | 火 | 秋夕連休1日目 | 平日 |
| 9月15日 | 水 | 秋夕の当日 | 平日 |
| 9月16日 | 木 | 秋夕連休3日目 | 平日 |
| 9月17日 | 金 | 平日(代替休日なし) | 平日 |
| 9月18日 | 土 | 週末 | 3連休1日目 |
| 9月19日 | 日 | 週末 | 3連休2日目 |
| 9月20日 | 月 | 平日 | 敬老の日 |
| 9月23日 | 木 | 平日 | 秋分の日 |

見てのとおり、韓国の連休と日本の3連休のあいだには9月17日(金)が1日挟まります。日本の3連休で渡韓する人にとって、2027年は秋夕の人の波とは基本的に別の週。反対に、平日に休みを取れる人なら、韓国の名節の空気をそのまま見に行ける並びでもあります。
日本の祝日をもう少し広く見ると、秋分の日の9月23日(木)は、翌24日(金)に休みを足せば4日続く形です。日本の3連休や飛び石からどの時期に航空券とホテルを押さえるかは、2027年の日本の3連休から航空券とホテルを取る時期に1年分まとめてあります。9月はシルバーウィークのような大型連休にならない年なので、先に年間の並びを見ておくと、9月に寄せるか別の月にするかの判断が早くなるはずです。
韓国側の暦で見れば、9月13日(月)と17日(金)の2日を休むと、9月11日(土)から19日(日)まで9日続く並びになります。この並びで現地の人の動きがどう変わるかは、2027年の公式の交通予測が出るまで分かりません。日本の5月の大型連休と韓国の休みの関係は2027年のゴールデンウィークの韓国旅行でも同じ見方で並べています。
宮殿と博物館は、2026年の運用から2027年を読む
2027年の秋夕の連休に何が開いて何が閉まるかは、2026年10月時点ではどの施設も発表していません。そこで、公式の規則と2026年の実際の運用から、2027年に当てはめたときに何が起きるかを見ておきます。
まず宮殿。궁능유적본부(宮陵遺跡本部)の公式サイトには、2026年の公告として「경복궁 및 칠궁 추석 연휴 무료 관람 운영 안내(2026.9.24.(목)~9.27.(일))」が掲げられていました。報道(경향신문、2026年9月26日)によると、この4日間は景福宮・昌徳宮・徳寿宮・昌慶宮の4大宮と宗廟、朝鮮王陵が無料で開放され、普段は予約制の宗廟も予約なしで入れたとのこと。ただし昌徳宮の後苑は有料のままでした。2027年も同じ扱いになるかは、連休前の公告を待つしかありません。
見落としやすいのが休宮日(휴궁일)です。公式の観覧案内では、月曜が昌徳宮・徳寿宮・昌慶宮・朝鮮王陵の定休日、火曜が景福宮と宗廟の定休日。そのうえで「定休日が公休日・代替公休日と重なった場合は開放し、その次の最初の非公休日を定休日とする」と決めています。
この規則を2027年に当てはめると、9月14日(火)は秋夕連休なので景福宮と宗廟は開き、休みは次の最初の非公休日である9月17日(金)にずれる計算です。日本の3連休の前日から景福宮を予定に入れている人は、ここだけ気をつけておきたいところ。最終的には2027年の公告で確かめてください。
景福宮と宗廟は、規則どおりなら2027年9月17日(金)が休宮日になります。連休明けの金曜に景福宮を入れるなら、2027年の궁능유적본부の公告で開いている日を確かめてから予定を組んでください。
国立中央博物館は、公式の観覧案内で休館日を「2026년 1월1일, 설날(2.17.화), 추석(9.25.금)」としています。秋夕の当日だけ休む運用なので、同じ考え方なら2027年は9月15日(水)が休館日に当たる見込み。常設展示の観覧料は無料で、9月は第1月曜(2027年なら9月6日)が常設展示と特別展示室1・2の休室日になる点も、案内に書かれています。
大型マートは別の仕組みで動いています。義務休業日は月2日で、日付は店のある自治体が決めるため、日曜の地域も平日の地域もあります。2027年9月の日曜は5日・12日・19日・26日なので、第2・第4日曜を休業日にしている地域なら12日と26日。秋夕の3日間とは重ならない並びです。9月の気温や服装も合わせて考えたい人は、9月の韓国旅行の気温と秋夕の影響を参考にしてください。
道路・鉄道・空港の混み方を2026年の数字で見る
2027年の交通の予測は、例年どおりなら連休の直前に国土交通部が発表します。いま手元にある材料は2026年の実績です。2026年は秋夕連休の前日を含む9月23日〜27日の5日間が「特別交通対策期間」に指定されました(国土交通部の発表、2026年9月20日の報道)。
| 項目 | 2026年の秋夕(9月23日〜27日) |
|---|---|
| 総移動人員(暫定) | 3,075万人(予測は3,093万人) |
| 1日平均の移動人員 | 1,175万人 |
| 高速道路の1日平均の通行量 | 609万台 |
| 移動手段の割合 | 乗用車88.6%・鉄道5.6%・バス4.5%・航空0.7%・船0.5% |
| 帰省・帰京がいちばん時間のかかった時間帯(予測) | 帰省は24日の午前、帰京は25日の午後 |
| 仁川空港の利用者(予測) | 5日間で約114万人、1日平均約22.8万人 |
| 仁川空港の最多日(予測) | 出発は24日の約13.2万人、出発と到着の合計は27日の約24.7万人 |
数字の出どころは、総移動人員の暫定値と手段別の割合が国土交通部の9月29日の発表(報道ベース)、空港は仁川国際空港公社の9月22日の発表(同)。旅行者に関係が深いのは下の2行で、出発は連休の初日、帰りの到着は連休の最後に山が来るという形でした。2026年の仁川空港は出国場を最大30分早く開け、出発の3時間前に着けば足りると案内しています。
この形を2027年に移すなら、韓国発の出国の山は連休の入り口(9月13日夜〜14日)あたり、帰国の到着の山は連休の終わりから週末(16日〜19日)あたりと読めます。ただし2027年は連休が週末とつながっていないので、2026年と同じ日に山が来るとは限りません。日本から行く側にとっては、韓国の人の出国の波とは向きが逆になる日も多いはずです。
鉄道は少し事情が違います。2026年の秋夕では、コレイルの名節乗車券の一般予約が9月7日〜11日の5日間(毎日7時〜13時)で、対象は9月23日〜27日の運行分でした。名節の期間はコレイル+のアプリとホームページの専用ページだけで売り、駅の窓口では名節の乗車券を扱っていません。2026年からは、それまでSRTのアプリで予約していた水西発着の高速列車も、コレイル+とコレイルのホームページで予約する形になっています。2027年に連休中のKTX移動を考えるなら、予約の日程が発表される8月下旬〜9月上旬に公式を見ることになりそうです。
航空券と宿をいつ取るか
2027年の秋夕を日程に絡めるかどうかで、取るべき時期の考え方が変わります。韓国の名節は、現地の人の帰省や旅行で、韓国発の航空便と国内の移動が先に埋まっていくのが2026年の数字から読める形でした。日本発の便が連休中にどれだけ混むかは、公式の数字としては出ていません。
- 秋夕の3日間(9月14日〜16日)に滞在したい人:連休の入り口と出口に当たる日の便は、韓国発の便が混む日と重なる。帰国日を17日(金)以降にずらすと、空港の山を外しやすい
- 日本の3連休(9月18日〜20日)で行く人:韓国は秋夕が終わった通常の週末。景福宮の休宮日が17日(金)にずれる計算なので、初日に宮殿を入れない
- 秋分の日(9月23日)から休みを足す人:韓国は通常の平日。9月の気温の下がり方を見て服装を決めればよい時期
宿は、連休を挟むかどうかで探し方が変わります。名節に滞在するなら、営業を続けるホテルを先に押さえておくと、食事や移動の選択肢が減っても拠点が揺らぎません。価格と空室は日々変わるので、条件を決めて検索結果を開くところまでにしておき、具体的な料金は予約ページで確かめてください。
ソウルのホテルを地図と条件で探す条件を入れて検索結果を開くだけ/価格は公式で確認航空券は、日本の航空会社やLCCが2027年9月分のスケジュールを公開してからが本番です。各社の予約開始の時期と、どのタイミングで買うかの考え方は韓国行きの航空券を取るタイミングで整理しています。9月の日付を入れて、運航している便と時間帯だけ先に見ておくなら、下の検索から開けます。
日付は仮に入っています。変えてから検索してください。価格と空室はTrip.comの画面で確認できます。
避けたい日と、逆に動きやすい日
ここまでの材料を、旅行者の目線で日別に並べ直します。2027年の各施設の告知はまだ出ていないので、「2026年の運用ならこうなる」という読み方である点だけ、頭に置いておいてください。
| 日付 | 読み方 |
|---|---|
| 9月12日(日) | 第2・第4日曜を休業日にしている地域では、大型マートの義務休業日 |
| 9月13日(月) | 連休の前日。2026年は連休前日から特別交通対策が始まり、出国の山は連休初日だった |
| 9月14日(火) | 連休1日目。景福宮・宗廟は本来の定休日だが、公休日なので開く規則 |
| 9月15日(水) | 秋夕の当日。2026年の運用なら国立中央博物館は休館 |
| 9月16日(木) | 連休3日目。帰京と帰国便の到着が重なりやすい |
| 9月17日(金) | 韓国は平日に戻る。規則どおりなら景福宮・宗廟の休宮日 |
| 9月18日(土)〜20日(月) | 日本の3連休。韓国は秋夕明けの通常の週末と平日 |
韓国の官公庁と銀行は、規定上9月14日〜16日の3日間が休みで、17日(金)から通常に戻ります。両替や現地での手続きを予定に入れる人は、13日(月)までか17日以降に寄せておくと安心です。2027年の宮殿の無料開放、博物館の休館日、鉄道の予約日程は、2026年の例ではいずれも秋夕の数日前〜1か月前に告知されました。2027年の8月下旬から9月上旬にかけて、各施設の公式サイトをもう一度見てから最終の予定を固めてください。
出典と確認日
- 우주항공청 보도자료「2027년 월력요항」発表(2026年6月29日)https://www.kasa.go.kr/prog/plcyBrf/brief/kor/sub01_01_04/view.do?plcyBrfNo=431(2026年10月11日確認)
- 国家法令情報センター「관공서의 공휴일에 관한 규정」第2条・第3条(2026年5月1日施行版)https://www.law.go.kr/법령/관공서의공휴일에관한규정(2026年10月11日確認)
- 内閣府「国民の祝日について」令和8年及び令和9年の国民の祝日 https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html(2026年10月11日確認)
- 궁능유적본부「관람시간」https://royal.khs.go.kr/ROYAL/contents/R702000000.do/景福宮の公告一覧 https://royal.khs.go.kr/ROYAL/contents/menuInfo-gbg.do?grpCode=gbg(2026年10月11日確認)
- 국립중앙박물관「관람안내」https://www.museum.go.kr/MUSEUM/contents/M0101000000.do(2026年10月11日確認)
- 경향신문「추석 연휴 4대궁과 종묘, 조선왕릉 무료 개방」(2026年9月26日)https://khan.co.kr/article/202609260900001
- 경향신문 仁川国際空港公社の秋夕連休の見通し(2026年9月22日)https://khan.co.kr/article/202609221429001
- 뉴스서울 国土交通部の秋夕特別交通対策(2026年9月20日)https://newsseoul.co.kr/news/view/1065604818932360
- 위키트리 国土交通部の秋夕連休の移動実績(2026年9月29日)https://www.wikitree.co.kr/articles/1162832
- 위키트리 2026年秋夕の乗車券予約日程 https://www.wikitree.co.kr/articles/1158430

