韓国コスメ、気づけばいつも同じブランドばかり手に取っている——そんな自覚、ありませんか。棚に並ぶ定番ブランドは安心して選べる反面、「次に来るブランド」を追いかけるのは案外むずかしいものです。
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2026年8月21〜23日にソウル・聖水洞で開かれる「무뷰페(ムビュペ)in 聖水」は、韓国コスメの新興ブランドが一気に顔をそろえるきっかけにすぎません。この記事の主役はイベントではなく、公式サイトやQoo10ジャパンで実在と稼働を確認できた5つのインディーズブランド——FEEV・JAVIN DE SEOUL・irecipe・tiptoe・9wishesです。フェスタが終わっても、この記事はブランドの入口として読めるようにまとめました。
「무뷰페 in 聖水」がきっかけ——韓国のインディーズコスメで今起きていること
今回の記事のきっかけは、무신사(ムシンサ)が主催する美容の祭典「무뷰페(ムビュペ)」です。オンラインは2026年8月10日11時〜24日11時までの14日間、660ブランド・14,545商品を対象に最大80%オフのセールを実施。そのなかでもオフラインイベント「무뷰페 in 聖水」は8月21日〜23日の3日間限定で、ソウル・聖水洞一帯を会場に開かれています。
今回とくに注目したのが、化粧品OEM大手コスマックスの連合ブースです。中小벤처企業部の「2026年소공인(韓国語で年商の小さな製造事業者の意)販路開拓支援事業」の뷰티分野パートナー社として、年商120億ウォン以下の国内小規模ブランドから選ばれた20社と「The Secret Lab(秘密の研究所)」というコンセプトのブースを運営すると発表されています。ただし、この20ブランドの具体名は記事執筆時点では公式に発表されておらず、案内では「公式Instagramで追って公開予定」とされていました。数がそろっているように見せるための水増しはせず、この記事では別途、実在と日本での入手経路を確認できたブランドだけを紹介します。
3日間のイベントが終われば、この盛り上がりの記録は流れていきます。だからこそ次の章からは、フェスタの熱気ではなく、ブランドそのものの中身——何を売っていて、日本からどう買えるのか——に絞って整理していきます。

FEEV(피브)——「ヘルシーヴィーガン」を掲げるスキンケア発ブランド
FEEV(피브)は、公式サイトで「Healthy Vegan Beauty」を掲げるスキンケア・ベースメイクブランドです。自然由来の成分と技術を組み合わせて「肌の疑問に答える」処方をつくる、という説明が公式サイトに書かれています。Instagram公式アカウントも稼働中でフォロワーは3万人近くにのぼり、投稿頻度からも現役で動いているブランドだと確認できました。
代表商品としてまず挙げたいのが「ハイパーハイドロクリーム」(80ml)と「ハイパーハイドロセラム」(100ml・大容量)のスキンケアコンビです。名前の通り保湿に軸足を置いたラインで、乾燥しやすい季節の主力アイテムとして紹介されています。ベースメイクでは「ハイパーフィットベアクッション」、色ものでは「ハイパーフィットカラーセラム」「ハイパーフィットグラムドロップ」というリップティントも展開しており、スキンケアからポイントメイクまでを一つのブランドで完結できる構成です。
本記事で紹介する成分・仕上がりの説明は、各ブランドの公式サイトが案内する製品スペックの範囲にとどめています。「肌がきれいに見える」といった表現はあっても効能・効果を保証するものではなく、肌悩みの判断は皮膚科などの専門家に委ねてください。
FEEVは2026年8月21日時点でQoo10ジャパンに複数の商品ページがあり、スキンケア・ポイントメイク・ベースメイクのカテゴリで購入できることを確認しています。日本の実店舗展開はまだ確認できていませんが、通販だけならハードルは高くありません。
- Qoo10のFEEVブランドページ:日本から買える商品と価格の目安をまとめて見られます
- FEEV公式サイト(韓国語):現行のラインナップと、いま何を推しているかはここがいちばん早いです
JAVIN DE SEOUL(자빈드서울)——ベースメイクを軸にした「技術型インディーズ」
JAVIN DE SEOUL(자빈드서울)は、「Authentic Beauty」をテーマに掲げるベースメイク中心のブランドです。運営元はソウル松坡区に拠点を置く会社で、一般的な色物ブランドが色数の多さで勝負するのに対して、JAVIN DE SEOULは特許取得の「10 Flowerburst Complex」という成分を使ったベースメイクを核に据えているのが特徴です。専門メディアの取材でも「肌ベースメイクを軸にブランドを展開している」インディーズとして紹介されていました。
代表商品は「ウィンククッショングロー」「ウィンククッショングローポケット」「ブルーム・ウィンクファンデーションパクト」「グリーナリーベースパウダーパクト」など。日本公式サイトでの表示価格は、ウィンククッショングローが3,300円、携帯用のポケットサイズが2,200円でした(2026年8月21日確認)。缶コーヒー2〜3本分ほどの価格帯で、ファンデーションを試す感覚に近いかもしれません。
日本での入手経路がはっきりしているのも、このブランドの強みです。日本公式通販サイトがあるほか、Qoo10ジャパンの公式ショップ、楽天市場(取り扱い商品約180点)、ヨドバシ.com、Yahoo!ショッピングでも購入できることを確認しました。欧州の化粧品認証CPNPも取得しており、韓国国内だけで完結させるつもりのないブランドだとうかがえます。
- Qoo10のJAVIN DE SEOULブランドページ:日本から買える商品と価格の目安をまとめて見られます
- JAVIN DE SEOUL公式サイト(日本語):現行のラインナップと、いま何を推しているかはここがいちばん早いです
irecipe(아이레시피)——「クリーンビューティ2.0」を掲げるスキンケア
irecipe(아이레시피)は、「私と地球のためのクリーンビューティ」というコンセプトを掲げるスキンケアブランドです。公式の説明では肌悩みの跡ケアに特化し、全製品がEWGのグリーン等級を取得、低刺激かつ高浸透の処方にこだわっているとのこと。K-POPグループNMIXX(엔믹스)のジウさんをブランドアンバサダーに起用したという発表もありました。
代表的なシリーズは「シカPDRN跡クリアシリーズ」(トナーパッド・セラム・クリーム)、独自成分を使った「アクアフィトフレックスシリーズ」、そして「セラミドゆずヒーリングシリーズ」です。Qoo10ジャパン限定で「セラミドゆずエナジャイジングサンセラム」という日焼け止め美容液も展開しており、韓国の売れ筋をそのまま日本に持ち込むのではなく、日本市場向けの商品構成も意識している様子がうかがえます。
irecipeが分かりやすいのは、日本進出の経緯が正式に発表されている点です。プレスリリースによれば2026年5月30日に日本発売を開始し、日本総販売元は東京都新宿区大久保の株式会社BARUDAだと明記されています。総販売元がはっきりしているブランドは問い合わせ先や返品対応の窓口も追いやすく、通販初心者には安心材料になりそうです。韓国のスキンケアの基本ステップを先に知っておくと、irecipeのどのアイテムから試すべきかも判断しやすくなります。
- Qoo10のirecipeブランドページ:日本から買える商品と価格の目安をまとめて見られます
tiptoe(팁토우)——「걸코어」美学で勝負するカラーコスメ
tiptoe(팁토우)は、元Blank Corporation(韓国の大手インディーズコスメグループ)幹部のイ・サンビン氏が2023年2月に創業した、걸코어(ガールコア)美学を掲げるカラーコスメブランドです。子どもの頃にベッドの下にしまっていた宝箱を開けるような気持ちを思い出させる、という表現でブランドを説明しています。創業からまだ数年ですが、創業1カ月でオリーブヤングのオフライン店舗展開が決まり、メイク・ネイル部門で1位を獲得した経緯がある、勢いのあるブランドです。
代表商品は「グロウィット・ソルベティント」「ウィッシュタッチアイパレット」「ジェリースティック」の3つ。ソルベ(シャーベット)というネーミング通り、みずみずしい発色を売りにしたリップ・アイシャドウ展開です。運営会社のプルーツフルはプレA投資として20億ウォンを調達しており、韓国国内でも成長株として見られているブランドだといえそうです。
調べたところ、tiptoeはQoo10ジャパンの公式ショップから直接購入できることを確認しています。韓国の実店舗でしか買えないインディーズも多いなかで、通販の窓口を早い段階で用意しているのは、日本の読者にとってはうれしいポイントです。
- Qoo10のtiptoeブランドページ:日本から買える商品と価格の目安をまとめて見られます
- tiptoe公式サイト(韓国語):現行のラインナップと、いま何を推しているかはここがいちばん早いです
9wishes(나인위시스)——「賢い美しさ」を掲げるナチュラル処方
9wishes(나인위시스)は、「賢い美しさの秘密」というキャッチコピーを掲げるスキンケアブランドです。トナー・ローションからアンプル、クリーム、クレンジング、日焼け止めまで、スキンケアの一通りの工程をブランド内でそろえられる構成になっています。人気を集めているのは保湿系の「ハイドラアンプルクリーム」や「バリアアンプルセラム」で、SNSで話題になった商品として公式サイトでも紹介されていました。敏感肌向けには「デルマティックシカシリーズ」という鎮静ラインも用意されています。
公式サイトではカカオトークによる1対1の美容相談やFAQ、レビューコーナーも整備されていて、通販だけでもサポート体制がしっかりしている印象です。ライスクレンジングシリーズのようなクレンジング製品も展開しており、韓国式スキンケアのステップの中に組み込みやすいラインナップだと感じます。
日本での入手経路は、Qoo10ジャパンの公式ショップ「9wishes JP」で確認できました。ショップ名に「JP」と付けているあたり、日本の読者を意識した展開だとわかります。日本の実店舗情報はまだ確認できていないので、まずは通販から試すのが現実的です。
- Qoo10の9wishesブランドページ:日本から買える商品と価格の目安をまとめて見られます
- 9wishes公式サイト(韓国語):現行のラインナップと、いま何を推しているかはここがいちばん早いです
まだ日本に上陸していないブランドと、買う前に確認したいこと
ここまでの5ブランドとは対照的に、実在は確認できたものの、2026年8月21日時点で日本向けの販売経路が見つからなかったブランドもありました。リップメイクが軸のBlup(블럽)は「オーバーデュー・グロイティント」が代表商品で、公式サイトとソウル・弘大の実店舗はありますが、日本発送の案内は見当たりませんでした。ヴィーガンの色物ブランド무지개맨션(Muzigae Mansion)は「オブジェリキッド」などパッケージデザインで人気に火がついたブランドで、インドネシアでのポップアップ開催は確認できましたが、日本向けの窓口はまだ確認できていません。カラーコスメのFIVEVIBE(파이브바이브)も同様に、韓国国内の通販・店舗展開が中心という状況でした。
この3ブランドが「買えない」というより、日本から見つけにくいだけ、という可能性もあります。とはいえ確認できていない経路を「たぶん買える」と書くわけにはいかないので、ここは正直に止めておきます。気になる場合は公式サイトやInstagramで直接、海外発送の可否を問い合わせるのが確実です。
あわせて、実店舗の少ないインディーズブランドを個人輸入代行や非公式の転売サイトで買うときは、いくつか確認しておきたい点があります。
- 出品ページに「公式」「正規代理店」の表示があるか
- ショップ名にブランド名がそのまま入っているか(Qoo10なら「◯◯公式」「◯◯ JP」のような表記)
- 公式Instagramが出品者やセールを告知しているか
- 並行輸入品の場合、その表示が商品タイトルにあるか
今回確認した5ブランドはいずれも、公式サイトかQoo10ジャパンの公式ショップという分かりやすい窓口を持っていました。逆に言えば、そうした窓口が見当たらないインディーズブランドを見つけたときは、購入前に一呼吸置いたほうがよさそうです。

日本から買うならどこか——公式通販とセレクト通販の使い分け
ブランドごとの窓口が分かっても、「結局どこでまとめて見比べればいいの?」という声もありそうです。まとめ買いをしたいなら、韓国のヘルス&ビューティーストアオリーブヤングのグローバルサイトが入口として使いやすいところです。日本語表示・円決済に対応していて、今回紹介したブランドの一部もオリーブヤング経由で取り扱いが見つかります。
初回限定のクーポンを使うと、コスメ1点分の割引額がシートマスク3枚分くらいになることもあります。まとめ買いの前にチェックしておいて損はありません。
もう1つの窓口がQoo10ジャパンです。今回紹介したFEEV・irecipe・tiptoe・9wishesはいずれもQoo10ジャパンに公式ショップを構えていて、検索一発でたどり着けます。韓国のインディーズコスメをまとめて見比べたいときの入口として、覚えておいて損はありません。
Qoo10は年に数回、大型セールの「メガ割」を実施しています。インディーズブランドもこのタイミングで値引きされることがあるので、メガ割で買うべきコスメの見極め方を先に読んでおくと、セール中に何を優先すべきか判断しやすくなります。オリーブヤングにも独自のセール時期があるので、オリーブヤングのセール時期もあわせてチェックしておくと、同じ商品でもタイミング次第で差が出るはずです。
はじめて韓国のインディーズコスメを試す人は、いきなり本国から個人輸入するより、オリーブヤングを日本から利用する方法や韓国コスメを日本で買う方法を先に押さえておくほうが、失敗が少ないと感じます。定番の知名度の高い人気ブランドと、今回のような立ち上がったばかりのブランドを両方カゴに入れておくと、通販1回の満足度も安定しやすいです。
よくある質問
まとめ
- 2026年8月21〜23日の「무뷰페 in 聖水」がきっかけだが、この記事の主役はイベントではなくブランドそのもの
- コスマックス支援の20ブランドは具体名が未公開。数合わせをせず、実在と日本での入手経路を確認できた5ブランドだけを紹介した
- FEEV・JAVIN DE SEOUL・irecipe・tiptoe・9wishesは、公式サイトかQoo10ジャパンの公式ショップから購入できることを確認済み
- Blup・무지개맨션・FIVEVIBEは実在するが、日本向けの販売経路は確認できなかった
- まとめ買いをしたいならオリーブヤングのグローバルサイト、ブランド単位で探すならQoo10ジャパンが窓口になる
韓国のコスメ棚は、いつも見慣れたブランドだけでできているわけではありません。무뷰페のような3日間のイベントは終わってしまいますが、そこで名前を知ったブランドの通販窓口さえ押さえておけば、気になったときにいつでも試せます。まずは気になった1ブランドの公式サイトを、ブックマークしておくところから始めてみてください。
参考・出典
- 무신사 뷰티 公式コンテンツ「2026 무뷰페 in 성수」 https://www.musinsa.com/content/1529369305953254622 (2026年8月21日確認)
- 이투데이「무신사 뷰티, “성수 팝업 티켓 48초 만에 완판”」 https://www.etoday.co.kr/news/view/2612930 (2026年8月21日確認)
- 톱데일리「코스맥스, ‘무신사 뷰티 페스타’에 신진 브랜드 연합부스 마련」 https://www.topdaily.kr/articles/111451 (2026年8月21日確認)
- 다음뉴스(코스맥스・무신사 소공인 브랜드 지원記事) https://v.daum.net/v/20260813084850345 (2026年8月21日確認)
- FEEV公式サイト https://feev.co.kr/ (2026年8月21日確認)
- JAVIN DE SEOUL日本公式サイト https://jp.javindeseoul.com/ (2026年8月21日確認)
- 한국섬유신문「’자빈드서울’, 베이스 중심 전략으로 구현한 ‘기술형 인디색조’」 https://www.ktnews.com/news/articleView.html?idxno=144063 (2026年8月21日確認)
- irecipe日本進出プレスリリース(株式会社BARUDA) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000115426.html (2026年8月21日確認)
- irecipe Qoo10ジャパン公式ショップ https://www.qoo10.jp/shop/irecipe (2026年8月21日確認)
- tiptoe公式サイト https://tiptoe.kr/ (2026年8月21日確認)
- tiptoe Qoo10ジャパン公式ショップ https://www.qoo10.jp/shop/tiptoe (2026年8月21日確認)
- 9wishes公式サイト https://9wishes.co.kr/ (2026年8月21日確認)
- 9wishes Qoo10ジャパン公式ショップ https://www.qoo10.jp/shop/9wishesjp (2026年8月21日確認)
- Blup公式サイト https://blup.kr/ (2026年8月21日確認)
- 무지개맨션公式サイト https://muzigae-mansion.com/ (2026年8月21日確認)
- FIVEVIBE公式サイト https://fivevibe.co.kr/shopinfo/company.html (2026年8月21日確認)

