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「大田(テジョン)に行くことになったけど、地下鉄は何号線まであるの?T-moneyはそのまま使えるの?」と調べ始めると、ソウルや釜山に比べて情報が少なくて不安になる人もいるのではないでしょうか。実は大田の都市鉄道は仕組みがシンプルで、覚えることはそれほど多くありません。
大田の都市鉄道(地下鉄)は現在1号線のみが営業中で、板岩(パンアム)駅から盤石(パンソク)駅までの22駅を結んでいます(2026年9月17日確認)。運賃は交通カードなら大人1区間1,550ウォンで、T-moneyなど全国共通の交通カードがそのまま使えます。2号線は路面電車(トラム)として建設中ですが、2026年9月時点ではまだ開業していません。ソウルの地下鉄に慣れている人なら、迷う場面はそれほど多くないはずです。
大田交通公社とは――大田都市鉄道公社からの名称変更
大田の都市鉄道を運営しているのは「대전교통공사(大田交通公社)」です。以前は「대전광역시도시철도공사(大田広域市都市鉄道公社)」という名称でしたが、2022年1月1日に「大田交通公社」へと変更されています。この改称にあわせて、障害者向けのコールタクシーや、公共レンタサイクル타슈(タシュ)の運営も同じ組織が担うようになりました。
名称が変わった経緯を知らずに「大田都市鉄道公社」で検索すると、現在の公式サイトにたどり着きにくいことがあります。この記事では現在の正式名称である大田交通公社を基準に案内しますが、古いガイドブックやブログでは旧名称のまま紹介されていることもあるので、リンク切れのように見えても慌てないでください。
大田地下鉄1号線の全体像――板岩駅から盤石駅まで22駅
大田の都市鉄道1号線は、東区の板岩(パンアム)駅から儒城区の盤石(パンソク)駅までを結ぶ路線です。公式の運行現況によると、片道の営業距離は20.5km、端から端まで乗った場合の所要時分は40分、駅数は22駅とされています(2026年9月17日確認)。全区間が地下を走り、各駅にはスクリーンドアが設置されています。
運行時間は05:30から24:20まで。運行間隔は平日のラッシュ時間帯(R.h)が5〜6分、閑散時間帯(NH)が10分、休日はラッシュ相当時間帯が8分、閑散時間帯が10分です。運行回数は平日242回・休日218回、車両基地は板岩と外三(ウェサム)の2か所にあり、21編成・84両を保有しています(2026年9月17日確認)。数字だけ見ると路線図が複雑そうに思えるかもしれませんが、実際は一本道の路線なので、乗り間違えて反対方向に進んだとしても引き返すだけで済みます。
大田の交通事情に興味がある人には、韓国全体の交通カード比較記事もあわせて読むと、他の都市との違いが分かりやすいかもしれません。
運賃はいくら?――交通カードと普通乗車券の違い
大田の都市鉄道の運賃制度は「移動区間制」と呼ばれる仕組みです。出発駅から10km以内が1区間、10kmを超えると2区間として扱われます。公式の運賃表によると、大人(満19歳〜満65歳未満)は交通カードなら1区間1,550ウォン・2区間1,650ウォン。トークン型の普通乗車券だと1区間1,700ウォン・2区間1,800ウォンで、交通カードより150ウォン高くなります(2026年9月17日確認)。
青少年(満13歳〜満19歳未満)は交通カードで1区間880ウォン・2区間960ウォンですが、普通乗車券を使うと割引はなく大人と同じ1,700ウォン・1,800ウォンです。子供(満6歳〜満13歳未満)は交通カードで1区間550ウォン・2区間600ウォン、割引乗車券は600ウォン・650ウォンとなっています。満65歳以上の高齢者や障害者、独立有功者などは身分証の提示で無賃(2026年9月17日確認)。数字だけ見ると細かく感じますが、要は「交通カードを使うほうが常に安い」と覚えておけば十分です。

下の図は、対象別の交通カード運賃をまとめたものです。大人1区間1,550ウォンは、コンビニのスナック菓子1袋分くらいの金額感。3〜4駅の移動なら、身構えるほどの出費ではないはずです。
T-moneyは大田でも使える?――対応カードとチャージの注意
結論から言うと、T-moneyはそのまま使えます。公式の案内によると、大田の都市鉄道で使えるプリペイド式の交通カードは、全国共通交通カードに限りT-money(티머니)・ハンペイ(한페이)・レールプラス(레일플러스)・キャッシュビー(캐시비)・ユペイ(유페이)の5種類。後払い式では、BCカードや国民・新韓・ロッテ・現代・農協・ハナなど各社のRF機能付きクレジットカードも利用できます(2026年9月17日確認)。ソウルや釜山で使っているカードを、そのまま大田に持ってきても問題なく使えるということです。
公式の案内では、駅の券売機でチャージ(入金)できるのはT-money系のカード(旧・新ハンクムイカード、POPティーマネーカードなど)に限られると案内されています。キャッシュビーなど他ブランドのカードを使う予定なら、大田に着く前にある程度チャージしておくと安心です。
交通カードの種類ごとの違いをもう少し詳しく知りたい人は、T-moneyの使い方まとめ記事を先に読んでおくと、大田に着いてから戸惑うことが減るはずです。正直、韓国の交通カードは種類が多くて最初は混乱しがちですが、大田に関しては「T-moneyが使えるかどうか」だけ気にしておけば大きな失敗はしないと思います。
バス・マウルバスとの乗り換え運賃
大田では地下鉄とバスを乗り継ぐと運賃が割引される仕組みがあります。公式の環乗運賃(乗り換え運賃)の案内によると、下車から30分以内・最大3回まで乗り換えが可能で、地下鉄の乗り換えは1回限定です。この割引を受けるには交通カードの利用が必須で、現金や普通乗車券では対象外です(2026年9月17日確認)。
市内バスと地下鉄を乗り継ぐ場合、大人運賃は市内バス単独1,550ウォン、地下鉄単独1,500ウォン。市内バスから地下鉄へ乗り継ぐと追加50ウォン、地下鉄から市内バスへ乗り継ぐと追加は発生しません(合計1,550ウォン)。マウルバス(村バス)と地下鉄の組み合わせでは、マウルバスから地下鉄への乗り継ぎで追加200ウォンとなっています。2区間を利用した場合は、大人で100ウォンの超過運賃が別途かかります(2026年9月17日確認)。市内バスと地下鉄を乗り継いでも合計1,550ウォンで収まるのは、缶コーヒー1本分にも届かないくらいの金額感です。
大田駅――KTX・京釜線とつながる大田の玄関口
都市鉄道の大田駅は、東区中央路の地下にあり、住所は地下218(中洞)です。公式の駅情報によると、地上にあるKTX・京釜線の「大田駅」と直結していて、大田の玄関口として1日の流動人口が3〜40万人規模にのぼるとされています(2026年9月17日確認)。駅の構造は地下5階、島式ホームで、エレベーター3基・エスカレーター16基、出口は4か所です。
ソウルからKTXで大田入りして、そのまま都市鉄道に乗り換えたいという人には便利な位置関係です。KTXと市外バスのどちらで大田入りするか迷っている場合は、KTXと高速バスの比較記事で所要時間や運賃の考え方を整理しているので、あわせて確認してみてください。大田駅は「乗り換えの起点」として覚えておくと迷いにくい駅です。
儒城温泉駅――温泉街のいちばん近くにある駅
儒城温泉(충남대・목원대)駅は、儒城区鶏龍路の地下97(鳳鳴洞)にあります。駅名に大学名が入っているとおり、忠南大学校・木原大学校が近く、あわせて儒城温泉街への入口にもなっている駅です。公式の案内では、周辺に宿泊施設が100か所以上あるとされていて、古くからの温泉観光地として知られています(2026年9月17日確認)。出口は8か所、エレベーター4基・エスカレーター6基が設置されています。
温泉街というと日帰り入浴のイメージを持つ人もいるかもしれませんが、大田の儒城温泉は宿泊施設が集まるエリアという性格が強い場所です。個々の温泉施設の営業時間や日帰り入浴の可否は、今回の調査では施設ごとに確認しきれていません。訪れる予定がある人は、目当ての施設の公式情報を個別に確認しておくのが確実です。
起点の板岩駅、終点の盤石駅――知っておくと便利な特徴
路線の起点にあたる板岩(パンアム)駅は、東区玉川路の地下162(板岩洞)にあります。公式の紹介では大田の東側の玄関口とされていて、出口は4か所。自転車保管所や障害者用の設備、乗換駐車場、カフェなどが備わっています(2026年9月17日確認)。
一方の終点、盤石(パンソク)駅は儒城区北儒城大路の地下303(盤石洞)にあります。公式の紹介では、世宗(セジョン)行政中心複合都市にいちばん近い都市鉄道の駅とされていて、乗換駐車場も用意されています。出口は6か所です(2026年9月17日確認)。世宗方面へバスなどで乗り継ぐ人にとっては、大田の中でも動きやすい位置にある駅と言えそうです。
大田を拠点に日帰りで周辺を回りたい人向けには大田の日帰り観光まとめ記事もあるので、路線の外側にある見どころを探す際の参考にしてみてください。
大田でどこに泊まる?――拠点選びのヒント
大田の都市鉄道は一本道なので、宿の場所を決めるときは「大田駅寄り」か「儒城温泉寄り」かのどちらかで考えると分かりやすくなります。大田駅周辺はKTXでの移動や中心市街地の買い物に便利な立地。儒城温泉周辺は宿泊施設が集まっていて、翌朝の移動よりも滞在そのものを楽しみたい人向けの雰囲気があります。
大田のホテルをTrip.comで探す大田駅・儒城温泉エリアから選べる
正直に書くと、大田は済州島やソウルほど宿の選択肢が多い街ではありません。それでも大田駅周辺にはビジネスホテル、儒城温泉周辺には温泉付きの宿泊施設が集まっていて、目的に合わせて選びやすい構成になっています。値段や口コミ評価はシーズンで変わりやすいので、日程が決まったらできるだけ早めに候補を絞っておくと安心かもしれません。
よくある質問
まとめ――大田の地下鉄は1本、迷いにくい路線
大田の都市鉄道は、板岩駅から盤石駅までを結ぶ1号線のみが営業中で、駅数は22駅、片道の所要時分はおよそ40分です(2026年9月17日確認)。T-moneyなど全国共通の交通カードがそのまま使え、運賃は大人1区間1,550ウォンとトークン型の乗車券より安く設定されています。バスとの乗り換え割引もあるので、交通カード1枚を持っていれば移動の悩みはかなり減らせるはずです。
- 大田の都市鉄道は現在1号線のみ(2号線トラムは建設中で未開業)
- 板岩駅⇔盤石駅の22駅、片道20.5km・約40分
- 運賃は交通カードで大人1区間1,550ウォン、トークン型は1,700ウォン
- T-money等の全国共通交通カードが利用可能。券売機でのチャージはT-money系が中心
- 大田駅はKTX・京釜線と直結、儒城温泉駅は宿泊施設が集まるエリア
路線がシンプルな分、大田の地下鉄は身構える必要のない移動手段です。忠清南道エリアをもう少し足を延ばして楽しみたい人は大田の日帰り観光記事も参考にしてみてください。
参考・出典
- 大田交通公社「시설/운행현황(施設・運行現況)」https://www.djtc.kr/kor/page.do?menuIdx=461 (2026年9月17日確認)
- 大田交通公社「고객운송약관 및 운임(顧客運送約款及び運賃)」https://www.djtc.kr/kor/page.do?menuIdx=307 (2026年9月17日確認)
- 大田交通公社「환승운임(乗換運賃)」https://www.djtc.kr/kor/page.do?menuIdx=308 (2026年9月17日確認)
- 大田交通公社「승차권종류(乗車券種類)」https://www.djtc.kr/kor/page.do?menuIdx=309 (2026年9月17日確認)
- 大田交通公社「역정보(駅情報)」https://www.djtc.kr/kor/stationInfo.do?menuIdx=38 (2026年9月17日確認)

