チムジルバンの入り方|料金の目安・持ち物・館内着とタオルのルール

チムジルバンの入り方を紹介するアイキャッチイラスト。オレンジの館内着とタオル、ロッカー扉、リストバンド型キー、石造りの汗蒸幕を並べ「はじめてでも迷わない」のコピーを添えた構成。

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街歩きで冷えた体をどうにかしたくて「チムジルバンに行こうかな」と検索したものの——受付で何を言えばいいのか、タオルは持っていくのか、そもそもいくらなのか。入口の前で3分立ち止まった、という声は多いはずです。

先に答えを。入場料はおよそ10,000〜18,000ウォン(約1,105〜1,989円)が公式サイトで確認できた実勢の幅(2026年8月確認時点)。手順は受付で払う→リストバンド型のロッカーキーを受け取る→脱衣室→浴場→館内着に着替えて汗蒸幕エリア→退館時にもう一度精算という一本道です。日本のスーパー銭湯と決定的に違うのは、この「精算が2回ある」という一点。ここさえ飲み込めば、あとは流れに乗るだけ。

この記事でわかることは4つ。

  • 入館から退館までの手順を時系列で(何をどの順に脱ぐか・着るかまで)
  • 公式サイトで確認した3施設の正式な料金表と、税関公示相場での円換算
  • 日本の銭湯・スーパー銭湯との違い早見表(タオル/館内着/深夜/支払い)
  • 持ち物リストと、館内着・タオルの扱い方
結論から

覚えるのは2つだけ。①入場料は受付で先払い、館内の飲食はリストバンドにツケて退館時に精算 ②浴場は裸、汗蒸幕エリアは館内着。この2つを知っていれば、言葉が分からなくても手順を間違えません。

  • リバーサイドスパランド(ソウル)は찜질방 昼間15,000ウォン/夜間17,000ウォン(2026年8月確認時点)
  • 許心庁(釜山)は一般 平日15,000ウォン/土日祝18,000ウォン(2026年8月確認時点)
  • タオルは館内で受け取る前提。日本の銭湯感覚での持参は必須ではない
  • 24時間営業とは限らない。深夜到着の日に当て込むなら営業時間を先に確認

渡韓そのものが初めてで、通信や両替から順に固めたい人は、全体像を「初めての韓国旅行の準備ガイド」で押さえてから戻ってくると迷いません。ここで扱うのはチムジルバンの入り方と料金だけです。


目次

チムジルバンの入り方は、受付から退館まで一本道

チムジルバンとは、浴場と、館内着を着て過ごす汗蒸幕エリアが同じ建物に同居している韓国の入浴施設のこと。日本のスーパー銭湯に岩盤浴フロアが常設されている状態、と考えると近いはずです。찜질방=チムジルバン

迷うのは順番だけなので、そのまま並べます。靴箱が受付の前後どちらに来るかは施設差あり。それ以外はほぼ共通です。

  1. 入館・靴を靴箱へ。入口付近に預けます
  2. 受付で入場料を支払う。ここが1回目。「찜질방」と「사우나(サウナのみ)」で料金が分かれる施設があるので、どちらを使うか伝えます
  3. ロッカーキーを受け取る。リストバンド型が多く、館内での身分証と財布を兼ねます
  4. 脱衣室(탈의실)へ。番号のロッカーに服と荷物を
  5. 浴場は裸で。日本の銭湯と同じで、水着も館内着も着ません
  6. 上がったら館内着に着替える
  7. 汗蒸幕(한증막)エリアへ。男女共用のことが多く、館内着が「服」の役割を果たします
  8. 売店・食堂で休憩。支払いはリストバンドをかざす方式が主流
  9. 退館時に受付で精算。ここが2回目。リストバンドを返し、靴箱の鍵と交換して終了
チムジルバンの入り方を受付から退館まで9ステップで示した流れ図。靴箱・受付先払い・リストバンド型キー・脱衣室・浴場は裸・館内着・男女共用の汗蒸幕・売店はリストバンド決済・退館時の精算の順に並び、支払いが2回あることを示す。
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ソウルイン編集部
正直、いちばん混乱するのは「浴場は裸/汗蒸幕は館内着」の切り替えだと思います。館内着のまま湯船へ行こうとして止められた、という話も聞きますが、逆に汗蒸幕エリアへ裸で出るほうが気まずい。順番で覚えてしまうのがラクです。

リストバンドは、館内での決済端末そのもの。財布を脱衣室に置いたまま食堂で注文できるのはこの仕組みのおかげです。裏を返せば、使った分は退館時にまとめて請求されるということ。


料金の目安は、公式サイトの料金表で確かめる

受付でのやりとりが不安な人や、料金を先に確定させたい人は、日本語で事前購入できるチケットもあります。入場料が決まっているぶん、当日は入館証を見せるだけで済みます。

スパレックス東大門の入場チケットを見る(KKday)

チムジルバンの料金とは、入場料(時間帯・曜日で変動)+オプション料金(館内着や汗蒸幕の追加)+館内の飲食費の3層構造である、と考えると把握しやすくなります。요금=料金 よく見かける「7,000〜20,000ウォンくらい」という幅は体感値であって、施設の公式表とは限りません。

そこで編集部が、公式サイトに料金表を掲載している3施設(ソウル2・釜山1)を横並びに整理しました。円換算は財務省・税関の外国為替相場(適用期間2026年8月2日〜8月8日/韓国ウォン100単位につき11.05円)で計算しています(2026年8月確認時点)。

施設(所在) 区分 料金(ウォン) 円換算の目安
リバーサイドスパランド(ソウル・広津区) 찜질방 昼間 05:00〜20:00・大人 15,000 約1,658円
同上 찜질방 夜間 20:00〜05:00・大人 17,000 約1,879円
同上 サウナのみ 昼間・大人 13,000 約1,437円
セララ(ソウル・永登浦区) サウナ・汗蒸幕 平日 大人/子供 10,000/9,000 約1,105円/約995円
同上 館内着レンタル(別途) 5,000 約553円
許心庁(釜山・ホテル農心) 一般(中学生以上)平日/土日祝 15,000/18,000 約1,658円/約1,989円
同上 児童(小学生)平日/土日祝 11,000/12,000 約1,216円/約1,326円
同上 찜질(汗蒸幕・別途) 4,000 約442円

(出典:各施設公式サイト/円換算は財務省・税関の外国為替相場・適用期間2026年8月2日〜8月8日。すべて2026年8月確認時点)

料金が動く理由は「時間帯」と「曜日」の2種類

3施設を並べると差の出どころが見えます。リバーサイドスパランドは昼夜で2,000ウォン(約221円)差、許心庁は平日と土日祝で3,000ウォン(約332円)差(いずれも2026年8月確認時点)。前者は「何時に入るか」、後者は「何曜日に行くか」で決まる設計です。2,000ウォンはカフェでアイスコーヒーを1杯頼むかどうか、くらいの感覚。ずらせば浮くけれど、無理にずらすほどでもない——このバランス感が持てると旅の組み立てが軽くなります。

滞在時間には上限がある

「何時間でもいられる」というイメージがありますが、公式の案内には時間制限と超過料金が明記されているのが実情でした(2026年8月確認時点)。

施設 営業形態 滞在時間の上限 超過料金
リバーサイドスパランド 365日24時間営業 찜질방は入室後15時間/サウナは6時間 1時間ごとに1,000ウォン(約111円)
許心庁 温泉05:30〜22:00(入場21:30まで)/찜질施設06:30〜21:00。24時間営業ではない 温泉のみ4時間/温泉+찜질6時間/全施設で最大7時間 1時間ごとに2,000ウォン(約221円)
セララ サウナは平日07:00〜21:00/週末07:00〜22:00。24時間営業ではない 公式の該当欄では確認できず 同左

(出典:各施設公式サイト・2026年8月確認時点)

超過料金は1時間で自販機の飲み物1本分ほど。大事なのは金額ではなく、24時間営業の施設と、夜には閉まる施設が混在しているという事実のほうです。

🐥
ソウルイン編集部
調べていて意外だったのは、公式サイトに料金表を出している施設のほうが少数派だったこと。名前の知られた施設でも公式サイトそのものが閉じていて、一次情報にたどり着けない例がありました。だからここには、公式で数字を確認できた施設だけを載せています。

日本の銭湯・スーパー銭湯と、ここが違う

戸惑いの正体は、ほとんどが日本の入浴施設の常識をそのまま持ち込んだことから生まれるズレです。違いの出る4つの軸を早見表にしました。한증막=汗蒸幕

日本で慣れているやり方 チムジルバンで起こること だからこうする
タオル 持参するか、その場で買うか自分で選ぶ 館内で受け取る・借りる運用が基本 手ぶらで構わない。心配なら小さいタオルを1枚だけ
館内着 岩盤浴を使うときだけ着る セララは汗蒸幕利用時の館内着着用が必須、レンタルは5,000ウォン(約553円・2026年8月確認時点) 入場料に館内着が含まれるかを受付で確認
営業時間 閉館時間があるのが普通 24時間営業と夜に閉まる施設が併存。24時間でも滞在の上限は別に設定 「24時間営業か」と「何時間いられるか」を分けて確認
支払い 入口の券売機で払い切ることが多い 入場料は先払い、館内の飲食はリストバンドにツケて退館時に精算 退館時のぶんの支払い手段を手元に残す

(館内着とレンタル料金はセララ公式サイト・2026年8月確認時点。他は編集部が公式情報から整理した傾向)

効くのは4行目。日本の感覚だと「入場料を払った=会計は終わった」ですが、チムジルバンでは入場料はスタートの合図です。

リストバンドはロッカーの鍵と決済手段を兼ねているため、外して置き忘れると館内での支払いも退館もできなくなります。汗をかくエリアなので、手首がゆるいと感じたら足首へ。貴重品はロッカー、リストバンドは肌から離さない、が基本です。


持ち物は「館内で借りられないもの」だけでいい

チムジルバンの持ち物とは、タオルと館内着を現地調達する前提で残るものを指します。日本のスーパー銭湯へ行くときより荷物は軽くなるはず。수건=タオル

  • 現金またはカード:入場料と退館時の精算のぶん
  • 着替えの下着:館内着は借りられても下着は別。ここだけは持参一択
  • スキンケア類:湯上がりの化粧水・乳液。シートマスクを1枚入れておくと満足度が変わります
  • ヘアゴム・ヘアブラシ:髪をまとめるものは自前が確実
  • 小さめのタオル1枚(任意):館内で受け取れるのが基本だが、サイズが小さめのことがある

どのタイプの施設を選ぶか、3問で決める

  1. 深夜に入りたい? → はいなら「24時間営業」と明記された施設へ。リバーサイドスパランドは365日24時間営業と公式に案内されています(2026年8月確認時点)
  2. 汗蒸幕が目的? お風呂だけでいい? → お風呂だけなら「サウナのみ」区分があると安い。同施設はサウナのみ昼間13,000ウォン(約1,437円)で、찜질방より2,000ウォン低い設定(2026年8月確認時点)
  3. 行くのは平日? 土日祝? → 許心庁は平日15,000ウォン/土日祝18,000ウォン(2026年8月確認時点)。日程を動かせるなら平日が有利

館内の売店は「あるものを買う」場所。飲み物の好みがはっきりしている人は、韓国のコンビニで買えるものを先に知っておくと選択肢が広がります。


チムジルバンが向かない人・当てはまらないケース

全員におすすめできる施設ではないので、線引きも書いておきます。탈의실=脱衣室

  • 裸での入浴に強い抵抗がある人:浴場は裸が前提です
  • 深夜到着日の宿代わりにしたい人:24時間営業でない施設が普通にあり、営業していても滞在時間の上限があります(2026年8月確認時点)
  • 体調に不安がある人:持病や妊娠中など迷う場合は、自己判断ではなく医師や公的な相談窓口の案内に従ってください
  • タトゥーがある人:施設ごとに案内が異なり、編集部は法令の原文まで確認できていません。可否を断定せず、利用予定の施設の公式案内で事前確認を
  • 大きな荷物を持ったまま行きたい人:荷物置き場の有無は施設差が大きい領域。移動の合間に寄るならソウルの地下鉄の使い方とセットで組み立てるほうが確実です

よくある質問

チムジルバンにタオルは持って行くべきですか?
館内で受け取る・借りる運用が基本なので必須ではありません。サイズが小さめのことがあるため、気になる人は小さいタオルを1枚だけ。下着は館内で調達できない前提で持参してください。
館内着は必ず着なければいけませんか?
汗蒸幕エリアでは着用が前提です。セララ(ソウル・永登浦区)の公式案内では汗蒸幕利用時の館内着着用は必須とされ、レンタルは5,000ウォン(約553円・2026年8月確認時点)と別料金。入場料に含まれるかは施設で異なるので受付での確認が確実です。なお浴場は裸で入ります。
韓国のチムジルバンは何時間まで滞在できますか?
施設ごとに上限があります。リバーサイドスパランドは찜질방が入室後15時間・サウナが6時間で超過分は1時間ごとに1,000ウォン(約111円)。許心庁は温泉のみ4時間/温泉+찜질6時間/全施設で最大7時間、超過分は1時間ごとに2,000ウォン(約221円)です(2026年8月確認時点)。
チムジルバンは24時間営業ですか? 深夜に入れますか?
すべてがそうではありません。リバーサイドスパランドは365日24時間営業と公式に案内されていますが、許心庁もセララも公式の営業時間は夜までで、24時間営業ではありません(2026年8月確認時点)。時刻は本文の表をご覧ください。
料金はいつ払うのですか? 入るとき、出るとき?
両方です。入場料は受付で先払い、館内の飲食はリストバンド型のロッカーキーに紐づけて退館時に精算する流れが一般的。入口で払い切る日本のスーパー銭湯の感覚とは違うところです。

まとめ:今日やることは1つだけ

渡韓前にやるのは、行きたい施設の公式サイトで「営業時間」と「入場料の区分」を見ておく。これだけで十分です。料金の細かい差より、閉まっている時間に行ってしまうほうがダメージは大きいので。

現地では3ステップだけ思い出してください。정산=精算

  • 入るとき:受付で入場料を払い、リストバンドを受け取る。찜질방かサウナのみかを伝える
  • 館内で:浴場は裸、汗蒸幕エリアは館内着。リストバンドは肌から離さない
  • 出るとき:受付で2回目の精算。使った飲食代がここでまとめて出てくる

手順さえ分かっていれば、チムジルバンは1,000円台で半日ぶんの休息が買える場所。歩き疲れた日の夕方に組み込むと、翌日の体の軽さが変わってきます。旅程全体の組み立ては初めての韓国旅行の準備ガイドのほうで扱っているので、あわせてどうぞ。


参考・出典

※料金・営業時間・為替相場は改定されることがあります。渡韓前に各施設の公式サイトで最新の内容をご確認ください。円換算は公示相場で計算した目安であり、実際の両替レートとは異なります。

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