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韓国グルメに詳しい友人から「次は麻辣串(マーラーチャン)が来るらしいよ」と言われたものの、麻辣湯(マーラータン)との違いがよく分からない——という人、意外と多いのではないでしょうか。名前は似ていますが、麻辣湯がスープの料理なのに対して、麻辣串は串に刺さった揚げ物です。この記事では、麻辣串とはどんな食べ物なのかをはっきりさせたうえで、日本で実際に展開が始まっている店を、営業を確認できたものとできなかったものに分けて整理します。
麻辣串(マーラーチャン)は、串に刺した具材を特製の麻辣オイルで味付けし、油でカラッと揚げてから10種以上の素材を配合した「黄金シーズニング」をふりかけて仕上げる串料理です。スープに具材を入れて量り売りする麻辣湯(マーラータン)とは、調理法も会計方法もはっきり違います。日本で営業を公式に確認できたのは、東京・下北沢と東京都品川区・荏原町にある「小麻辣(シャオマーラー)」の2店舗。名古屋・大須にある「龍さん家の大須麻辣串」は紹介記事は複数あるものの、この記事の調査時間内では公式サイト・公式SNSに行き着けなかったため、確認できていない店として分けて書きます(2026年8月30日確認の情報にもとづきます)。
麻辣串(マーラーチャン)とは何か——「揚げる」×「黄金シーズニング」の串料理
麻辣串(マーラーチャン)は、串に刺さった肉・野菜・練り物などの具材を特製の麻辣オイルで味付けし、新鮮な油でカラッと揚げたうえで、10種以上の素材を配合した「黄金シーズニング」を最後にふりかけて仕上げる串料理です。見た目は縁日の揚げ物屋台に近く、串を選んでその場で揚げてもらい、紙カップやトレーに入れて手渡されるスタイルが多いのが特徴。花椒の痺れる辛さ(麻)と唐辛子の辛さ(辣)を両方感じる味付けは、麻辣湯やチャイニーズ火鍋と共通する部分もありますが、串という食べ方によって「歩きながら」「少しずつ色々な種類を」楽しめる軽食寄りの立ち位置になっています。
韓国発の麻辣串専門店「小麻辣(シャオマーラー)」を紹介する記事の中には、麻辣湯の次に流行る韓国グルメとしてこの麻辣串を名指ししているものもあります。とはいえ、麻辣という調味の系統自体は目新しいものではなく、すでに麻辣湯や火鍋、チーズタッカルビのように、日本でもここ数年で定着した韓国発・中国発の辛味グルメの流れの一つと捉えるのが実情に近いはずです。似た文脈で日本上陸が話題になった韓国発グルメとしては、チーズボールを扱った別記事や韓国コーンドッグを扱った別記事もあわせて参考にしてみてください。
マーラータンとの違い——スープと串、会計方法もこう違う
麻辣湯(マーラータン)と麻辣串(マーラーチャン)は、名前の響きが似ているせいで混同されがちですが、中身はかなり違います。麻辣湯は、好きな具材をボウルやトレーに自分で盛り付け、その重さで会計してからスープで煮込んで提供してもらう「量り売り」のスタイル。白菜やきのこ、春雨、肉、練り物などを自由に組み合わせられるのが魅力で、どんぶりで一人分が完結する料理です。日本国内での麻辣湯の店探しについては、マーラータンを扱った別記事で詳しく整理しているので、麻辣湯そのものを探している人はそちらを参考にしてください。この記事では、麻辣湯の店の一覧は扱いません。
一方の麻辣串は、具材があらかじめ一本ずつ串に刺さった状態で並んでおり、客は好きな串だけを選んでカゴやトレーに入れていくスタイル。会計は具材の重さではなく、串の色や本数で決まる店が多いとされています。揚げてから麻辣で和える調理法のため、スープに入れて煮込む麻辣湯とは食感も味の入り方も違います。一度にたくさんの種類を少しずつ試せるので、何人かでシェアしながら食べ歩くのにも向いている食べ方です。

麻辣串は韓国発?中国発?——媒体によって紹介が分かれる
麻辣串がどこで生まれた料理なのかは、実は媒体によって書き方が分かれています。日本に初上陸した「小麻辣(シャオマーラー)」の運営会社が出しているフランチャイズ募集ページでは、本国1号店は2025年5月に韓国・ソウルの延南洞(ヨンナムドン)にオープンしたと明記されており、韓国発のブランドとして紹介されています。同じ紹介記事の中には「韓国で社会現象を巻き起こしている」という表現も見られます。
一方で、麻辣グルメの流行を解説する別の記事では、麻辣串そのものについて「中国・四川地方発祥の串料理」と説明されているものもあります。この記事でも、韓国での流行には触れつつ、発祥地としては中国のみを明記しているという書き方でした。つまり、「小麻辣というブランドが韓国発で急拡大した」という事実と、「麻辣串という調理法そのもののルーツ」は、必ずしも同じ意味で語られていないということになります。
⚠️ 麻辣串の発祥地について、この記事の調査範囲では、どちらか一方に断定できる公的な一次資料(政府機関や業界団体の公式見解など)は見つかりませんでした。本記事では「〇〇と紹介されている」という書き方にとどめ、断定はしません。
注文の流れ——串を選ぶ・会計する・辛さを決める
麻辣串専門店での注文の流れは、店によって細部は違うものの、共通しているのは「自分で串を選ぶ」という点です。店頭には肉・野菜・海鮮・練り物といった具材が串に刺さった状態で並んでおり、客はその中から食べたい串をトレーやカゴに取っていきます。取り終えたら会計に進み、串の色分けや本数、あるいは重さに応じて金額が決まる仕組みです。串の色によって値段が決まる店では「最低〇本から」という縛りが無いところもあり、少なめの本数から気軽に試せるのも麻辣串らしい特徴とされています。
辛さについては、店ごとに数段階から選べるようになっているのが一般的で、辛さを抑えた0辛から、しっかり辛いものまで調整できるとされています。初めて麻辣串を試す人は、まず控えめな辛さから始めて、物足りなければ次回上げていく、という進め方が安心です。会計後は、揚げたての串を紙カップやトレーに入れてもらい、その場で立ち食い、あるいはテイクアウトして歩きながら食べるスタイルが中心。カップ入りの麻辣湯を別メニューとして併売している店もあり、串とスープを両方楽しめる組み合わせも用意されています。
東京・下北沢「小麻辣」——日本1号店、営業を確認できた店
日本で麻辣串専門店として初めて上陸したのが、東京・下北沢の「小麻辣(シャオマーラー)」です。公式のプレスリリースによると、開店日は2026年4月25日(土)、住所は東京都世田谷区北沢2丁目1-9 KIE下北沢1B号室で、下北沢駅から徒歩3分の立地とされています。運営するのは株式会社StandardBridge Japanで、公式Instagramアカウント(@xiaomala_official_jp)が実際に運用されており、2026年6〜7月にも投稿があることを確認できました。フォロワー数は本記事執筆時点で約1,593人です。
営業時間については、公式プレスリリースでは11:00〜22:00と案内されていますが、一部の食べ歩き系メディアでは11:00〜23:00と記載しているところもあり、この記事の調査範囲では時刻の完全な一致を確認できませんでした。訪問前には、公式Instagramの最新の投稿で営業時間を確認することをおすすめします。メニューは麻辣串が1本99円〜400円(税抜)の組み合わせ制で、片手で食べやすいカップ麻辣湯や、カスタマイズできる麻辣トッポギも扱われています(2026年8月30日確認)。
上は小麻辣 下北沢店の所在地周辺の地図です。営業時間・定休日は変わることがあるため、訪問前に必ず公式Instagramで最新情報を確認してください(2026年8月30日確認)。
東京・品川区荏原町「小麻辣」2号店——確認できた店その2
下北沢店に続き、小麻辣は2026年6月24日に東京都品川区の荏原町商店街に2号店を出店しています。住所は東京都品川区中延5-11-17 荏原町商店街貸店舗1F。地域情報メディアの記事によると、オープン当初は全品半額のセールも実施されていたとされています。営業時間は飲食店情報サイトの掲載情報で11:00〜22:30となっていますが、こちらも公式サイト・公式SNSでの再確認をおすすめします。
荏原町は下北沢に比べると住宅街寄りのエリアで、商店街の中に店を構えている点が特徴です。下北沢店で行列ができるほどの人気だったこともあり、比較的近いエリアに2店舗目を出したという流れは、韓国本国での急拡大のスピード感とも重なります。品川区・大田区あたりで韓国グルメを探している人には、下北沢まで出向かなくても試せる選択肢になりそうです。荏原町・下北沢のどちらも、複数の飲食店情報サイトへの掲載と地域メディアの取材記事があることから、この記事では「営業を確認できた店」として扱っています。
上は小麻辣 荏原町店の所在地周辺の地図です。営業時間・定休日は変わることがあるため、訪問前に必ず公式情報を確認してください(2026年8月30日確認)。
名古屋・大須「龍さん家の大須麻辣串」——確認できたことと確認できなかったこと
名古屋の大須商店街エリアにも、麻辣串を扱う店として「龍さん家の大須麻辣串」が紹介されています。飲食店情報サイトや個人の食べ歩きブログによると、住所は愛知県名古屋市中区大須3丁目36-24、営業時間は11:00〜21:00とされています。注文方法はセルフサービス形式で、肉・野菜・海鮮・練り物などが並ぶ中から客が自分で串を選び、串の色によって値段が決まる仕組み。最低購入本数の縛りが無く、少なめの本数からでも会計できるとされ、麻辣湯(スープ)も別途選べるとの紹介もあります。辛さも複数段階から選べるようです。
ただし、この記事の調査時間内では、龍さん家の大須麻辣串の運営会社の公式サイトや公式SNSアカウントに行き着くことができませんでした。見つかったのは飲食店情報サイトの掲載情報と、個人の食べ歩きブログの訪問記のみです。そのため、この記事では住所・営業時間を断定せず、「紹介されている情報」として扱います。大須商店街は入れ替わりの早い商店街としても知られているため、行く前には必ずGoogleマップの最新の口コミや、可能であれば電話で営業状況を確認してください。名古屋・大須のグルメ全般を食べ歩きたい人は、韓国グルメの店探しに役立つ韓国グルメの店・通販をまとめたハブ記事もあわせて参考にしてみてください。
⚠️ 龍さん家の大須麻辣串は、公式での営業確認ができていない店として扱っています。住所・営業時間・注文方法は複数の紹介記事にもとづく情報であり、訪問前には必ず現地の最新情報を確認してください。
なお、麻辣串という言葉ではなく「四川麻辣串」というメニュー名で、大阪・難波の中華居酒屋や横浜中華街の店が扱っているケースも見つかりました。こちらは今回話題になっている韓国発ブームの専門店とは系統が違い、以前から中華料理店の一品として提供されてきたメニューという位置づけに近いとみられます。個別の営業確認までは今回の調査範囲では行っていないため、この記事では専門店の一覧には含めません。大阪で韓国グルメ全般を探したい人には、鶴橋の焼肉ガイドを扱った別記事も参考になります。
家で麻辣を楽しむなら——通販で買えるもの、買えないもの
「わざわざ店まで行かなくても、家で麻辣の味を楽しめないか」と考える人もいるはずです。ここは正直に整理しておきます。麻辣串そのものは、串に刺した具材をその場で揚げて仕上げる料理のため、基本的には店で食べるものです。冷凍で串のまま通販されているケースは、この記事の調査範囲では確認できませんでした。一方で、麻辣風味の調味料やタレ、辣油だれのような「麻辣の素」にあたる商品は、韓国・中国の食品を扱う通販サイトで見つけやすいジャンルです。家で麻辣湯や炒め物を作りたい人は、まず調味料から試してみるのも一つの方法です。
韓国の食品・調味料をまとめて探したい人には、Qoo10の食品・ドラッグカテゴリーが選択肢になります。麻辣系の調味料のほか、韓国の食品全般を幅広く扱っているカテゴリーです。
Qoo10で韓国の食品・調味料を見る麻辣系の調味料も探せる食品・ドラッグカテゴリー
家庭で作れる韓国の煮込み料理を探している人には、真空パックで届く通販サービスを使う方法もあります。トッポギのように、家で手軽に本場に近い味を再現できるメニューについては、トッポギの通販事情を扱った別記事で詳しく整理しているので、あわせてチェックしてみてください。麻辣串そのものを自宅で再現するのはハードルが高くても、麻辣の風味を家で楽しむ選択肢は意外とあります。
辛さと体調に無理をしないために
麻辣串も麻辣湯も、花椒の痺れる辛さと唐辛子の辛さが特徴の料理です。辛いものが好きな人にとっては魅力的なポイントですが、辛さの感じ方には個人差が大きく、体調によっても許容できる辛さは変わります。胃腸に不安がある人や、辛いものを控えるよう指導を受けている人は、無理に辛いレベルを選ばず、控えめな辛さから試すか、事前に店員へ相談するのが安心です。
また、辛いものを食べ過ぎた後の体調不良や、アレルギーの有無についての判断は、この記事で断定できることではありません。体調に不安がある場合や、食物アレルギーの心配がある場合は、必ず医療機関に相談してください。麻辣串は具材の種類が多く、練り物や海鮮など特定の食材にアレルギーがある人は、注文時に使用食材を確認しておくとより安心です。話題のグルメだからといって、体調よりも「食べてみたい」を優先しすぎないようにしたいところです。
⚠️ 辛さの感じ方・体調への影響には個人差があります。この記事は一般的な情報の整理であり、医療的な判断は行っていません。心配な点があれば、必ず医療機関に相談してください。
よくある質問
まとめ
- 麻辣串(マーラーチャン)は、串の具材を麻辣オイルで味付けし揚げてから黄金シーズニングをふりかける串料理。スープで煮込む麻辣湯(マーラータン)とは調理法も会計方法も違う
- 発祥地は媒体によって「韓国発」「中国・四川地方発祥」と紹介が分かれており、この記事では断定せず両論を併記する
- 注文は自分で串を選び、串の色や本数で会計する店が多い。辛さは数段階から選べる
- 東京・下北沢の「小麻辣」は日本1号店(2026年4月25日開店)、公式Instagramで運用を確認できた
- 東京都品川区・荏原町の「小麻辣」2号店(2026年6月24日開店)も、複数の掲載情報から営業を確認できた
- 名古屋・大須の「龍さん家の大須麻辣串」は紹介記事はあるが、公式での営業確認は今回できなかった
- 麻辣串そのものの通販は確認できなかったが、麻辣風味の調味料は通販で探しやすい
- 辛さの感じ方には個人差があり、体調に不安がある場合は必ず医療機関に相談を
麻辣串は、名前の響きこそ麻辣湯と似ていますが、実際に食べ比べてみると調理法も会計の仕組みもまったく違う料理です。日本ではまだ専門店の数自体が少なく、営業を公式に確認できる店とできない店がはっきり分かれる段階にあります。「確認できた店」を目印にしつつ、確認できなかった情報は訪問直前にもう一度チェックする——そのひと手間が、思っていたのと違うというすれ違いを減らしてくれるはずです。
参考・出典
- 日本初上陸!韓国発の麻辣串専門店「小麻辣」1号店が下北沢にオープン – エンジョイ東京 https://www.enjoytokyo.jp/news/204824/ (麻辣串の説明・開店情報を確認、2026年8月30日確認)
- 【日本初上陸】韓国で話題沸騰!新感覚・日本初の麻辣揚げ串「小麻辣」プレスリリース – PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000178808.html (下北沢店の開店日・住所・営業時間・運営会社・価格を確認、2026年8月30日確認)
- 小麻辣(Xaomala)公式フランチャイズ募集ページ – 株式会社StandardBridge Japan https://standardbridge.co.jp/xaomala/sp/index.html (本国1号店の開店時期・韓国発である旨の記載を確認、2026年8月30日確認)
- 小麻辣 荏原町店 – 食べログ https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131712/13323434/ (荏原町店の住所・営業時間・開店日を確認、2026年8月30日確認)
- 【品川区】小麻辣(シャオマーラー)荏原町店6/24オープン – 号外NET品川区 https://shinagawa.goguynet.jp/2026/06/27/xiaomala/ (荏原町店の開店情報を確認、2026年8月30日確認)
- 麻辣湯の次は「麻辣串(マーラー串)!?」2026年注目の中国グルメを徹底解説 – miloview https://www.miloview.com/post/%E9%BA%BB%E8%BE%A3%E6%B9%AF%E3%81%AE%E6%AC%A1%E3%81%AF%E3%80%8C%E9%BA%BB%E8%BE%A3%E4%B8%B2-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%B8%B2-%E3%80%8D2026%E5%B9%B4%E6%B3%A8%E7%9B%AE%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%82%92%E5%BE%B9%E5%BA%95%E8%A7%A3%E8%AA%AC (麻辣湯と麻辣串の違い・中国発祥の紹介を確認、2026年8月30日確認)
- 龍さん家の大須麻辣串 – 食べログ https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23097384/dtlrvwlst/B532828294/ (大須店の紹介情報を確認、2026年8月30日確認)
- ワカの食べ歩きブログ「龍さん家の大須麻辣串」 https://wakagourmet.blog.shinobi.jp/%E3%80%80%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E5%A4%9A%E5%9B%BD%E7%B1%8D_46/%E9%BE%8D%E3%81%95%E3%82%93%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%A0%88%E9%BA%BB%E8%BE%A3%E4%B8%B2 (注文方法・会計方式の紹介情報を確認、2026年8月30日確認)

