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ソウル旅行のたびに、可愛いノートやマスキングテープを見つけてはカゴに山盛りにしてしまう……という人、意外と多いのではないでしょうか。でも「韓国の文房具はどこで買うのが正解?」と聞かれると、即答できる人は少ないはずです。教保文庫(教保文庫)の中にある雑貨コーナー、明洞や弘大(ホンデ)にある雑貨チェーン、そして安さで知られる問屋街。実は同じ「文房具」でも、買う場所によって品揃えも値段もかなり違います。この記事では、それぞれの場所で何が買えるのか、そして今も営業しているのかを公式情報から整理しました。
韓国の文房具は大型書店の文具フロア/雑貨チェーン/問屋街の3つで目的が変わります。定番ブランドのノートやペンを効率よく探すなら教保文庫の핫트랙스(ホットトラックス)、韓国らしいデザイン雑貨やキャラクターグッズを求めるならARTBOXやKAKAO FRIENDSなどの雑貨チェーン、とにかく安くまとめ買いしたいなら昌信洞(창신동・チャンシンドン)の問屋街、というのが大まかな住み分けです。ただし雑貨チェーンは店舗の増減が激しい業態でもあります。この記事では公式サイトかNAVERプレイスで現況を確認できた店だけを名指しし、確認日を添えています(2026年9月1日確認)。
結論——目的で選ぶ3つの買い場所
まず大前提として、韓国では「文房具屋さん」という単独業態そのものが日本ほど多くありません。かわりに、大型書店の中に文具フロアが同居していたり、雑貨チェーンの一角にノートやペンが並んでいたりと、他の業態に組み込まれる形で文房具が売られているケースが大半です。だからこそ「どこに行けば文房具が買えるか」を知っておくと迷わずに済みます。
3つの買い場所には、それぞれ向き不向きがあります。書店の文具フロアは品揃えが体系立っていて、定番の海外・国内ブランドを一通り見比べられるのが強みです。雑貨チェーンはデザイン性の高いオリジナル商品やキャラクターコラボが充実している一方、店舗数の増減が激しく「行ったら閉まっていた」が起こりやすい業態でもあります。問屋街は圧倒的に安い代わりに、1点だけの購入がしづらかったり、営業日が限られていたりします。
次の見出しから、書店フロア・雑貨チェーン・問屋街の順に、確認できた現況を具体的に見ていきます。
教保文庫 핫트랙스(ホットトラックス)の文具フロア
大型書店チェーンの教保文庫が展開する핫트랙스(ホットトラックス)は、書籍売り場に併設される形で文房具・雑貨・音楽ソフトなどを扱うコーナーです。教保文庫の主要店舗にはほぼ必ずホットトラックスが同居しており、旅行者にとっては「本屋のついでに文房具も見られる」効率のいい選択肢になります。文具の品揃えは国内外の定番ブランドが中心で、ノート・ペン・付箋・ダイアリー用品など、いわゆる王道の文房具を一通り確認できます。
公的な観光案内データベースで現況を確認できた店舗の一つが光化門(クァンファムン)店です。地下鉄1号線・5号線の光化門駅から地下でつながる立地で、営業時間は毎日9:00〜22:00(設・秋夕の当日は休業)となっています(2026年9月1日確認)。教保文庫の店舗自体は全国に複数ありますが、店舗数は変動するため、直近の正確な店舗一覧は教保文庫の公式サイトで確認するのが確実です。
本好きの人には、教保文庫そのものの楽しみ方を別記事でも紹介しています。教保文庫の楽しみ方ガイドもあわせて読むと、文具フロアだけでなく書店全体の回り方がつかめるはずです。
雑貨チェーンの現在地——ARTBOX・10×10・KAKAO FRIENDS・ダイソー
韓国らしいデザインの雑貨や文房具を探すなら、雑貨チェーンが本命です。ただしこのジャンルは店舗の増減が激しく、「数年前のブログで紹介されていた店がもう無い」というケースが珍しくありません。ここでは公式サイトかNAVERプレイスで現況を確認できた店だけを整理します。
ARTBOX(아트박스)は文房具・雑貨の老舗チェーンで、公式の店舗案内で現在も全国で営業していることを確認できました。ソウル市内だけでも明洞・弘大・江南・新村など幅広いエリアに店舗があり、明洞中央店(ソウル特別市中区明洞10길38、明洞タワービル1〜2階、10:00〜23:00)は公式店舗案内に掲載されている現行店舗です(2026年9月1日確認)。ノート・ペン・シール・マステから雑貨小物まで幅広く扱っており、迷ったらまずARTBOXを覗く、という選び方でも失敗しにくいはずです。
KAKAO FRIENDSのキャラクターグッズを扱う店舗の中では、江南フラッグシップストア(ソウル特別市瑞草区江南大路429・儒昌ビル1〜2階)が公式観光案内サイトに現行店舗として掲載されています(2026年9月1日確認)。文房具単体の専門店ではありませんが、ノートやメモ帳、シールなどキャラクターものの文具も扱っており、お土産探しを兼ねるなら候補になります。
10×10(텐바이텐)は要注意です。2024年10月に加盟事業(フランチャイズ)の情報公開登録を取り消したとの報道があり、最盛期に約10店舗まで増えていた店舗数が、現在は大学路(デハンノ)の直営旗艦店を含む2店舗のみまで減っているとされています(2024年11月付の報道を確認、2026年9月1日確認)。以前の記事や地図アプリに載っている店舗の多くはすでに閉店している可能性が高いため、10×10目当てで行くなら大学路店以外は事前に営業を確認してください。
ダイソー(韓国ダイソー)も文房具の穴場です。明洞駅店(ソウル特別市中区退渓路134-1)は3階・4階が文房具・ファンシー雑貨売り場になっている大型店舗で、地下1階から地上12階までを使う都心有数の規模とする記事も確認できました(2026年9月1日確認)。デザイン性より「安さと物量」で選ぶならダイソーが強く、シールやマステ、ノートも1つ数百ウォン台から見つかります。ダイソーの店舗選びについては韓国ダイソーの店舗ガイドで詳しく比較しているので、あわせて確認してみてください。
| チェーン | 強み | 現況(2026年9月1日確認) |
|---|---|---|
| ARTBOX | 王道の品揃え・全国展開 | 公式店舗案内で営業確認 |
| KAKAO FRIENDS | キャラクターグッズ | 江南フラッグシップ店を確認 |
| 10×10 | デザイン性の高いオリジナル雑貨 | 大学路店など全2店舗まで縮小 |
| ダイソー | 安さ・物量 | 明洞駅店など多数営業中 |
キャラクターグッズやキーホルダーをまとめて探したい人は、韓国のキーホルダー・キャラクターグッズ店ガイドも参考になります。文房具と一緒に立ち寄れる店が多いエリアです。
昌信洞・東大門の文具玩具問屋街は今も機能しているか
「とにかく安く、まとめて買いたい」なら、東大門エリアの문구완구거리(文具玩具通り)が本命です。これは종로구(鍾路区)の昌信洞(창신동・チャンシンドン)一帯に広がる問屋街で、1960年代の電車車庫跡地に少しずつ文具・玩具店が集まって形成され、1970年代半ばから本格的な市場として発展したとされています。鍾路区役所と서울시(ソウル市)情報発信サイトの公式ページで、現在も営業中の市場として紹介されていることを確認できました(2026年9月1日確認)。
規模は約120店舗前後とされ、韓国最大級の文具・玩具の専門市場です。地下鉄1号線・東大門駅4番出口から徒歩3分ほどとアクセスも悪くありません。市中価格より3〜5割ほど安く買えるとする案内が公式サイトに掲載されており、ノートやペンだけでなく、パーティー用品や工作材料、海外ブランドの掘り出し物まで幅広く並んでいます。ただし日曜・公休日は休みの店が多いため、平日に訪れるのが無難です。
紙もの・包装資材の卸で知られる乙支路(ウルチロ)の방산시장(バンサン市場)も、紙・印刷関連の問屋街として現在も機能していることが確認できています。文房具そのものよりラッピング用紙や特殊紙が中心なので、ダイアリーのデコ素材や包装紙を探す人にとっては掘り出し物が見つかるエリアです。地下商店街を歩きながら店を回るスタイルに慣れておくと動きやすく、ソウルの地下商店街の歩き方も参考にしてみてください。

地図アプリでの経路検索は、NAVER地図(종로52길 36)のほうが韓国国内の徒歩・車ルート検索に強いので、現地では併用がおすすめです。
韓国のダイアリー文化とマステ・ステッカーの相場
韓国では日本以上に「ダイアリーを自分でデコる」文化が根付いています。다이어리(ダイアリー)と呼ばれる手帳に、マスキングテープやステッカー、スタンプを組み合わせて自分だけのページを作る楽しみ方が定番で、ARTBOXやKAKAO FRIENDSの店頭でも、ダイアリー本体とデコ用品が同じ棚にまとめて並んでいる光景をよく見かけます。学生の勉強記録から、大人の家計簿・日記まで、用途は幅広いようです。
ダイアリーのデコに使うステッカーは、キャラクターものからシンプルな図形・文字ものまでデザインの幅が広く、1シートあたり数百ウォン台から数千ウォン台までと価格帯もさまざまです。マスキングテープも同様に、単色のシンプルなものから柄物・キャラクターコラボまで幅があり、セット売りだと単品よりお得になる傾向があります。ただし価格は店舗やシーズンによって変動が大きいため、この記事では具体的な金額を断定せず、店頭かオンラインストアで直接確認することをおすすめします。
インテリア雑貨と合わせてデコ素材を探したい人は、ソウルのインテリア雑貨店ガイドもチェックしてみてください。ダイアリーのデコに使えそうな紙もの・小物が見つかることもあります。
日本の文具との違い——サイズ・罫線・ペンの太さ
韓国の文房具を実際に手に取ると、日本の文具と細かい仕様が違うことに気づく人が多いはずです。まずノートのサイズ規格は、日本のB5・A5中心の展開に対して、韓国では独自のサイズ表記や、日本にはあまりない縦長・正方形に近いフォーマットも流通しています。手帳やダイアリーも同様で、日本の「ほぼ日手帳」的な定番フォーマットとは違うレイアウトの製品が多く、実物を見て選ぶのが安心です。
ノートの罫線幅も、日本の文具に慣れていると「思ったより広い」「行間が独特」と感じる場合があります。方眼・無地・横罫といった基本の種類は共通していますが、罫線の太さや色味には韓国ブランドならではの個性が出やすいところです。ペンについても、日本製の極細ボールペン(0.3〜0.4mm前後)に慣れている人からすると、韓国の定番ペンはやや太め・インクの出方が違うと感じることもあるようです。
逆に言えば、この「日本とは違う」部分こそがお土産としての魅力にもなります。同じ用途の文具でも、見た目やサイズ感が少し違うだけで新鮮に感じられるはずです。デザイン重視でポスターやアート系の雑貨もあわせて見たい人は、ソウルのアート・ポスターショップガイドも参考にしてみてください。
免税(Tax Free)の対象になるか
文房具の買い物でも、条件を満たせば免税(Tax Free)の対象になり得ます。韓国の事後免税制度は、店頭に「Tax Free」の表示がある加盟店で一定額以上の買い物をした外国人旅行者が、出国時に空港などの指定窓口で付加価値税(VAT)の一部払い戻しを受けられる仕組みです。一般的な案内では、最低購入金額の目安として3万ウォン以上、出国期限の目安として購入日からおおむね3か月以内といった条件が紹介されていますが、これは一般的な制度の紹介であり、店舗ごとの正確な適用条件は現地の掲示か店員への確認が必要です。
雑貨チェーンの大型店では「Tax Free」のロゴが掲示されていることが多い一方、問屋街の個人商店では対応していない店も少なくありません。まとめ買いで免税を活用したいなら、教保文庫のホットトラックスやARTBOXのような大型チェーンのほうが手続きがスムーズな傾向にあります。免税の還付方法には、店頭でその場で還付を受けられるケースと、空港の還付窓口でまとめて手続きするケースがあり、店舗によって対応が異なる点も覚えておきたいところです。
免税の具体的な還付率や手続きの細かい条件は、制度改定や店舗ごとの運用差が大きい分野です。この記事で紹介した金額・期限の目安はあくまで一般的な案内であり、正確な条件は購入時にレシートと一緒に説明を受けるか、韓国観光公社や国税庁の公式案内で確認してください。
日本から買う選択肢(通販)
現地で買いそびれた、荷物を増やしたくない、という人には日本からの通販という選択肢もあります。韓国の文房具ブランドは、日本国内の通販サイトや、韓国の通販サイトを経由して日本へ発送してくれるサービス経由でも入手できる場合があります。旅行の予定が無くても、韓国っぽい雑貨やダイアリー用品をまとめて揃えたいときに便利な手段です。
Qoo10でホーム・生活雑貨を見る韓国雑貨・文房具系のショップも出品
通販で選ぶときは、現地の雑貨チェーンで見た商品名やブランド名を控えておくと検索しやすくなります。同じ商品が複数の出品者から出ていることもあるため、価格やレビュー、発送元を見比べてから注文するのが安心です。まとめ買いする予定がある人は、カートに商品を入れる前に一度リンク元から入り直すと、キャンペーンやポイントの対象条件を取りこぼしにくくなります。
お土産をまとめて考えたい人は、雑貨チェーンと合わせて弘大(ホンデ)の雑貨店ガイドも見ておくと、エリアごとの回り方がイメージしやすくなります。
よくある質問
まとめ
- 韓国の文房具は「大型書店の文具フロア/雑貨チェーン/問屋街」の3つで目的が変わる
- 教保文庫のホットトラックスは品揃えが安定。光化門店など公式に現況を確認できる店舗を選ぶと安心
- ARTBOX・KAKAO FRIENDSは現況を確認できたが、10×10は全2店舗まで縮小(2026年9月1日確認)
- ダイソーの文具コーナーは安さと物量が強み。明洞駅店など大型店なら選択肢も豊富
- 昌信洞・東大門の文具玩具問屋街は現在も営業中。日曜・公休日は休みの店が多い点に注意
- ダイアリー・マステ・ステッカーは雑貨チェーンの店頭でまとめて比較しやすい
- 免税の適用可否・条件は店舗ごとに異なる。金額や期限の目安は必ず現地で確認する
文房具は、韓国旅行の中でも「気づいたら1時間探し回っていた」というジャンルの一つです。目的に合わせて教保文庫・雑貨チェーン・問屋街を使い分ければ、限られた旅程でも効率よくお気に入りを見つけられるはずです。この記事で確認しきれなかった店舗の詳しい営業状況は、訪問前に公式サイトかNAVERプレイスで最新情報を確認することをおすすめします。
参考・出典
- 열린관광 모두의 여행(韓国観光公社系公式観光案内DB)핫트랙스(광화문점) https://access.visitkorea.or.kr/ms/detail.do?cotId=c3fe3ea9-51c9-409b-bc5a-876a8b4d52d7 (光化門店の住所・営業時間を確認、2026年9月1日確認)
- ARTBOX 公式店舗案内 https://company.artbox.kr/OfflineStore.asp (明洞中央店の住所・営業時間、全国営業状況を確認、2026年9月1日確認)
- 헤럴드경제「텐바이텐, 가맹사업 중단…’1세대 문구점’ 또 사라지나」https://biz.heraldcorp.com/article/3854464 (10×10の加盟事業中断・店舗数縮小を確認、2026年9月1日確認)
- Visit Seoul 公式サイト「카카오프렌즈 강남 플래그십 스토어」 https://korean.visitseoul.net/shopping/카카오프렌즈-강남-플래그십-스토어/KOP027303 (江南フラッグシップ店の住所・営業を確認、2026年9月1日確認)
- 더밸류뉴스「다이소, 명동역점 더 크게 돌아왔다」 https://www.thevaluenews.co.kr/news/174938 (明洞駅店の規模・文具売り場フロアを確認、2026年9月1日確認)
- 종로구청 공식 사이트「문구완구 시장」 https://www.jongno.go.kr/chTown.do?menuNo=9384 (昌信洞問屋街の営業状況・住所を確認、2026年9月1日確認)
- 서울시 정보소통광장 미디어허브「동대문 문구·완구 거리」 https://mediahub.seoul.go.kr/archives/2001468 (文具玩具通りの規模・特徴を確認、2026年9月1日確認)
- 위키백과「방산시장」 https://ko.wikipedia.org/wiki/방산시장 (紙・印刷関連問屋街としての現況を確認、2026年9月1日確認)

