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「莞島(완도)ってどこにあるの?青山島(청산도)とは違う島なの?」と調べ始めると、全羅南道の地図とアワビの写真ばかりが出てきて、結局どこから行けばいいのか整理しきれない――という声をよく聞きます。全羅南道の南西端に位置する莞島郡は、全国屈指のアワビの産地として知られる港町であり、さらに船で渡る青山島という「二段構え」の目的地でもあります。この記事では、莞島郡の公式サイトをもとに、莞島タワーやアワビ、青山島への行き方、光州・木浦からのバスの動きを整理しました。
莞島の見どころは大きく2つ。莞島邑にある展望スポット「莞島タワー」と、全国生産量の70%を占めるというアワビです(公式サイトで2026年9月17日確認)。さらに足を延ばすなら、莞島港からフェリーで約50分の青山島(청산도)。11コースのスローロードが整備されていて、2026年は4月に「第16回青山島スローウォーキング祭り」が開かれました。光州からは市外バスで約2時間、木浦からは1日2便という距離感なので、日帰りか一泊かは滞在時間との相談になりそうです。
結論から――莞島(ワンド)は何がある島?
莞島郡は全羅南道の南西端、多島海と呼ばれる島々の海域に面したエリアです。中心となる莞島邑には莞島タワーがあり、そこから少し離れると全国有数のアワビ養殖の海が広がっています。さらに莞島港から船で渡れる青山島は、映画やドラマのロケ地としても知られる島で、莞島観光の「もうひとつの主役」と言ってよいかもしれません。
向いているのは、海の景色とご当地グルメをのんびり楽しみたい人、そして季節のイベントに合わせて旅程を組める人。逆に、効率よく主要観光地だけを回りたい派のあなたには、青山島まで足を延ばすと移動だけで半日近くかかる点はやや負担に感じるかもしれません。韓国3回目以降の旅行コースの記事で紹介した「定番から少し外れた場所」の候補のひとつとして、莞島の名前が挙がることもあります。
莞島とは――全羅南道の南西端、多島海に面したアワビの島
莞島郡は全羅南道の南西端に位置し、大小の島々が浮かぶ多島海に面したエリアです。行政の中心は莞島邑で、莞島タワーをはじめとする観光施設もここに集まっています。海側は養殖いかだが並ぶアワビの産地として、そして港からは青山島など周辺の島々へ渡る船が出る拠点として、二つの顔を持っています。
莞島という地名を初めて聞く人には、まず「莞島=本島、青山島=船で渡る別の島」という位置関係を押さえておくことをおすすめします。莞島に着いただけでは青山島には到着していない、という点は旅程を組むうえで見落としやすいポイントです。韓国の紅葉ガイドの記事でも触れたように、全羅南道は秋の景色でも知られるエリアなので、季節によっては合わせて楽しめるかもしれません。
莞島タワー――多島海を見渡す展望スポット
莞島邑の高台に立つ莞島タワーは、莞島観光の定番として公式サイトでも紹介されている展望施設です。360度の多島海パノラマが売りで、条件が良ければ済州島まで見えることがあるとの案内もあります(2026年9月17日確認)。望遠鏡も完備されているので、目の前に広がる島々をじっくり眺めることができそうです。
運営時間は季節で2パターン。夏季(6〜9月)は9:00〜22:00、冬季(10〜5月)は9:00〜21:00で、いずれも閉場30分前までの入場です。入場料は個人の場合、大人2,000ウォン・青少年と軍人1,500ウォン・子供1,000ウォン。団体(20人以上)は大人1,500ウォン・青少年1,000ウォン・子供500ウォンです(2026年9月17日確認)。莞島郡民や6歳以下、65歳以上、国家有功者・障害者は身分証の提示で無料になるとの案内もあります。
- 入場料(個人): 大人2,000ウォン・青少年と軍人1,500ウォン・子供1,000ウォン(2026年9月17日確認)
- 運営時間: 夏季(6〜9月)9:00〜22:00・冬季(10〜5月)9:00〜21:00
- スカイウォーク・ジップラインは毎週月曜休み
大人2,000ウォンは、コンビニのコーヒー1杯分にも届かない金額感。展望台としては気負わず立ち寄れる料金設定だと思います。スカイウォークやジップラインといった付帯施設は毎週月曜が休みとのことなので、月曜に訪れる予定がある人は先に確認しておくと安心です。
莞島の名物――全国生産量の7割を占めるアワビ
莞島といえば、まず名前が挙がるのがアワビです。莞島郡の公式サイトには「全国生産量の70%を占める」という説明があり(2026年9月17日確認)、清浄な海で昆布やわかめといった海藻類だけを食べて育つ養殖方法が、身の柔らかさと質の良さにつながっていると紹介されています。全国のアワビの多くがこの海域から出荷されていると考えると、莞島がアワビの町と呼ばれる理由も納得できるはずです。
莞島港の周辺には、アワビをはじめとする水産物を扱う一帯があるとされていますが、今回のリサーチでは個別の店舗名・営業時間を公式に確認することはできませんでした。正直に書いておくと、旅行系の口コミサイトには店名がいくつか挙がっていたものの、莞島郡としての一次情報では裏取りができていません。
莞島港周辺の水産市場・アワビ通りの個別店舗の営業状況・営業時間は、この記事では確認できていません。訪問前に現地の観光案内所や配車アプリ、直接の電話で確認することをおすすめします。
自分で選んで持ち帰りたい人には、莞島郡が運営を委託する公式通販サイト「莞島清浄マーケット(완도청정마켓)」という選択肢もあります。アワビや昆布、わかめ、海苔といった莞島の海産物を産地直送で扱っているとのことなので、現地で買いそびれた場合の代替ルートとして覚えておくとよさそうです。
青山島(청산도)への行き方――莞島港からのフェリー
莞島の見どころをひと通り回ったら、次に気になるのが青山島でしょう。莞島郡の公式サイトによると、莞島港と青山島を結ぶフェリーは3隻体制で運航されていて、所要時間は約50分です(2026年9月17日確認)。
通年の定期運航時刻は、莞島発が07:00・08:30・11:00・13:00・14:30・17:00(冬季10月16日〜翌3月16日)または18:00(夏季3月17日〜9月15日)の1日6便。青山島発は06:50・09:00・11:30・13:00・15:00・17:00(冬季)または18:00(夏季)の1日6便です。天候や船会社の事情で運航が変更されることもあるとの注意書きが公式サイトにありました。
フェリーの運賃は、今回確認した莞島郡の公式ページには金額の記載がありませんでした。乗船前に莞島港旅客船ターミナル(061-552-9385)または青山側の船舶案内窓口(061-552-9388)、もしくは予約サイトで最新の運賃を確認してください。
青山島の見どころ――11コースのスローロードと4月の祭り
青山島は、11コース・合計42.195キロにおよぶ「スローロード」が整備されている島です。地元メディアの記事によると、2026年は4月1日から4月30日まで「第16回青山島スローウォーキング祭り」が開かれ、スタンプを集めながら歩き切ると記念品がもらえるスタンプツアーや、週末のバスキング、ノルディックウォーキング、月明かりの中を歩くナイトウォークといった体験プログラムが用意されていたとのことです(2026年9月17日確認)。
正直に書いておくと、この記事を書いている9月17日時点で2026年の祭りはすでに終わっています。来年も同じ時期に開かれるかどうかは、この記事の執筆時点では確定していません。青山島に春の花畑目当てで行きたい人は、翌年の開催有無と日程を莞島郡の公式サイトで確認してから旅程を組むことをおすすめします。
光州を拠点に日帰りするか、莞島で1泊するか
莞島は光州から市外バスで約2時間という距離感です。莞島タワーと青山島の両方を欲張って回るなら、光州や木浦に宿を取って前泊・後泊する余裕を持たせたほうが、フェリーの始発・最終便に振り回されずに済みそうです。逆に、莞島タワーだけを目的にするなら、日帰りでも十分に成立する距離だと思います。

下の図は、光州・木浦からの莞島へのアクセスと、莞島港から青山島へのフェリーの目安をまとめたものです。始発のバスに間に合うかどうかで、日帰りの現実味が変わってきます。
光州のホテルをTrip.comで探す莞島への早朝出発・帰着後の宿泊拠点に
光州は莞島だけでなく、周辺の観光地を回るときの拠点にもなりやすい都市です。莞島に日帰りで行って光州に戻ってくる日程でも、翌日の予定に余裕を持たせたいなら、光州でもう一泊入れておくと移動の疲れを持ち越さずに済むはずです。
光州・木浦から莞島へ――市外バスの本数と所要
莞島公用バスターミナルへは、光州(有.スクエア)と木浦の両方から市外バスが出ています。バス時刻表サイトで確認した範囲では、光州発は1日18往復という多さで、始発06:20発・莞島08:20着(所要約2時間)、終発16:20発・莞島18:20着(所要約2時間)、日中はおよそ1時間おきの運行です。運賃は一般20,500ウォン・市外優等24,800ウォン・プレミアム優等29,800ウォンでした(2026年9月17日確認)。
木浦発は光州発に比べるとぐっと本数が少なく、確認できた範囲では1日2便、11:30発と18:00発のみです。運賃は15,700ウォンでしたが、到着時刻・所要時間の記載は見つけられませんでした(2026年9月17日確認)。木浦から向かう場合は、この2便を逃さないように時間に余裕を持って移動することをおすすめします。
20,500ウォンの運賃は、映画のチケット1枚分よりは少し安いくらいの金額感。2時間前後座ることになるので、市外優等やプレミアム優等のリクライニング席を選べるなら、体力の残り方も変わってきそうです。市外バスの予約方法は市外バス予約ガイドの記事で詳しく整理しているので、あわせて確認してみてください。
莞島港周辺の食堂・市場――確認できた範囲
莞島港の周辺には、アワビをはじめとする海産物を扱う食堂や市場が集まっている一帯があるとされています。ただし今回のリサーチでは、莞島郡や地元自治体による店舗単位の一次情報を確認することができませんでした。営業している店と閉まっている店が入り混じっている可能性もあるため、この記事では特定の店名や営業時間を断定して書くことは避けています。
アワビ以外にも、海苔やわかめ、昆布といった海藻類は莞島の得意分野です。莞島郡の公式サイトでも、アワビの養殖に使う餌として昆布やわかめが登場するくらいなので、海藻類そのものの生産も盛んなエリアだと考えられます。キンパ用の韓国海苔のような身近な商品からも、莞島のような産地の存在を感じられるかもしれません。
持ち物と季節ごとの服装のコツ
莞島タワーは高台にあるため、季節を問わず風が強くなりやすい場所です。展望台で長めに過ごす予定なら、羽織れる上着を1枚持っておくと安心かもしれません。莞島港から青山島へのフェリーは屋外甲板に出られることもあるので、船上で写真を撮りたい人はなおさら防寒・防風の準備をしておくとよさそうです。
青山島のスローロードを歩くなら、舗装されていない区間もあると考えて、歩きやすい靴を選ぶのが正解かもしれません。11コース・42.195キロという距離は全部を歩き切る必要はなく、体力や滞在時間に合わせて一部だけ歩くという選び方も十分にありです。バスやフェリーでの移動時間が長くなりがちなので、車内・船内で使えるモバイルバッテリーがあると、到着後の体力の残り方も変わってきそうです。
よくある質問
まとめ――莞島は港町と島、二つの顔を持つエリア
莞島は、全国生産量の70%を占めるというアワビの産地であり(2026年9月17日確認)、莞島邑には多島海を一望できる莞島タワーがあります。さらに足を延ばせば、フェリーで約50分の青山島(청산도)が待っていて、2026年は4月に11コースのスローロードを歩く祭りが開かれました。光州からは市外バスで約2時間、木浦からは1日2便というアクセスなので、どこまで回るかで日帰りか一泊かが変わってきそうです。
- 莞島の名物はアワビ(全国生産量の70%)と莞島タワーの多島海の眺め
- 莞島港から青山島へはフェリーで約50分、1日6便
- 青山島は11コース・42.195キロのスローロード、2026年は4月に第16回の祭りが開催
- 光州からは市外バスで約2時間・1日18往復、木浦からは1日2便
- 莞島港周辺の個別店舗の営業時間は現地で要確認
フェリーの運賃や祭りの来年開催有無のように、この記事では確認しきれなかった情報もあります。出発前には莞島郡の公式サイトで最新情報を確認してください。西海岸から少し足を延ばして楽しみたい人は高敞のガイド記事もあわせて参考にしてみてください。
参考・出典
- 莞島郡 완도문화관광「완도타워」https://www.wando.go.kr/tour/sub.cs?m=19 (2026年9月17日確認)
- 莞島郡 완도대표홈페이지「완도전복」https://www.wando.go.kr/wando/sub.cs?m=665 (2026年9月17日確認)
- 莞島郡 완도대표홈페이지「완도↔청산 여객선정보」https://www.wando.go.kr/wando/sub.cs?m=351 (2026年9月17日確認)
- 완도라이브「”바쁜 일상은 잠시 멈춤”…청산도 슬로걷기 축제 ‘개막’」https://www.wandolive.com/news/articleView.html?idxno=1846 (2026年9月17日確認)
- 버스타임「광주(유.스퀘어)→완도 시외버스 상세」https://ko.bustime.co.kr/plans/intercity/gwangju-yuseukweeo/wando/details.html (2026年9月17日確認)
- 버스타임「목포→완도 시외버스 상세」https://ko.bustime.co.kr/plans/intercity/mokpo/wando/details.html (2026年9月17日確認)

