韓国語を話す相手はどこで見つける?日本での練習

日本の部屋でスマートフォンとノートを使い韓国語で誰かとオンライン会話をしている20代女性の様子

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単語も文法も覚えた、リスニングもだいぶ聞き取れるようになった。なのに、いざ韓国人を前にすると最初のひとことが出てこない——独学で韓国語を続けている人なら、一度はこの壁にぶつかったことがあるのではないでしょうか。実はこれ、勉強不足というより「話す相手がいない」という環境の問題であることが多いです。この記事では、日本にいながら韓国語を話す練習相手をどこで見つけられるか、対面イベント・アプリ・公的な場・大学のサークル・オンラインレッスンという道を、確認できた範囲で整理しました。

結論から

韓国語を話す相手を見つける道は、大きく分けて対面の言語交換イベント/言語交換アプリ/韓国文化院や国際交流協会・大学サークルといった公的な場/お金を払ってオンラインの1対1レッスンを予約するの4系統です。人と会うこと自体が好きで週末に時間を作れる人はイベント、すきま時間にコツコツ進めたい人はアプリ、まず安心できる場から始めたい人は公的な場やサークルが向いています。相手探し自体を手間に感じる人、話す時間を確実に確保したい人は、オンラインレッスンのほうが結局続きやすいという声もあります。逆に、初対面の人と話すこと自体に強い抵抗がある人は、いきなり相手探しから始めず、まずレッスンで「話す型」に慣れるほうが遠回りに見えて早いかもしれません。

韓国語を話す相手を探す4つの道と、それぞれに向いている人のタイプ
目次

なぜ独学だと「話す」が伸びないのか

韓国語の勉強は、単語帳・文法書・リスニング教材・韓国ドラマなど、ひとりで進められる手段がとても充実しています。裏を返すと、これらはすべて「入力(インプット)」であり、「出力(アウトプット)」である会話の練習にはなりにくいという構造があります。頭の中で理解できていることと、とっさに口から出せることの間には、練習しないと埋まらない距離があるというわけです。TOPIK(韓国語能力試験)のような読解・聞き取り中心の試験対策を積んでいても、会話力とはまた別の力になる点はTOPIK試験の記事でも触れています。

もうひとつの壁は、独学だと「間違えても指摘してくれる相手」がいないことです。発音のクセや不自然な語順は、自分では気づきにくく、教材の音声を真似ているつもりでも少しずつずれていくことがあります。どれくらいの学習期間で会話が成立するようになるかの目安は韓国語がどれくらいで話せるようになるかの記事で整理していますが、共通して言えるのは「話す機会の数」が上達スピードに直結するという点です。次の見出しから、その「話す機会」をどこで作るかを具体的に見ていきます。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「単語は分かるのに口が動かない」という悩みは、語彙の量ではなく単純に会話の回数が足りていないケースが多いようです。まずは短い雑談を週1回でも積み重ねることが、テキストを1冊増やすより効くという声もあります。

言語交換イベントに行く——対面で相手を探す

言語交換(ランゲージエクスチェンジ)とは、日本語を学びたい韓国語話者と、韓国語を学びたい日本語話者がペアやグループになり、両方の言語で会話練習をするイベントのことです。オンライン上のコミュニティサイトMeetupには、東京を中心に日韓の言語交換を掲げるグループがいくつか登録されています。確認できた例として、東京・日暮里で活動する「cafe123 日韓交流会」があります。2012年から活動し、2022年10月に対面での活動を再開したグループで、確認時点でメンバーは3,264人、参加費はカフェのコーヒー1杯分に近い600円(2026年9月5日確認)。日本語と韓国語の両方で話す会という位置づけで、複数の日程が定期的に組まれています。

初めて参加するときに戸惑いやすいのが「何を話せばいいのか」です。最初の10分は、自己紹介・日本語(韓国語)を学んでいる理由・好きなK-POPやドラマ・最近見た韓国旅行の写真といった、答えやすい話題から入るとスムーズです。旅行で使う簡単なフレーズを先に覚えておくと会話の糸口になりやすく、韓国旅行で使えるフレーズ集の記事も自己紹介の練習に流用できます。

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ソウルイン編集部正直、最初の1回は「気まずかったらどうしよう」と身構えてしまう人が多いようです。ただこの手のイベントは韓国語を学びたい日本人・日本語を学びたい韓国人という、目的が一致した人しか来ていない場なので、思っているより会話は成立しやすいという声もよく聞きます。

言語交換アプリを使う——相手の探し方と最初のメッセージ

週末にわざわざ出かける時間がない人には、スマートフォンの言語交換アプリという選択肢があります。代表的なものにHelloTalk(ハロートーク)Tandem(タンデム)があり、どちらも公式サイト・App Store/Google Playで提供が確認できます。HelloTalkは対応言語の中に韓国語が含まれ、確認時点の最新バージョンは6.4.0、Tandemの運営元はTripod Technology GmbHで、基本無料・一部アプリ内課金という料金体系です(いずれも2026年9月5日確認)。文法や単語を鍛えるための学習アプリとは目的が違うため、そちらのおすすめは韓国語学習アプリのおすすめ記事を参照してください。この記事で扱うのは、あくまで「話す相手」を探すためのアプリです。

使い方の基本は、プロフィールに「日本語ネイティブ・韓国語を勉強中」と書き、学びたい理由を一言添えることです。最初のメッセージは「안녕하세요、韓国語を勉強している〇〇です。よければ言語交換しませんか?」のような短いあいさつで十分で、長文の自己紹介をいきなり送る必要はありません。返信が来たら、テキストチャットから始めて、慣れてきたら音声メッセージや通話機能に切り替えるのが自然な流れです。週に数回、5〜10分のやり取りを続けるだけでも、韓国ドラマを1話見る時間より短い積み重ねで会話の反射神経は育っていきます。


1回の言語交換を無駄にしないための準備

相手が見つかっても、いざ会話が始まると「何を話せばいいか分からず、気まずい沈黙が続いた」という声はよく聞きます。これを防ぐコツは、話す話題をあらかじめ3つ用意しておくことです。たとえば「韓国語を勉強している理由」「最近見た韓国ドラマや聴いている曲」「次に韓国へ行くなら訪れたい場所」のように、答えに詰まりにくいテーマを事前に決めておくと、初対面でも会話が途切れにくくなります。話題を考える時間そのものが、実は語彙を思い出す予習にもなります。

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あわせて、自己紹介を60秒程度で言えるように準備しておくと安心です。名前・仕事や学校・韓国語を始めたきっかけの3点だけを短くまとめておけば、緊張していても最初のひとことが出やすくなります。もうひとつ意識したいのが、言語交換はあくまで対等な関係だという点です。自分が韓国語を教わるだけでなく、相手の日本語学習も手伝う姿勢を持つと、単発の会話で終わらず、次も会いたいと思ってもらえる関係になりやすいという声もあります。


韓国文化院・国際交流協会など、公的な場を使う

個人同士のやり取りに抵抗がある人には、公的な機関が開く場という選択肢もあります。駐日韓国文化院は「世宗学堂(セジョンハクタン)」という韓国政府公認の韓国語講座を運営しており、成人(大学生以上)向けのレベル別クラスが春季(4月開講)と秋季(10月開講)の年2回募集されています(2026年9月5日確認)。同じ教室に通う受講生同士で自然に会話相手ができる、という位置づけの場です。なお、文化院のサイト内には過去に言語交流の投稿があった掲示板もありましたが、この掲示板は運営終了のお知らせが出ており、いまは相手探しの手段として使えません。この点は確認できたので、期待しすぎないよう先にお伝えしておきます。

各自治体の国際交流協会も、韓国語での交流イベントを開くことがあります。確認できた例では、公益財団法人兵庫県国際交流協会が「韓国語ではなそう!」という催しを開き、国際交流員(CIR)と韓国語で話す時間を無料で設けていました(2026年9月5日確認)。この回自体は終了していますが、こうした企画を地域の国際交流協会が定期的に開いているという事実は確認できます。お住まいの地域名と「国際交流協会」で検索し、公式サイトのイベントページを確認するのが確実です。

公的機関のイベントは開催頻度・定員が地域によって大きく異なります。「毎月やっている」と決め打ちせず、参加を検討するたびに開催団体の公式サイトで最新の予定を確認してください。


大学のサークル・留学生との交流

大学生・大学院生であれば、韓国語や日韓交流を掲げるサークルも候補になります。確認できた例として、神奈川大学の公式サークル一覧には「HANA(日韓交流)」というサークルが掲載されており、日本人学生と韓国人留学生がK-POPや韓国ドラマなどをきっかけに交流していると案内されています(2026年9月5日確認)。同様に、日韓交流を掲げるサークルは複数の大学に存在すると見られますが、大学ごとに活動内容や在籍人数は違うため、自分の大学(または近隣の大学)のサークル一覧・学生課の掲示を確認するところから始めるのが確実です。

大学のサークルは、学生という立場が前提になる分、初対面でも共通点(授業・サークル・留学生活)から話を始めやすいのが利点です。一方で在籍していない大学のサークルには基本的に部外者は参加できないため、社会人はこの選択肢を使いにくい点には注意してください。社会人が学校という場で相手を探したい場合は、次に紹介する韓国語教室に通うという方法もあります。教室選びの比較は日本の韓国語教室を比較した記事にまとめています。


オンラインの1対1レッスンを使う——時間と費用の考え方

ここまで紹介した方法は、どれも「相手が見つかるかどうか」が運や相性に左右されます。返信が来ない、都合が合わない、話が続かない——これ自体にストレスを感じる人も少なくありません。そこで検討したいのが、最初から話す時間が確保されているオンラインの1対1レッスンです。相手を探す手間ごと外注したいなら、話す時間が最初から確保されている教室のほうが結局続くという考え方は、続けることを最優先にするなら理にかなっています。無料の方法とは違い費用はかかりますが、「今日の分は話せた」という達成感を毎回得やすいのは、独学や相手探しで挫折した経験がある人にとって大きな違いです。

K Villageの公式サイトで料金と教室を見る全国の教室とオンラインを併用できる

オンラインレッスンにはサービスごとに特色があり、講師の国籍・予約の取りやすさ・使える教材が違います。複数のサービスを比較検討したい人はオンライン韓国語レッスンの比較記事もあわせて読むと、自分に合うところを絞り込みやすくなります。料金やキャンペーン内容は時期によって変わるため、この記事では金額を明記していません。必ず各サービスの公式サイトで、申込み直前の最新情報を確認してください。


安全に使うために——個人情報とトラブル回避

見知らぬ相手と韓国語で話す以上、安全面の注意は欠かせません。まず大原則として、対面イベント・アプリいずれの場合も初対面は必ずカフェや公共施設など、人の目がある公共の場所で会うことを徹底してください。個室の飲食店や相手の自宅・ホテルなど、密室になる場所を最初から指定してくる相手は避けるのが賢明です。

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  • 自宅の住所・勤務先・学校名など、個人を特定できる情報はすぐに教えない
  • SNSアカウントや電話番号の交換は、何度かやり取りをしてから判断する
  • 投資・副業・仮想通貨などお金がらみの話を持ちかけられたら、それ以上応じずにブロックする
  • 「会う前提でお金を貸してほしい」と言われたら、理由を問わず断る
  • 違和感を覚えたら、理由を説明せずにやり取りを終えてよい

言語交換アプリは学習目的の利用者が大半である一方、学習目的以外の人が紛れ込むことがあると、複数の利用者の声から確認できます。HelloTalkのApp Storeでの年齢区分は13+と案内されており(2026年9月5日確認)、未成年でも利用しうる設計になっています。中学生・高校生が使う場合は、保護者にアプリの利用そのものを伝えたうえで、個人情報の扱いや直接会う約束は一人で判断しないというルールを、家庭内で先に決めておくことを強くすすめます。安全を最優先にすれば、言語交換は十分に安心して続けられる練習方法です。


1年続けた人と3か月でやめた人の差

言語交換を始めても、多くの人が最初の数か月でやめてしまうと言われます。続けている人と早々にやめてしまう人を比べたとき、よく指摘されるのが「頻度」の違いです。毎日連絡を取ろうとして疲れてしまうよりも、週1回など無理のないペースをあらかじめ決めておいた人のほうが、結果として長く続いている傾向があるようです。逆に、最初の熱意のまま高頻度でやり取りを始めた人ほど、忙しい時期に一度途切れると、そのまま再開しないまま終わってしまうケースが多いという声もあります。

もうひとつの差は、会話の記録を残しているかどうかです。教わった表現や言えなかった言い回しを簡単にメモしておくだけで、次に同じ相手と話すときの話題にもなり、上達を実感しやすくなります。また、「話せるようになりたい」という漠然とした目標だけでなく、「次の言語交換までにこの表現を使ってみる」といった小さな目標を毎回1つ決めておくことも、続けやすさにつながるという意見があります。学習期間は人それぞれ異なるため、何か月で話せるようになるかを一概に言うことはできませんが、頻度・記録・小さな目標の3つは、続けている人に共通して見られる工夫のようです。


よくある質問

韓国語がほとんど話せなくても、言語交換イベントやアプリに参加できますか?
参加できます。言語交換は「教える・教わる」ではなく「お互いに練習し合う」場なので、初心者同士でもゆっくり話せば成立します。あいさつや自己紹介だけでも十分な会話練習になります。
相手を見つけても、やり取りが長続きしません。コツはありますか?
最初から毎日連絡を取ろうとせず、週1回など負担のない頻度に決めておくと続きやすいという声があります。相手も学習中の一人であることを前提に、返信が遅くても気にしすぎないことも大切です。
お金をかけずに話せるようになりますか?
イベントやアプリは基本無料で利用できるため、費用をかけずに練習を続けることは可能です。ただし相手探しに時間がかかることもあるため、「話す時間」を確実に確保したい場合はオンラインレッスンのほうが早く感じる人もいます。
人と話すこと自体が苦手でも、上達する方法はありますか?
初対面の相手探しから始めるのが負担に感じる場合は、まず講師との1対1レッスンで「話す型」に慣れてから、言語交換イベントやアプリに進むという順番もおすすめです。無理に社交的な場から始める必要はありません。

まとめ

  • 韓国語が「話せない」感覚の多くは、勉強不足ではなく話す機会の不足が原因
  • 対面の言語交換イベントは、cafe123のような実績あるグループを起点に探せる
  • HelloTalk・Tandemなどのアプリは、すきま時間で相手を探せる無料の手段
  • 駐日韓国文化院の世宗学堂や自治体の国際交流協会は、安心できる公的な場
  • 大学生なら日韓交流サークルも選択肢。社会人は韓国語教室が代わりになる
  • 相手探し自体が負担なら、時間を確保できるオンラインレッスンが向いている
  • 初対面は必ず公共の場所で。個人情報とお金の話には常に警戒する

言語交換に「唯一の正解」はありません。人と会うのが好きならイベントへ、すきま時間を使いたいならアプリへ、まず安心できる場から始めたいなら公的な場や大学のサークルへ、相手探しごと解決したいならオンラインレッスンへ——自分の性格と生活リズムに合う道を選べば、どれも同じように「話す機会」を増やしてくれます。まずは一つ、今日確認できる範囲のことから始めてみてください。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、複数の方法を掛け持ちしている人ほど、話す機会が途切れにくい傾向があるようです。アプリで気軽に始めつつ、月1回だけイベントに顔を出す、といった組み合わせ方も検討してみてください。

参考・出典

  • Meetup cafe123 日韓交流会 https://www.meetup.com/ja-jp/cafe123/ (2026年9月5日確認)
  • App Store HelloTalkハロートーク https://apps.apple.com/jp/app/id557130558 (2026年9月5日確認)
  • App Store Tandem タンデム https://apps.apple.com/jp/app/id959001619 (2026年9月5日確認)
  • 駐日韓国文化院 公式サイト https://www.koreanculture.jp/ (2026年9月5日確認)
  • 公益財団法人兵庫県国際交流協会 イベントページ https://www.hyogo-ip.or.jp/event/2026cirtalk.html (2026年9月5日確認)
  • 神奈川大学 公式サイト サークル紹介(HANA) https://www.kanagawa-u.ac.jp/campuslife/activities/circle/details_27007.html (2026年9月5日確認)
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