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「渡韓する予定はしばらく無いけど、韓国コスメは気になる」——そんな人にとって、いちばん現実的な入り口はドラッグストアの棚ではないでしょうか。オリーブヤングに行けなくても、駅前のマツモトキヨシやウエルシアに寄るくらいならハードルは低いはずです。ただし「韓国コスメ、ドラッグストアにもあるらしい」という話と「このブランドが、この店に、確実に置いてある」という話はまったく別物です。この記事では、各チェーンの公式サイトとブランド側の発表を突き合わせ、実際に取り扱いを確認できたものだけを整理しました。韓国コスメの買い方をもっと広く知りたい人は韓国コスメの買い方ガイドもあわせてどうぞ。
2026年9月7日時点で確認できた範囲では、マツモトキヨシ・ココカラファインで韓国発スキンケアブランド「primella(プリメラ)」が全国約500店舗規模で展開中、ウエルシアグループでは「VT COSMETICS」が限定シートマスクを発売、ツルハグループの公式通販では「rom&nd」「MEDIHEAL」「COSRX」「TIRTIR」など19ブランド前後を確認できました。一方で人気の高い一部ブランドは、まだロフト・プラザやQoo10が主戦場で、ドラッグストアの棚には並んでいません。この違いを知っておくと、探し方の無駄が減ります。

なぜ日本のドラッグストアに韓国コスメが並んだのか
数年前まで、韓国コスメを店頭で買おうと思ったら新大久保かオリーブヤングの実店舗くらいしか選択肢がありませんでした。それが今では、駅前のドラッグストアの一角に韓国語パッケージの商品が普通に並んでいます。背景にあるのは、韓国コスメブランド側が日本の大手ドラッグストアチェーンと直接組む動きが増えたことです。実際に、アモーレパシフィックの「primella」はマツモトキヨシグループ・ココカラファイングループの両方に、公式プレスリリースを出したうえで全国規模で展開しています(2026年9月7日確認)。1ブランドが1店舗と組むのではなく、グループ全体・全国規模で契約するケースが目立ちます。
ドラッグストア側にもメリットがあります。オリーブヤング(올리브영)のような専門店に行かなくても「韓国コスメが試せる」という体験を、既存の来店客にそのまま提供できるからです。オリーブヤング自体の日本での買い方や店舗展開が気になる人はオリーブヤングの日本での買い方ガイドを参考にしてください。ドラッグストアは日用品のついでに立ち寄る場所なので、韓国コスメとの相性自体は悪くないはずです。
ブランド別:シートマスクは名品コラボ・限定パッケージが強い
ドラッグストアの韓国コスメ棚で、いちばん見つけやすいのがシートマスクです。マツキヨココカラオンラインストアには、韓国のシートマスクブランド「MEDIHEAL(メディヒール)」の商品ページが用意されており、オンラインストアでの取り扱いを確認できました(2026年9月7日確認)。店舗ごとの在庫までは公式サイト上で断定できないため、実店舗で探す場合は取扱の有無を店頭で確認するのが確実です。
もうひとつ分かりやすい例が「VT COSMETICS」です。公式プレスリリースによると、2025年9月3日にウエルシアグループ限定の「GLOW RICH FOCUS MASK」(7枚入り・発売時770円)が発売されました。ナイアシンアミドやレチノール誘導体、ヒアルロン酸などの成分表示があり、1回10分の集中ケア用として案内されています(2026年9月7日確認)。ウエルシアだけの限定商品という点が、チェーンを選ぶ理由になる一例です。シートマスクをもっと具体的に知りたい人は韓国シートマスクのおすすめガイドも参考になるはずです。
ブランド別:日焼け止めはまだ本数が少ない
正直なところ、シートマスクやリップと比べると、韓国発の日焼け止めをドラッグストアで確実に見つけるのは今のところ少し難しいというのが編集部の実感です。今回確認できた具体例は、ツルハグループの公式通販サイトに掲載されている韓国ブランドTIRTIR(ティルティル)の「マスクフィット トーンアップクリーム」(SPF50+ PA++++、トーンアップ効果を謳う日焼け止め)でした(2026年9月7日確認)。トーンアップ機能付きの日焼け止めというジャンル自体、韓国コスメらしい強みです。
一方で、SNSで話題の「SKIN1004(スキン1004)」のような日焼け止め系ブランドは、韓国メディアの報道によると、まずプラザ・ロフトに先行導入され、その後ドン・キホーテへ展開が広がっている段階で、マツモトキヨシなど大手ドラッグストアへの追加導入は「計画中」と伝えられています(2026年9月7日確認)。つまり、話題のブランドほどドラッグストアより先にバラエティショップに並ぶ傾向があるということです。日焼け止め選びの基準をもっと広く知りたい人は韓国日焼け止めのおすすめガイドも参照してください。
日焼け止めは季節限定入荷になりやすいジャンルです。今回確認できたのはツルハの公式通販上の情報のみのため、店頭在庫は事前に店舗へ確認することをおすすめします。
ブランド別:リップ・ティントはツルハの品揃えが厚い
リップ・ティントについては、ツルハグループの公式通販サイト内にある「韓国コスメ」特集カテゴリで具体的な確認が取れました。掲載件数は116件で、韓国発リップブランドの代表格である「rom&nd(ロムアンド)」の名前を含む19ブランド前後が並んでいます(2026年9月7日確認)。ロムアンドは全ムシ(전무시)と呼ばれる「口紅っぽさより唇の色っぽさ」を意識したティントの元祖的な存在として知られています。
一方、同じくSNSでよく見かける「peripera(ペリペラ)」は、運営元の株式会社クリオが出したプレスリリースによると、新作のムードグロイティントは2026年2月23日(月)より「オンライン発売」とだけ案内されており、ドラッグストアでの取り扱いは同リリース本文では確認できませんでした(2026年9月7日確認)。話題度とドラッグストアでの入手しやすさは、必ずしも一致しないブランドがあるということです。틴트(ティント)は口紅よりも軽い塗り心地のリップ製品を指す韓国語です。
ブランド別:スキンケア(トナー・美容液)はプリメラとAHCが軸
スキンケアで最も規模の大きい展開が確認できたのは「primella(プリメラ)」です。アモーレパシフィックジャパン株式会社の公式プレスリリースによると、2024年10月7日からマツモトキヨシグループ全国約500店舗、ココカラファイングループ全国約500店舗(一部店舗除く)、マツキヨココカラオンラインストアで発売されました(2026年9月7日確認)。ラインナップには美容液・リップ美容液・トリートメントエッセンス・クレンジング料が含まれ、韓国発ブランドが日本の大手ドラッグストアグループ両方に同時展開した例として分かりやすいです。
もう一つの軸が「AHC」です。マツモトキヨシ公式サイトとマツキヨココカラオンラインストアには、いずれもAHCのアイクリーム・美容液を紹介する公式ニュース記事が掲載されており(2026年9月7日確認)、チェーン自身が自社のニュースとして取り上げるほど扱いのある韓国コスメブランドだと分かります。ただし発売日や価格までは今回のページ上で確認しきれなかったため、詳細は店舗またはオンラインストアで最新情報を確認してください。日本で買える韓国コスメを広く知りたい人は日本で買える韓国コスメ全般ガイドもどうぞ。
チェーンごとの強さの違い
ここまでの確認をチェーンごとに整理すると、それぞれ得意分野の違いが見えてきます。マツモトキヨシ・ココカラファイン(現マツキヨココカラ&カンパニー)は、プリメラやAHCのように全国規模かつ複数ブランドを横断する展開が強く、韓国コスメ特集ページを常設しているのも特徴です。ウエルシアは、VT COSMETICSの例のようにチェーン限定の商品開発に踏み込んでいる点が独自路線と言えます。
ツルハグループは、公式通販サイトに「韓国コスメ」という専用カテゴリを常設し、rom&ndやMEDIHEAL、COSRX、TIRTIRなど幅広いブランドを一覧できるようにしている点が強みです。ただしこれは公式通販での確認であり、全店舗の店頭陳列と完全に一致するとは限りません。一方でスギ薬局については、今回の調査では韓国発ブランド単体の大規模導入を裏づける公式発表を見つけることができませんでした。スギ薬局で探す場合は、公式サイト(sugi-net.jp)の店舗検索・商品検索で最新の取り扱いを確認することをおすすめします。ブランドごとの人気の傾向をランキング形式で見たい人は韓国コスメブランドランキングも参考になります。
本記事で「取り扱いを確認できた」と書いているのは、各社の公式サイト・公式通販・プレスリリースに掲載があった範囲です。同じチェーンでも店舗によって品揃えは異なるため、「必ずこの店にある」という意味ではありません。
ドラッグストアで見かけないもの、日本で買えないときの回り道
ここまで紹介したブランド以外にも、SNSでよく見かけるのに日本のドラッグストアでは見かけない韓国コスメは珍しくありません。たとえば「numbuzin(ナンバーズイン)」の新作は、運営会社のプレスリリースに「発売日:7/22(水)〜 ※単品購入は8/1(土)〜」とあり、販売サイトとしてQoo10が案内されています。ドラッグストアでの取り扱いはプレスリリース本文には記載がありませんでした(2026年9月7日確認)。話題のブランドほど、店頭に並ぶ前にまずオンラインで先行発売される傾向があるということです。日本のドラッグストアにまだ入っていない限定パッケージや韓国だけの大容量サイズは、オリーブヤングのグローバルモールが日本まで直送してくれるため、こうした「見かけないもの」を探すときの回り道になります。
まとめ買いで1個あたりの単価を下げたい場合は、Qoo10のセール期間のほうがドラッグストアの通常価格より安くなることがあります。まずはどのくらいの品揃えがあるかを見てみるのもおすすめです。
Qoo10で韓国コスメを探すビューティー・コスメのカテゴリ(2026年9月7日確認)
まとめ買いをカートに入れて価格を比較したうえで、それでも見つからない一点物や現地限定色が欲しいときは、現地で探すという選択肢も残ります。日本国内であれば、韓国コスメの実店舗が集まる新大久保のコリアンタウンも回り道の一つです。新大久保のコスメショップ事情は新大久保の韓国コスメショップガイドに詳しくまとめています。ドラッグストアで見つからなかったからといって、その商品自体が日本で買えないとは限らないはずです。
買う前に確かめること(成分表示・パッチテスト・使用期限)
ドラッグストアで韓国コスメを手に取ったら、レジに向かう前に確認しておきたいことがいくつかあります。まず成分表示です。日本国内で流通する化粧品には、全成分表示が義務づけられています。過去に使って荒れた成分がある人は、パッケージ裏の表示を確認してから購入するほうが安心です。次にパッチテストです。初めて使うブランドやシリーズは、二の腕の内側など目立たない部分に少量つけて、24時間程度様子を見てから顔に使うのが基本とされています。
もう一つ見落としやすいのが使用期限・開封後の使用期限(PAOマーク)です。パッケージに印字された数字とアルファベット(例: 12M)は、開封後に使い切ることが推奨される目安の月数を示す表示として一般的に知られています。セール品や限定パッケージは製造からの期間が長いこともあるため、気になる場合は購入時にパッケージの表示を確認しておくと安心です。効果を保証するものではなく、あくまで使用の目安として案内されている表示だと理解しておくとよいはずです。韓国コスメを初めて選ぶときの基本的な考え方は韓国コスメ初心者の選び方ガイドにまとめているので、迷ったときはあわせて確認してください。
- 全成分表示を確認し、過去に荒れた成分が入っていないか見る
- 初めて使うブランド・シリーズはパッチテストをしてから顔に使う
- PAOマーク(開封後使用期限の目安)と製造からの経過期間を確認する
- 効能・効果を断定する表現ではなく、パッケージの表示範囲で判断する
よくある質問
まとめ
- マツモトキヨシ・ココカラファインでは「primella」が全国約500店舗規模で展開中(2024年10月7日〜)
- ウエルシアグループでは「VT COSMETICS」がチェーン限定シートマスクを発売(2025年9月3日)
- ツルハグループの公式通販「韓国コスメ」特集では、rom&ndやMEDIHEAL、COSRXなど19ブランド前後を確認
- 日焼け止めはまだ本数が少なく、話題ブランドほどロフト・プラザ・Qoo10が先行しやすい
- スギ薬局は今回、韓国発ブランド単体の大規模導入を裏づける公式発表を確認できなかった
- 見かけないブランドは、オリーブヤングのグローバルモールやQoo10、新大久保が回り道になる
- 購入前は成分表示・パッチテスト・使用期限(PAOマーク)を必ず確認する
ドラッグストアの韓国コスメ棚は、行くたびに顔ぶれが変わるくらいのスピードで動いています。今回整理した内容も、次に店頭を見たときには入れ替わっているかもしれません。だからこそ「今日、このチェーンで確認できたブランド」という前提で見出しごとに拾い読みしてもらえると、実際の買い物に役立つはずです。見つからなかったブランドがあれば、まずはこの記事で紹介した回り道を試してみてください。
参考・出典
- アモーレパシフィックジャパン株式会社 プレスリリース(プリメラ発売) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000128129.html (2026年9月7日確認)
- VT COSMETICS プレスリリース(GLOW RICH FOCUS MASK・ウエルシア限定) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000096821.html (2026年9月7日確認)
- マツモトキヨシ公式サイト ニュース(AHC) https://www.matsukiyo.co.jp/news/843 (2026年9月7日確認)
- マツキヨココカラオンラインストア(AHC) https://www.matsukiyococokara-online.com/news/843 (2026年9月7日確認)
- マツキヨココカラオンラインストア 商品ページ(MEDIHEAL) https://www.matsukiyococokara-online.com/store/catalog/product/view/id/8809615059678 (2026年9月7日確認)
- ツルハグループe-shop「韓国コスメ」特集カテゴリ https://shop.tsuruha.co.jp/15668.html (2026年9月7日確認)
- ツルハグループe-shop UVカテゴリ(TIRTIR取り扱い確認) https://shop.tsuruha.co.jp/15801/2251/2252/5467/5603/5659.html (2026年9月7日確認)
- 株式会社BENOW JAPAN プレスリリース(numbuzin) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000035071.html (2026年9月7日確認)
- 株式会社クリオ プレスリリース(peripera) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000056098.html (2026年9月7日確認)
- マツキヨココカラ&カンパニー ニュースリリース https://www.matsukiyococokara.com/news/ (2026年9月7日確認)

