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「ソウル観光はもう2周目、3周目」という人ほど、地方への日帰りが気になり始めるものですよね。そのなかでも春川(チュンチョン・춘천)は、タッカルビ発祥の地として名前だけは知っているけれど、実際の行き方や現地での動き方までは分からない、という声が多い街です。
春川へはソウルからITX-青春(電車)か高速バスで日帰りできる。片道70〜85分前後を見ておけば、明洞タッカルビ通りでの食事と、昭陽江スカイウォークや自転車散策のどちらか1つを組み合わせる日帰りプランが現実的。南怡島は行政上は別エリア(加平側)なので、同じ日に無理に詰め込むかどうかは移動時間で判断したい。
春川は日帰りできる?まず知っておきたい距離感
春川はソウルの東、江原特別自治道の道庁所在地にあたる街です。北漢江・昭陽江という2つの川に囲まれた立地で、水辺の景色とタッカルビ、マッククス(そば粉の冷たい麺)が名物として知られています。「地方都市」と聞くと遠く感じますが、公表されている所要時間で見るとソウル近郊のベッドタウンに近い距離感です。
春川市の交通ポータルによると、龍山(ヨンサン)から春川までの直通電車ITX-青春(ITX-청춘)の所要時間は約85分。片道1時間半弱なので、朝に出発すれば昼過ぎには春川に着き、夕方には東大門やソウル駅方面に戻ってこられる計算になります。日帰りバスツアーほど時間に追われず、かといって前泊が必須というほどの遠さでもない、というのが実際のところです。
ただし「日帰りできる」と「余裕がある」はイコールではありません。移動だけで往復3時間弱を使うため、現地での自由時間は正味5〜6時間ほどと考えておくのが安全です。タッカルビ通りでの食事に、スカイウォークかサイクリングのどちらか1つを組み合わせる、くらいの分量感がちょうどいいところでしょう。
行き方①ITX-青春・京春線を使う
電車で春川に向かう場合、主役になるのがITX-青春です。京春線を経由して龍山と春川を結ぶ特急列車で、春川市の公式情報では所要時間は約85分とされています。座席指定制なので、繁忙期や週末は早めの予約が安心です。
もう一つの選択肢が、清凉里(チョンニャンニ・청량리)を発着する一般列車です。同じく春川市の公式情報によると、春川—清凉里間の所要時間は約91.5分。ITX-青春よりわずかに時間はかかりますが、その分料金が抑えられる傾向にあるルートで、時間に余裕がある人には悪くない選び方です。
運行本数についても公式情報が出ています。春川発でみると、平日の始発は6時08分ごろ、終電は22時14分ごろ。運行間隔は通勤時間帯でおよそ30分、それ以外の時間帯はおよそ60分とされています。日帰りなら「行きは午前中の便、帰りは19〜20時台の便」くらいで組んでおくと、現地での時間を最大化できます。
| 項目 | ITX-青春の目安 |
|---|---|
| 龍山—春川の所要時間 | 約85分 |
| 春川—清凉里(一般列車) | 約91.5分 |
| 春川発 始発/終電(平日) | 6時08分ごろ/22時14分ごろ |
| 運行間隔 | 通勤時間帯30分・日中60分ほど |
電車での移動そのものに慣れていない人は、まずソウルの地下鉄の乗り方で市内交通の基本を押さえてから、龍山駅や清凉里駅へのアクセスを確認しておくとスムーズです。運賃は公式サイトの予約画面で当日の設定を確認するのが確実で、本記事では変動リスクの高い金額の記載は控えます。
行き方②高速バスという選択肢
電車の予約が取れなかった場合や、ソウル東部から出発する場合は高速・市外バスも現実的な手段です。東ソウル総合バスターミナルと春川市外バスターミナルを結ぶ路線があり、直行便であればITX-青春とほぼ同じ、1時間10分前後というのが一般的な目安として語られています。
バスには直行便と、大成里・清平・加平・江村などを経由する便があります。経由便は所要時間が延びる代わりに本数が多い傾向があるので、時間を優先するか本数の柔軟さを優先するかで選ぶとよいでしょう。加平を経由する便がある点は、後述する南怡島との組み合わせを考えるときにも押さえておきたいポイントです。
運賃・運行本数は季節や便によって変わるため、本文では具体的な金額を記載していません。予約前に公式の予約サイトやアプリで最新の時刻・料金を確認してください。バス移動が初めての方は韓国の高速バスの乗り方を先に読んでおくと当日迷いません。
電車とバス、どちらを選ぶか迷ったときの基準はシンプルです。始発・終電の時刻を柔軟に選びたいなら本数の多いITX-青春、東ソウル側から出発するほうが近いならバス、という住んでいるエリアで決めてしまって問題ありません。所要時間そのものはコーヒー1杯分ほどの差しかなく、大きな損得はつきにくいのが実情です。

春川駅から明洞タッカルビ通りへ
春川駅(춘천역)に着いたら、目指すは明洞(ミョンドン・명동)タッカルビ通りです。春川市の公式観光ポータルによると、住所は江原特別自治道春川市明洞キル2(명동길 2)。春川で最大級のタッカルビ・マッククス店の集積地とされ、周辺には飲食店や商店がおよそ130店近く並んでいます。
駅から通りまでの距離について、春川市の公式ページ自体には具体的な徒歩分数の記載はありませんでしたが、複数の旅行情報では徒歩10分程度とされています。荷物が多くない日帰りなら、迷わず歩いていける距離感と考えてよさそうです。
通りの名前に「明洞」とありますが、ソウルの明洞とは同じ漢字を使う別の場所です。地図アプリで検索するときは「춘천 명동 닭갈비골목」あるいは「春川 明洞」で検索し、ソウルの明洞と間違えないようにしましょう。この取り違えは日帰りプランで意外と起きやすいポイントです。
タッカルビ通りの食べ方
春川市公式の説明によると、タッカルビは唐辛子ダレを絡めて漬け込んだ鶏肉を、熱く熱したフライパンに油をひき、千切りキャベツなど野菜と一緒に炒めるスタイルが基本です。目の前でジュージューと炒め上がっていく様子は、写真映え以上に食欲をそそる光景でしょう。
複数の食情報メディアで触れられているように、この通りの多くの店では2人前からの注文が基本とされています。1人旅で訪れる場合は、事前に1人前対応の可否を店に確認しておくと安心です。炒め終わったあとの鉄板に、ご飯とチーズや海苔を加えて仕上げるポックンパプ(炒めご飯)は、韓国のタッカルビ店で広く見られる定番の締め方として知られています。
ハングルのメニューが並ぶ通りなので、注文の際は「닭갈비(タッカルビ)」「2인분(2人前)」あたりの単語を覚えておくと会話がスムーズです。닭갈비(タッカルビ)は文字どおり「鶏の脚肉」を意味する言葉で、鶏もも肉を中心に使う料理を指します。
- 基本は2人前からの注文が多い(1人旅は事前確認を)
- 鉄板で野菜と一緒に炒めるスタイルが春川式
- 締めのポックンパプは定番として広く知られる食べ方
- 店名・営業時間は変わりやすいため、訪問前に地図アプリで最新の営業状況を確認する
「ソウルでもタッカルビは食べられるのでは」と思う人もいるはずです。実際、ソウル市内にもタッカルビの人気店はあります。日程的に春川まで足を伸ばせない人はソウルで食べられるタッカルビの店も選択肢に入れてみてください。本場の空気ごと味わいたいなら春川、時間を節約したいならソウル、と目的で使い分けるのが現実的です。
春川式マッククスの正体
タッカルビと並ぶ春川の名物が、マッククス(막국수)です。冷麺と混同されがちですが、マッククスの主原料はそば粉で、麺そのものの香りと喉ごしを楽しむ料理という点が冷麺との大きな違いとされています。
春川がそばの産地として知られるようになった背景には、稲作に向かない痩せた土壌と寒冷な気候があると語られています。北漢江・昭陽江の豊かな水がそば粉の加工に適していたことも、この土地でマッククス文化が育った理由として紹介されることが多いポイントです。味付けは大根の水キムチ(トンチミ・동치미)の汁にコチュジャンとごま油を合わせるのが春川式の特徴とされています。
営業を確認できた店として、春川市公式観光ポータルに掲載されている「名家(ミョンガ)막국수」があります。所在地は昭陽江ダム付近で、明洞タッカルビ通りとは別のエリアです。昭陽江スカイウォークまで足を伸ばす日程であれば、立ち寄り先の候補になるでしょう。それ以外の個別店舗については、営業状況の一次確認ができていないため店名を挙げるのは控えます。
昭陽江スカイウォークで水上散歩
時間に余裕がある日帰りなら、昭陽江(ソヤンガン・소양강)スカイウォークも候補になります。春川市公式観光ポータルによると、川面のすぐ上を歩ける展望デッキで、営業時間は夏季10:00〜20:30、冬季10:00〜17:30(入場は終了30分前まで)。定休日は毎週火曜日です。
入場料は2,000ウォン(2026年9月8日確認)ですが、公式情報では入場者に同額の春川愛商品券が還元される仕組みになっているとされています。実質的な負担感としては、コンビニのアイス1本分にも満たない金額感と考えてよさそうです。青少年は1,500ウォン、子供は1,000ウォン、未就学児と65歳以上は無料という区分もあわせて公式に案内されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間(夏季) | 10:00〜20:30(入場は20:00まで) |
| 営業時間(冬季) | 10:00〜17:30(入場は17:00まで) |
| 定休日 | 毎週火曜日 |
| 入場料 | 大人2,000ウォン(2026年9月8日確認・春川愛商品券として還元) |
公式情報では、雨や雪、強風、着氷注意報が出ている場合は開場が遅れたり、休場になったりすることがあると案内されています。天候が不安定な時期に訪れる予定なら、出発前に最新の運営状況をチェックしておくと無駄足を防げます。火曜日に日帰りを予定している人はとくに注意してください。
自転車・レールバイクで春川を巡る
春川は水辺の街らしく、自転車で回るのに向いた地形をしています。市街地を流れる石沙川・薬沙川から義岩湖(ウィアムホ・의암호)畔をたどり、公知川(コンジチョン・공지천)へつながるコースは、往復8kmほど・所要目安2時間ほどとして紹介されることが多いルートです。春川駅前には貸自転車のお店もあり、電動アシスト付きの車種を扱っている場合もあります。
もう一つの人気アクティビティが金裕貞(キム・ユジョン・김유정)レールバイクです。使われなくなった鉄道の線路を自転車型の車両で走る乗り物で、2人乗り・4人乗りなど座席数の異なる車両が用意されています。今回の調査では、運営会社の公式サイトが2026年シーズンの案内を続けており、運休や廃止を告げる情報は見当たりませんでした。
ただしレールバイクの公式サイト本体を今回直接確認することはできなかったため、料金や便数の詳細はこの記事では省略します。予約前に運営会社の公式サイトで最新の運行状況・料金を必ず確認してください。
日本語で予約まで済ませたい人は、Klookで金裕貞レールバイクの利用チケットを扱っています(2026年9月20日に販売中を確認)。乗る日の運行状況と料金は、日付を入れて商品ページで確かめてください。
Klookで金裕貞レールバイクのチケットを見る春川・日本語で予約自転車もレールバイクも、タッカルビ通りでの食事とあわせるとかなりの時間を使う組み合わせです。「食事だけでゆっくりしたい日」と「体を動かしたい日」で、あらかじめどちらを優先するか決めておくと、限られた日帰り時間を無駄にせずに済みます。
義岩湖畔のサイクリングや徒歩でのタッカルビ通り巡りが中心の日帰りなので、荷物は軽いに越したことはありません。両手が空く軽量リュックなら、レールバイクの座席でも邪魔になりません。
ITX-青春の時刻や地図アプリを何度も開くうちに、電池の減りは想像以上に早くなります。モバイルバッテリーを1つ持っておけば、帰りの列車を調べる段になって困ることがありません。
春川駅からタッカルビ通りまで歩き、さらに自転車やレールバイクにも乗るとなると、改札のたびに交通カードを探す手間は減らしておきたいところです。BT21のステッカー付きT-moneyなら、改札前でもすぐ取り出せます。
南怡島と組み合わせるなら(春川と加平は別エリア)
春川と聞いて南怡島(ナミソム・남이섬)を思い浮かべる人も多いはずです。実際、南怡島の住所は行政上「春川市南山面」にあり、春川の一部という扱いになっています。ただし、島に渡るための乗船口(船着場)があるのは、隣接する京畿道加平(カピョン・가평)側だという点は見落とされがちなポイントです。
南怡島の乗船口は春川の中心部ではなく、京畿道加平にあります。明洞タッカルビ通りや昭陽江スカイウォークがある春川の市街地から、南怡島の乗船口までは経路が別で、追加の移動時間がかかります。「春川に行くついでに南怡島」を1日で両方やろうとすると、移動だけでかなりの時間を使う点は覚えておいてください。
複数の旅行情報によると、加平駅から乗船口まで車でおよそ4分、乗船口から島までは船で5分ほどとされています。船の運航時刻や入場料の詳細は、今回のラウンドでは公式サイトへの直接アクセスができなかったため、この記事では具体的な数字を省略します。詳しい行き方や現地の楽しみ方は、南怡島を主役にした南怡島日帰りガイドにまとめているので、そちらもあわせて確認してください。
結論として、春川と南怡島を無理に1日で両方詰め込むより、「今回は春川、次回は南怡島」と回を分けるほうが、それぞれの街をゆっくり楽しめます。すでに2回目の韓国旅行や3回目以降の韓国旅行で定番スポットを消化し終えた人にとっては、こうした行き先の分散こそがちょうどいい満足度につながるはずです。
日帰りか一泊か、現実的なタイムテーブル
ここまでの所要時間を踏まえると、日帰りで無理なく回れるのは「タッカルビ通りでの食事」+「昭陽江スカイウォークか自転車散策のどちらか」までが現実的なラインです。移動に往復3時間弱、食事に1時間半前後を見込むと、残る自由時間は3〜4時間ほどしかありません。
一方で、マッククスの食べ歩きやレールバイク、自転車でのんびり回ることまで欲張りたいなら、春川市内に一泊する選択肢も検討する価値があります。ソウルに戻る最終列車・最終バスの時刻を気にせず過ごせる分、精神的な余裕は日帰りより大きくなるでしょう。
ソウルを拠点にしながら日帰りの回数を増やす場合、宿探しは早めに動いたほうが選択肢が豊富です。
ソウルのホテルを探すTrip.com・日帰りの拠点探しに秋の春川で楽しみたいこと
春川は水辺の街だけに、秋は紅葉と川面の組み合わせが見どころになります。義岩湖畔のサイクリングロードは、木々の色づきを見ながら走れるルートとして知られており、夏場より過ごしやすい気温で長めに走りたい人にも向いています。
昭陽江スカイウォークも、秋は空気が澄んで川面の見え方がよりくっきりする時期とされています。ただし前述の通り、雨風や気温によって開場時間が変わることがあるため、紅葉シーズンの週末に訪れる予定なら、当日の天候と混雑状況を早めに確認しておくと安心です。
期間限定のイベントやライトアップは年によって内容・日程が変わりやすく、今回のラウンドでは確度の高い一次情報まで確認しきれませんでした。訪問時期が近づいたら、春川市の公式観光ポータルで最新のイベント情報をチェックすることをおすすめします。
GTX-Aの開業など、ソウル近郊の交通事情はここ数年で大きく動いています。GTX-Aの開通状況を押さえておくと、今後さらに春川へのアクセスが変わる可能性にも気づきやすくなるはずです。
よくある質問
まとめ
- 春川へは龍山からITX-青春で約85分、高速バスなら東ソウルから1時間10分前後が目安
- 明洞タッカルビ通りは春川駅から徒歩圏内とされ、鉄板で炒めるスタイルが基本
- 昭陽江スカイウォークは火曜定休・入場料2,000ウォン(春川愛商品券で還元)
- 南怡島の乗船口は春川ではなく加平側。同日に詰め込みすぎない
- 欲張るなら一泊、時間優先なら日帰りと、目的に応じてプランを分けるのが現実的
次に春川へ向かう日程を決めたら、まずはITX-青春かバスの時刻を公式サイトで確認するところから始めてみてください。
参考・出典
- 春川市交通ポータル(京春線・ITX-青春) https://www.chuncheon.go.kr/traffic/public-transport/subway/(2026年9月8日確認)
- 春川市公式観光ポータル「明洞タッカルビ通り」 https://www.chuncheon.go.kr/tour/destination/all-tour/detail/?tourId=231(2026年9月8日確認)
- 春川市公式観光ポータル「昭陽江スカイウォーク」 https://www.chuncheon.go.kr/tour/destination/all-tour/detail/?tourId=216(2026年9月8日確認)
- 春川市公式観光ポータル「名家マッククス(명가막국수)」 https://www.chuncheon.go.kr/tour/destination/all-tour/detail/?tourId=47(2026年9月8日確認)
- 春川市文化・レジャーポータル(サイクリングコース) https://www.chuncheon.go.kr/culture-leisure/leisure/leisure-bike/romantic-bicycle-path-guide/(2026年9月8日確認)
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