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鎮海(チネ)と聞くと、桜のトンネルと大混雑した軍港祭の映像を思い浮かべる人が多いはず。実際、春の週末はソウルからも日帰りバスツアーが組まれるほどの人出になります。でも桜が終わった季節に鎮海の名前を検索する人は少なく、「今の時期に行っても何もないのでは」と思われがちです。今回は昌原市(창원시)の公式情報をもとに、余佐川・慶和駅公園・帝皇山公園という桜の名所そのものが、花のない季節にどう過ごせる場所なのかを整理しました。あわせて拠点になりやすい釜山からの行き方、隣接する馬山(マサン)エリアの名物もまとめています。
鎮海は桜の季節以外でも十分に歩ける街です。余佐川のロマンス橋は川沿いの遊歩道として、慶和駅公園はレトロな駅舎の散歩スポットとして、桜が無くても景観照明や建物そのものを楽しめます。有料なのは帝皇山公園内のモノレール(往復3,000ウォン)くらいで、余佐川・慶和駅公園は無料です。ただし鎮海軍港祭の2027年の日程は、公式サイトが2026年9月14日時点で確認できず、この記事では書きません。「毎年おおよそ3月下旬〜4月上旬」という目安と、公式サイトで確認する手順だけお伝えします。
鎮海(진해)は桜の季節以外も行けるか――結論から
鎮海はもともと独立した市でしたが、2010年に馬山市・鎮海市・昌原市の3市が統合して今の昌原市になった経緯があります。だから「鎮海に行く」というのは、行政上は「昌原市鎮海区に行く」ということ。桜の季節に取り上げられる余佐川・慶和駅公園・帝皇山公園は、昌原市の公式観光ページでも通年の見どころとして紹介されていて、桜が咲いていない時期だから閉まっている、ということはありません。
正直に言うと、桜のトンネルという主役がいない分、写真の華やかさは春に劣ります。それでも、軍港祭期間の人混みと交通規制を避けて、遊歩道や駅舎の建築そのものをゆっくり見て回れるのは、混雑が苦手な人派のあなたには逆にメリットかも。この記事では、桜が無い前提で「それぞれの場所に何があるのか」を昌原市の公式情報から一つずつ確認していきます。
余佐川のロマンス橋――桜のトンネルがない季節の姿
여좌천(余佐川)は、鎮海駅から平地橋まで約1.5kmにわたって桜のトンネルができることで知られる川です。橋の一つ「ロマンス橋」は、MBCドラマ「ロマンス」のロケ地になったことからその名がついたと昌原市の観光公式ページで紹介されています。住所は昌原市鎮海区余佐洞217一帯です。
桜が無い季節でも、川沿いの遊歩道そのものは通年で歩けます。夜には景観照明が入るとされていて、桜の時期ほどの人出はなくても、橋と川面のライトアップだけを楽しみに立ち寄る価値はあるはず。ベンチも点在しているので、鎮海の街を歩き疲れたら腰を下ろして休むのにも向いています。
ただし、開場時間や利用料金についての明記は、今回確認した公式ページには見当たりませんでした。屋外の河川敷という性質上、常時開放されていると考えられますが、時間制限の有無まで断定はできません。訪れる前に昌原市の観光公式サイトで最新の案内を確認してください。
慶和駅公園――線路沿いのレトロな駅舎を歩く
경화역(慶和駅)は、慶尚南道の桜の名所として知られるようになった小さな間駅(簡易駅)の跡です。線路沿いに桜並木がトンネル状に並ぶことで有名になりましたが、駅そのものは映画やドラマのロケ地としても使われてきた場所。最近、駅の小さな駅舎がリニューアルされ、レトロな雰囲気のテーマと夜間の景観照明を楽しめるようになったと昌原市の観光公式ページで紹介されています。
桜の季節でなくても、線路と小さな駅舎という組み合わせ自体がフォトスポットとして成立するタイプの場所です。派手さはなくても、コーヒー1杯分くらいの時間で十分に一周できる規模感なので、余佐川と合わせて回っても負担になりません。
所在地は昌原市鎮海区慶和洞一帯です。丁目までの詳細な住所や、開場時間・休みの指定については、今回のリサーチで確認できるページが見つかりませんでした。訪問前には昌原市の観光公式サイトで最新の情報を確認しておくと安心です。
帝皇山公園と鎮海塔――モノレールで街と海を見渡す
제황산공원(帝皇山公園)は、頂上の鎮海塔に昌原市立鎮海博物館が入っている公園です。博物館では鎮海の歴史や、かつての住民の暮らしぶりを紹介する展示が見られると昌原市の観光公式ページに紹介されています。観覧時間は9時〜18時(2026年9月14日確認)。頂上までは徒歩でも上がれますが、モノレールを使う人が多いスポットです。
そのモノレールは昌原市設公団の公式サイトで料金・運行時間が確認できました。運行は平日9時〜18時、軍港祭期間(前後5日を含む)は9時〜22時まで延長されます。9時から20分間隔(毎正時・20分・40分発)で運行し、正午〜13時は昼休みで運休、毎週月曜日は運休です(いずれも2026年9月14日確認)。料金は大人(満19歳以上)が往復3,000ウォン・片道2,000ウォン、青少年(満13〜18歳)が往復2,000ウォン・片道1,500ウォン、子ども(満5〜12歳)が往復1,500ウォン・片道1,000ウォンでした。
頂上からは鎮海の市街地と鎮海湾まで見渡せると紹介されており、天気のいい日ならソウルで見る夜景とはまた違う、港町らしい景色を楽しめるはず。月曜日に訪れる予定がある人は、モノレールが運休になる点だけ覚えておいてください。

軍港祭はいつ?2027年の日程について
鎮海と言えば、毎年春に開かれる진해군항제(鎮海軍港祭)を思い浮かべる人も多いはず。2026年は第63回として、3月27日から4月5日にかけて開催されたと複数の旅行メディアで確認できました。開催期間中は帝皇山モノレールの運行時間が延長されるほど、街全体が祭り一色になります。
ただし、2027年の日程については、今回のリサーチでは確認できませんでした。公式サイト(jgfestival.or.kr)にアクセスを試みましたが、証明書エラーでページを開くことができず、他の検索結果にも2027年開催時期の公式発表は見当たりませんでした。例年の傾向としては3月下旬から4月上旬にかけて開催されていますが、正確な日程は年によって前後します。
桜の開花時期に合わせて祭りが組まれる性質上、年ごとに数日単位でずれるのが実情です。訪問時期を絞り込みたい人は、旅行の計画を立てる直前に公式サイトで最新の日程を確認することをおすすめします。この記事で紹介している余佐川・慶和駅公園・帝皇山公園は、祭りの日程が確定していなくても、花の無い季節に訪れられる場所として読んでもらえたらと思います。
釜山を拠点に回るか
鎮海には大規模なホテル街があるわけではなく、宿泊施設の選択肢はソウルや釜山と比べると限られます。そのため、鎮海だけを目的地にする旅より、釜山観光と組み合わせて釜山に宿を取り、鎮海へは日帰りで往復する人派のあなたのほうが多いはず。釜山からなら西部ターミナル(沙上)発のバスで鎮海まで移動できるルートがあり、日帰り圏として十分に成立します。
釜山に泊まっておけば、鎮海に加えて馬山のアグチム通りや、釜山市内の観光もまとめて楽しめるのも利点です。宿泊先を先に決めておきたい人は、以下から空室状況を確認してみてください。
昌原市マサン(五東洞)のアグチム通りで名物を知る
鎮海と同じ昌原市内にある馬山(마산)は、「馬山魚市場」の名でアグチム(あんこう料理)発祥の地として語られることが多いエリアです。正式には馬山合浦区五東洞(오동동)一帯にある오동동 아구찜거리(オドンドン・アグチム通り)という路地で、アグチム専門店が集まっています。韓国観光公社や昌原観光の紹介記事によれば、店の数はおよそ20店とされています。
発祥の逸話としては、1960年代初めに五東洞で食堂を営んでいた店主が、漁師が持ち込んだアンコウを味噌やコチュジャン、もやし、せりなどと合わせて蒸したのが始まりとされ、馬山港の漁師の間で評判になって店が集まったと紹介されています。あくまで語り継がれている逸話であり、正確な創業年までは今回確認できていません。
個別の店名・営業時間・価格帯については、今回のリサーチでは口コミ集計サイトの情報しか見つからず、一次情報での確認ができなかったため、この記事では踏み込みません。訪れる際は、現地の案内板や店頭の営業時間表示を直接確認してください。日本でアグチムのような韓国料理を先に味わっておきたい人は、ソウルのアグチム料理店の記事も参考にしてみてください。
釜山から鎮海への行き方――西部ターミナル発のバス
釜山から鎮海へ公共交通で向かう場合、起点になるのは부산서부터미널(釜山西部ターミナル)です。沙上区(사상구)にあることから「沙上ターミナル」とも呼ばれ、鎮海行きの市外バス路線があることは複数の情報源から把握できました。
釜山西部ターミナル公式の2026年軍港祭運行案内では、鎮海行きは6時00分から22時00分まで約30分間隔で随時運行し、所要時間は約1時間30分、運賃は一般6,100ウォン・中高生4,900ウォン・小学生3,100ウォンと案内されています。週末は道路混雑で所要時間が延びる場合があり、これは2026年軍港祭に関する案内です(2026年9月14日確認)。時刻表は方向によってタブが分かれていることが多いサイトなので、確認できたとしても行き(釜山発)と帰り(鎮海発)を取り違えないよう注意が必要です。
正確な時刻表・運賃は、釜山西部ターミナルの公式サイト、または現地の窓口・電光掲示板で確認してください。バスターミナルの場所そのものは、釜山地下鉄2号線の沙上駅に隣接しているため、迷いにくい立地です。金海空港から釜山市内へのアクセス記事もあわせて確認しておくと、空港からの動線も含めて計画しやすくなります。
日帰りか、1泊か――モデルコース
釜山を拠点にする場合、午前中に鎮海へ向かい、余佐川・慶和駅公園・帝皇山公園を回って夕方には釜山へ戻る日帰りプランが現実的です。3カ所とも鎮海の中心部に集まっているエリアなので、移動そのものに時間を取られすぎることはないはず。モノレールの昼休み(12時〜13時)をまたぐ場合は、その時間帯に食事を挟むと無駄がありません。
鎮海に加えて馬山のアグチム通りまで足を伸ばすなら、移動込みで一日仕事になります。体感としては、慶州や全州のような世界遺産級の史跡巡りほどの規模ではなく、シートマスク3枚分くらいの時間があれば鎮海の主要スポットは一通り回れる分量です。欲張らず、鎮海と馬山のどちらかに絞る日と、もう一方に絞る日で2日に分けるのも一つの手かも。
釜山滞在を延ばして2泊3日で組む場合は、釜山市内の観光と鎮海・馬山を分けて計画すると余裕が生まれます。釜山旅行全体の組み方は釜山2泊3日のモデルコース記事で整理しているので、あわせて確認してみてください。宿泊エリアの選び方に迷ったら釜山のホテルエリアガイドも参考になるはず。定番の観光地を回り終えていて次の行き先を探している人には、韓国3回目以降の旅の組み方記事も参考になります。
よくある質問
まとめ――鎮海は桜の季節以外も歩ける街
鎮海は桜の名所というイメージが強い街ですが、余佐川のロマンス橋も慶和駅公園も、花が無い季節に閉まってしまうわけではありません。帝皇山公園のモノレール(往復3,000ウォン・月曜休み)を含めて、通年で楽しめる見どころとして整理すると、混雑を避けたい人にはむしろ動きやすい行き先になるはずです。2027年の軍港祭の日程はまだ確認できていませんが、それを待たずに訪れる理由は十分にあります。
- 余佐川ロマンス橋・慶和駅公園は無料で通年歩ける桜の名所
- 帝皇山公園のモノレールは往復3,000ウォン・月曜運休(2026年9月14日確認)
- 鎮海軍港祭の2027年日程は未確認。例年3月下旬〜4月上旬、公式サイトで確認を
- 釜山西部ターミナル(沙上)発のバスで日帰り圏。正確な時刻表は現地で確認
- 馬山(五東洞)のアグチム通りは同じ昌原市内。鎮海と組み合わせやすい
時刻表・料金・休みは変わることがあるため、この記事の内容はあくまで目安として捉え、出発前には昌原市の公式観光サイトや各施設の公式情報で最新を確認してください。桜の季節を外しても、鎮海には歩く理由が残っています。
参考・出典
- 昌原市観光公式サイト「진해」検索結果 https://changwon.go.kr/tour/index.do?menuCode=001_007000000000&search.searchKeyword=%EC%A7%84%ED%95%B4 (2026年9月14日確認)
- 昌原市設公団「帝皇山モノレール 利用案内/料金」https://www.cwsisul.or.kr/_jhmmono/_sub01/sub01_02.html (2026年9月14日確認)
- trip.com(韓国語版)「2026 진해군항제 기본정보」https://kr.trip.com/blog/jinhae-gunhang-festival-cherry-blossom-festival/ (2026年9月14日確認)
- Festival GoGo「진해군항제(2026.3.27~4.5)」https://festivalgogo.co.kr/festival/%EC%A7%84%ED%95%B4%EA%B5%B0%ED%95%AD%EC%A0%9C2026-3-274-5/ (2026年9月14日確認)
- 오동동 아구찜거리の由来紹介記事「마산 오동동 아구찜」https://sikrok.com/blog/posts/masan-odongdong-agujjim (2026年9月14日確認)

