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「秋の韓国旅行、Tシャツと厚手のコート、結局どっちを多めに詰めればいいの…」――10月の日中は歩くと汗ばむのに、夜は急に肌寒い。11月は昼間ぽかぽかでも、朝の空港は震えるほど冷える。秋の韓国は1日の中で「初夏」と「初冬」が両方やってくる、実は荷造りが一番難しい季節です。気象庁(기상청)の平年値(1991〜2020年)をもとに、10月・11月で変わる気温と服装、日本で先にそろえておくと安心な小物を順番に整理します。
ソウルの平年値(1991〜2020年、2026年9月22日確認)は10月が平均気温15.0℃・平均最高20.2℃・平均最低10.6℃、11月が平均気温7.5℃・平均最高11.9℃・平均最低3.5℃。日較差(1日の最高と最低の差)は10月が9.6℃、11月が8.4℃と、どちらの月も朝晩と日中の差が10℃近くある「重ね着必須」の季節です。半袖1枚や厚手のコート1枚で乗り切ろうとせず、脱ぎ着できる羽織りを軸に組み立てると、日中の暑さにも夜の冷えにも対応できます。
結論から:秋の韓国旅行、いつ・何を着るか
結論を先に言うと、秋の韓国旅行で一番失敗しやすいのは「その日の最高気温だけ見て服を決めること」です。平年値で見ると10月の平均最高は20.2℃で、Tシャツでも歩ける日中の顔を持つ一方、平均最低は10.6℃まで下がります。11月になると平均最高は11.9℃、平均最低は3.5℃と、日中と朝晩でほぼ別の季節に切り替わる月になります。
「10月は薄手のコートだけで平気」でも「11月はダウン一択」でもありません。どちらの月も日較差が8〜9℃台あるため、正解は「1枚のアウター」ではなく「重ねて脱ぎ着できる組み合わせ」です。旅程の前半と後半で気温が変わることも多く、荷造りの段階で温度差そのものを前提に組み立てておくと、現地で慌てずに済むはずです。
韓国旅行そのものが初めてで、服装以前に準備の全体像を先に押さえておきたい人は、初めての韓国旅行の準備をまとめた記事から読むと、パスポート・両替・通信といった土台の部分が抜けにくくなります。
10月・11月のソウルは何度?気象庁の平年値で見る
まず数字で見る秋のソウルです。気象庁(기상청)の平年値(1991〜2020年、2026年9月22日確認)によると、9月は平均気温21.7℃・平均最高26.2℃・平均最低17.7℃・降水量141.5mm。10月は平均気温15.0℃・平均最高20.2℃・平均最低10.6℃・降水量52.2mm。11月は平均気温7.5℃・平均最高11.9℃・平均最低3.5℃・降水量51.1mmでした。평년값(平年値)は直近30年間の統計から出した「例年こうなる」基準値で、特定の年の実績ではありません。
| 月 | 平均気温 | 平均最高 | 平均最低 | 降水量 |
|---|---|---|---|---|
| 9月 | 21.7℃ | 26.2℃ | 17.7℃ | 141.5mm |
| 10月 | 15.0℃ | 20.2℃ | 10.6℃ | 52.2mm |
| 11月 | 7.5℃ | 11.9℃ | 3.5℃ | 51.1mm |
| 12月 | 0.2℃ | 4.2℃ | -3.4℃ | 22.6mm |
1か月あたりの下がり幅を見ると、9月から10月で平均気温が6.7℃、10月から11月でさらに7.5℃下がっています。秋は「なだらかに涼しくなる」季節ではなく、10月と11月の間でもう一段、体感が変わる境目があるということです。降水量は10月52.2mm・11月51.1mmと、9月(141.5mm)の3分の1程度まで減り、年間でも比較的雨の少ない時期に入ります。
「寒暖差9℃」―朝晩と日中はこんなに違う
秋の韓国旅行を難しくしているのは、平均気温そのものより일교차(イルギョチャ/日較差)の大きさです。気象庁の平年値から計算すると、10月の日較差(平均最高-平均最低)は9.6℃、11月は8.4℃。コーヒー1杯分どころではない体感差で、日中は上着を脱いで歩けても、夕方以降は薄手のアウター1枚では足りなくなる幅です。
時間帯で言うと、朝の出発時と夜の食事後が一番冷え込みやすいタイミングです。日中の街歩きに合わせて薄着で出発すると、夜のカフェや屋台で震えることになりかねません。逆に朝から厚着で出ると、日中の観光で汗だくになり、羽織りを脱いでも持ち歩く荷物が増えるだけになってしまいます。
日較差が大きい日は、屋内(カフェ・デパート・地下鉄)の空調と屋外の気温差も重なりやすくなります。冷房・暖房どちらの季節でもない秋は、屋内外の温度差を前提に、脱ぎ着しやすい重ね着を基本にしておくと安心です。
この寒暖差にいちばん効くのは、1枚多く持っていくアウターではなく「かさばらない羽織り」です。薄手のカーディガンやパーカーのような、丸めてもかさばらないものを1枚バッグに入れておくと、日中と夜の両方に対応しやすくなります。スーツケースの中身を厚手のアウター1枚に頼ると、日中の街歩きで邪魔になりがち。バッグに入る薄手のものを主役にして、厚手のコートは朝晩だけ着る「予備」くらいの位置づけにしておくと、身動きが取りやすくなるはずです。
10月前半・後半で変わる服装
10月は同じ月の中でも前半と後半で必要な服がはっきり変わります。前半(1〜15日ごろ)は平年で見ても9月の名残があり、日中は半袖1枚でも歩ける日が多い時期。長袖のTシャツかカットソーに、薄手の羽織りを1枚バッグに入れておく組み合わせが基本になります。
後半(16〜31日ごろ)になると平年値の11月側に近づき、平均最低が1桁台に下がる日が増えてきます。長袖に加えて、薄手のジャケットやトレンチコートのようなアウターを1枚は着て出かけたい時期。日中は脱いで手に持てる軽さのものを選んでおくと、街歩きの負担になりにくいはずです。
秋は羽織りやアウターの枚数が増えるぶん、夏の旅行よりスーツケースがかさばりやすい季節です。持っていく服の量がだいたい決まった時点で、スーツケースの容量を先に確認しておくと、現地で服を減らす羽目にならずに済むかもしれません。今の時期に旅程を組んでいるなら、韓国旅行のスーツケースは何Lが正解かをまとめた記事で、日数別の目安を先にチェックしておくのがおすすめです。
11月前半・後半で変わる服装(冬との境目)
11月は秋の中でもっとも「冬の入り口」に近づく月です。平年値では平均最高11.9℃・平均最低3.5℃で、前半はまだニットとコートの組み合わせで歩ける日が多い一方、後半になると平均最低がさらに下がり、マフラーや手袋が欲しくなる日が増えてきます。
前半は厚手のニットやスウェットに、ウールのコートかキルティングのアウターを1枚。後半はそれに加えてネックウォーマーや薄手の手袋があると、朝の移動や屋外の市場・展望台で体感がだいぶ変わります。12月の平年値(平均気温0.2℃・平均最低-3.4℃)と比べると11月はまだ本格的な防寒までは要らない月ですが、11月後半を「秋の延長」と油断すると朝晩でかなり冷えることになります。屋外の市場や展望台、川沿いの散策など、風を遮るものが少ない場所ほど体感温度は数字以上に下がるもの。マフラーや手袋は畳めば小さいので、11月後半の旅程なら「念のため」の1枚として荷物に加えておくと安心です。
季節をまたいで長く使う防寒グッズまで含めて持ち物を見直したい人は、冬まで見据えたチェックリストも別に用意しています。真冬(12〜2月想定)の持ち物までまとめて知りたい場合は冬の韓国旅行の持ち物をまとめた記事、通年で使えるリストのたたき台がほしい場合は韓国旅行の持ち物リストの記事もあわせて確認してみてください。

電源まわりは日本で先にそろえる
秋に限った話ではありませんが、忘れがちで現地でも地味に困るのが電源まわりです。韓国のコンセントはCタイプで、日本のプラグのままでは挿さりません。変換プラグは薄暗い空港や宿でバタバタ探すより、日本で先に用意しておいたほうが確実です。
秋は日中の街歩きが長くなりやすく、地図アプリや天気予報の確認で、スマホの消耗も夏以上に早くなりがちです。モバイルバッテリーは10000mAh前後の容量があれば、缶コーヒー1本分ほどの重さで1日歩き回っても電池切れの不安を減らせます。ただしモバイルバッテリーは航空機の規則上、機内持ち込みのみが対象で、預け入れ荷物には入れられない点は必ず覚えておいてください。
モバイルバッテリーは容量(Wh)によって機内に持ち込める上限が決まっています。数字の見方まで詳しく確認しておきたい人は、モバイルバッテリーのWh表示の確認方法をまとめた記事も参考にしてみてください。
秋の雨と台風、油断できない理由
「秋は雨が少なくて過ごしやすい」というイメージを持たれがちですが、平年値でも10月・11月の降水量は52.2mm・51.1mmと確かに9月より大きく減ります。ただし気象庁の台風統計では9月・10月を中心に韓半島へ影響する가을태풍(秋台風)という区分があり、年によっては10月に入っても台風の影響を受けることがあります。統計上、台風シーズンが11月までもつれ込んだ年も過去にあり、秋だからもう台風の心配はない、とは決めつけない方が安全です。
10月上旬までは、出発直前まで台風の進路情報を確認しておくのが安全です。荷物としては、折りたたみ傘に加えて、濡れても中身を守れる防水タイプのバッグを1つ持っておくと、急な雨でも慌てずに済みます。
書類やパスポート、電子機器を持ち歩くことが多い旅行では、荷物を選ばず斜め掛けできるサコッシュのようなタイプが使い勝手を左右します。防水ナイロン素材なら、雨の日だけでなく、屋台での食べ歩きで多少水気が飛んでも気にせず使えるはずです。
空港・機内・屋内外の温度差対策
秋の温度差は、屋外だけの話ではありません。機内はTシャツでも肌寒く感じるくらい空調が効いていることが多く、逆に地下鉄やデパートは日本より暖房・冷房を強めに効かせている店もあります。移動のたびに服を脱ぎ着することになるため、羽織りは「着る前提」ではなく「すぐ脱いで持ち歩ける前提」で選んでおくと、荷物として持て余しにくくなります。
気温だけでなく台風や大気の状態など、現地の最新情報をこまめに確認したい人にとって、通信環境は秋も欠かせません。現地SIMに差し替えずに使えるeSIMを日本で準備しておくと、到着直後から天気や交通情報を受け取れて安心感が違うはずです。空港に着いてすぐ現地の気温を調べたい、宿までの経路で雨雲レーダーを確認したいという場面は、秋は特に多くなりがち。電波の心配をせずに済むだけで、服装や持ち物の微調整もその場で判断しやすくなります。
World eSIMeSIMの容量・料金プランを他社と比較してから決めたい人は、韓国旅行のeSIMを比較した記事もあわせて確認してみてください。
いつ行くか、航空券とホテルの探し方
ソウルのホテルを地図と条件で探す条件を入れて検索結果を開くだけ/価格は公式で確認10月・11月は、真夏の暑さも真冬の寒さもない分、旅行先として人気が集まりやすい時期です。平年値で見ても気温・降水量ともに過ごしやすい数字が並ぶぶん、航空券・宿の動きが早くなる時期という前提で、日程が決まり次第早めに候補を絞っておくと選択肢が広く残りやすいはずです。
10月前半か後半か、11月前半か後半かで服装も持ち物の量も変わることは、ここまで見てきた通りです。旅行の日程そのものをいつ確定させるかで悩んでいる人は、航空券をいつ取るとお得かをまとめた記事も参考にしてみてください。
航空券・ホテルの日程がまだ決まりきっていない人は、下のフォームでまとめて空き状況を見てみるのも一つの手です。
日付は仮に入っています。変えてから検索してください。価格と空室はTrip.comの画面で確認できます。
よくある質問
まとめ
秋の韓国旅行は、平年値で見ても10月・11月ともに日較差が8〜9℃台あり、1日の中で「初夏」と「初冬」の両方が顔を出す季節です。10月前半は半袖+羽織り、10月後半から11月前半はニット+コート、11月後半はマフラー・手袋まで、という4段階でイメージしておくと、荷造りの時点で迷いにくくなります。電源まわりと雨・台風対策は、秋だからと油断せず先にそろえておくのがおすすめです。
- 10月の平年値: 平均気温15.0℃・平均最高20.2℃・平均最低10.6℃・降水量52.2mm(日較差9.6℃)
- 11月の平年値: 平均気温7.5℃・平均最高11.9℃・平均最低3.5℃・降水量51.1mm(日較差8.4℃)
- 10月前半は半袖+羽織り、10月後半〜11月前半はニット+コート、11月後半はマフラー・手袋も検討
- 9月・10月を中心とした秋台風の可能性が残るため、10月上旬までは台風情報を出発直前まで確認
- 変換プラグ・モバイルバッテリー・防水サコッシュは日本で先にそろえておくと現地で困らない
- モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ・預け入れ不可
参考・出典
- 気象庁(기상청) 1991〜2020年平年値(観測地点: ソウル気象観測所・鍾路区松月洞) https://data.kma.go.kr/climate/average30Years/selectAverage30YearsList.do?pgmNo=113 (2026年9月22日確認)
- 기상청 平年値データを引用した気候表(日本語版) https://ko.wikipedia.org/wiki/서울특별시의_기후 (2026年9月22日確認)
- 기상청 平年値データを引用した気候表(英語版) https://en.wikipedia.org/wiki/Seoul (2026年9月22日確認)
- 気象庁(기상청) 台風統計 https://www.weather.go.kr/w/hazard/typhoon/stat.do (2026年9月22日確認)

