※本記事にはプロモーションが含まれます。宿泊予約リンク(Trip.com)は、経由して利用されると当メディアに紹介料が入る場合があります。価格・条件は変動するため、予約前に必ず各サイトで最新の表示をご確認ください。
誰かと予定を合わせるより、行きたい店に行きたい時間に行きたい。そう思って一人での渡韓を考え始めると、必ず引っかかるのが「一人だと割高になるらしい」という話です。
ただ、その「割高」がいくらなのかを実額で示した記事はほとんどありません。結論を先に言うと、割高になるのは8つの費目のうち1つだけ。しかもその1つは、宿の選び方を変えれば消せます。
この記事でわかるのは、次の5つです。
- 一人旅の総額——航空券込みの3ライン
- 8費目のうち人数で割れるもの・割れないものの切り分け
- 2人旅と比べた差額(節約・標準・贅沢それぞれ)
- 割高感を消す3つの方法と、その効果額
- 一人旅だからこそ安くなる部分
- 一人旅で割高になるのは宿泊費だけ。航空券・空港往復・食事・通信費・出国税は、何人で行っても1人ぶんの金額は変わりません
- 2人で1室をシェアした場合との差は、2泊3日で節約+5,390円/標準+24,992円/ちょっと贅沢+44,955円(2026年8月6日確認時点の実勢で当サイト試算)
- 差額はスタイルで8倍以上ちがいます。ゲストハウス系ならほぼ差が出ません
- 逆に言えば宿の選び方さえ変えれば、一人旅の割高感はほぼ消せます
まずは宿の実勢価格から。日程を入れると当日の表示価格が出ます
ソウルのホテル価格を見る一人旅の費用差は、ほぼここだけで決まります
本記事の金額は、為替を財務省関税局の税関公示相場(100ウォン=11.05円)で換算しています。혼자 여행(ホンジャ ヨヘン/一人旅)
韓国一人旅の費用は、総額いくらになるか
航空券をのぞいた土台
まず、公式運賃や実勢価格から実額を確定できる部分です。すべて1人が1室を使った場合の金額になります。
| 日数 | 節約 | 標準 | ちょっと贅沢 |
|---|---|---|---|
| 1泊2日 | 16,812円 | 45,482円 | 69,055円 |
| 2泊3日 | 25,722円 | 76,014円 | 120,800円 |
| 3泊4日 | 34,632円 | 106,546円 | 172,545円 |
※1人あたり・航空券は含みません。宿泊費はTrip.comの一覧表示価格(平日平均・1泊)、交通・食事・入場料は公式運賃と韓国消費者院「참가격」の平均価格、為替は財務省関税局の税関公示相場(100ウォン=11.05円)。2026年8月6日確認時点。節約=ゲストハウス系、標準=3つ星相当、ちょっと贅沢=4つ星相当。
航空券を足した総額
航空券は日々の需給で動くため、当サイトでは固定値を置きません。確認できた実例(Peachが2026年5月14日に発表した成田〜仁川線の片道最低運賃5,680円)と、旅行各社が示す相場を並べます。
| 2泊3日 | 土台 | +LCC最安の実例 (往復11,360円) |
+一般的な相場 (往復30,000〜35,000円) |
|---|---|---|---|
| 節約 | 25,722円 | 37,082円 | 約55,700〜60,700円 |
| 標準 | 76,014円 | 87,374円 | 約106,000〜111,000円 |
| ちょっと贅沢 | 120,800円 | 132,160円 | 約150,800〜155,800円 |

8費目のうち、人数で割れるのは1つだけ
「割り勘できる費用」とは、1つの単位を複数人で使える費用のことです。この定義に当てはまるのは、宿泊費だけです。ホテルは「1室いくら」で値段がついているためです。
| 費目 | 人数で割れる? | 理由 |
|---|---|---|
| ①宿泊費 | 割れる | 1室の表示価格をシェアする形。ここがいちばん大きい |
| ②航空券 | 割れない | 座席単位。1人ずつ必要 |
| ③空港⇔市内 | 割れない | 公共交通は1人ずつ運賃がかかる |
| ④現地費(交通・食事) | 割れない | 1人ずつ発生 |
| ⑤観光・入場料 | 割れない | 入場券は1人ずつ |
| ⑥ショッピング | 割れない | むしろ人数分増える |
| ⑦通信費 | 割れない | eSIMもWi-Fiレンタルも原則1人1台 |
| ⑧出国税 | 割れない | 3,000円×人数 |
つまり「一人旅は高い」の正体は、宿代を1人で背負うことだけです。ここが分かると、対策の打ちどころも1点に絞れます。
2人旅と比べて、実際いくら違うのか
2泊3日で比べます。2人旅は「1室を2人でシェアし、宿泊費を等分した場合」の1人あたり金額です。
| スタイル | 一人旅(1人あたり) | 2人旅(1人あたり) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 節約 | 25,722円 | 約20,332円 | +5,390円 |
| 標準 | 76,014円 | 約51,022円 | +24,992円 |
| ちょっと贅沢 | 120,800円 | 約75,845円 | +44,955円 |
※2人旅は宿泊費(2泊分)のみを2で割って算出。航空券は含みません。
注目すべきはスタイルによって差額が8倍以上ちがうことです。節約スタイルなら約5,390円しか変わりませんが、贅沢スタイルだと約45,000円の差になります。
なぜ節約スタイルだと差が小さいのか
ゲストハウス系のドミトリーはもともとベッド単位の料金だからです。1室を占有する前提のホテルとちがい、シェアする余地がありません。結果として、一人旅でも2人旅でも1人あたりの宿代はほぼ同じになります。
これが、一人旅ほどゲストハウスの相対的な価値が上がる理由です。2人ならホテルを割り勘したほうが快適さで勝りますが、1人だとその選択肢が消えます。
3泊4日ならどうなるか
宿泊費が1泊ぶん増えるので、差額もその分だけ広がります。標準スタイルなら3泊で約37,488円の差。日数が延びるほど、一人旅の割高感は積み上がります。

一人旅の割高感を消す3つの方法
差額の正体が宿だと分かれば、対策もそこに絞れます。効果額の大きい順に並べます。
① ゲストハウスやドミトリーを使う
ベッド単位の料金なので、そもそも一人旅で不利になりません。節約スタイルの宿泊費は1泊5,390円〜。標準スタイル(平日平均24,992円)から切り替えると、2泊で約39,200円変わります。他のどの方法より桁が違います。
② シングルルームのある宿を選ぶ
ダブル・ツインしかない宿だと、1人でも2人ぶんの部屋代を払うことになります。シングルルームや、一人利用可のコンパクトな客室を持つホテルを選べば、この無駄は減らせます。エリアごとの宿の傾向はソウルのホテル、エリアはどこ?で整理しました。
③ 平日に泊まる
宿泊費は週末に上がります。標準スタイルで平日24,992円に対し週末32,832円——1泊あたり約7,840円の差です。2泊なら約15,680円。一人旅は日程の自由がききやすいので、この手は特に使いやすいはずです。
この3つはどれも宿だけの話です。食事を我慢したり移動を削ったりしても、一人旅の割高感は解消しません。1食1,000円削っても、2泊3日で3,000円程度にしかならないためです。
韓国ならではの落とし穴——「2人前から」で食費が読めなくなる
ここは日本発の費用記事がほとんど書かない部分ですが、韓国の一人旅では食費の見積もりが崩れる場面があります。理由は料理の出し方にあります。
焼き物は2人前からの店が多い
サムギョプサルをはじめとする焼き物は、1種類あたり2人前からしか注文を受けない店が少なくありません。網や鉄板を使う都合と、分け合って食べる前提の文化が背景にあります。
韓国には「혼밥(ホンパプ/一人ごはん)」という言葉があります。わざわざ名前がつくくらい、以前は一人での食事が一般的ではありませんでした。近年はホンパプ文化が広がり、一人客に対応する店や一人前定食を出すサムギョプサル専門店も増えていますが、店を選ばずに入ると断られることがあるのは今も同じです。
費用への影響は1食で約2,300円
サムギョプサルを一人で食べたい場合
1人前 21,321ウォン(約2,356円)
→ 2人前からの店なら 42,642ウォン(約4,712円)
差は約2,356円。標準スタイルの現地費1日ぶん(5,540円)の4割が、この1食で消えます
「1日いくら」で予算を組んでいると、ここで崩れます。一人旅の食費は、店の選び方まで含めて考える必要があるということです。
崩さないための3つの手
- 1人前が基本の料理を軸にする——カルグクス10,038ウォン(約1,109円)、冷麺12,615ウォン(約1,394円)、キンパ3,838ウォン(約424円)は一人でも頼めます
- 「혼밥」対応の店を事前に調べる——一人前定食を出す焼き物の店もあります。地図アプリで店名と一緒に検索しておくと現地で迷いません
- 焼き物は初日か最終日に集中させる——どうしても食べたいなら、2人前ぶんの予算をその日だけ確保しておく。毎日は続きません
一人旅だからこそ安くなる部分もある
費用の話とは別に、一人だと選択の自由度が上がるという側面があります。これは金額に表れにくいぶん、見落とされがちです。
- 安い宿を選びやすい——同行者の希望を気にせず、寝るだけの宿に振り切れます
- 食事の単価を下げやすい——「せっかくだから」で高い店に入る流れが起きません。キンパ3,838ウォン(約424円)で済ませる日を作れます
- 移動を最短にできる——待ち合わせや歩調合わせがないぶん、タクシーに頼る場面が減ります
- 日程をずらしやすい——平日出発や閑散期を選びやすく、宿代と航空券の両方が下がります
最後の項目は特に効きます。時期は航空券と宿の両方に効くので、曜日より効き目が上です。月別の傾向は韓国旅行が安い時期はいつにまとめました。
一人旅の予算メモを1枚で作る
ここまでの数字を、そのまま埋められる形にします。一人旅は精算相手がいないぶん、見積もりと実際のズレが出にくいのが利点です。メモ1枚で管理できます。
ソウルイン式・一人旅の予算メモ
①航空券(往復)= 自分で埋める
②宿泊費 = 1泊の表示価格 × 泊数
③空港⇔市内の往復 = 1,050円/2,870円/3,980円のどれか
④現地費 = 1日3,520〜6,790円 × 日数
⑤観光・入場料 = 行く場所の数だけ
⑥出国税 = 3,000円(6月30日までの発券なら1,000円)
⑦通信費 = 1,500円前後〜
⑧ショッピング = 上限だけ決めて別枠
ショッピングだけは別枠にする
①〜⑦は事前に金額が決まりますが、⑧だけは現地で動きます。ここを総額に混ぜると、買い物のたびに見積もりが崩れて管理できなくなります。
おすすめは「上限いくらまで」だけ決めて、財布を分けてしまうやり方です。一人旅なら同行者との調整もないので、決めた上限をそのまま守れます。
宿を決めた時点で、総額の7割は確定する
①〜⑦のうち、金額が大きく動くのは②の宿泊費だけです。③④⑥⑦はほぼ固定、①は予約した時点で確定します。
つまり宿を予約した瞬間に、旅の総額はほぼ決まっているということ。一人旅の予算づくりは、宿選びに時間をかけるのが正解です。逆に、出発後にできる調整は⑧のショッピングくらいしかありません。
よくある質問
まとめ:差が出るのは宿だけ、だから対策も宿だけ
- 一人旅で割高になるのは宿泊費だけ。他の7費目は人数で変わらない
- 2人旅との差は2泊3日で節約+5,390円/標準+24,992円/贅沢+44,955円
- ドミトリー・シングルルーム・平日泊のどれかを選べば、割高感はほぼ消せる
- 食事や交通を削っても、一人旅の割高感は解消しない
- 一人旅は日程をずらしやすいぶん、時期と曜日で取り返せる
他の人数・日程の試算は韓国旅行の費用の総額早見表から。日数を延ばす場合は韓国3泊4日の費用、家族で行く場合は家族4人だといくらもどうぞ。

