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「明洞や江南は歩き疲れた」「乗り継ぎの空き時間に、雨でも濡れずに過ごせる場所がほしい」——ソウルの繁華街を何度か回ったあとに、そんな気分になったことはないでしょうか。永登浦(ヨンドゥンポ)にある타임스퀘어(タイムズスクエア)は、駅から地下でつながる大型複合施設でありながら、観光ガイドではあまり大きく扱われません。実際に何が入っていて、駅から何分で、明洞や江南と何が違うのか。公式サイトと自治体の情報をもとに整理しました。
タイムズスクエアは2009年開業、운영은 경방(キョンバン)という会社が行う複合施設で、신세계백화점(新世界百貨店)永登浦店、이마트(イーマート)永登浦店、CGV永登浦、教保文庫、マリオット(메리어트)系ホテルなどが同じ建物に入っています。永登浦駅(1号線)とは地下でつながっており、百貨店の入口までは駅の出口から徒歩約2分という案内があります。営業時間は施設ごとに違い、モール全体はおおむね10:30〜22:00が目安ですが、百貨店は20:00まで、イーマートは23:00までと幅があります。明洞や江南のような観光の中心地ではなく、もともと市場町だった永登浦を若い世代も使う商圏に変えた施設、というのがこの場所の性格です。
まずは場所を地図で確認しておきます。
住所は永登浦区庁の観光情報ページで2026年8月30日に確認したものです(서울특별시 영등포구 영중로 15)。施設名で検索すると別地点に飛ぶことがあるため、住所での検索を推奨します。韓国内の車ルート検索はNAVER地図でタイムズスクエア永登浦を見るほうが確実です。
まず結論——タイムズスクエアで押さえておきたい3つのポイント
永登浦のタイムズスクエアについて、最初に知っておきたいのはこの3点です。ひとつ目は、駅から地下でつながっているため雨でも濡れずに移動できること。ふたつ目は、百貨店・マート・映画館・ホテルが1つの建物に集まった複合施設であること。みっつ目は、明洞や江南のような観光の中心地ではなく、もともと地元の在来市場エリアだった永登浦を、若い世代も使う商圏へと変えた場所だという背景があることです。
この3つを押さえておくと、旅程の中でこの施設をどう使うかが見えてきます。買い物や映画を目的にわざわざ足を延ばす場所というより、乗り継ぎの合間や、金浦空港からソウル市内へ移動する動線の途中で「ついでに寄れる」施設として考えるのが実情に近いはずです。永登浦区庁の観光情報ページでも、休憩広場やテラス、噴水のある「都市的でありながら自然も感じられる空間」として紹介されています。
施設の基本情報——住所・規模・運営会社を確認
タイムズスクエアの住所は서울특별시 영등포구 영중로 15(永登浦洞4街)です。開業は2009年9月16日で、運営しているのは경방(キョンバン)という会社。もともと紡績会社として永登浦に工場を持っていた企業で、その跡地を再開発してこの複合施設を作ったという経緯があります。建物の規模は延べ床面積が約37万平方メートル(約11万坪)、うち商業空間だけで約30万2千平方メートルにのぼり、地下2階から地上5階までの構成です。東京ドームで換算すると数個分に相当する広さで、シートマスクを1枚選ぶくらいの気軽さで「ちょっと立ち寄る」規模の施設ではないことは、最初に頭に入れておいたほうがいいでしょう。
建物の特徴として、永登浦区庁の観光情報ページでは「メインのショッピングモールの天井に大型のガラス屋根を設置し、屋内でも空を見ながら買い物を楽しめる」構造だと紹介されています。休憩広場やテラス、噴水、庭園もあわせて整備されており、都市的で洗練された空間と、屋外のような開放感のある空間が同居している点が、この施設ならではの特徴だと言えます。
入っている主な施設は、新世界百貨店・イーマート・CGV永登浦・教保文庫・일렉트로마트(エレクトロマート)・코트야드 바이 메리어트 서울 타임스퀘어(マリオット系ホテル)で、テナントの総数は約200店にのぼるとされています。百貨店の比較を先に知りたい人はソウルの百貨店3社比較ガイドもあわせて確認しておくと、新世界百貨店がどんな立ち位置なのかがつかみやすくなります。
永登浦駅からの行き方——地下通路でつながる動線
영등포역(永登浦駅、ヨンドゥンポヨク)は京釜線(1号線)が乗り入れる駅で、タイムズスクエアとは地下でつながっています。新世界百貨店の公式サイトでは、1号線永登浦駅の6番出口から徒歩約2分と案内されており、外に出ずに百貨店の入口まで到達できます。一方で、モール全体への地下連絡通路や地下商店街を経由するルートについては、出入口によっては徒歩5〜7分ほどかかるという案内も見られます。どちらの出入口を使うかで体感時間が変わるため、初めて訪れる場合は「駅から数分」という前提で、余裕を持って動くのが安全です。
永登浦市場駅(5号線)からも歩いて行けますが、こちらは徒歩約10分とやや距離があります。1号線で来る予定がある人は永登浦駅、5号線を使う予定がある人は永登浦市場駅というふうに、乗る路線に合わせてルートを決めておくと迷いにくいはずです。地下鉄の駅そのものの構造や、ソウルの地下街全般の歩き方についてはソウルの地下商店街ガイドでも整理しているので、地下移動に慣れていない人は先に目を通しておくと安心感が違います。
フロア構成——百貨店・イーマート・CGV・ホテルの位置関係
タイムズスクエアは地下2階から地上5階までの複合施設に、CGV永登浦がある上層階を加えた構成です。CGV永登浦は建物の4階から8階にかけて入っており、旧「스타리움(スタリウム)」という大型上映館を全面リニューアルし、幅69メートル・高さ13.6メートルという世界最大級の3面立体上映スクリーン「ScreenX」の劇場として生まれ変わったとされています。数字だけ見てもピンとこないかもしれませんが、コンビニの陳列棚を何十台も横に並べたくらいの幅と考えると、規模感が伝わりやすいはずです。

新世界百貨店とイーマートはそれぞれ建物内に入居する形で営業しており、教保文庫・エレクトロマートは専門店フロアの一角にあります。上層階にはコートヤード・バイ・マリオット・ソウル・タイムズスクエアという宿泊施設も入っており、買い物と映画、食事、宿泊までを同じ建物内でまかなえる構成になっています。ただし、どのフロアに具体的にどのテナントがあるかは入れ替わりが起きやすい部分でもあるため、目当ての店がある場合は訪問前に公式サイトの店舗検索で在店状況を確認しておくのが確実です。
もう少し規模の大きい複合商業施設と比べてみたい人はCOEXモールの歩き方ガイドも参考になります。COEXが地下中心の巨大な回遊型モールであるのに対し、タイムズスクエアは地上階を中心に、百貨店・マート・映画館がそれぞれ独立した区画として積み重なっている構成で、動線の作り方が異なる点が比較すると見えてきます。
営業時間は何時から何時まで——施設ごとに異なる
タイムズスクエアの営業時間は建物全体で一律ではありません。永登浦区庁の観光情報ページや検索エンジン経由で確認できたタイムズスクエア公式サイトの案内によると、モール全体の営業時間はおおむね10:30〜22:00が目安とされていますが、これは店舗ごとの差を平均したような案内で、実際には施設ごとに開閉の時間が違います。
| 施設 | 営業時間の目安 |
|---|---|
| タイムズスクエア モール全体 | 10:30〜22:00(店舗により異なる) |
| 新世界百貨店 永登浦店 | 10:30〜20:00(延長時20:30、レストランフロア11:00〜21:00) |
| イーマート 永登浦店 | 10:00〜23:00という案内あり |
2026年8月30日確認。新世界百貨店の営業時間は新世界百貨店公式サイトで確認した数値です。イーマートの数値は複数の情報サイトの案内にもとづくもので、公式サイトを直接確認できていないため、訪問前の再確認をおすすめします。
この表からわかるとおり、いちばん遅くまで開いているのはイーマートで、いちばん早く閉まるのは百貨店の1〜5階フロアです。逆に朝いちばんに開くのもイーマートで、それでも10時前に到着した場合はどの施設もまだ閉まっている時間帯になります。早朝や深夜に立ち寄る予定を組んでいる場合は、この時間差を前提にスケジュールを組んだほうが肩透かしを防げます。
映画館CGV永登浦——確認できたことと、できなかったこと
CGV永登浦は建物の4階から8階に入っている映画館で、旧スタリウムをリニューアルした大型スクリーン「ScreenX」の上映館があることは、複数の情報源で確認できました。ただし、現在の具体的な上映スケジュールや座席数、上映館の数といった細かい構成は、公式サイトへの直接アクセスができなかったため、この記事では確認済みの範囲として扱いません。
CGV永登浦の現在の上映作品・上映時間・座席状況は、公式サイトまたはCGVの公式アプリで当日の情報を確認してください。この記事で書いているのは「上層階に大型スクリーンの映画館がある」という施設の構成までで、上映内容そのものの最新性は保証できません。
映画目的で訪れる場合は、事前にアプリで座席の埋まり具合を見てから向かうと、現地で長時間並ぶことを避けやすくなります。買い物ついでに「時間が合えば見る」くらいの気持ちで組み込むほうが、旅程全体に無理が出にくいはずです。
永登浦・汝矣島に泊まるという選択
タイムズスクエアのあるエリアは、隣接する여의도(汝矣島、ヨイド)までそう遠くなく、金浦空港からソウル市内へ向かう動線の途中にも位置しています。明洞や江南に比べると宿泊費が落ち着いている宿も見つけやすいエリアで、早朝の移動や、市内観光の拠点を分散させたい人にとっては検討の余地がある選択肢です。汝矣島一帯の雰囲気については汝矣島エリアガイドでも整理しているので、宿泊先の候補を広げたい人は目を通しておくと選びやすくなります。
永登浦・汝矣島まわりの宿を条件で絞って見る日付を入れると税込の総額が出ます
明洞や江南のホテルは人気ゆえに価格が上下しやすい一方、永登浦・汝矣島エリアは観光地としての知名度がまだ低い分、価格が比較的落ち着いている日もあります。空港からの移動時間と宿泊費のバランスを取りたい人は、この一帯も候補に入れて日程ごとの総額を比べてみる価値があるはずです。
明洞・江南と何が違うのか——雨の日や乗り継ぎの空き時間に向く理由
永登浦は、もともと在来市場や流通卸売市場、青果物市場が並ぶ昔ながらの商圏でした。タイムズスクエアの開業が、この一帯の性格を大きく変えたきっかけになったと言われています。検索エンジンを通じて確認できた報道の整理によると、永登浦は都心(鍾路一帯)・江南と並ぶソウルの3大核心商圏のひとつに数えられるようになったとされており、開業から10年以上を経た今も、新世界百貨店やタイムズスクエアの周辺は若い世代の利用が多い一方、永登浦の従来の繁華街は年齢層が高めという傾向が指摘されています。この点については一次情報での裏づけが取り切れていないため、あくまで参考程度の傾向として受け止めてください。
明洞・江南との違いをひとことで言うなら、「観光地化された商業エリア」か「地元の生活動線の中に組み込まれた商業施設」かという違いです。明洞は化粧品店や免税店が密集し、外国人観光客向けの案内表示も多いエリア。江南は最新のトレンドやブランド店が集まる若者文化の発信地という色合いが強いのに対し、タイムズスクエアはあくまで永登浦という生活圏の中にある駅ビル的な存在で、観光客より地元利用者のほうが多い空気感があります。だからこそ、混雑を避けてゆったり買い物したい人や、韓国の「観光地ではない日常の商業施設」を覗いてみたい人には、案外向いている場所だと言えるでしょう。
雨の日の過ごし方という観点でも、この施設は候補に入れやすいはずです。永登浦駅と地下でつながっているため、外に出ずに買い物・食事・映画までまかなえる点は、雨の日にありがたい条件がそろっています。ソウル滞在中の雨対策についてはソウルの雨の日の過ごし方ガイドでも別の選択肢をまとめているので、天気予報を見てから行き先を決めたい人はあわせて確認しておくと安心です。値引き重視で買い物をしたい人にはソウルのアウトレットガイドのほうが向いている場合もあるので、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。百貨店の品揃えという観点で明洞・江南寄りの選択肢も見ておきたい人はTHE HYUNDAI SEOULガイドも参考になります。
よくある質問
まとめ
- タイムズスクエアは永登浦駅と地下でつながる複合施設。新世界百貨店・イーマート・CGV永登浦・教保文庫・ホテルなどが同じ建物に入る
- 新世界百貨店の入口までは永登浦駅6番出口から徒歩約2分。モール全体への連絡通路は出入口により5〜7分という案内もある
- 営業時間は施設ごとに違う。モール全体は10:30〜22:00が目安、百貨店は20:00まで、イーマートは23:00までという案内
- CGV永登浦(4〜8階)には大型スクリーン「ScreenX」の上映館があるが、現在の上映スケジュールは公式サイト・アプリで要確認
- 明洞・江南が観光客向けの繁華街であるのに対し、永登浦はもともと市場町で、地元利用者の比率が高い商圏という違いがある
- 金浦空港からは乗り換え込みで概算35〜40分。正確な時間は乗換案内アプリでの確認が必須
タイムズスクエアは、明洞や江南のような「観光地としての顔」を持たない分、混雑を避けてゆったり過ごしたい人や、韓国の日常の商業施設を覗いてみたい人には案外おすすめできる場所です。この記事で「確認できなかった」と書いた項目も、時期によっては公式サイトで新しい情報が出ている可能性があります。永登浦・汝矣島エリアでの宿泊も含めて、旅程の一部として検討してみてください。
参考・出典
- 한국어 위키백과「타임스퀘어 (서울)」https://ko.wikipedia.org/wiki/타임스퀘어_(서울) (住所・開業日・運営会社・建物規模・主要施設構成を確認、2026年8月30日確認)
- 영등포구청 관광정보 페이지「타임스퀘어」https://www.ydp.go.kr/tour/viewTnTursmResrceU.do?resrceNo=3&cpn=8 (施設概要・住所・特徴を確認、2026年8月30日確認)
- 신세계백화점 공식 사이트「타임스퀘어점」https://www.shinsegae.com/store/main.do?storeCd=SC00003 (住所・電話番号・営業時間・永登浦駅からのアクセスを確認、2026年8月30日確認)

