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韓国料理を家で作ろうと通販サイトを開いたら、コチュジャン・テンジャン・サムジャン・ダシダ・唐辛子粉…と似た名前が並んでいて手が止まる。あの感じ、すごくわかります。
結論から言うと、最初に買うのは3つだけでいい。全部そろえた人ほど、半分を賞味期限まで使い切れずに冷蔵庫の奥で会うことになりがち。この記事は「何をどの順番で買うか」に絞って整理しました。
- まず買う3つと、次に買う3つ(段階表)
- コチュジャン・テンジャン・サムジャンの役割の違いを1行ずつ
- 韓国の粗挽き唐辛子が日本の一味唐辛子と別物である理由
- 辛さを決めているのは何か(コチュジャンの量ではない)
- 開封後の保存と、使い切れる容量の決め方
- 原材料名とアレルギー表示の読み方(消費者庁の情報から)
最初に買うのはコチュジャン/牛だし(ダシダ)/粗挽き唐辛子(고춧가루)の3つ。この3つがそろうと、ヤンニョム系の炒めもの・チゲ・和えものが一気に作れるようになります。
- コチュジャン=甘辛いペースト。味の骨格
- ダシダ=牛だしの粉。汁ものの土台
- 粗挽き唐辛子=色と香り。辛さの調整役

まず3つだけ。この順番で買えば無駄が出ない
韓国料理のレシピを何本か眺めると、登場頻度がはっきり分かれます。ほぼ毎回出てくるものと、特定の料理でしか出てこないもの。前者から買うのが遠回りしないコツ。
ソウルイン編集部の整理では、段階を2つに分けるのがいちばん現実的でした。
| 段階 | 買うもの | 役割 | これで作れるようになるもの |
|---|---|---|---|
| 段階1 | コチュジャン | 甘辛の骨格 | ヤンニョムチキン風、トッポッキ、ビビンバのたれ |
| 段階1 | 牛だし(ダシダ) | 汁ものの土台 | わかめスープ、豆もやしスープ、鍋の下味 |
| 段階1 | 粗挽き唐辛子 | 色・香り・辛さ | キムチチゲ、スンドゥブ、和えもの全般 |
| 段階2 | サムジャン | つけて食べる味噌 | サムギョプサル、生野菜のディップ |
| 段階2 | テンジャン(韓国味噌) | 煮込みのコク | テンジャンチゲ、野菜の煮込み |
| 段階2 | ごま油 | 仕上げの香り | ナムル、のりごはん、和えもの |
段階1の3つがそろえば、家で作る韓国料理の大半は形になるはず。逆に段階2から買ってしまうと、サムジャンだけが冷蔵庫に残る、というよくある展開に。
고추장=コチュジャン。ハングルの「장(ジャン)」は発酵調味料の総称で、コチュ(唐辛子)+ジャンで「唐辛子の発酵ペースト」という意味になります。
1本目:コチュジャン
最初の1本は、大きい容量を選ばないのが安全。200gは、ケチャップの小さいボトル1本ぶんくらいの感覚で、週に1〜2回使うペースならちょうど使い切れる量です。
次はだし。韓国の家庭料理は、汁ものの土台に牛だしを使う場面が多く、これがあるとスープの味が一気に「それっぽく」なります。
3つ目が粗挽き唐辛子。ここを一味唐辛子で代用すると味が別方向に行くので、韓国産の粗挽きタイプを選びます(理由は後述)。
次の3つ。サムジャンとテンジャンで料理の幅が変わる
段階1を使い切るころに買い足したいのが、サムジャンとテンジャン、そしてごま油。ここまでそろうと、焼肉の日も、あっさりした汁ものの日も家で完結します。
サムジャンは焼いた肉と一緒に葉物で包む「サムパプ」のための味噌。쌈장=サムジャンで、「쌈(包む)」+「장(ジャン)」という成り立ち。名前がそのまま食べ方を説明しているのが面白いところ。
テンジャンは煮込み用。日本の味噌と同じ感覚で使うと塩気が立ちすぎるので、量は控えめから始めるのがおすすめ。容量や取扱いは入れ替わりやすいので、購入前に商品ページで現在の内容量を確認してください。
ちなみに、コチュジャンもテンジャンも出番がない韓国料理もあります。にぼしや貝でだしを取るあっさり系がそれ。韓国の麺料理カルグクスの味と食べ方を読むと、辛くない韓国の味の幅がつかめるはず。
コチュジャン・テンジャン・サムジャンの違いは、原材料名に出る
3つの違いは、言葉で説明されるとどうしても曖昧になりがち。いちばん確実なのは、原材料名の1〜3番目を見比べること。原材料名は使用量の多い順に書かれる決まりなので、そこに性格が出ます。
CJ FOODS JAPANの公式製品ページに掲載されている表示(2026年8月8日確認時点)を並べると、違いがはっきりします。
| 名前 | 原材料名の書き出し | 一言で言うと |
|---|---|---|
| コチュジャン | 水あめ、米、唐辛子粉、食塩、たまねぎ… | 甘みが先に来る、唐辛子の発酵ペースト |
| テンジャン | 大豆、小麦粉、食塩、小麦、野菜スープ… | 大豆が主役の韓国味噌。辛くない |
| サムジャン | 味噌、水あめ、小麦粉、砂糖、たまねぎ… | 味噌ベースに薬味を足した「つけ味噌」 |
コチュジャンの先頭が水あめと米、というのがポイント。된장=テンジャンは大豆から始まり、唐辛子は入りません。サムジャンは味噌が先頭で、そこに水あめ・砂糖・たまねぎ・ごま油などが乗る構成。
役割を1行ずつで言い切ると、こうなります。
- コチュジャン=味付けに混ぜる。炒めもの・たれ・和えものの主役
- テンジャン=煮込みに溶かす。チゲやスープのコク担当
- サムジャン=そのままつける。加熱せず使うのが基本
韓国の粗挽き唐辛子は、一味唐辛子とは別物
初心者がいちばんつまずくのがここ。고춧가루=粗挽き唐辛子と日本の一味唐辛子は、見た目こそ似ていても、料理での働きが違います。
| 項目 | 韓国の粗挽き唐辛子 | 日本の一味唐辛子 |
|---|---|---|
| 挽き方 | 粗い。粒が見える | 細かい粉末 |
| 役割 | 色・香り・うま味+辛さ | 辛さが中心 |
| 使う量 | 大さじ単位で入ることも | 小さじ以下が普通 |
| 仕上がりの色 | 鮮やかな赤が出やすい | 赤みは出にくい |
一味唐辛子で代用すると、同じ量では辛くなりすぎるうえ、キムチチゲのあの赤い色にならないと紹介されています。どうしても手元にない日は、量を大幅に減らして「辛さだけ足す」使い方に留めるのが無難。
辛さを決めているのは、コチュジャンの量ではない
「辛くしたくないからコチュジャンを減らす」は、じつはあまり効きません。コチュジャンは甘みも一緒に減るので、味が薄くなるだけで終わることが多いから。
辛さのつまみは、主にこの3つ。
- 唐辛子粉の種類:辛口/甘口(マイルド)で商品が分かれている。パッケージの表示を確認する
- 挽きの粗さ:細挽きのほうが同じ量でも辛さを感じやすい。粗挽きは香りと色が出やすい
- 種の有無:種を含むタイプは辛さが立ちやすい
つまり、辛さを下げたいときに触るのは唐辛子粉のほう。コチュジャンは味の骨格として残したまま、唐辛子粉を減らす、または甘口タイプに替える。この順番で調整すると味が崩れません。
容量と保存。開封後は冷蔵、余りは冷凍に逃がす
韓国調味料でいちばん多い失敗は、辛さでも味でもなく「使い切れない」。容量選びを先に決めておくと、これはかなり防げます。
| 使う頻度 | コチュジャン | 唐辛子粉 | サムジャン |
|---|---|---|---|
| 月に1〜2回 | 200g前後 | 小容量+冷凍 | 170g前後 |
| 週1回以上 | 500g | 500g | 500g |
| 家族で毎日 | 1kg | 1kg | 500g以上 |
保存の考え方はシンプル。ジャン類(コチュジャン・テンジャン・サムジャン)は開封後は冷蔵、粉ものは冷凍。唐辛子粉は常温に置くと色があせやすく、香りも飛びやすいので、袋ごと冷凍庫に入れておくのが扱いやすい方法です。
未開封の賞味期間は商品ごとに違います。CJ FOODS JAPANの公式製品ページでは、コチュジャン200gが製造後18か月、テンジャン500gが製造後15か月、サムジャン170gが製造後12か月と記載されていました(いずれも未開封・2026年8月8日確認時点)。開封後の目安はパッケージの表示に従ってください。
ダシダのような粉末だしは湿気に弱いので、スプーンを入れる前に手を拭く、袋の口をしっかり閉じる、というだけで持ちが変わります。100gは顆粒だしの小袋1つぶんくらいの感覚なので、まずここから。
初めて韓国の食品を通販で買う人は、届き方や梱包の感じもつかんでおくと安心。ドバイもちクッキーのお取り寄せ手順で、韓国系の食品をネットで買うときの流れをまとめています。
原材料名とアレルギー表示は、ここだけ見る
韓国調味料は原材料が長い商品が多く、全部読むのは正直つらい。優先して見る場所を絞るのが現実的です。
- 原材料名の先頭3つ:使用量の多い順。その調味料の性格が出る
- 「〜を含む」の一文:アレルギー表示。小麦・大豆・ごまは韓国調味料で頻出
- 内容量と賞味期間:使い切れるかの判断材料
日本で売られている容器包装された加工食品には、発症数や重篤度から表示の必要性が高いとされる「特定原材料」の表示義務があります。消費者庁のページによると、2026年4月1日に特定原材料としてカシューナッツが追加されました(消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」2026年8月8日確認時点)。表示は順次切り替わっていくため、最新の区分は消費者庁のページで確認するのが確実。
実例を1つ。CJ FOODS JAPANの公式製品ページでは、牛肉ダシダ100gの原材料名の先頭が「食塩」で、アレルギー表示として小麦・乳成分・牛肉・大豆を含むと記載されています(2026年8月8日確認時点)。牛だし=肉エキスだけ、ではないということが表示から読み取れる、わかりやすい例です。
本記事の原材料名・賞味期間・アレルギー表示は、いずれも2026年8月8日にメーカー公式ページで確認した内容です。商品はリニューアルで表示が変わることがあります。購入前に必ず手元の商品パッケージと販売ページの表示を確認してください。特定の症状や体質に関わる判断は、医師や専門機関にご相談を。
通販で買うのが向かない人・当てはまらないケース
この記事の買い方が合わない場合も、正直に書いておきます。
- 近所に韓国食材店がある:少量パックや量り売りに出会えることがあり、通販より試しやすい
- 年に数回しか作らない:ジャン類を3種そろえるより、合わせ調味料(○○の素)で足りることも
- 渡韓の予定が近い:現地で買うほうが種類は圧倒的に多い。ただし液体・ペーストは重量と預け入れの制約あり
- 減塩中:ジャン類もダシダも食塩が上位に来る商品が多い。表示の食塩相当量を見てから決める
渡韓してから買うつもりなら、広蔵市場の歩き方で市場での買い物の雰囲気を、韓国のコンビニで買えるもので手軽に手に入る食品の範囲をつかんでおくと、現地で迷いにくくなります。調味料をお土産にする前提なら韓国のお土産で外さない定番もあわせてどうぞ。
瓶やペーストを持ち帰るなら、荷物の重さと容量が現実的な問題に。韓国旅行向けスーツケースの選び方で、預け入れ前提のサイズ感を確認しておくと安心です。渡韓そのものが初めてなら、はじめての韓国旅行の準備まとめから読むのが早道。
よくある質問
まとめ:買う順番さえ決まれば、迷いは消える
- まず3つ:コチュジャン/牛だし(ダシダ)/粗挽き唐辛子
- 次の3つ:サムジャン/テンジャン/ごま油
- 3つのジャンの違いは原材料名の先頭で見分ける(水あめ=コチュジャン、大豆=テンジャン、味噌=サムジャン)
- 韓国の粗挽き唐辛子は一味唐辛子と別物。色と香りの担当
- 辛さの調整は唐辛子粉側で。コチュジャンを減らしても味が薄くなるだけ
- ジャン類は開封後に冷蔵、粉ものは冷凍。容量は使う頻度から逆算
- 表示は「原材料名の先頭3つ」と「〜を含む」の一文だけ先に見る
最初の3本を使い切ったころには、自分がどの味を多用するかが見えてくるはず。そこから2本目以降を増やせば、冷蔵庫で眠る調味料はぐっと減ります。
参考・出典(2026年8月8日確認)
- 消費者庁「食物アレルギー表示に関する情報」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/
- CJ FOODS JAPAN 公式「bibigo コチュジャン200g」 https://cjfoodsjapan.net/product/detail/7/
- CJ FOODS JAPAN 公式「bibigo サムジャン170g」 https://cjfoodsjapan.net/product/detail/9/
- CJ FOODS JAPAN 公式「在来式テンジャン500g」 https://cjfoodsjapan.net/product/detail/11/
- CJ FOODS JAPAN 公式「牛肉ダシダ 100g」 https://cjfoodsjapan.net/dashida/g-dasida-100g.html

