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冬にソウルへ行くと決めたら、まだ寒くもないのに気が早いと思いつつ調べ始めてしまうのが、アイスリンクの情報です。実はこのジャンル、時期によって「行ける場所」がまるごと変わる、意外とややこしい遊び方だったりします。
いつ滑りたいかで、行き先はほぼ決まります。롯데월드 아이스링크(ロッテワールド アイスリンク)は通年営業の屋内リンクなので、夏でも真冬でも滑走できます。一方の서울광장 스케이트장(ソウル広場スケート場)は冬だけの屋外リンクで、例年12月中旬〜2月上旬しか設置されません。旅行の時期が冬以外なら、選択肢は最初から屋内の通年リンクに絞られます。
結論:いつ行くかで場所が変わる
ソウルでスケートがしたいと思ったとき、最初に迷うのが「今の季節でも滑れるの?」という一点です。これ、季節を問わず答えが変わる珍しいジャンルの遊びだったりします。
通年で確実に滑れるのは屋内リンクです。テーマパーク内にある롯데월드 아이스링크(ロッテワールド アイスリンク)を筆頭に、목동아이스링크(目洞アイスリンク)や태릉 국제 스케이트장(太陵国際スケート場)といった公共施設が、季節を問わず一般開放されています。真夏に「涼みながら遊びたい」という需要にも応えてくれるのが、屋内リンクの強みです。
対して、冬にしか現れないのが서울광장 스케이트장(ソウル広場スケート場)です。ソウル市庁の目の前という好立地に、毎年12月中旬から2月上旬だけ期間限定で設置される屋外リンクで、料金の安さと雰囲気の良さで人気を集めています。裏を返せば、春から秋にかけて訪れても影も形もない、ということでもあります。
この記事では、通年組と冬季限定組を分けたうえで、料金・貸靴・服装まで2026年9月9日時点で確認できた情報を整理しました。「いつ」「どこ」の2つの軸で読んでいただくと、迷わず選べるはずです。旅の日程がまだ固まっていない人は、まず自分の渡韓時期が12月中旬〜2月上旬に重なるかどうかを確認するところから始めてみてください。重なっていれば選択肢が一気に広がりますし、重なっていなくても屋内リンクは変わらず使えるので、がっかりする心配はありません。

通年で滑れる屋内リンク
「通年で滑れる」と一口に言っても、ソウル市内にはタイプの違う屋内リンクが点在しています。位置関係を先に頭に入れておくと、宿泊エリアや当日の動線を決めやすくなります。
まず定番中の定番が、잠실(チャムシル)エリアにあるロッテワールド アイスリンクです。テーマパークの中の一施設という扱いで、観光ついでに寄りやすいのが強み。チャムシル周辺の歩き方はチャムシルエリアの観光ガイドにまとめているので、あわせて予定を組むと動きやすくなります。
次に、庶民的な公共リンクとして根強い人気なのが양천구(陽川区)の目洞アイスリンクで、地元の子どもたちの習い事教室としても使われている、生活感のあるリンクです。そしてもう一つ、노원구(蘆原区)にある太陵国際スケート場は、韓国唯一の400m屋内リンクという競技寄りの施設で、選手の練習に使われていない時間帯は一般にも開放されています。
チャムシル、陽川区、蘆原区と、それぞれ市内の別方向に位置しているため、宿泊エリアによって「行きやすいリンク」がまったく変わってくるのが正直なところです。観光の合間に寄るならロッテワールド、ローカルな雰囲気を味わいたいなら目洞、というふうに目的で選ぶのもおすすめです。現地までの道順は現地の地図アプリの使い方ガイドを先に読んでおくと迷いにくくなります。
エリア別にソウルのホテルを探すチャムシル・市庁・陽川区など目的地に合わせて
ロッテワールドのリンク
ロッテワールド アイスリンクは、韓国有数の室内テーマパーク「ロッテワールド アドベンチャー」内にある通年営業のリンクです。テーマパークそのものとの違いはエバーランドとロッテワールドを比べた記事でも触れているので、遊園地部分と合わせて計画したい人は参考にしてください。
営業時間は月〜木・日曜が11:00〜20:50、金・土曜は11:00〜21:20です(2026年9月9日確認)。1日5回、氷の表面を整える「整氷」の時間があり、12:50〜13:10、14:00〜14:30、16:00〜16:30、17:30〜18:00、19:00〜19:30の5回。この前後は一時的にリンクへ入れなくなるので、休憩や写真撮影の時間に充てるのが賢いやり方です。
料金は、入場券のみなら平日一般15,000ウォン・子供13,000ウォン、週末・祝日は一般18,000ウォン・子供15,000ウォンです。スケート貸出をセットにした利用権は、平日一般21,000ウォン・子供19,000ウォン、週末・祝日は一般24,000ウォン・子供21,000ウォンで、スケート貸出のみなら6,000ウォン(いずれも2026年9月9日確認)。子供料金は2026年基準で2014年〜2020年生まれが対象で、2021年生まれ以降は安全上の理由で入場が制限されます。滑走時間は基本3時間(整氷時間を含む)という点も覚えておきたいところです。貸出スケートは160mmから320mmまで用意されているとのことなので、小さめサイズの子どもでも借りやすくなっています。
公共の屋内リンク
観光客向けのロッテワールドに対して、地元の人が普段づかいしているのが目洞アイスリンクと太陵国際スケート場です。どちらも公共施設らしく、料金はぐっと抑えめになっています。
目洞アイスリンクは365日通年営業で、休むのは旧正月と추석(秋夕)の当日だけ(2026年9月9日確認)。一般開放の時間は平日14:10〜18:00、土日・祝日は12:10〜18:00で、冬休み期間は10:10〜18:00に早まります。料金は平日が子供3,000ウォン・青少年3,500ウォン・一般4,000ウォン、土日・祝日は子供3,900ウォン・青少年4,500ウォン・一般5,200ウォン。スケートの貸出は基本2時間で4,000ウォン(別途保証金2,000ウォン)、超過は1時間ごとに1,000ウォンという仕組みです。
一方の太陵国際スケート場は、韓国で唯一の400mトラックを持つ屋内リンクです。本来は選手育成のための施設なので、代表選手の練習や大会がある時間帯は一般利用が補助リンクに限られる点は覚えておきたいところ。それでも一般開放時間は10:00〜18:00で通年利用でき、料金は子供3,000ウォン・青少年3,500ウォン・一般4,000ウォン、スケート貸出料4,000ウォン・ヘルメット貸出料800ウォンです(2026年9月9日確認)。
太陵国際スケート場は本来の目的が選手育成のため、時間帯によっては一般開放が制限されます。訪問前に運営時間を確認しておくと安心です。
どちらも観光客向けの華やかさよりも、地元の暮らしに溶け込んだ実用性が魅力の施設です。旅行中に「本場の日常」を覗いてみたい人に向いています。目洞アイスリンクは地元の子ども向け教室が多く開かれている時間帯もあるため、一般開放の時間をきちんと確認してから向かうのが失敗しないコツです。太陵国際スケート場も同様で、代表選手の練習スケジュールは日によって変わるので、「行ったら使えなかった」を避けたいなら、出発前に営業時間の最新情報をひと目チェックしておくと安心です。観光の中心地からは少し距離があるぶん、静かな雰囲気でゆっくり滑れるのも、この2施設ならではの良さだと感じます。
冬だけの屋外リンク(ソウル広場)
ソウル広場スケート場は、ソウル市庁の目の前という象徴的な場所に、毎年冬だけ現れる屋外リンクです。直近のシーズン(2025年12月19日〜2026年2月8日)の実績で見ると、営業時間は日〜金曜が10:00〜21:30、土曜・祝日は10:00〜23:00でした(ソウル市公式サイト、2026年9月9日確認)。
料金の安さはこのリンクの最大の魅力で、1回1時間1,000ウォン(ヘルメット・スケート貸出料込み)という設定です。コンビニのコーヒー1杯にも満たない金額で、1時間まるごと滑れると考えるとかなりお得に感じます。大型リンクと小型リンクに分かれていて、オンライン予約枠が半分、当日現地販売枠が半分という運用でした。1回あたり最大600人まで入場できる規模なので、混雑シーズンでも回転は意外と速い方だと思います。
クリスマスイブ(12月24日)や大晦日(12月31日)は最終回が翌日の12:30まで延長される、という特別対応も過去にはありました。団体(20人以上)の入場は平日のみで、事前に電話予約すると30%割引になる仕組みも用意されています。ソウルの街のど真ん中で滑れるという特別感は、屋内リンクにはない魅力です。
今シーズンはいつ開くのか
ここが今回いちばん伝えたいポイントです。2026年9月9日時点で、2026〜2027シーズンのソウル広場スケート場の開設告知はまだ出ていません。ソウル広場の公式お知らせ一覧を確認したところ、直近の投稿は2026年8月の常設ステージに関する案内でした。一覧には前シーズン(2025〜2026)の「25-26 서울광장 스케이트장 운영 안내」という告知(登録日:2025年11月12日)がまだ残っていますが、これはあくまで前シーズン向けの案内で、2026〜2027シーズンについての新しい告知ではありません(2026年9月9日確認)。
過去の告知が出たタイミングを振り返ると、2025〜2026シーズンは2025年11月12日に告知、2024〜2025シーズンは前年12月20日ごろに告知と、年によって11月中旬〜12月上旬とばらつきがあります。つまり「例年11月ごろにソウル市が発表する」という幅で捉えておくのが実情に近いと言えます。
冬にソウル旅行を計画している人は、出発の1〜2週間前を目安に、公式サイトで最新の開設情報を確認することをおすすめします。「開催中のはず」と決め打ちして現地に向かうと、まだ設置前だった、という空振りもあり得るタイミングです。今シーズンの日程がまだ読めない今のうちは、通年営業の屋内リンクを軸に予定を組んでおくと安心感があります。旅行時期そのものを迷っている人は12月の韓国旅行ガイドや1月の韓国旅行ガイドも参考にしてみてください。
料金と貸靴の仕組み
料金の仕組みは施設ごとに少しずつ違うので、比較しておくと当日に戸惑いません。
ロッテワールドは「入場券のみ」と「入場券+スケート貸出のセット」の2本立てで、自分のスケート靴を持っていない人はセット券を選ぶ形になります。目洞アイスリンクと太陵国際スケート場は、入場料とスケート貸出料が完全に別会計で、貸出には別途保証金が必要な場合もあります。ソウル広場スケート場だけは、1,000ウォンという料金にヘルメットとスケートの貸出が最初から含まれているので、追加の会計をほぼ気にしなくていい点が特徴です。
| 施設 | 入場料の目安 | スケート貸出 |
|---|---|---|
| ロッテワールド | 平日一般15,000ウォン〜(2026年9月9日確認) | セット券を選べば別会計不要 |
| 目洞アイスリンク | 平日一般4,000ウォン(2026年9月9日確認) | 2時間4,000ウォン+保証金2,000ウォン |
| 太陵国際スケート場 | 一般4,000ウォン(2026年9月9日確認) | 4,000ウォン(ヘルメット別途800ウォン) |
| ソウル広場(冬季限定) | 1時間1,000ウォン(2026年9月9日確認) | 料金に込み |
貸靴のサイズ展開も気になるところですが、ロッテワールドは160mmから320mmまで用意されています。小さめサイズも揃っているので、子ども連れでも安心して自分のサイズを借りられます。混雑時は希望のサイズが出払っていることもあるため、開場直後など早めの回を選ぶのも一つの工夫です。
持ち物と服装
持ち物で唯一「必須」と言い切れるのが手袋です。ロッテワールドと目洞アイスリンクは、公式に手袋の着用を必須としていて、指が分かれたタイプのみOK、ミトンタイプは不可というルールまで明記されています(2026年9月9日確認)。忘れても場内やロッカールーム周辺で購入できるので致命的な忘れ物にはなりませんが、持参できるならそれに越したことはありません。
ヘルメットは基本的にどの施設も無料貸出があるので、自前で用意する必要はありません。ひざ・ひじのプロテクターは、ロッテワールドの場合は各自で持参する扱いで、貸出は用意されていない点は少し意外かもしれません。
- 指が分かれたタイプの手袋(必須・購入も可)
- 厚手の靴下(屋外リンクは特に足元が冷える)
- 撥水性のあるパンツ(転倒で濡れても乾きやすい)
- ひざ・ひじのプロテクター(施設によっては貸出なし)
- 髪をまとめるゴム(視界確保のため)
服装は、動きやすさと防水性のバランスがカギです。転んだときにお尻や膝が濡れることを考えると、デニムよりも撥水性のあるパンツや、乾きやすい素材のボトムスが向いています。冬の服装選びに迷ったら、韓国の季節別の服装ガイドも参考にしてみてください。リンク以外の時間も含めて、防寒の考え方が一通りわかります。
よくある質問
まとめ
最後に、今回分かったことを整理します。
- 通年で確実に滑れるのは、ロッテワールド アイスリンク・目洞アイスリンク・太陵国際スケート場の屋内3施設
- 冬だけの屋外リンクは、ソウル市庁前のソウル広場スケート場(例年12月中旬〜2月上旬)
- 2026年9月9日時点で、2026〜2027シーズンのソウル広場の開設告知はまだ出ていない
- 手袋の持参・購入と、指が分かれたタイプであることは共通の必須ルール
- 料金・貸靴の仕組みは施設ごとに違うため、訪問前に公式サイトでの再確認がおすすめ
冬のソウル旅行というと、どうしても市場やカフェ巡りに目が向きがちですが、アイスリンクは天候に左右されにくい遊び方の一つです。雨予報で予定が崩れたときの「代打」としても優秀なので、旅程のどこかに候補として入れておくと選択肢が一つ増えます。滑れるかどうか不安な人も、リンクの端をゆっくり歩くだけで十分楽しめる場所なので、身構えずに訪れてみてください。
参考・出典
- ロッテワールド アイスリンク 公式サイト(ご利用案内・チケット・FAQ): https://adventure.lotteworld.com/icerink/guide/usage-info
- ソウル広場 公式サイト「25-26 서울광장 스케이트장 운영 안내」: https://plaza.seoul.go.kr/archives/17998
- ソウル市公式「신나는 서울의 겨울(楽しいソウルの冬)」: https://www.seoul.go.kr/story/skate/pc.html
- 目洞アイスリンク 公式サイト: https://mdicerink.com

