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「ソウル旅行、午後の予定を詰め込みすぎて、気づいたらもう真っ暗だった」――そんな経験がある人は少なくないはずです。逆に「まだ明るいと思っていたのに、思ったより早く暗くなった」という声もよく聞きます。日の入りの時間は季節でかなり変わるうえ、実は東京の感覚のまま計画すると微妙にズレます。今回はソウルの日の入り時刻を月ごとに整理し、東京との違いや、夕景を見に行くときに知っておきたいことをまとめました。
ソウルの日の入りは、一年でいちばん早い12月中旬で17時15分ごろ、いちばん遅い6月下旬で19時57分ごろが目安です。9月中旬なら18時40分ごろ、12月の冬至(12月22日ごろ)は17時18分ごろに折り返して、そこから少しずつ遅くなっていきます。そして東京と比べると、同じ日でもソウルのほうが45〜50分ほど日の入りが遅いのが特徴です。ここでの時刻はすべて天文計算にもとづく「目安」で、分単位の正確な値は公式ツールで確認する前提で読んでください。
結論から――ソウルの日の入りは何時?季節でこれだけ変わる
ソウルは日本の東京よりも北に位置しているため、季節による日の入りの変化が東京よりも大きく出ます。夏至(6月下旬)の日の入りがおよそ19時57分であるのに対し、日の入りがいちばん早いのは12月中旬で17時15分ごろ。その差はおよそ2時間40分にもなります。旅行の時期によって「夕方の使い方」がまったく違ってくるということです。
たとえば9月中旬に旅行するなら日の入りは18時40分ごろなので、午後6時を過ぎてもまだ空は明るいままです。逆に12月に旅行するなら、17時を過ぎたころには外はもう暗くなり始めています。この記事では、そうした月ごとの目安をひとつずつ見ていきます。ソウルでの街歩き・観光の全体的なプランの立て方は、ソウル観光のおすすめスポットをまとめた記事のほうが網羅的なので、まず全体像をつかみたい人はそちらもあわせてどうぞ。この記事は「その日の入りの時間そのもの」にしぼって整理しています。
2026年9月〜10月:まだ夕方が長い時期の日の入り
2026年9月中旬のソウルの日の入りは18時40分ごろが目安です。9月は残暑もありつつ、体感としては「夕方がまだ長い」季節にあたります。10月中旬になると日の入りは17時55分ごろまで早まり、およそ1か月でおよそ45分ほど早くなる計算です。秋が深まるスピードの速さを感じやすいのがこの時期の特徴といえます。
この時期は日中の観光を長めに取っても、夕方まで余裕を持って動けるのが利点です。景福宮や北村のような屋外を歩く観光地も、日の入りぎりぎりまで明るさが残るため、写真を撮るタイミングにも困りにくいでしょう。一方で、10月後半になると体感としては「あと1本、電車に乗り遅れたら暗くなる」くらいのスピード感で日が短くなっていくので、後半のスケジュールには少し余裕を持たせておくのが安心です。
この時期にちょうど良いのが、日没前後の街の色の変化をゆっくり眺める過ごし方です。カフェでコーヒー1杯分の時間だけ足を止めて、空の色が変わっていくのを見るだけでも、旅の記憶に残る時間になります。急いで次の予定に移るより、この「隙間の時間」をあえて作っておくのがこの季節の楽しみ方だと思います。
11月〜12月:一年でいちばん日の入りが早い時期
11月中旬のソウルの日の入りは17時21分ごろ、12月中旬になると17時15分ごろまで早まります。実はこの12月中旬あたりが、一年を通して最も日の入りが早い時期にあたります。「冬至がいちばん日が短い」というイメージを持っている人も多いと思いますが、日の入りだけを見ると、冬至(12月22日ごろ)より少し前のほうが早く沈むのが天文学的な特徴です。
この時期にソウルを旅行する場合、日中の活動時間はかなり短くなります。午前中から動き出しても、17時を過ぎればもう屋外での観光は暗さを感じ始めるタイミングです。逆に言えば、明洞や弘大のようなネオンや照明が魅力のエリアを楽しむには絶好の季節ともいえます。日が短い分、夜の街を楽しむ時間が自然と長くなる、というのがこの時期のソウル旅行の特徴です。
この記事の時刻はすべて標準的な天文計算式にもとづく「目安」です。分単位まで正確な日の入り時刻を知りたい場合は、韓国天文研究院(KASI)の生活天文館「일출일몰시각(日の出没時刻)」ページで、旅行する日付を入力して確認してください。
この2か月は日照時間が短いぶん、日中にまわる場所の順番も「明るいうちに見たい屋外スポット」を先に、「夜でも楽しめる屋内・ネオン系スポット」を後にする組み方が効率的です。カメラ好きの人にとっては、夕方の空の色が短時間で大きく変わるこの季節は、シートマスク3枚分くらいの短い待ち時間でも空の色がどんどん変化していくので、写真を撮るタイミングを逃しにくいという利点もあります。
冬至(12月22日ごろ)からの折り返し
12月22日ごろの冬至は、一年でいちばん昼の時間が短い日として知られています。ソウルの冬至の日の入りはおよそ17時18分ごろが目安で、実は12月中旬(17時15分ごろ)よりわずかに遅いタイミングです。これは、日の出がいちばん遅くなるのが冬至より後の1月中旬ごろになるのに対し、日の入りは冬至の少し前に底を打つという、太陽の動きの性質によるものです。少し複雑な話ですが、「冬至を過ぎれば、日の入りはゆっくり遅くなっていく」と覚えておけば十分です。

上の表のとおり、9月から3月にかけてソウルの日の入りは大きく変化します。あわせて見ておきたいのが東京との差です。韓国(KST)と日本(JST)は同じ標準時(UTC+9)を使っていますが、ソウルは東京より経度にしてかなり西側に位置しているため、同じ時計の時刻でも太陽が沈むタイミングが毎日およそ45〜50分ほど遅くなります。「時差がないのに夕方の明るさが全然違う」と感じるのは、この経度の差が理由です。
冬の時期にソウルを旅行する人にとっては、この「東京より遅く沈む」という性質はうれしい誤算になることが多いでしょう。防寒対策と合わせて、冬のソウル旅行に必要な服装や持ち物は韓国の季節別の服装をまとめた記事で確認しておくと、日が落ちたあとの体感温度の下がり方にも備えやすくなります。
2027年1月〜3月:日の入りが少しずつ戻っていく時期
2027年1月中旬のソウルの日の入りは17時37分ごろ、2月中旬で18時11分ごろ、3月中旬になると18時39分ごろまで戻ってくるのが目安です。1月から3月にかけての2か月間で、日の入りはおよそ1時間ほど遅くなる計算になります。冬の底を過ぎたあとは、思っているよりも速いペースで日が長くなっていくのがこの時期の特徴です。
1月はまだ日の出も遅く、日の入りも早いため、体感としては「一年でいちばん暗い時間が長い」季節です。防寒具は必須ですが、逆に言えば、寒い時期ならではの澄んだ空気で見る夕焼けの美しさは、この時期ならではの魅力でもあります。2月に入ると少しずつ日が延びるのを感じ始め、3月中旬になると日の入りは18時半を過ぎ、春の気配を感じられるようになります。
季節の変わり目である3月は、日中と朝晩の気温差が大きい時期でもあります。服装選びに迷う人は韓国の季節別服装の記事で、月ごとの傾向を確認しておくと安心です。日の入りが遅くなってきたとはいえ、朝晩はまだ冷え込む時期なので、上着は最後まで手放さないほうがよさそうです。
なぜソウルは東京より日の入りが遅いのか
「韓国と日本は時差が無いのに、なぜ夕方の明るさがこんなに違うの?」という疑問を持つ人は多いはずです。答えは単純で、ソウル(東経約127度)は東京(東経約139.7度)よりも経度にしてかなり西にあるためです。同じ標準時(UTC+9)を採用していても、太陽が実際にその場所の真上を通る時刻(南中時刻)は経度によって変わり、経度が西に行くほど太陽の動きは時計の時刻より遅れて見えます。
この経度差はおよそ12.7度で、1度あたり4分の時差に相当するため、単純計算でも45分から50分ほどのズレが生まれます。これは季節による変動がほとんどなく、一年を通してほぼ一定の差として現れるのが特徴です。つまり「冬は差が縮まる」「夏は差が広がる」というようなことはあまりなく、9月でも12月でも、東京よりソウルのほうが45〜50分ほど遅く日が沈むと考えておいて差し支えありません。
ちなみに、この現象は일몰(イルモル・日没)という韓国語の言葉とセットで覚えておくと、現地の天気予報やニュースで日没時刻の話題が出てきたときにも理解しやすくなります。韓国語で日の入りを指すこの単語は、旅行アプリの天気表示などでも見かけることがあります。
夕景を見るなら:展望台やクルーズのチケットは時間指定で
ソウルで夕景そのものをしっかり楽しみたいなら、日の入り前後の時間に合わせて展望台やクルーズの予定を組むのがおすすめです。日の入りの時刻は月によって大きく変わるため、「なんとなく夕方に行く」よりも、その日の日の入り時刻を先に調べてから、その前後30分〜1時間くらいの枠でチケットを予約するほうが、狙った時間帯の空の色に出会える確率が上がります。
ソウル市内の展望台からの夕景の見どころや、時間帯ごとの混み具合については、ソウルの展望台をまとめた記事にチケットの考え方まで整理しています。日の入りの時刻が読めた今なら、何時ごろのチケットを取るべきかも判断しやすくなるはずです。夕方から夜にかけての予定をこれから決める人は、時間指定のあるチケットほど早めに枠を確認しておくと安心です。
ソウルの展望台・クルーズをKlookで見る日の入り前後の時間で探せる
クルーズ船からの夕景や、川沿いを歩きながら眺める夕焼けが気になる人は、漢江クルーズをまとめた記事も参考になります。乗船時間帯の選び方は、この記事で調べた月別の日の入り時刻をそのまま当てはめて考えることができます。
日の入りの時間を旅程に組み込むコツ
日の入りの時刻さえ分かっていれば、旅程の組み方はぐっとラクになります。基本の考え方は、「屋外で写真を撮りたい場所」は日の入りの1〜2時間前までに、「夜景や照明が主役の場所」は日の入り後に回す、という順番です。冬場のように日の入りが早い時期ほど、この順番を意識しないと、屋外スポットに着いたときにはもう真っ暗、ということになりかねません。
南山や夜景スポットのように、昼と夜の両方の顔を持つ場所は、日の入りをまたぐ時間帯に訪れるのがいちばん贅沢な過ごし方です。空の色が変わっていく様子と、街の照明が灯っていく様子を同じ場所で続けて見られるので、写真の変化も楽しみやすくなります。南山タワー周辺の楽しみ方は南山ケーブルカーをまとめた記事、夜景スポット全般はソウルの夜景スポットをまとめた記事にそれぞれ整理してあるので、日の入りの時間から逆算して訪れる時間帯を決めるときの参考にしてください。
気をつけたいのは、日の入り後の気温の下がり方です。特に秋から冬にかけては、日が沈んだ瞬間に体感温度がぐっと下がることが多く、防寒具を1枚多く持っておくと安心です。夕方の予定を長めに組む日ほど、上着を脱ぎ着しやすい重ね着にしておくと、日の入り前後の温度差にも対応しやすくなります。
よくある質問
まとめ――ソウルの日の入りは季節と経度、両方で決まる
ソウルの日の入り時刻は、季節によって17時台前半から20時近くまで大きく変わります。そして東京と比べると、時差が無いにもかかわらず毎日45〜50分ほど遅く沈むという性質もあります。この2つを頭に入れておくだけで、夕方以降の旅程の組み方はかなり立てやすくなるはずです。
- ソウルの日の入りは12月中旬がいちばん早く、17時15分ごろが目安
- 夏至(6月下旬)がいちばん遅く、19時57分ごろが目安
- 冬至(12月22日ごろ)は日の入りがすでに折り返し始めているタイミング
- 東京とは時差が無いが、経度の差でソウルのほうが45〜50分ほど遅く沈む
- 夕景を狙うなら、展望台・クルーズは日の入り時刻の前後で時間指定を
- 正確な時刻は韓国天文研究院(KASI)の公式ツールで出発前に確認する
ソウル観光全体のプランをもう一度見直したい人は、ソウル観光のおすすめスポットをまとめた記事もあわせてチェックしてみてください。日の入りの時刻から逆算して、夕方以降の過ごし方を組み立てるヒントになるはずです。
参考・出典
- 韓国天文研究院(KASI)生活天文館「일출일몰시각(日の出没時刻)」計算ツール https://astro.kasi.re.kr/life/pageView/9 (2026年9月19日にページ構成を確認。日付・住所を入力して都度計算する方式のため、本文中の時刻は同ページの数値をそのまま転記したものではなく、後述の天文計算式による編集部算出値)
- 国立天文台(NAOJ)暦計算室「各地の日の出入り」 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/ (2026年9月19日にページ構成を確認)
- 国立天文台 暦計算室「日の出入りの計算」解説ページ https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/faq/riseset.html (2026年9月19日確認、計算方式の考え方を参照)
- 本文中のソウル・東京の日の入り時刻は、太陽の赤緯・均時差にもとづく標準的な太陽位置計算式(仰角-0.833度を基準とする低精度アルゴリズム)を用いた編集部算出の目安です。緯度経度はソウル北緯37.5665度・東経126.9780度、東京北緯35.6762度・東経139.6503度を使用しました。分単位までの正確な時刻は上記KASI公式ツールで該当日を確認してください。

