12月の済州島は寒い?気温と風、冬に楽しめること

冬の済州島で防寒着を着た旅行者が椿の花を眺めているイメージ

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「済州島の12月って、本土ほど寒くはないんですよね?」——冬の韓国旅行を考えるとき、この島を候補に挙げる人は少なくないはずです。実際、済州島は韓国本土よりだいぶ南にありますが、12月ともなると朝晩は一桁台まで下がり、島を横断する山道では雪や凍結で通行規制がかかることもあります。今回は気象庁の平年値をもとに、済州市と西帰浦の気温差、道路規制の考え方、冬ならではの見どころまでまとめました。韓国全体の12月の傾向を先に知りたい人は、12月の韓国旅行をまとめた記事もあわせて確認してみてください。

結論から

済州島の12月は、気象庁の平年値で済州市の平均気温が8.3度、西帰浦が9.4度です。本土よりは確かに暖かいものの、真冬並みの防寒が要らないわけではありません。服装は「厚手のコート+中に重ね着」が基本で、済州市より西帰浦のほうがやや過ごしやすい傾向にあります。島を横断する1100道路・516道路のような標高の高い道は、大雪や路面凍結で通行規制がかかることが一般的に知られているため、レンタカーで山越えを予定している人は事前に最新の交通情報を確認しておくのが安全です。冬の見どころとしては、椿の名所であるカメリアヒルなどが案内されています。

目次

済州島の12月は結論から――気温・降水・防寒の全体像

済州島は韓国のなかでもっとも南にある島で、12月に入ってもソウルのような厳しい寒さにはなりにくい場所です。気象庁の平年値(1991〜2020年)によると、済州市の12月の平均気温は8.3度、平均最高気温は11.0度、平均最低気温は5.6度となっています。日中は上着一枚でも過ごせる日がある一方、朝晩はしっかり冷え込むという寒暖差が特徴です。

降水日数は済州市で11.5日と、月の3分の1以上で雨か雪が観測される計算になります。ただし夏のような激しい雨ではなく、しとしと降るタイプが増える時期でもあります。日照時間は79.1時間で、11月に比べると日差しの少ない曇りがちな日が増えてくる印象です。

済州市・西帰浦の気温差と、道路規制・椿の見どころを整理した図

体感としてわかりやすいのは、平均気温8度前後という数字は、日本でいうと12月中旬から下旬の東京よりやや低いくらいの寒さだということ。海に囲まれた島なので、同じ気温でも風が吹くと体感はぐっと下がります。次の項目から、エリアごとの違いと服装の目安を具体的に見ていきます。


済州市と西帰浦、暖かいのはどっち?

済州島は一つの島でも、北側の済州市と南側の西帰浦では気候の傾向が違います。気象庁の平年値では、済州市の12月の平均気温が8.3度であるのに対し、西帰浦は9.4度。1度以上の差があり、日中の最高気温で見ると済州市11.0度・西帰浦13.1度と、その差はさらに開きます。

降水日数も西帰浦のほうが8.9日と、済州市の11.5日より少なめです。日照時間は西帰浦で158.8時間と済州市の約2倍にのぼり、同じ島でも南側のほうが晴れる日が多い傾向にあるとわかります。この違いが生まれる理由として、島の中央にそびえる한라산(漢拏山)が北からの季節風を遮っているためだと一般に説明されますが、この地形要因についての公式な数値検証は今回確認できていません。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、同じ済州島でも「北は済州市、南は西帰浦」で気候がひとまわり変わるというのは、冬に来て初めて実感する人が多いようです。宿泊エリアを決めるときも、この差を頭に入れておくと選びやすくなります。

済州島が初めてで、そもそもどのエリアに何があるのかから知りたい人は、済州島が初めての人向けの準備ガイドを先に読んでおくと、この先の話が頭に入りやすいはずです。


積雪に備えて動きやすい拠点はどこ?

気候の違いを踏まえると、冬の宿泊エリア選びも変わってきます。12月は突然の大雪や路面凍結で移動計画が崩れることもあるため、標高の高い山越えルートを頻繁に使わない拠点を選ぶという考え方が一つの目安になりそうです。

済州市側は空港からのアクセスが良く、市内中心部でショッピングや食事を楽しみたい人に向いています。一方で西帰浦側は気温がやや高く、日照時間も長めなので、屋外の観光を優先したい人には過ごしやすいかもしれません。どちらを拠点にするかは、旅程の日数と「山を越える予定があるかどうか」を基準に考えるとよいでしょう。エリアごとの宿の特徴は、済州島のホテルエリア別ガイドのほうで詳しくまとめています。

済州島のホテルをTrip.comで見る済州市・西帰浦それぞれのエリアから検索できます

12月は年末年始をのぞくと繁忙期ほどの争奪戦にはなりにくい時期ですが、良い部屋から埋まっていくのはどの季節も同じです。日程が決まった段階で早めに動くほうが安心です。


昼と朝晩で変わる服装の目安

済州島の12月は、昼と朝晩の気温差が大きいのが特徴です。平年値でみると最高気温の平均が11度前後、最低気温の平均が5〜6度前後なので、日中と朝晩では5〜6度ほどの差が出る計算になります。この差は、コートの下にニット一枚を足すかどうかくらいの幅と考えると想像しやすいでしょう。

日中に動き回る時間帯は、厚手のニットに中綿ジャケットやウールコートを羽織るくらいがちょうどよいことが多いようです。朝夕の移動時間や、海沿い・オルム(오름、丘のような小さな火山地形)のように風を遮るものが少ない場所では、防寒性の高いアウターに加えて手袋やネックウォーマーがあると安心です。

韓国は本土全体で見ても、12月は地域によって服装の目安が変わってきます。ソウルなど内陸部との違いも含めて確認したい人は、韓国全体の季節ごとの服装をまとめた記事もあわせて読んでみてください。済州島は本土よりワンランク軽めの服装で足りることが多いという前提で読むと、違いがわかりやすいはずです。

  • ベース: 厚手のニット・タートルネック
  • アウター: 中綿ジャケットまたはウールコート
  • プラス1枚: マフラーやストールで首元をカバー
  • 足元: 防水性のあるブーツやスニーカー
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済州の風と防寒小物――ポケットに入る備え

済州島は「風の島」とも呼ばれるほど、年間を通じて風の強い日が多い場所です。12月は気温そのものより、この風がもたらす体感の低下が服装選びを難しくしています。防風性のあるアウターを選ぶかどうかで、同じ気温でも快適さが大きく変わってきます。

とくに手先・首元は冷えを感じやすい部分です。日本のドラッグストアや通販で先に揃えておくと、到着した日の夜からすぐ使えて安心です。たとえば、貼るタイプの使い捨てカイロは服の上から貼れるので、屋外での観光が長くなる日に向いています。

もう一つ持っておきたいのが、首元を覆うネックウォーマーです。おたふく手袋の冬用ネックウォーマーJW-124は、首に巻くだけで防寒力が上がるうえに畳めば小さく、荷物のかさが増えにくいのが利点です。韓国のコンビニでも似た商品は買えますが、到着した日の夜からすぐ使いたいなら日本で用意しておくほうが確実です。

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ソウルイン編集部正直、済州島の風は12月に入るとさらに強く感じる日が増えます。気温の数字だけを見て軽装で行くと、海沿いを歩く時間がつらくなるかもしれません。

1100道路・516道路――冬の運転で知っておきたい通行規制

済州島をレンタカーで回る予定がある人は、島を横断する山道の存在を頭に入れておく必要があります。とくに済州市と西帰浦を結ぶ1100도로(1100道路)516도로(516道路)は、標高の高い区間を通るため、大雪や路面凍結の際に通行規制や通行止めがかかることが一般に知られています。

1100道路・516道路の具体的な通行規制の基準(積雪量・チェーン装着義務の有無など)や、当日の通行止め状況については、今回の調査では公式サイト本文まで確認しきれませんでした。冬にこれらの道路を使う予定がある人は、済州特別自治道(jeju.go.kr)または現地のレンタカー会社の案内で、出発直前の通行状況を必ず確認してください。

通行規制がかかった場合は、平地を通る幹線道路や海岸沿いのルートに迂回することになります。冬の済州島でレンタカーを検討している人は、山越えを前提にしない日程の余裕を持たせておくほうが安心です。レンタカーそのものの借り方や保険の考え方は、後ろの章でまとめた記事を紹介しています。


漢拏山に登るなら――積雪期の探訪予約制(탐방예약)と装備

済州島の中央にそびえる漢拏山は韓国最高峰で、標高は1,950メートルほどとされています。12月は平地こそ本土ほど寒くなりませんが、山頂に近い白鹿潭付近は標高差の影響で冷え込みが厳しく、氷点下になることもあるとされています。平地の服装のまま登り始めると、後半で一気に体力を奪われることになりかねません。

漢拏山の一部の登山道では、事前予約制の탐방예약제(登山道事前予約制度)が導入されているとされています。冬季は積雪や凍結でコースによってアイゼンの携行が推奨されること、日没が早まるぶん入山の締切時刻が前倒しされることが多いことも、一般に知られている範囲です。

コース別の予約可否・締切時刻・アイゼン携行の要否については、今回の調査では公式サイト本文まで確認しきれませんでした。登山を予定している人は、公式の探訪予約システム(visithalla.jeju.go.kr)で、自分が歩きたいコースの最新の予約条件と装備案内を必ず確認してから計画を立ててください。

本格的な登山をしない場合でも、遠くから雪をかぶった漢拏山を眺めるだけで、冬の済州島らしい景色が楽しめます。標高が高い場所ほど冷えるという前提を頭に入れておくと、登山をする人もしない人も、当日の服装選びで失敗しにくくなるはずです。


カメリアヒルの椿とみかん狩りの終盤

済州島の冬を代表する景色の一つが椿です。なかでもカメリアヒルは、冬の見どころとして公式サイトでも案内されている施設で、赤や白の椿が並ぶ庭園を歩けることで知られています。カメリアヒルでは、在来ツバキ・カンツバキ・ヨーロッパツバキなど、80か国・約500品種のツバキが案内されています。具体的な開花のピーク時期は今回の調査で確認できませんでした(2026年9月19日確認)。

カメリアヒルの椿の具体的な見頃・開花状況は、今回の調査では公式サイト本文まで確認しきれませんでした。訪問を検討している人は、施設の公式サイトまたは公式SNSで、出発直前の開花状況を確認してから予定を組んでください。

もう一つ、12月に間に合うのがみかん狩りです。済州島の路地栽培みかんは10月ごろから収穫が始まり、12月ごろまで続くとされています。12月はこの収穫シーズンの終盤にあたるため、農園によっては営業を終えている可能性もあります。屋外の体験を予定している人は、事前に各農園または視訪済州(visitjeju.net)で営業状況を確認しておくと安心です。天候が悪い日の代替として、屋内で楽しめる済州島のキャラクターテーマパークをまとめた記事のような屋内施設も候補に入れておくと、予定が崩れにくくなります。

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島内の移動手段を先に決めておく

済州島は公共交通機関だけで隅々まで回るのが本土以上に難しい島です。冬は天候によって予定が崩れやすいぶん、移動手段をどう組むかで一日に回れる場所の数が大きく変わってきます。

自分でハンドルを握って自由に動きたい人は、レンタカーが最も柔軟な選択肢です。ただし前の章で触れたとおり、冬は山越えルートの通行規制に注意が必要です。借り方や保険の考え方、返却時の注意点は済州島のレンタカーの借り方をまとめた記事に手順ごとに整理しています。

一方で、雪道の運転に不安がある人や、国際運転免許を準備していない人も少なくないはずです。空港からの移動手段や到着後の動き方は済州空港からの行き方をまとめた記事にまとめてあるので、路線バスやタクシーなどの選択肢を比較してみてください。

路線バスを使う場合は、事前にアプリの使い方を頭に入れておくと現地での迷いが減ります。済州島のバスアプリの使い方をまとめた記事で、乗り換えの調べ方や交通カードとの組み合わせ方を確認しておくとスムーズです。


12月はいつ行くのがいい?前半・後半・年末年始

同じ12月でも、時期によって過ごし方はやや変わります。平年値はあくまで月全体の平均なので、12月前半は11月の名残でまだ動きやすく、後半に近づくにつれて冷え込みが強まっていくという緩やかな変化があると考えておくのが実情に近いでしょう。

みかん狩りの終盤に間に合わせたいなら12月前半、椿やイルミネーションなど冬らしい景色をゆっくり楽しみたいなら12月後半という選び方もあります。年末年始(12月29日〜1月3日ごろ)は韓国人観光客も動く時期にあたるため、航空券・宿ともに他の時期より早めに動くほうが選択肢が広いはずです。

航空券や宿の値動きは、年末年始かどうかでも変わってきます。日程の候補が固まったら、下のフォームでまとめて空き状況を確認してみるのも一つの手です。

ソウル行きの航空券を日付で探す

Trip.comで運賃を見る →

日付は仮に入っています。変えてから検索してください。価格と空室はTrip.comの画面で確認できます。


よくある質問

済州島の12月は本土より暖かいですか?
気象庁の平年値では済州市の平均気温が8.3度、西帰浦が9.4度です。ソウルなど本土に比べると穏やかですが、朝晩は一桁台まで下がるため、厚手のコートを中心とした冬支度は必要です。
済州市と西帰浦、どちらを拠点にすればいいですか?
平年値では西帰浦のほうが済州市よりやや暖かく、日照時間も長い傾向にあります。市内での買い物や食事を優先するなら済州市側、屋外の観光を優先するなら西帰浦側が候補になりそうです。
レンタカーで山越えの道路を使っても大丈夫ですか?
1100道路・516道路など標高の高い道は、大雪や路面凍結時に通行規制がかかることが一般的に知られています。冬に利用する予定がある人は、済州特別自治道やレンタカー会社の案内で出発直前の通行状況を確認してください。
カメリアヒルの椿は12月に見られますか?
カメリアヒルは冬の見どころとして公式サイトでも案内されていますが、具体的な見頃の時期は今回の調査では確認できませんでした。訪問前に施設の公式サイトや公式SNSで開花状況を確認することをおすすめします。

まとめ――12月の済州島は「暖かい」を前提にしすぎない

済州島の12月は、気象庁の平年値でみる限り、本土ほどの厳しい寒さにはならない時期です。それでも朝晩の冷え込みと、山越えの道路にかかる通行規制は油断できません。「本土より暖かい島」という前提だけで身構えを緩めすぎないことが、快適に過ごすいちばんの近道と言えそうです。

  • 気温の目安: 済州市8.3度・西帰浦9.4度(気象庁平年値)
  • 服装: 厚手コート+重ね着+防寒小物
  • 道路: 1100道路・516道路は積雪・凍結時に通行規制の可能性あり
  • 漢拏山: 山頂付近は氷点下。予約制度・装備は公式サイトで最新確認
  • 見どころ: カメリアヒルの椿、みかん狩りは終盤

今回まとめた数字はあくまで平年値と一般的な目安であり、その年の気候や現地の告知によって前後します。旅程が固まったら、宿泊エリアや移動手段の記事もあわせて読み、当日慌てないように準備を進めてみてください。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、済州島の12月は「思ったより寒くない」と「山道は思ったより厳しい」の両方が同時に起きる時期という印象です。平地の服装と、山を越える予定があるかどうかを分けて考えておくと、準備がしやすいはずです。

参考・出典

  • 韓国語版Wikipedia「제주시」気候データ(気象庁1991〜2020平年値を掲載) https://ko.wikipedia.org/wiki/제주시 (2026年9月19日確認)
  • 韓国語版Wikipedia「서귀포시」気候データ(気象庁1991〜2020平年値を掲載) https://ko.wikipedia.org/wiki/서귀포시 (2026年9月19日確認)
  • カメリアヒル公式サイト(冬季の案内のみ確認。品種・見頃の詳細ページは未確認) https://www.camelliahill.co.kr/ (2026年9月19日確認)
  • 済州特別自治道 交通情報ページ(アクセスエラーのため本文未確認) https://www.jeju.go.kr/ (2026年9月19日確認)
  • 済州観光公社 視訪済州(トップページのみ確認、施設詳細ページは未確認) https://www.visitjeju.net/kr (2026年9月19日確認)
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