韓国のトックはどこで買える?日本の切り餅との違いも解説

韓国のトック(떡)と日本の切り餅を並べて比べるイメージ

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韓国旅行のあとに「あのモチモチのトックをまた食べたいけど、日本ではどこで買えるんだろう」と思ったことはありませんか。トッポギに入っている棒状のトックと、韓国のお雑煮に入っている薄切りのトックが実は同じ生地からできていると知って、驚く人も多いはずです。「日本のスーパーにある切り餅で代用できるなら、それでいいのでは」と考える人もいるでしょう。この記事では、韓国のトック(떡)の種類と原料の違い、日本国内で買える経路として確認できたこと・できなかったこと、保存の仕方、韓国から持ち帰る際の注意点までを整理しました。現地の餅屋を実際に回ってみたい人は、ソウルの餅屋ガイドもあわせて読んでみてください。

結論から

韓国のトックには、トッポギに使う棒状のトッポッキトック(떡볶이떡)と、お雑煮に使う薄切りのトックック用トック(떡국떡)があり、原料も米(멥쌀)のサルトック(쌀떡)と小麦粉のミルトック(밀떡)に分かれます。日本国内では、韓国食材の専門店や通販サイトで見つかる可能性がありますが、業務スーパーやカルディのオンラインストアでは、今回の確認では該当する商品を見つけられませんでした。日本の切り餅とは原料そのものが違うため、完全な代用品にはなりません。

目次

結論——韓国のトックはここで探せる

先に見取り図を示すと、韓国のトックを日本で入手する経路は大きく3つに分かれます。ひとつは新大久保や鶴橋のような韓国食材が集まるエリアの専門店、ふたつめはQoo10のような通販サイト、みっつめは業務スーパーやカルディのような一般的な輸入食品の売り場です。ただし、この3つすべてに常にトックが並んでいるとは限りません。

今回の調査では、韓国食材の専門店は個別の在庫確認までは届かず、業務スーパーとカルディのオンラインストアでは該当商品を確認できませんでした。つまり「ここに必ずある」と言い切れる場所は、正直なところ今回は見つけられなかったということです。だからこそ、種類と原料の違いを知っておいて、見つけたときに自分が探しているものかどうかを判断できるようにしておくことが近道になります。次の見出しから、トックの正体を順番に整理していきます。


そもそも韓国のトック(떡)とは何か

トック(떡)は、韓国語で「餅」全般を指す言葉です。日本語の「餅」がもち米から作られる甘くない主食・行事食を指すのに対して、韓国のトックは種類がとても多く、蒸したもの・ついたもの・焼いたものまで幅広く含まれます。その中でも、トッポギやお雑煮に使われる棒状の餅のもとになっているのがカレトック(가래떡)です。

カレトック(가래떡)は、水に浸したうるち米(멥쌀)を粉にして蒸し、長く伸ばして棒状に成形した餅で、白いことから「흰떡(白いトック)」とも呼ばれます。韓国の正月(설날)には、このカレトックを薄く切ってお雑煮(떡국)を作るのが定番の行事食です。つまり、カレトックという棒状の生地が、切り方や形の変え方によって、トッポギ用にもお雑煮用にもなるということです。

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ソウルイン編集部正直、韓国に何度も行くまで「トッポギの餅とお雑煮の餅が同じ生地から作られている」とは知りませんでした。切り方ひとつで料理の顔が変わるのは、日本の切り餅とはまた違う面白さがあります。

トッポッキトック(떡볶이떡)の特徴

トッポギに使う棒状のトックは、韓国語でトッポッキトック(떡볶이떡)、あるいは「떡면」とも呼ばれます。カレトックを細長い麺状に成形した変形製品で、太さは店や商品によって差があるものの、指くらいの太さの棒状というイメージを持っておくとわかりやすいはずです。

トッポッキトックは米粉だけでなく、小麦粉でも作られることが確認できています。つまり「トッポギの餅だから米製」と決めつけることはできず、原料は商品によって分かれるということです。この原料の違いについては、次の次の見出しでくわしく説明します。トッポギの完成品や味付き商品を通販で探したい場合は、餅そのものではなく調理済みの商品を扱った韓国トッポギの通販ガイドのほうが目的に近いはずです。ロゼソースなど味のバリエーションを知りたい人にはロゼトッポギの記事も参考になります。

棒状のトックを鍋に入れてから煮えるまでの待ち時間は、コーヒー1杯を淹れて一息つくくらいの短い時間で済むことが多く、忙しい日のごはんにも取り入れやすい食材です。


お雑煮・スープ用のトック(떡국떡)の特徴

お雑煮に使う薄切りのトックはトックック用トック(떡국떡)と呼ばれ、カレトックを斜めに薄く切った形をしています。楕円形の小判のような薄い切り身が特徴で、スープや汁物に入れて短時間で煮るのに向いた形です。トッポッキトックのように太い棒状のままだと、汁物には向かないため、薄く切ることでだしが染み込みやすくなっているというわけです。

トックック用トックは、韓国のお雑煮(떡국)だけでなく、餃子と一緒に煮込む「トックマンドゥクク」のような料理にも使われます。形が薄いぶん、火が通るのも早く、コトコト長時間煮込む必要がないのも特徴です。日本の雑煮に入れる切り餅と役割は似ていますが、原料や食感の違いは次の見出しで比べてみます。

トッポッキ用の棒状トックとお雑煮用の薄切りトックの、形・厚み・用途・原料の違いを対比で示す図

サルトック(쌀떡)とミルトック(밀떡)——原料が生む食感の違い

トックの原料には、大きく分けてサルトック(쌀떡)(米で作るトック)とミルトック(밀떡)(小麦粉で作るトック)の2種類があります。この違いは見た目だけでなく、食感やスープへの影響にもはっきり表れます。

サルトック(쌀떡)は、長く煮込んでも弾力(コシ)が保たれやすいのが特徴です。一方でミルトック(밀떡)は、煮込むほどにスープのとろみが強くなりやすい性質があります。もともとトッポギが広まり始めた頃は、韓国戦争後に入手しやすかった小麦粉を使ったミルトックが先に定着し、その後に米粉のサルトックが登場してからも、両方が併用され続けてきたという経緯があります。今でも、この2種類を混ぜて提供する店が多いとされています。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「どちらが正解か」という話ではなく、好みの食感で選んでいい部分だと思っています。しっかりコシを楽しみたいならサルトック、とろみのあるスープごと味わいたいならミルトック、というくらいの気軽な選び方で十分なはずです。

日本の切り餅で代用できるか

「近所にトックが売っていないなら、日本の切り餅で代用できないの?」という疑問は自然に出てくるはずです。結論から言うと、原料が違うため、まったく同じ食感にはなりません。日本の切り餅(角餅・丸餅)は、主にもち米(糯米)を蒸してついた餅です。もち米は強い粘りが出やすい性質を持つ米で、日本の餅特有の伸びとねばりはここから生まれています。

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一方で、韓国のカレトック系のトック(トッポッキトック・トックック用トック)は、うるち米(멥쌀)、つまり普段の白米に近い、もち米ではない米が主原料です。うるち米で作った生地は、もち米ほどの強い粘りは出ず、コシのある歯ごたえに仕上がりやすいという性質の違いがあります。ミルトック(밀떡)にいたっては、そもそも米ではなく小麦粉が主原料なので、原料の系統からして日本の切り餅とは別物です。

日本の切り餅は、韓国のトックと似た「棒状・薄切り」の見た目になることはあっても、原料(もち米 vs うるち米・小麦粉)が異なるため、食感は別物になります。「代用品」というより「似て非なるもの」と考えておくと、料理をしたときのギャップにがっかりしにくくなります。

とはいえ、汁物に入れて食べる用途そのものは共通しているため、手元にトックが無いときの応急的な代わりとして切り餅を使うこと自体は否定されるものではありません。あくまで「本来の食感とは違う」という前提を持っておくのがポイントです。


日本で買える経路——業務スーパー・カルディ・韓国食材店

実店舗でトックを探す場合、まず候補に挙がるのが業務スーパーとカルディコーヒーファームです。どちらも韓国食品を含む輸入食品を扱っていることで知られていますが、今回それぞれのオンラインストア・公式サイトで確認したところ、カルディのオンラインストアでは「トック」「トッポギ」というキーワードで検索しても、該当する韓国の餅商品は見つかりませんでした。業務スーパーについても、公式サイトの商品検索ページには今回アクセスできず、取り扱いの有無を確認できませんでした。

これは「売っていない」と確定したという意味ではなく、あくまで今回の確認方法では判断がつかなかったということです。冷凍食品コーナーは店舗や時期によって品揃えが変わりやすいため、近くの店舗に足を運んで直接確認するのがいちばん確実です。冷凍の韓国食品全般については韓国の冷凍食品おすすめ記事にもまとめているので、トック以外の商品もあわせてチェックしてみてください。

もうひとつの選択肢が、新大久保や鶴橋のような韓国食材が集まるエリアの専門店です。こうした専門店は冷凍・チルドのトックを扱っていることが多いと言われていますが、今回は個別の店舗名・商品の在庫を公式サイト上で確認することができませんでした。訪れる予定がある人は、事前に電話やSNSで在庫を確認しておくと、目当てのものが買えずに終わる事態を避けやすくなります。韓国食材店を探すこと自体については韓国食材店ガイドのまとめ記事で扱っているので、エリア探しから始めたい人は参考にしてみてください。


日本で買える経路——通信販売(Qoo10ほか)

実店舗での在庫が読めない以上、頼りになるのが通販サイトです。韓国食材店が近くにない人でも、Qoo10なら冷凍のトックが探せるというのが、通販を使う一番のメリットです。実店舗のように売り切れや品揃えの偏りを気にせず、自宅にいながら候補を比較できます。

Qoo10の食品カテゴリを見る韓国の食材がまとまっている棚

Qoo10の食品・ドラッグストアカテゴリには、韓国の食品ブランドの商品を含む幅広いラインナップが並んでおり、探し方次第でトックにたどり着ける可能性があります。ただし出品者によって在庫や商品名の書き方が異なるため、「トック」だけでなく「トッポギ」「떡볶이떡」といった複数のキーワードで探してみると見つけやすくなります。まとめ買いをする際は、送料や到着日数を先に確認しておくと、必要な分だけ無駄なく届けてもらえます。韓国食品の通販サイト全般の選び方は韓国食品通販ガイドに整理しているので、Qoo10以外の選択肢も知りたい人はあわせて確認してみてください。

なお、AmazonやRakutenでもトックが出品されていることがありますが、今回の調査では実在する商品ページを開いて確認することができませんでした。特定の商品名を挙げてお勧めすることは控え、通販サイトを横断して探すという方法にとどめてご案内します。


保存方法——冷凍・解凍・かたくなったときの戻し方

トックは乾燥に弱く、常温で放置するとすぐに表面が硬くなってしまう食材です。買ってきたら、使う分だけ小分けにして冷凍しておくのが基本の扱い方になります。冷凍のまま販売されている商品であれば、そのまま冷凍庫で保管して問題ありません。

調理するときは、完全に自然解凍するのを待たなくても、凍ったまま鍋やフライパンに入れて加熱すれば大丈夫です。トッポギのように煮込む料理であれば、凍った状態から加えても、加熱している間に自然と解凍されながら火が通ります。急いでいるときにレンジで軽く温めてから使う方法も、身支度を整えるちょっとした時間くらいの手間で済み、忙しい日にも取り入れやすいはずです。

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ソウルイン編集部正直、冷蔵庫にトックを入れっぱなしにして表面がガチガチに乾いてしまった失敗は編集部でも何度かあります。そんなときは水にさっとくぐらせてから加熱すると、多少はほぐれやすくなる印象です。完全に元通りにはなりませんが、捨てる前に試してみる価値はあります。

具体的な保存可能日数については、商品ごとにパッケージの表示が異なり、公式に統一された数値を今回確認することができませんでした。購入した商品の表示に従い、賞味期限内に使い切るようにしてください。


韓国から持ち帰れるか——税関・検疫の注意点

韓国旅行のお土産としてトックを買って帰りたい人もいるはずです。まず整理しておきたいのは、トックそのものには基本的に肉が使われていないという点です。農林水産省の動物検疫に関する案内では、生鮮肉やハム、肉まん、餃子のように「少しでも肉等が原料に使われていれば」動物検疫の対象になると説明されていますが、同じ農林水産省のFAQには、米を含む穀類・豆類などの消費用植物は植物検疫の対象だと書かれています。つまり餅は「動物検疫ではなく植物検疫のほう」を見る必要があります。

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ただし、これは「トックなら無条件で持ち込める」という意味ではありません。米や穀類の加工品は、動物検疫とは別の植物検疫の対象になる場合があり、今回の調査では植物検疫の観点からトックの扱いを直接確認することができませんでした。税関の公式サイトでも、食品の持ち込みについては農林水産省(植物検疫・動物検疫)や厚生労働省への確認を案内しており、税関自身が個別の判断を外部の専門窓口に委ねる形になっています。

トックのような米・小麦の加工食品を韓国から持ち帰れるかどうかは、今回の調査だけでは断定できませんでした。渡航前後に、農林水産省の植物防疫所や、日本入国時の税関窓口へ直接確認することをおすすめします。トッポギのソースやスープの素にレトルトの肉エキスが含まれている場合は、動物検疫の対象になる可能性もあるため、成分表示もあわせて確認してください。

「せっかく買ったのに空港で処分になってしまった」という事態を避けるためにも、量を買い込む前に、まずは持ち帰りのルールを確認しておくくらいの慎重さがちょうどいいはずです。日本国内で無理なく買える経路があるなら、そちらを優先するのもひとつの選び方です。


よくある質問

トッポッキトック(떡볶이떡)とトックック用トック(떡국떡)は同じ材料でできていますか?
どちらも、うるち米(멥쌀)を蒸して伸ばしたカレトック(가래떡)がもとになっています。細長い棒状に成形すればトッポッキトック、斜めに薄切りすればトックック用トックというように、形の違いで区別されます。ただしトッポッキトックには小麦粉で作られる商品もあるため、すべてが同じ原料というわけではありません。
サルトック(쌀떡)とミルトック(밀떡)、どちらを選べばいいですか?
好みの食感で選んで問題ありません。長時間煮てもコシを保ちたいならサルトック、スープにとろみをつけて一体感を楽しみたいならミルトックが向いています。実際に両方を混ぜて提供する店も多いとされているので、どちらか一方が正解というテーマではなさそうです。
日本の切り餅をトックの代わりに使っても大丈夫ですか?
応急的な代用として使うこと自体は可能ですが、日本の切り餅はもち米が主原料、韓国のトックはうるち米や小麦粉が主原料と、そもそもの原料が異なります。食感の違いは出るという前提で試すのがおすすめです。
業務スーパーやカルディに行けば必ずトックが買えますか?
確認できた範囲では、カルディのオンラインストアの検索では該当する商品を見つけられず、業務スーパーも公式サイトでの取り扱い確認ができませんでした。店舗や時期によって品揃えが変わる可能性があるため、行く前に在庫の確認をしておくと無駄足を防げます。

まとめ

  • 韓国のトック(떡)は、うるち米を蒸して伸ばしたカレトック(가래떡)がもとになっている
  • 棒状のトッポッキトック(떡볶이떡)と、薄切りのトックック用トック(떡국떡)は、形と用途で区別される
  • 原料はサルトック(쌀떡=米製)とミルトック(밀떡=小麦粉製)の2系統があり、食感とスープへの影響が異なる
  • 日本の切り餅はもち米が主原料のため、韓国のトックとは原料が異なり、完全な代用品にはならない
  • カルディのオンラインストア・業務スーパーの公式サイトでは、今回の確認では該当商品を見つけられなかった
  • 新大久保・鶴橋の韓国食材店や、Qoo10などの通販サイトが探す選択肢になる
  • 保存は冷凍が基本。凍ったまま調理に使え、硬くなったら水にくぐらせてから加熱する
  • 韓国からの持ち帰りは、穀類が植物検疫の対象である一方、餅のように加工した状態での扱いまでは同FAQに書かれていないため、渡航前に植物防疫所へ確認するのが安心

トックは形と原料の組み合わせだけでも意外と奥が深い食材です。「トッポギ用だから」「お雑煮用だから」と決めつけずに、サルトックとミルトックの違いを知っておくと、日本で似た商品を見つけたときにも選びやすくなるはずです。買える場所がまだ確定的に見つかっていない今だからこそ、見つけたときのために種類の見分け方を頭に入れておいて損はありません。きなこをまぶした餅菓子に興味がある人はインジョルミトーストの記事もあわせてどうぞ。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、今回は「ここに行けば確実に買える」と言い切れる場所を見つけられなかったのが正直なところです。だからこそ、原料と形の違いさえ知っておけば、現地でも日本でも、見つけたトックが自分の探しているものかどうかを自分で判断できるようになります。

参考・出典

  • 한국어 위키백과「가래떡」 https://ko.wikipedia.org/wiki/가래떡 (2026年9月6日確認)
  • 한국어 위키백과「떡볶이」 https://ko.wikipedia.org/wiki/떡볶이 (2026年9月6日確認)
  • 農林水産省 動物検疫FAQ(肉製品の持ち込み) https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/FAQ.html (2026年9月6日確認)
  • 日本税関 海外旅行者向け案内トップ https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/ (2026年9月6日確認)
  • カルディコーヒーファーム オンラインストア(検索結果での確認) https://www.kaldi.co.jp/ec/ (2026年9月6日確認)
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