Mpassはどこで買う?WOWPASS・T-moneyとの違い

仁川空港の到着ロビーで交通カードの購入窓口に立ち寄る旅行者のイメージ

「Mpassって名前は見たことあるけど、WOWPASSやT-moneyと何が違うの?そもそも今も売ってるの?」——韓国の交通カードを調べていると、こういう声、けっこう聞きます。WOWPASSやT-moneyに比べると情報が少なく、検索しても古い記事しか出てこないカードの代表格が、この수도권 Mpass(首都圏エムパス)です。この記事では、Mpassがいま買えるカードなのか、どこで・いくらで買えるのか、そしてどんな旅程だと得になるのかを、WOWPASS・T-money・気候同行カードとの違いも含めて整理します。

結論から

首都圏Mpass(수도권 Mpass)は、T-moneyが外国人観光客向けに販売している期間制のプリペイド交通カードです。編集部で確認した範囲では、2026年9月11日時点で販売終了・サービス終了を示す情報は見当たらず、いまも購入できるカードとして案内されています。価格には保証金5,000ウォンが含まれ、1日券は15,000ウォン(17時以降購入は12,000ウォン)、7日券は64,500ウォン(2026年9月11日確認)。首都圏地下鉄・空港鉄道の一般列車・ソウル市内バスに1日最大20回まで乗れる定額制で、移動が多い日が集中する旅程ほど向いています。ただし価格や販売拠点は変わることがあるため、出発前には必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

目次

結論から——Mpassとは何か、いまも買えるか

Mpassは、韓国を訪れる外国人観光客だけが購入できる、期間限定の乗り放題に近いプリペイド交通カードです。正式名称は「수도권 Mpass(首都圏Mpass)」で、これとは別に済州島限定の「제주 Mpass(済州Mpass)」も存在しますが、この記事で扱うのは首都圏版のほうです。韓国人向けの気候同行カードと似た立ち位置に見えますが、対象者も購入方法もまったく別物という点が、混同されやすいポイントです。

編集部で「엠패스 판매 종료」「M-PASS 폐지」といった韓国語のキーワードで引き直しましたが、販売終了やサービス終了を伝える記事は見つかりませんでした。2025年6月に首都圏の地下鉄運賃が改定された際の記事でも、Mpassの7日券価格がそのまま参照されており、少なくとも2025年の時点までは現役の商品として扱われています(2026年9月11日確認)。とはいえ交通カードの制度は改定されやすい分野なので、「たぶん大丈夫」で終わらせず、出発直前にもう一度公式サイトをのぞいておくのが安全です。

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ソウルイン編集部正直、Mpassは検索してもWOWPASSやT-moneyほど新しい記事が出てこないカードです。編集部の整理でも「もう無いカードなのでは」と疑いながら調べ始めましたが、公式ページも現行の案内として生きていました。情報の少なさは、販売終了とイコールではないということかもしれません。

Mpassはどこで買える?——確認できた販売拠点

Mpassの販売拠点は複数ありますが、今回の調査で場所と営業時間まで具体的に確認できたのは、ソウル駅10番出口を出てすぐの「ソウルシティタワー」1階にある티머니타운(T-moneyタウン)です。住所はソウル中区厚岩路110で、営業時間は09:00〜18:00、土日・祝日は休みとなっています(2026年9月11日確認)。ソウル駅直結という立地なので、地方への移動や空港鉄道と組み合わせて予定を立てやすい拠点です。

仁川空港についても、第1ターミナル1階の入国場4番・9番ゲート付近にある空港バス切符売場や、CU仁川国際空港店で扱われているという情報がありました。ただしこちらはソウル駅の拠点ほど複数の情報源で確認が取れておらず、確度としては一段落ちます。空港到着直後に確実に購入したい場合は、公式サイトの最新の販売拠点リストで場所と営業時間を確認してから向かうことを強くおすすめします。

金浦空港・明洞・その他の観光案内所でMpassが購入できるかどうかは、今回の調査では原典で確認できませんでした。断定は避けますが、拠点数自体はWOWPASSやT-moneyほど多くない可能性があります。「近くのコンビニで買える」という前提では動かず、事前に公式サイトで購入場所を1つ決めてから向かうほうが確実です。


料金——1日券〜7日券と保証金・返却時の返金

Mpassは現金(韓国ウォン)のみで購入できるプリペイドカードで、価格には保証金5,000ウォンが含まれています。券種は1日券・2日券・3日券・5日券・7日券の5種類で、購入時刻が17時以降だと割引価格が適用される仕組みがある点も特徴です(2026年9月11日確認)。

券種 通常価格 17時以降の割引価格
1日券 15,000ウォン 12,000ウォン
2日券 23,000ウォン 20,000ウォン
3日券 30,500ウォン 27,500ウォン
5日券 47,000〜47,500ウォン 44,500ウォン
7日券 64,500ウォン 61,500ウォン

5日券だけ情報源によって47,000ウォンと47,500ウォンの2通りの表記があり、編集部でも1つに絞り切れませんでした(2026年9月11日確認)。差額はカフェのコーヒー1杯にも満たない500ウォンなので旅程の判断には影響しませんが、正確な金額は購入前に公式サイトか販売窓口で確認してください。カード返却時には、保証金5,000ウォンのうち500ウォンの手数料を差し引いた4,500ウォンが戻ってきます。500ウォンを超えるT-money残高が残っていれば、それもあわせて返金される仕組みです。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「17時以降に買うと安くなる」割引は地味に見えて大きいポイントです。1日券なら3,000ウォンの差、これはシートマスク2〜3枚分くらいの金額です。空港到着が夕方以降になる旅程なら、この時間差を狙って購入するだけで得ができます。

どこまで乗れる?——対象の交通機関と1日20回のルール

Mpassで利用できるのは、首都圏地下鉄、空港鉄道(AREX)の一般列車、ソウル市内の支線・幹線・循環バス、マウルバス(村バス)、そしてソウル深夜バスです(2026年9月11日確認)。ここで見落としやすいのが、空港鉄道は「一般列車」だけが対象で、ソウル駅と仁川空港を無停車で結ぶ直通列車は対象外という点です。仁川空港からソウル駅まで最速で移動したいときに直通列車を使うと、Mpassの利用回数にはカウントされず、別料金がかかる可能性があるので注意してください。

1日あたりの上限は、最大20回までの乗車です。地下鉄やバスを頻繁に乗り継ぐ観光であっても、20回という上限に達することは通常はまれで、実質的には「その日は回数を気にせず動ける」という感覚に近いカードです。1日の区切り方は、カード購入後に最初にタッチした瞬間からその日の24時(正子)までを1日目としてカウントする方式という情報がありました。日をまたいで深夜バスに乗る場合など、境界のタイミングによっては日数の数え方に影響する可能性があるため、心配な場合は購入時に窓口で確認しておくと安心です。

  • 対象: 首都圏地下鉄・空港鉄道の一般列車・ソウル市内バス各種・マウルバス・深夜バス
  • 対象外: 空港鉄道の直通列車、KTXなど広域路線
  • 1日最大20回まで乗車可能
  • 1日の区切りは最初のタッチから当日24時まで(要事前確認)

Mpassが得になる旅程、そうでない旅程

Mpassが得になるかどうかは、「その日1日にどれだけ乗るか」でほぼ決まります。首都圏地下鉄の基本運賃は2025年6月の改定後で1,550ウォン、仁川空港からの空港鉄道一般列車は区間によって約4,450〜5,050ウォンです。つまり到着日に空港鉄道一般列車で市内へ向かい、そのあと地下鉄で2〜3回移動するだけで、単純合算はすでに1日券の15,000ウォンに近づきます。そこにもう1〜2回の乗り継ぎが加われば、1日券のほうが安くなる計算です。

逆に、宿泊エリアから観光地まで地下鉄を1〜2回往復する程度の、移動が少なめな日なら、都度払いのT-moneyのほうが結果的に安く収まることが多いはずです。滞在中ずっとMpassを使い続けるのではなく、「移動が多い日だけ短い券種を買う」「滞在の前半は気候同行カードなどの定額券、移動が集中する日だけMpassを重ねる」といった組み合わせ方も選択肢に入ります。

旅程のタイプ(移動が多い日・数日〜長期滞在・乗車が少ない日)ごとに、Mpass・気候同行カード・都度払いのどれが向くかを示す分岐図
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ソウルイン編集部正直、「どんな旅程でもMpassが得」とは言い切れません。編集部の整理でも、滞在3〜4日で1日あたりの移動が地下鉄2往復程度なら、都度払いのほうが安いケースは十分あります。Mpassが強いのは、あくまで「その日にたくさん乗る」旅程だと思っておくのが正解かもしれません。

WOWPASSとの違い——両替機能があるかどうか

Mpassとしばしば比較されるのがWOWPASSです。もっとも大きな違いは、WOWPASSが「両替+交通カード」の複合カードであるのに対し、Mpassは交通利用に特化した期間券という点です。WOWPASSは現金を入金するとその場で電子マネーに両替でき、交通カード機能・買い物・アプリでの管理まで1枚でこなせる汎用性の高さが特徴です。詳しい仕組みはWOWPASSの買い方・チャージ方法の記事にまとめているので、あわせて確認してみてください。

一方でMpassは両替機能を持たず、あくまで「1日◯回まで乗れる」という定額制の乗車券です。滞在中の買い物や食事の支払いまで1枚でまかないたい人にはWOWPASSのほうが向いていますし、交通費だけを先にまとめて払い切ってしまいたい人にはMpassのほうがシンプルです。両方の残高管理や使い分けで迷っている人はWOWPASSとT-moneyの違いを整理した記事も参考になるはずです。

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T-moneyとの違い——都度払いか定額制か

T-moneyは韓国で広く使われている都度払い型の交通カードで、乗った分だけ残高が減っていくシンプルな仕組みです。カード自体は約3,000ウォンで購入でき、コンビニなどでチャージしながら使う方式が基本になります。詳しい買い方やチャージの流れはT-moneyの使い方まとめ記事で紹介しています。

Mpassと違って乗車回数の上限が無く、1回ごとの運賃だけがかかる点がT-moneyの強みです。移動が少ない日や、そもそも滞在中の移動回数が読めない旅程では、Mpassの定額料金を払うよりT-moneyで都度払いしたほうが安く済むことが多いはずです。逆に、乗り換えを何度も繰り返すような移動の多い日には、都度払いの積み重ねがMpassの券種価格を超えてしまう場面も出てきます。どちらが向いているかを含めた4種類の交通カードの比較は韓国の交通カードはどれを買うべきかの記事で整理しているので、迷ったらそちらも参考にしてください。

MpassとT-moneyを1枚のカードとして併用できますか?
Mpassには交通利用の期間券機能とは別に、T-moneyと同じチャージ式の決済機能も付いています。期間券の対象外の場所(コンビニなど)ではT-money機能側の残高で支払う形になりますが、どこまでチャージ機能を使い込めるかは今回の調査では細部まで確認できませんでした。詳しくは公式サイトか購入窓口で確認してください。

気候同行カード・ディスカバーソウルパス・K-passとの違い

韓国人・在住者向けの定額制交通カードとして知られるのが気候同行カードです。ソウル市内を中心とした対象エリアで、短期観光客向けの短期券が用意されている時期もあります。Mpassとの対象者や購入条件の違いは気候同行カードについての記事で詳しく解説しているので、こちらもチェックしてみてください。

観光施設の入場券とセットになった定額制のディスカバーソウルパスや、事後還元型のK-passという選択肢もあります。ディスカバーソウルパスは交通だけでなく観光地の入場料もまとめて先払いしたい人向け、K-passは長期滞在で実際に乗った分の一部が後から戻ってくる仕組みという、それぞれ性格の違うカードです。詳細はディスカバーソウルパスの記事K-passの記事にまとめています。どれも「交通カードのモバイル決済アプリ」とは別物で、韓国国内のQR決済やモバイル送金アプリの事情が気になる人は韓国のモバイル決済事情を整理した記事も参考になるはずです。

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よくある質問

Mpassは日本にいるうちにオンラインで買えますか?
中国人観光客向けにAlipayで事前オンライン購入し、仁川空港や済州空港の交付窓口で受け取る方式があるという情報はありましたが、日本からの事前購入ルートについては今回の調査では確認できませんでした。現地の窓口で現金購入するのが基本と考えておくほうが安全です。
クレジットカードでMpassを買えますか?
調査した情報源では「現金のみで購入可能」とされていました(2026年9月11日確認)。日本円しか持っていない場合は、両替を先に済ませてから窓口へ向かう必要があります。
Mpassを使い切れなかった分は返金されますか?
期間券の未使用分そのものが返金される仕組みは確認できませんでした。返金の対象になるのは、カード返却時の保証金(手数料500ウォンを差し引いた4,500ウォン)と、500ウォンを超えて残っているT-money残高です。券自体の日数を余らせても差額は戻らないと考えておいたほうがよいはずです。
Mpassはソウル以外の地方でも使えますか?
今回確認した수도권 Mpassの対象は、首都圏地下鉄・空港鉄道の一般列車・ソウル市内バスまでです。地方都市のバスや地下鉄まで対象に含まれるかどうかは確認できていないため、地方への移動が多い旅程なら公式サイトで対象路線を事前に確認してください。

まとめ——Mpassを選ぶべき人

Mpassは、外国人観光客専用の期間制交通カードとして、2026年9月11日時点でも販売終了の情報は見当たらず、現行の商品として案内が続いています。1日券15,000ウォン(17時以降12,000ウォン)から7日券64,500ウォンまでの5券種があり、保証金5,000ウォンを含んだ価格になっています。首都圏地下鉄・空港鉄道の一般列車・ソウル市内バスに1日最大20回まで乗れるので、移動が集中する日が多い旅程ほど元を取りやすいカードです。

  • 販売終了の情報は見当たらず、現行商品として確認できた(2026年9月11日確認)
  • 1日券15,000ウォン・7日券64,500ウォンなど、保証金5,000ウォン込みの5券種
  • 対象は首都圏地下鉄・空港鉄道一般列車・ソウル市内バス、1日20回まで
  • 移動が多い日が中心の旅程はMpass、少なめならT-moneyの都度払いが向く
  • 価格・販売拠点は変わることがあるため、出発前に公式サイトで最終確認を

WOWPASS・T-money・気候同行カード・ディスカバーソウルパス・K-passと、韓国の交通カードには似たような選択肢がいくつも並んでいて、正直迷って当然です。それぞれの細かい仕組みは各カードの記事に譲るとして、Mpassの立ち位置だけひとことでまとめるなら、「両替はいらない、その日にたくさん乗る予定がある」人向けの割り切ったカード、といったところかもしれません。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、Mpassは知名度のわりに実務情報が少なく、事前に調べておく価値が高いカードです。空港到着後にその場で決めるより、自分の旅程で1日にどれくらい乗るかを先に紙に書き出してから、WOWPASSやT-moneyと見比べて選ぶくらいの準備をしておくと、当日バタバタせずに済むはずです。

参考・出典

  • 티머니(T-money)公式サイト「수도권 Mpass」紹介ページ https://www.t-money.co.kr/ncs/pct/tmnyintd/ReadFrgnMpassIntd.dev (2026年9月11日確認)
  • biniblog.co.kr「외국인 관광객을 위한 교통 카드(For Foreigners)」 https://biniblog.co.kr/외국인-관광객을-위한-교통-카드for-foreigners/ (2026年9月11日確認)
  • layple.com「외국인 전용 티머니 교통 카드 : Mpass(엠패스)」 https://layple.com/entry/외국인-전용-티머니-교통-카드-mpass-엠패스 (2026年9月11日確認)
  • KB의 생각「수도권 지하철 요금 인상, 6월부터 150원 올라요」 https://kbthink.com/main/living-finance/talk-cardnews/2025/metro-fare.html (2026年9月11日確認)
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