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韓国のセレクトショップやSNSで「システム(SYSTEM)」というタグを見かけて、どこで買えるのか気になった人もいるのではないでしょうか。マンニッシュでモードな雰囲気のコートやニットが目を引くブランドですが、いざ探そうとすると公式サイトは英語やフランス語中心で、日本語での案内はほとんど見当たりません。この記事では、システムというブランドの正体、韓国国内での買い方、そして日本から買う手段があるのかを、公式情報を中心に整理しました。
システムは韓国のファッション企業ハンソム(한섬)が1990年に立ち上げたブランドで、韓国国内は主要百貨店へのテナント出店が基本の展開です。2019年からはパリ・コレクションにも参加し、フランス・パリのマレ地区にグローバル旗艦店を構えています。SYSTEM公式のGLOBAL STOCKISTSページには、日本の取扱先としてUNITED ARROWS、CUL DE PARIS、1ER ARRONDISSEMENT、ESTNATION、ISETAN MENS、B’2nd、H BEAUTY&YOUTH、AP STUDIO、PAL – GALLARDAGALANTE、CURENSOLOGY、THE STAGE、NOBLEが掲載されています(2026年9月15日確認)。日本から探すなら、公式のグローバル通販サイトか、後述する注意点をふまえた通販サイトが選択肢になります。
結論から――システムは韓国のどこで買えるのか
先に結論を言うと、システムには「ここに行けば必ずある」という単独の路面店は、今回の調査では見つかりませんでした。韓国のコンテンポラリーブランドの多くがそうであるように、システムも新世界・現代・ロッテといった主要百貨店の売り場にテナントとして入る形が基本と見られます。特定の一店舗だけを覚えるより、「百貨店に入っているブランド」という前提で探すほうが、実際の買い物では近道かもしれません。
もう一つ押さえておきたいのが、システムはフランス・パリにグローバル旗艦店を構える、韓国発としては珍しい立ち位置のブランドだという点です。国内向けと海外向けで展開のかたちが違うため、「韓国で買う」「パリで買う」「日本で買う」の3つを分けて考える必要があります。次の見出しから、それぞれの現状を確認できた範囲で整理していきます。
システム(SYSTEM)とは――韓国のハンソムが手がけるブランド
システムは、韓国のファッション企業한섬(ハンソム)が展開するコンテンポラリーブランドです。ハンソムは現代百貨店グループ傘下の企業で、女性服ラインとしてのシステムは1990年に発売を開始しました。マンニッシュで都会的な雰囲気に、繊細なディテールを重ねるスタイルが特徴とされています。
2008年には男性服ライン「システム・オム(SYSTEM HOMME)」が加わり、メンズ・レディース両方の展開になりました。さらに2019年には海外市場向けに「システム・グローバルコレクション」を発表し、この年からパリ・ファッションウィークへの参加が始まっています。国内の定番ブランドから、海外にも展開を広げるブランドへと立ち位置が変わってきた時期といえそうです。
韓国国内の買い方――百貨店に入るテナント型ブランド
韓国国内でシステムを探すなら、まず思い浮かべたいのは百貨店です。ソウルなら狎鴎亭・清潭エリアの百貨店や、コンテンポラリーブランドが集まるフロアが候補になります。ただし今回の調査では、具体的にどの店舗の何階に入っているか、営業時間は何時から何時までかという一次情報までは確認できませんでした。
百貨店に入るテナント型のブランドは、出店・退店の入れ替わりが日本の百貨店以上に早いことがあります。せっかく現地まで足を運んで「もう入っていなかった」とならないよう、行き先を決めたら、その百貨店の公式サイトの店舗検索やフロア案内で、システムの入店有無を事前に確認するのが確実です。清潭エリアには他のコンテンポラリーブランドの直営店も集まっているため、漢南洞エリアとあわせて回る人も多いようです。
本記事では、システムの韓国国内の個別店舗名・住所・営業時間を断定していません。訪問前には、目的の百貨店の公式サイトまたは店舗の案内デスクで、最新の入店状況を必ず確認してください。
外国人観光客の免税はどうなるか
免税については、システム単体の制度を案内するページは今回見つけられませんでした。ただし、システムのように百貨店にテナント出店するブランドの場合、その百貨店全体で導入している外国人観光客向けの즉시환급(即時還付)制度の対象になっているケースが一般的です。買い物と同時にその場で税金分が差し引かれる仕組みで、後日払い戻しを待つ手間がかからないのが利点です。
とはいえ、対象になるかどうかはブランドごと・店舗ごとに条件が異なる場合もあるため、システムの商品を買う前に、百貨店の外国人向け案内デスクや観光案内ラウンジで確認しておくと安心です。パスポートの提示が必要になる場合が多いので、持ち歩くのを忘れないようにしたいところです。免税制度全体の仕組みについては市内での即時免税ガイドで詳しく整理しているので、あわせて読んでおくと当日の会計がスムーズになるはずです。
パリ旗艦店――グローバル展開のいま
システムのグローバル向け公式サイトを確認すると、フランス・パリの住所として「19 Rue de Saintonge, 75003 Paris」が掲載されていました。マレ地区と呼ばれる、古い建物とセレクトショップが混在するエリアの住所です。韓国発のコンテンポラリーブランドがパリに旗艦店を構えるのは、決して多い例ではなく、システムの海外展開の本気度がうかがえる部分かもしれません。
公式サイトでは「250ユーロ以上の注文で世界中に送料無料」「初回登録で10%オフ」といった案内も出ていて、カスタマーサポートの受付は月曜〜金曜の11時〜18時(中央ヨーロッパ時間)とされています。日本への発送に対応しているかどうかまでは、今回のページ確認だけでは断定できませんでした。海外通販を検討する場合は、注文前にサイト内の配送先設定で日本が選べるかを確認するのが確実です。
日本での買い方――伊勢丹新宿のポップアップが「日本初」だった
日本国内でシステムに触れられた確認できる唯一の機会は、2024年9月25日から10月1日にかけて、伊勢丹新宿店本館2階の「TOKYO Closet Re-style TOKYO」で開催されたポップアップイベントです。日本のファッションメディアの報道では、これが日本国内でのシステムの初お披露目だったと紹介されていました。
このときは2024年秋冬コレクションが展開され、ジャケットが97,900円〜174,900円、パンツが49,500円〜69,300円という価格帯で、シューズやバッグも扱われていたとのことです(いずれも2024年9月時点のポップアップ価格)。ボリューム素材のコートが157,300円、ハイネックニットが64,900円という紹介もありました(同・2024年9月時点)。ジャケット1着の価格は、国内旅行の飛行機チケット1往復分くらいの感覚と言えるかもしれません。ただしこれはあくまで2024年秋の一時的なイベント時点の価格で、現在の価格や取扱商品ではない点に注意してください。
SYSTEM公式のGLOBAL STOCKISTSページには、日本の取扱先としてUNITED ARROWS、CUL DE PARIS、1ER ARRONDISSEMENT、ESTNATION、ISETAN MENS、B’2nd、H BEAUTY&YOUTH、AP STUDIO、PAL – GALLARDAGALANTE、CURENSOLOGY、THE STAGE、NOBLEが掲載されています。各取扱先での販売開始日や売り場の常設性までは同ページに記載されていません(2026年9月15日確認)。気になる人は、システムの公式Instagramや伊勢丹新宿店の催事情報をこまめにチェックしておくと、次のポップアップの案内を見逃しにくくなるはずです。
日本から買うなら――オンラインで探す選択肢
日本に居ながらシステムを手に入れる方法としては、大きく分けて2つの道が考えられます。ひとつは、先ほど紹介したグローバル公式サイトからの海外通販。もうひとつは、Qoo10のような海外通販モールで似たテイストの韓国ファッションを探す方法です。ただし、Qoo10でシステムの正規品が扱われていると確認できたわけではありません。あくまで韓国発のレディースファッションを幅広く探せる場所のひとつとして捉えるのが正確だと思います。
Qoo10でレディースファッションを見る韓国コンテンポラリー系のアイテムを幅広く探せる
通販で韓国ブランドを探すときの基本的な注意点や、関税・配送でつまずきやすいポイントは韓国ファッションを日本へ通販する方法にまとめているので、初めて韓国発のオンラインショップを利用する人は目を通しておくと安心です。届くまでの日数や返品条件は、ショップごとに大きく違うことが多いので、注文前に必ず確認しておきたいところです。

下の図は、ここまで整理してきた「買える場所」を一覧にしたものです。確実な情報と、確認できていない情報を分けて見比べたい人は参考にしてみてください。
似たテイストの韓国ブランドとどう違うか
システムのようなコンテンポラリー系の韓国ブランドは、ここ数年でいくつも日本のファッション好きの間で話題になっています。カバーナットのようにストリート寄りのブランドもあれば、システムのようにマンニッシュでフォーマル寄りのブランドもあり、テイストの違いで選び分けるのが楽しいジャンルだと思います。系統をざっくり比較したいときはソウルのファッションブランド旗艦店ガイドもあわせて読むと、それぞれの立ち位置がつかみやすいはずです。
システムを選ぶ理由としてよく挙げられるのは、派手すぎない大人っぽさと、ジャケットやコートのシルエットの完成度の高さです。ロゴを前面に出すタイプのブランドとは違い、着る人を選びすぎない落ち着きが魅力かもしれません。逆に、はっきりしたロゴやストリート感を求める人には、少し物足りなく映る可能性もありそうです。
買う前に知っておきたい注意点
- 韓国国内の店舗情報は変わりやすいため、行く前に必ず百貨店の公式サイトで入店状況を確認する
- パリ旗艦店・グローバル公式サイトの情報は、訪問・注文前にサイト上の最新表示を確認する
- 日本の常設店は確認できていないため「日本のどこそこで買える」と決めつけない
- 通販サイトで見つけた商品が正規品かどうかは、出品者情報や商品説明を自分の目でも確かめる
特に気をつけたいのは、システムという名前がありふれているぶん、検索結果に無関係の情報が混ざりやすいことです。ブランドを示すときは「システム(SYSTEM)」または韓国語表記の「시스템」とあわせて検索すると、目的の情報に近づきやすくなります。焦って似たような名前の別ブランドを買ってしまわないよう、公式サイトのロゴやスペルを一度確認してから注文するくらいの慎重さがあってもよいと思います。
よくある質問
まとめ――システムは「百貨店で探す」ブランド
システムは韓国のハンソムが1990年に立ち上げたブランドで、国内は百貨店へのテナント出店が基本の展開と見られます。2019年からはパリ・コレクションにも参加し、パリのマレ地区にグローバル旗艦店を構えるなど、海外展開にも力を入れているブランドです。日本では2024年秋に伊勢丹新宿でポップアップが開かれたほか、SYSTEM公式のGLOBAL STOCKISTSにUNITED ARROWSやISETAN MENSなどの取扱先が掲載されています(2026年9月15日確認)。
- 運営元はハンソム(現代百貨店グループ傘下)、女性服1990年・男性服2008年発売開始
- 韓国国内は主要百貨店へのテナント出店が基本、個別店舗は訪問前に要確認
- パリのマレ地区にグローバル旗艦店あり(19 Rue de Saintonge, 75003 Paris)
- 日本は2024年秋の伊勢丹新宿ポップアップのみ確認、常設店の情報なし
- 日本からはグローバル公式サイトの海外通販か、注意点をふまえた通販モールが選択肢
ブランドの店舗情報も価格も変わりやすいジャンルなので、この記事の内容はあくまで目安として捉え、実際に足を運ぶ前や注文する前には、公式サイトや現地の店舗で最新情報を確認してください。
参考・出典
- ハンソム「システム」ブランドページ https://www.handsome.co.kr/ko/sy/studio.do (2026年9月15日確認)
- SYSTEM Official Global Site https://system1990.com/ (2026年9月15日確認)
- QUI「韓国ブランドSYSTEMが伊勢丹新宿店にて国内初となるポップアップを開催」https://qui.tokyo/news/2409-system-isetan-popup (2026年9月15日確認)

