コンポーズコーヒーはなぜ安い?値段と店舗の探し方

コンポーズコーヒーのテイクアウトカップを持つ女性が韓国の街角に立っている情景

韓国の街を歩いていると、緑色の看板を掲げた「컴포즈커피(コンポーズコーヒー)」を何度も見かけて、「なんでこんなに店が多くて、しかも安いの?」と気になった人は多いのではないでしょうか。似たような緑や茶色の看板の低価格コーヒーチェーンが並んでいる通りもあり、名前を覚えないまま素通りしてしまうこともありますよね。この記事では、コンポーズコーヒーが安い理由と考えられる背景、公式に確認できる看板メニューの値段帯、そして韓国旅行中に「一番近いコンポーズコーヒー」を自分で探す方法を、公的データと実店舗の注文アプリの実例をもとに整理します。

結論から

コンポーズコーヒーは2014年に釜山で生まれ、2022年に全国2,000店を突破した低価格コーヒーチェーンです。公正取引委員会が発表した2025年のフランチャイズ現況(2024年末基準)では加盟店数2,649店で、韓国のコーヒーチェーンの中で2番目に店舗数が多い規模でした(2026年9月15日確認)。値段は確認できた1店舗の注文アプリ実例でアメリカノがホット1,500ウォン・アイス2,500ウォンからと安価な水準。店舗を探すときは、名前だけを頼りに歩き回るより、地図アプリか公式アプリの店舗検索機能を使うほうが確実です。

目次

結論から――コンポーズコーヒーはなぜ安く、どう探すか

結論を先に言うと、コンポーズコーヒーが安いのは「1杯あたりの原価が極端に低いから」というより、「店舗数を増やして規模の経済を効かせているから」という理由が大きいと考えられます。公正取引委員会のデータで見ても2,000店を超える規模のチェーンで、これだけの店舗数があれば豆の仕入れや資材の調達を大量に・有利な条件で行いやすくなるはずです。加えて、自社で焙煎システムを持っていることを公式にアピールしている点も、卸業者を挟まない分のコストを抑える要因になっていそうです。

ただし正直に言うと、原価構造そのものを公開している一次資料までは見つけられませんでした。この記事で断定できるのは「規模が大きい」「自社焙煎を掲げている」という確認できた事実までで、そこから先の「だから安い」という因果関係は、業界でよく語られる一般論として紹介する形にとどめます。

探し方については、コンポーズコーヒーは店舗数が非常に多いぶん、逆に「どの店が近いか」が分かりにくいという声もあります。同じ通りに似た看板の低価格チェーンが並んでいることも多いため、名前を頼りに歩くより、後半で紹介する公式アプリや地図アプリの検索機能を先に開いておくほうが迷わずに済みそうです。


コンポーズコーヒーとは――釜山発、2014年開業のチェーン

コンポーズコーヒー(컴포즈커피)は、2014年1月13日に1号店をオープンした韓国のコーヒーチェーンです。本店の所在地は釜山広域市機張郡で、ソウルにも事務所を構えています。運営会社としての法人設立は2021年10月8日で、そこから2019年ごろの急拡大を経て、2021年に全国1,000店、2022年に全国2,000店を突破したという成長の経緯が確認できました(2026年9月15日確認)。

2024年にはフィリピンの食品企業グループが買収したという情報も複数の媒体で報じられていましたが、買収金額については情報源によって数字に幅があったため、この記事では扱いません。ブランドの運営自体が終了したという情報は無く、後述する通り2024年末時点でも加盟店数2,600店台という規模を維持しています。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、韓国の低価格コーヒーチェーンは看板の色使いが似ているものが多く、コンポーズコーヒーとメガコーヒーを歩きながら見分けるのはなかなか大変だと感じています。ロゴの書体をひとつ覚えておくだけでも、街歩き中の「あれ、どっちだっけ」がかなり減るはずです。

なぜ安いのか――規模と自家焙煎という理由

「で、結局なぜ安いの?」という疑問に先に答えると、確認できた範囲では大きく2つの理由が語られています。ひとつは店舗数の多さによる仕入れ規模のメリット、もうひとつは自社の焙煎システムを持っていることです。2,000店を超えるチェーンであれば、コーヒー豆や紙コップなどの資材をまとめて調達できる分、1杯あたりのコストを下げやすくなるという理屈は理解しやすいはずです。

公式側は自社を「美味しい低価格コーヒー」と位置づけ、豆の品質と自家焙煎の仕組みを強みとして紹介しています。これは企業側の発信であり、第三者機関が原価を検証したものではありませんが、少なくとも「安さと引き換えに豆の質を落としている」と明言している情報も見当たりませんでした。

一方で、加盟店側の負担が軽いから安いというわけでもなさそうです。後述するように、コンポーズコーヒーの開業費用は同じ低価格帯のチェーンの中でもむしろ高めという調査結果もあり、店を安く運営できる仕組みと、店を安く始められる仕組みは別物だと捉えておいたほうが実情に近いかもしれません。


全国にどれだけあるのか――公正取引委員会のデータで見る規模

「本当にそんなに店舗があるの?」という疑問には、公的な統計で答えるのが一番確実です。公正取引委員会が発表した2025年のフランチャイズ事業現況(2024年末基準)によると、韓国のコーヒーフランチャイズの加盟店数ランキングは、1位メガコーヒー3,325店、2位コンポーズコーヒー2,649店、3位イディヤコーヒー2,562店、4位ペクタバン1,712店、5位トゥーサムプレイス1,510店という順でした(2026年9月15日確認)。

低価格帯のコーヒーチェーンが上位を占めている一方で、加盟店の平均売上ランキングでは必ずしも店舗数の多いブランドが上位に来ていないという指摘もあります。店舗数の多さと、1店舗あたりの儲けの大きさは別の指標だという点は、これから開業を考える立場でなくても、街で見かける店舗数の多さをそのまま「儲かっている度合い」と結びつけない材料として覚えておいて損はなさそうです。

韓国の低価格コーヒーチェーンの加盟店数を多い順に並べた図

上の図は、公正取引委員会のデータをもとにした加盟店数の順位です。コンポーズコーヒーは1位ではないものの、2位につける規模のチェーンだと分かります。旅行中によく見かける緑の看板の正体が、実はこれだけの規模を持つチェーンだったと知ると、街歩きの見え方が少し変わるかもしれません。


看板メニューと値段帯――確認できた実例

肝心の値段について、確認できた1店舗(ソウル市内の加盟店)の注文アプリの実例を紹介します。店舗によって多少の差がある可能性はありますが、価格帯の目安として参考にしてください(2026年9月15日確認)。

メニュー ホット アイス
アメリカノ 1,500ウォン 2,500ウォン
ビッグポーズ・アメリカノ(大容量) 3,000ウォン 4,000ウォン
蜂蜜アメリカノ 2,300ウォン 3,300ウォン
カフェラテ 2,900ウォン 3,900ウォン
バニララテ 3,300ウォン 4,300ウォン
カフェモカ 3,500ウォン 4,500ウォン
黒糖カフェラテ 3,800ウォン 4,800ウォン

アメリカノがホット1,500ウォンというのは、日本の感覚だと自動販売機の缶コーヒー1本分くらいの金額感です。ラテ系やスムージー、エードになると4,000ウォン台まで上がりますが、それでも日本の大手チェーンのコーヒーと比べれば安めの水準だと感じる人が多いはずです。デザート類も、栗ティラミスが3,900ウォン、じゃがいもパンが3,000ウォンなど、シートマスク1〜2枚分くらいの感覚で試せる価格帯でした。

価格は店舗・時期・キャンペーンによって変わることがあります。この記事の金額は確認時点の一例であり、正確な価格は訪問する店舗の店頭表示やアプリの注文画面で確認してください。


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他の低価格チェーンとどう違うのか

韓国の低価格コーヒー市場には、コンポーズコーヒーのほかにメガコーヒーやペクタバンなど、似た価格帯のチェーンがいくつも存在します。加盟店の開業費用を比較した調査記事によると、コンポーズコーヒーの開業費用は合計で約1億ウォンとされ、比較された4ブランドの中でもっとも高い水準でした。内訳は加盟金550万ウォン、教育費220万ウォン、内装1,600万ウォン、設備5,500万ウォン、保証金500万ウォンなどで、特に設備費が大きいのが特徴です。

これは、メガコーヒーが回転率とテイクアウトを重視して設備投資を抑えている(設備費が約3,000万ウォンとされる)のに対し、コンポーズコーヒーはデザートや多様な飲料メニューを扱うために設備投資を厚くしているためだと考えられます。同じ「安いコーヒー」というくくりでも、店の作り方の方針は違うということですね。メガコーヒーについてはメガコーヒーの記事で個別に整理しているので、飲み比べてみたい人はあわせて読んでみてください。

韓国の低価格カフェチェーン全体の顔ぶれをまとめて把握したいなら、韓国のカフェチェーンをまとめた記事も参考になるはずです。似た看板が多いからこそ、それぞれの立ち位置を知っておくと街歩き中の「これは何のチェーンだっけ」が減らせそうです。


テイクアウト中心の店と、くつろげる店の違い

低価格コーヒーチェーンというと「テイクアウト専門の小さな店」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。実際、コンポーズコーヒーにもレジと受け取りカウンターだけの小型店は多く存在します。ただし調査した限りでは、コンポーズコーヒーの加盟プランには「15坪(約50平方メートル)以上のカフェ滞在型店舗を運営したい人」向けの案内もあり、デザートを楽しみながら座って過ごせるタイプの店舗も一定数存在するようです。

正直なところ、外観だけでどちらのタイプかを見分けるのは簡単ではありません。テイクアウトだけのつもりで入ったら、実は奥に座席があったというケースも考えられます。座って休みたいときは、事前に地図アプリの店舗写真や口コミを覗いておくと、無駄足を減らせるはずです。

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ソウルイン編集部正直、看板の色と大きさだけでは「これはテイクアウト専門か、座れる店か」の判断がつかないことが多いと思います。荷物が多い旅行中は、座席の有無を事前に確認しておくと安心かもしれません。

店舗の探し方――公式アプリと地図アプリを使い分ける

いちばん現実的な探し方は、韓国で広く使われている地図アプリで「컴포즈커피」と検索し、現在地から近い店舗を探す方法です。コンポーズコーヒー自体も公式アプリを提供しており、アプリ内の店舗検索機能を使えば、営業中の店舗を地図上で確認できる仕組みになっています。ただし今回、公式サイト(composecoffee.com)は日本からのアクセスがブロックされる状態だったため、この記事ではサイト上の具体的な操作画面までは確認できていません。アプリをインストールして使う場合は、まず現地の通信環境を整えてから試すのが確実です。

韓国語の店舗検索アプリやレビューサイトの使い方に不慣れな場合は、韓国の飲食店検索アプリの記事で基本的な使い方を先に押さえておくと、コンポーズコーヒーに限らずカフェ探し全般がスムーズになるはずです。

地図アプリで検索するときのコツとしては、店名の後ろに「점(店)」が付くことが多いので、候補が複数出てきたら「-역점」「-사거리점」のような立地名が付いた店舗名で、自分がいる場所に近いものを選ぶとよさそうです。似た名前の店舗が近くに複数あることも珍しくないため、ピンの位置と現在地の距離をよく確認してから向かうことをおすすめします。


スタンプ・クーポンを使うときの注意点

アプリを使う際に知っておきたいのが、過去に起きたスタンプ(ポイント)の消滅をめぐるトラブルです。報道によると、コンポーズコーヒーがアプリを改編する過程で利用者のスタンプが一方的に消滅し、放送通信委員会が是正措置の手続きに入ったことがありました。利用契約を一方的に解約した後、解約完了の事実を利用者に十分知らせていなかった点も問題視されたと報じられています(2026年9月15日確認)。

この一件を踏まえると、アプリを使う人は「貯めたスタンプやクーポンはこまめに使い切る」「アプリの改編通知が来たら内容を確認する」くらいの心構えを持っておくほうが安心かもしれません。せっかく貯めたポイントが気づかないうちに消えてしまうのは、コーヒー1杯分どころではない損失に感じる人もいるはずです。


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韓国旅行中にコンポーズコーヒーを使うコツ

韓国旅行中は、観光地を歩き回って喉が渇いたときや、次の予定まで少し時間が空いたときに、コンポーズコーヒーのような低価格チェーンが便利な選択肢になります。ホットのアメリカノなら1,500ウォンからと、両替した現金や交通系カードの残高を気にしすぎずに立ち寄れる価格帯なのはありがたいポイントです。会計の際にカードや交通系ICが使えるかどうかは店舗によって差がある可能性があるため、心配な人は少額の現金も用意しておくと安心です。

店員との会話は「アイスアメリカノ、ハナ ジュセヨ(아이스 아메리카노 하나 주세요)」のように、メニュー名+数字+ジュセヨの形で伝えれば、日本語が通じない店舗でも注文はできるはずです。座席の有無やコンセントの有無など、細かい設備は店舗ごとに差があるため、長居したい場合は先に店内の様子を見てから席を選ぶのが無難そうです。

カフェでの過ごし方や店員とのやり取りに不安がある人は、韓国のカフェのマナーをまとめた記事を先に読んでおくと、注文から退店までの流れがイメージしやすくなるはずです。旅行中に飲むコーヒーの選択肢を広げたい人は、韓国のおすすめコーヒーの記事もあわせてチェックしてみてください。


よくある質問

コンポーズコーヒーはどこの国のチェーンですか?
韓国・釜山で2014年に生まれたコーヒーチェーンです。その後全国に店舗を広げ、2024年末時点で加盟店数2,649店という規模になっています(公正取引委員会データ、2026年9月15日確認)。
日本にコンポーズコーヒーの店舗はありますか?
今回確認した情報の中に、日本国内への出店に関する記述は見つかりませんでした。現時点では韓国国内のチェーンとして展開されていると考えられます。海外出店の最新情報は公式サイトやニュースで確認してください。
値段はどの店舗でも同じですか?
今回確認できたのは1店舗の注文アプリの実例のみで、フランチャイズという業態上、店舗や時期によって価格が多少異なる可能性があります。正確な価格は訪問する店舗の店頭表示で確認してください。
クレジットカードは使えますか?
今回のリサーチでは決済手段についての一次情報までは確認できませんでした。韓国のカフェは概してカード決済に対応している店舗が多い傾向がありますが、心配な人は少額の現金も持っておくと安心です。

まとめ――コンポーズコーヒーは規模で支える低価格チェーン

コンポーズコーヒーは2014年に釜山で誕生し、2022年に全国2,000店を突破、2024年末時点で加盟店数2,649店という、韓国のコーヒーチェーンの中でも上位の規模を持つブランドです(2026年9月15日確認)。値段は確認できた実例でアメリカノがホット1,500ウォンからと安価な水準で、これは店舗数の多さによる仕入れ規模のメリットや自社の焙煎システムが理由として語られています。店舗を探すときは名前だけを頼りにせず、地図アプリや公式アプリの検索機能を先に開いておくのが確実です。

  • 2014年に釜山で誕生し、2024年末時点で加盟店数2,649店(公正取引委員会データ)
  • アメリカノはホット1,500ウォン・アイス2,500ウォンから(確認できた1店舗の実例)
  • 安さの背景は規模の経済と自社焙煎とされるが、原価構造の一次資料は非公開
  • テイクアウト専門の小型店と、座って過ごせる店舗の両方が存在する
  • アプリのスタンプ・クーポンはこまめに使い切るのが安心

価格や店舗数は今後も変わっていく可能性があります。この記事の内容はあくまで確認時点の目安として捉え、正確な最新情報は訪問する店舗や公式の案内で確認してください。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、コンポーズコーヒーのような低価格チェーンは「とりあえず入ってみる」くらいの気軽さが魅力だと感じています。看板の見分け方さえ覚えておけば、韓国旅行中の小休止がぐっと取りやすくなるはずです。

参考・出典

  • 韓国語版ウィキペディア「컴포즈커피」 https://ko.wikipedia.org/wiki/컴포즈커피 (2026年9月15日確認)
  • ZDNet Korea「메가커피, 커피 프차 매장 수 1위…매출 톱은 어디?」 https://zdnet.co.kr/view/?no=20260415171203 (2026年9月15日確認)
  • パスオーダー コンポーズコーヒー(ケポドン店)メニュー https://app.passorder.co.kr/normal/290172d6-2c48-4c0c-bd12-ac838bffdbd8/menus (2026年9月15日確認)
  • BizPick「빽다방은 가맹비 0원、컴포즈는 1억」 https://bizpickapp.com/magazine/low-cost-coffee-franchise-comparison-2026 (2026年9月15日確認)
  • デジタルデイリー「컴포즈커피、이용자 스탬프 임의 소멸 논란」 https://m.ddaily.co.kr/page/view/2026052111184362652 (2026年9月15日確認)
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