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「VTのシカクリーム、口コミがすごい数あるのに、読めば読むほどどれを買えばいいのか分からなくなる」——この沼、けっこうな人がはまっています。
・シカラインでまず1つだけ選ぶなら「CICA クリーム」の小容量(50mL)。理由は、VTのシカラインで唯一「本体クリームの容量が公表値として確認できるサイズ」で、肌に合うかどうかを小さい単位で見極められるから
・顔だけでなく手足にもたっぷり使う予定が決まっている人だけ、最初から100mLへ
・「シカ」は効果の名前ではなく、ツボクサエキスという成分の通称。ここを分けて考えると、口コミの読み方が一気にラクになる
・買う前に必ずパッチテスト。肌に異常が出たら使用を中止して皮膚科医に相談を
- 「シカ」の正体/日本の化粧品全成分表示ではどう書かれる成分なのか
- シカラインのSKU一覧/公式カテゴリに並ぶ商品を1つの表で横断比較
- 選ぶ判定リスト/肌質・使う面積・スキンケアの手数から逆算する
- 正規品と並行輸入品/同じ商品名でも出品が分かれる仕組みと見分け方
そもそも「シカ」とは何か——成分名を先に整理する
韓国コスメの棚で 시카(シカ)の文字を見ない日はありません。ただ、この言葉がやっかいなのは、「シカ」が商品の効果を表す言葉ではなく、原料の通称だという点です。
日本の化粧品は、配合されている成分を「化粧品の成分表示名称」というルールで表記します。いわゆるシカ系コスメの中心になっている原料は、この表示ルール上では「ツボクサエキス」と書かれます(出典:化粧品成分オンライン/日本化粧品工業連合会系データベース、2026年8月13日確認)。パッケージに大きく「CICA」と書かれていても、裏の全成分表示を見ると ツボクサエキス と印字されている——これが実態です。
つまり「CICA」はブランドや業界で広く使われる通称であって、法定の成分表示名称ではありません。ここを分けておくと、「シカって書いてあるのに何も書いていない商品」に出会ったときも、裏面を見れば自分で判断できるようになります。
ツボクサエキスの中にある成分名
もう一段だけ細かい話を。ツボクサエキスの中に含まれる代表的な成分として、マデカッソシドやアシアチコシドといった名前が報告されています。含有量の目安はマデカッソシドが0.29〜6.09%、アシアチコシドが0.5〜3.7%とされますが、これは二次情報経由の参考値で、一次データベースの原典まで当たれていません。数字そのものより「そういう名前の成分がツボクサエキスの中にある」という関係を覚えておけば十分です。
ほかに「アジア酸(アシアチン酸)」「マデカッソ酸(マデカシン酸)」という表記も見かけます。名前が似ていて紛らわしいのですが、全部ばらばらの別成分ではなく、ツボクサ由来という同じ出自を持つグループだと捉えるとスッキリするはず。

成分表示の読み方そのものをもう少し深く知りたい人は、韓国コスメの成分の読み方をまとめた記事もあわせてどうぞ。裏面のカタカナの列が、意味のある情報に見えてきます。
シカラインのSKUを1つの表で並べる
VTのシカラインは「クリーム」だけではありません。公式オンラインストアのCICAカテゴリには、化粧水から洗顔、シートマスク、パウダーまで並びます。まずは全体像から。
| 商品名(公式表記) | 容量・入数 | 公式の用途・カテゴリ | こんな役割 |
|---|---|---|---|
| CICA クリーム | 公式カテゴリページでは容量表記を確認できず | フェイスクリーム | ラインの入口。まず1つならここ |
| CICAクリームプラス トラエディション | 同上(未確認) | フェイスクリーム | クリームの上位・派生版 |
| CICA レチノール セラム PLUS | 同上(未確認) | 美容液(セラム) | レチノール系を足したい人向け |
| CICA スキン | 200mL/510mL | 化粧水(トナー相当) | 大容量。ライン使いの土台 |
| CICA エマルジョン | 200mL/500mL | 乳液 | クリームより軽い質感の担当 |
| CICA マイルドトナーパッド | 60枚入 | 拭き取り化粧水パッド | 朝の時短、手数を減らしたい人 |
| CICA デイリースージングマスク | 30枚入 | シートマスク | 毎晩1枚なら、ちょうど1か月分 |
| CICA デイリースージングマスク2X | 25枚入 | シートマスク | 週2回のご褒美なら約3か月分 |
| CICA VCマスク | 9枚入 | シートマスク | 枚数が少ない。お試しや旅行用 |
| CICA マイルドフォームクレンザー | 未確認 | 洗顔料 | 洗顔からラインで揃えたい人 |
| プロCICA クリアスポットパッチ | 未確認 | スポットケアパッチ | 部分用アイテム |
| CICA ノーセバム マイルドパウダー/UVパウダー | 未確認 | フェイスパウダー | ベースメイク側の受け皿 |
出典:VT COSMETICS JAPAN公式オンラインストア CICAカテゴリ(2026年8月13日確認)。容量が「未確認」の行は、カテゴリ一覧ページ上で表記を取得できなかったもの。購入前に商品個別ページでご確認ください。
この表を作って気づいたことが1つ。ネットでよく見る「シカトナー」「シカバーム」といった呼び名は、公式カテゴリページ上では見つかりませんでした。化粧水は「CICA スキン」、レチノール系のセラムは「CICA レチノール セラム PLUS」という名前です。海外表記や旧商品名が混ざって流通している可能性があるので、名前で検索するときは公式の表記に寄せたほうが確実。
シートマスクの行が3つあるのを見て「マスクだけでいいかも」と思った人は、韓国のシートマスクの選び方のほうが向いているかもしれません。枚数と単価の考え方が変わります。
どれを選ぶ? 3つの質問で決める判定チェックリスト
SKUを並べても、結局は自分の条件に落とすところが難しいところ。ソウルイン編集部で整理した判定手順がこちらです。上から順に、Yes/Noで進んでください。
- 質問1:シカ系のアイテムを使ったことがある?/「ない」なら、迷わず小容量のクリームから。ライン一式を先に揃えるのは、肌に合うと分かってからで遅くありません
- 質問2:塗るのは顔だけ?/顔だけなら小容量で回ります。首・腕・脚まで塗る予定があるなら大容量。ここは面積の話であって、肌質の話ではないところがポイント
- 質問3:スキンケアに何ステップかけられる?/2ステップまでの人はクリーム1本+パッドで完結。4ステップ以上かけられる人は、化粧水(CICA スキン)と乳液(CICA エマルジョン)を足すと質感を調整できます
- おまけの質問:日中も使いたい?/日焼け止め下地まで同じラインで揃えるなら、UVトーンアップベースが受け皿になります
敏感肌で「そもそも新しいものを試すのが怖い」という人は、敏感肌向けの韓国コスメの選び方を先に読んでから戻ってきてください。試し方のルールを決めておくと、失敗の総量が減ります。
商品ごとの解説(公表されている情報だけで)
VT CICA クリーム 50mL|まず1つ選ぶならここ
ブランドはVT COSMETICS、Amazonでの掲載表記は「VT CICA クリーム(Cica Cream)」、容量は50mLです。メーカーが公表しているカテゴリはフェイスクリーム。シカラインの中で入口にあたるアイテムで、公式の商品説明でもツボクサエキスの配合が示されています。
向く人:シカ系コスメが初めての人、少量から試したい人、旅行用に小さいサイズを持ちたい人。逆に、顔以外にも塗る予定が決まっているなら次の100mLへ飛んでください。
CICA Cream 100mL|面積で選ぶ大容量
同じくVT COSMETICSの、Amazon掲載表記が「【正規品】CICA Cream 100ml Large Capacity Moisturizer」となっている100mLサイズ。カテゴリは同じくフェイスクリームですが、位置づけは大容量版です。なお、アットコスメの商品情報ページでは、CICAクリームの発売日を2020年3月1日、容量の記載例を100mLとしています(2026年8月13日確認。VT公式ページ側での併記は未確認)。
向く人:顔だけでなく首・デコルテ・腕まで使う人、家族で共有する人、リピートが確定している人。「安いから大きいほう」ではなく「使う面積が広いから大きいほう」で選ぶのが、失敗しない考え方です。
レチノールAタイプ|シカ系から一歩進めたい人へ
VT CICA クリームには複数タイプがまとめられたバリエーション商品があり、その代表表記としてレチノールAクリーム 0.05が掲載されています。容量はバリエーション商品のため個別確認が必要で、今回の調査では確定できませんでした。購入画面でサイズを必ず確認してください。
向く人:シカのクリームをひととおり使ったうえで、レチノール系のアイテムを取り入れてみたい人。向かない人:初めてのシカ系、かつ初めてのレチノール系という重ね方をする人。変数を2つ同時に増やすと、肌に何かあったときの切り分けができません。
CICA UV トーンアップ ベース|日中側の受け皿
スキンケアではなくベースメイク側のアイテム。公表スペックはSPF50+/PA++++で、4タイプ展開です。容量は今回確認できていないため、購入ページの表記を見てください。カテゴリとしては日焼け止め下地にあたります。
向く人:シカラインで夜のケアを固めたので、朝の下地も同じラインで揃えたい人。単体で「これだけ買う」タイプの商品ではなく、ラインの拡張として考えるのが自然です。
口コミの「件数」と「平均点」の読み方
VTのシカクリームは、クチコミサイトでの投稿数がとにかく多いアイテムです。2026年8月13日時点で確認できた数字を並べます。
| サイト | クチコミ件数 | 平均評価 |
|---|---|---|
| LIPS | 3,598件 | 4.06/5 |
| アットコスメ | 3,415件 | 公表値未取得 |
| モノシル | 54件 | 3.60 |
各サイトの掲載値(2026年8月13日確認)。母数も評価軸もサイトごとに異なるため、点数の単純比較はできません。
ここで大事なのは、件数が多い=自分に合う、ではないということ。件数が多いアイテムは「試した人が多い」という事実を示すだけです。平均点も、母数54件と3,598件では意味がまるで違います。
編集部として提案したい読み方は3つ。①同じ肌質の人の投稿だけを拾う(サイトの絞り込み機能を使う)。②低評価から先に読む(合わなかった理由が具体的に書かれていることが多い)。③投稿日を見る(リニューアル前後で中身が変わっている可能性がある)。この3つを通すと、3,598件が20件くらいまで減って、ようやく参考になります。
他のライン・他ブランドと比べる
リードルショット|VTのもう1つの看板
VTを語るうえで外せないのが、針状の美容液として知られるReedle Shot(リードルショット)シリーズ。Amazonでは「Reedle Shot Pore Firmness Skincare Serum Essence」という表記で掲載されています。容量表記は今回確認できていません。
ただし、「シカクリームよりリードルショットのほうが売れている」といった売れ行きの比較は、今回の調査では裏付けが取れませんでした。話題性が高いシリーズであることは確かですが、順位や販売数の比較は書かないでおきます。位置づけとしては、シカクリームと同じラインの代替ではなく併用・ステップアップ先の美容液。使う順番を整理したい人は韓国式スキンケアの順番を先に。
他ブランドのツボクサエキス配合アイテム
ツボクサエキスを使ったアイテムはVTだけの専売ではありません。クリーム以外の形で試したいなら、SKIN1004の「マダガスカルセンテラ アンプル」(100mL)のような美容液タイプという選択肢もあります。クリームが重いと感じるタイプの人は、こちらの形状のほうが続くかもしれません。
ブランドごとの立ち位置がまだ頭に入っていない場合は、韓国コスメの人気ブランドランキングで全体地図を先に見ておくと、比較が早くなります。
向かない人・注意したいこと
ここは飛ばさずに読んでください。シカ系のアイテムは「敏感肌向け」という文脈で語られることが多い一方で、誰の肌にも合う化粧品は存在しません。植物由来のエキスだから安全、という発想は成り立たないところです。
- 使う前にパッチテスト/腕の内側など目立たない部分に少量を塗り、時間をおいて変化がないかを確かめてから顔に使う
- 異常が出たら即中止/赤み・かゆみ・刺激感・ぶつぶつなど、いつもと違う反応が出たらすぐ使用をやめて、皮膚科医に相談してください。自己判断で塗り続けないこと
- 肌トラブルの治療目的で買わない/化粧品は医薬品ではありません。治したい症状があるなら、まず医療機関へ
- 変数を増やしすぎない/新しいアイテムは1つずつ。同時に3つ変えると、合わなかったときに原因が特定できません
- レチノール系は別枠で考える/シカ系と同じ感覚で扱わず、公式の使い方に従い、不安があれば専門家に相談を
正規品と並行輸入品の見分け方
ここが今回いちばん実用的なパートかもしれません。정품(正規品)と並行輸入品は、通販サイト上では同じ商品名で並んでいることがあるためです。
仕組み:同じ商品でも「出品」が分かれる
実例として、Dr.Jart+のシカペア系クリームには、正規品として案内されている出品と、並行輸入品として案内されている別出品の両方が存在することを確認しました(2026年8月13日確認)。商品ページのURLもASINも別で、販売価格にも差が出ています。同じ棚に見えて、実は別の商品ページ、というわけです。
チェックする4か所
- 販売元の表記/VTの場合、Amazonに「VT COSMETICS JAPAN公式」というストアページが存在します(2026年8月13日確認)。誰が売っているかを商品名の下で確認する
- 商品名に「並行輸入品」の記載がないか/記載がある出品は、そのまま並行輸入品です。隠されているわけではなく、書いてあることが多い
- 日本語表示ラベルの有無/日本国内向けの正規流通品は、日本語の成分表示や輸入元の記載が付きます。商品画像で裏面が確認できるかを見る
- 不自然な価格差/同じ容量・同じ商品名で価格が大きく違うときは、たいてい流通ルートが違います。安さそのものが悪いのではなく、違いを知ったうえで選ぶのが大事
そのDr.Jart+のシカペア系クリーム(シカペア インテンシブ Sリペア クリーム、50mL)は、公式・正規品として案内されている出品が存在します。VTのシカクリームと価格帯の違う機能性クリームを比較検討したい人の、比較対象として分かりやすい1本。
公式ストアという選択肢
VTは楽天にも公式店を出しており、CICAカテゴリには21件の商品が掲載されています(2026年8月13日確認)。並行輸入かどうかで悩む時間が惜しいなら、最初から公式店で買ってしまうのが早い。セール時期にまとめて買いたい派なら、Qoo10メガ割の攻略で買い時の作り方を確認しておくと、同じ予算でも手に入る量が変わります。
現地で買う予定がある人は、オリーブヤングで買うお土産コスメもどうぞ。日本で買うより種類が多い場面があります。
よくある質問
まとめ:今日やることは、1つだけ
情報を詰め込みましたが、今日やることは「小容量のシカクリームを1つ、カートに入れる」だけで十分です。ラインを揃えるのは、それが自分の肌に合うと分かってからで遅くありません。
1. 選ぶ/顔だけなら50mL、首や腕まで使うなら100mL。面積で決める
2. 確かめる/届いたらパッチテスト。腕の内側で時間をおいて、変化がないかを見る
3. 足す/2週間なにもなければ、化粧水やパッドを1つだけ追加。同時に増やさない
最後にもう一度、この記事と組み合わせて読んでほしい3本を置いておきます。韓国コスメの人気ブランドランキングでブランドの地図を持ち、敏感肌向けの韓国コスメの選び方で試し方のルールを決め、韓国コスメの成分の読み方で裏面が読めるようになる。この3つが揃うと、次からは口コミを何千件も読まなくても自分で決められるようになります。
肌に異常を感じたときは、使用を中止して皮膚科医にご相談ください。ここだけは、どのコスメを選ぶときも変わらない共通ルールです。
参考・出典
- VT COSMETICS JAPAN公式オンラインストア CICAカテゴリ(SKU一覧・容量・カテゴリ)/ https://vtcosmetics.jp/category/cica/51/ /2026年8月13日確認
- 化粧品成分オンライン「ツボクサエキス」(日本の化粧品成分表示名称)/ https://cosmetic-ingredients.org/skin-conditioning-miscellaneous/551788/ /2026年8月13日確認
- 化粧品成分データベース(成分表示名称の確認)/ https://www.cosmetic-info.jp/jcln/detail.php?id=1202 /2026年8月13日確認
- アットコスメ 商品情報(発売日・容量の記載例)/ https://www.cosme.net/products/10192740/ /2026年8月13日確認
- LIPS クチコミ件数・平均評価/ https://lipscosme.com/products/348457/review /2026年8月13日確認
- アットコスメ クチコミ件数/ https://www.cosme.net/products/10192740/review/ /2026年8月13日確認
- モノシル クチコミ件数・平均評価/ https://monocil.jp/items/12731/ /2026年8月13日確認
- VT公式楽天市場店 CICAカテゴリ(掲載商品点数)/ https://item.rakuten.co.jp/vtcosmetic-official/c/0000000116/ /2026年8月13日確認
- Amazon「VT COSMETICS JAPAN公式」ストアページ(公式ストアの存在確認)/2026年8月13日確認
※本記事の内容は2026年8月13日時点で公表されている情報にもとづく整理です。商品の容量・仕様・取り扱いは変更される場合があるため、購入前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

