3回目の韓国旅行はどこへ行く?地方・体験・季節で選ぶ

地方への小旅行・市内の伝統体験・秋の期間限定行事を並べて3回目の韓国旅行の行き先を考えるイメージ

本記事にはプロモーションを含みます。

明洞のコスメ店も、弘大の路地も、カンナムのカフェも一通り歩いた。2回目でソウルの外——水原や南怡島あたりにも足を延ばした。そんな3回目、「次はどこ」で手が止まる人、多いですよね。

結論から

3回目で迷うのは、行き先の候補が減ったからではなく、「観光地を回る」という滞在の目的そのものを変える段階に来ているからです。選び方は大きく3つ。ソウルの外の地方へ出るか、ソウル市内で”体験する”側に回るか、秋の期間限定イベントに合わせて日程を組むか。この記事では、公式情報で所要時間や営業を確認できた行き先・体験だけを、この3つの軸で整理します。

目次

3回目で行き先に迷うのは、選択肢が減ったからではない

1回目は定番を押さえるモデルコースをなぞればよかった。2回目は同じジャンルを別エリアに置き換えるという考え方で、景福宮の次は昌徳宮、明洞の次は成水洞、と選べば迷わずに済んだはず。では3回目はどうか。「もう行き尽くした」と感じるとしたら、それは選択肢が本当に尽きたからではなく、これまでと同じ物差し——観光地を見て回るという物差し——で候補を探しているからかもしれません。

実際には、ソウルから日帰り・1泊で出られる地方はまだ複数残っていますし、市内にも「見る」から「する」に切り替えられる体験がいくつもあります。加えて、秋(9〜10月)は期間限定のイベントが重なる時期でもあります。3回目の壁は「行き先が無い」ではなく、「同じ探し方を続けている」ことのほうが大きいはずです。

  • 1回目:定番エリアを一通り回る
  • 2回目:同じジャンルを別エリアに置き換える
  • 3回目:滞在の目的そのものを変える(地方/体験/季節)

選び方は3つに割れる:地方へ出る/体験を入れる/季節で決める

3回目の行き先の決め方は、大きく3つの方向に割れます。①ソウルの外、地方へ出る。春川や坡州のように日帰りしやすい場所から、全州・慶州・安東のように移動込みで1日仕事になる場所まで幅があります。②ソウル市内で”体験する”側に回る。宮殿や市場を「見る」のではなく、伝統酒の試飲や韓屋での工芸体験のように、その場で手や舌を動かす過ごし方です。③秋の期間限定イベントに日程を合わせる。宮中行事や地方のフェスティバルは、その時期にしか体験できません。

どれか1つに絞る必要はなく、日程の長さに応じて組み合わせるのが現実的です。2泊3日なら1つの軸に絞り、3泊4日なら「地方1日+市内体験1日」のように2つを組み合わせる、という考え方は、この記事の後半(日程別モデル)でも詳しく触れます。

3回目の韓国旅行の選び方が、地方へ出る・体験を入れる・季節で決めるの3方向に分かれることを示す図

地方へ出る①春川・坡州——日帰りがいちばん現実的な2つ

地方に出る選択肢の中で、移動時間だけ見ればもっとも身構えずに済むのが춘천(春川)です。清凉里駅からITX-青春号で約58分(龍山駅からは約1時間15分)。コーヒーを1杯ゆっくり飲むくらいの時間で着く距離感です(2026年8月20日確認)。닭갈비(タッカルビ)など食も軽い目的になり、明洞・弘大とは違う「近くの自然」を感じられる行き先として案内されています。

もう1つが파주(坡州)のヘイリ村。弘大入口駅・合井駅から2200番バスで約45分(運行間隔10〜15分)です(2026年8月20日確認)。アート施設が集まるエリアで、週末・祝日には臨津閣平和ヌリまで延長運行する7300番の2階建てバスも出ています。すでに2回目で水原や南怡島に行った人でも、坡州は違うタイプの近郊として候補に残ります。

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ソウルイン編集部正直、この2つは「地方に出る」というよりソウルの延長線上にある感覚です。3回目で地方デビューするなら、まずはこのどちらかから試すのが失敗しにくいと思います。

地方へ出る②全州・慶州・安東——移動込みで1日仕事になる距離

전주(全州)は龍山駅からKTX全羅線で約1時間43分〜46分(2026年8月20日確認)。韓屋村と食文化が目的になる行き先で、日帰りは十分可能とされています。ただし駅から韓屋村まではタクシーで10〜15分、バスなら約25分ほど別途かかる点は見込んでおきたいところです。

경주(慶州)へはソウル駅からKTX京釜線で約2時間0分〜2時間15分(2026年8月20日確認)。新羅の史跡や仏国寺が目的になります。なお駅名は以前「신경주역(新慶州駅)」と呼ばれていましたが、2023年12月28日付で正式に「경주역(慶州駅)」へ改称されています。古い表記のまま調べると情報が混乱するので注意してください。

안동(安東)は清凉里駅からKTX-移음(中央線)で約1時間52分〜2時間22分、ソウル駅発着便は約2時間40分前後です(2026年8月20日確認)。河回村や伝統文化が目的になる行き先で、後述する秋のフェスティバル期間とも重なります。

この3つはいずれも日帰り自体は可能ですが、移動だけで片道2時間前後、往復では4時間を超えます。市内観光と同じ日に詰め込むと、現地での滞在時間が想像より短くなりがちです。


地方へ出る③江陵・束草——海に出るなら1泊が現実的

海を見に行きたいなら강릉(江陵)。ソウル駅からKTX江陵線で約1時間55分〜2時間、1日15本前後が運行しています(2026年8月20日確認)。海沿いのカフェ通りが目的になる、定番からもう一歩踏み出した”海”の選択肢です。

속초(束草)は鉄道がまだ直結しておらず、ソウル高速バスターミナルから高速バスで約2時間20分(1日40便、始発06:00・最終23:30)というのが確認できた目安です(2026年8月20日確認)。雪岳山や海鮮市場が目的になりますが、往復だけで4時間40分を超えるため、日帰りだと現地での時間がかなり短くなります。

さらに足を延ばした통영(統営)は、高速バスで片道約4時間10分(深夜便で約3時間50分)、KTXとバスを乗り継いでも合計3時間30分以上かかります。「意外と近そう」に見えても、3回目の日帰り圏には入りません。行くなら1泊以上を前提に日程を組んでください。

海の街を1泊込みで検討するなら、江陵・束草のどちらかに絞り、市内観光の日とは分けて考えるのが現実的です。もっと遠くまで韓国のもう1つの顔を見たいなら、釜山2泊3日モデルコースのように、思い切って別の都市に切り替える手もあります。


ソウル市内で「体験する」側に回る

地方まで出る時間が取れない日程でも、市内で”体験する”側に回るだけで3回目らしい1日になります。安国駅2番出口から130mの전통주갤러리(伝統酒ギャラリー)は、火〜日12時〜18時、毎正時に試飲があり、15〜16時は外国人専用枠です(2026年8月20日確認)。予約はネイバー予約で8名分、当日枠も2名分用意されています。

한국의집(韓国の家)では伝統公演と食事がセットになった1部18:30〜19:30・2部20:30〜21:30の回があり、予約はネイバー予約経由です(2026年8月20日確認)。もう少し軽い体験なら、남산골한옥마을(南山谷韓屋村)の伝統体験プログラムは4月3日〜10月25日運営(7〜8月の酷暑期は休止)、10時〜17時(昼休み除く)でネイバー予約と当日空席受付の両方に対応しています(2026年8月20日確認)。

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ソウルイン編集部意外とおすすめなのが鷺梁津水産市場の未明の競売見学。市場自体は常時営業していて予約不要なので、朝が強い人・夜型で朝まで起きている人には相性がいいはず。ただし競売は貝類01:00〜、高級鮮魚01:30〜という時間帯なので、誰にでも向くわけではありません。

体験は予約枠が埋まりやすいものもあるため、日程が決まったらまとめて候補を見ておくと動きやすくなります。

ソウルの体験・ツアーを探す日本語で予約できるものに絞れます

国立国楽院の常設公演は、現地窓口「風流舎廊房」(月〜土9〜18時)での予約が中心です(2026年8月20日確認)。オンライン完結ではない体験もあるので、当日の動き方は事前に調べておくと安心です。


秋(9〜10月)なら季節限定のイベントに合わせる

창덕궁 달빛기행(昌徳宮月あかり紀行)は9月10日〜10月17日(木〜日)に開催予定。1部は19:10/19:15/19:20開始、2部は20:00/20:05/20:10開始で、各回28名(全期間3,864名)という規模です。外国人専用回は9月20日・27日、10月4日・11日の4日間設定されていて、チケットは8月28日午前9時からCreatripで先着販売されます(2026年8月20日確認)。

地方に出るなら、フェスティバルに時期を合わせるのも1つの型です。안동국제탈춤페스티벌(安東国際仮面舞フェスティバル)は9月24日〜10月4日の11日間、タルチュム公園や旧市街、河回村一帯で開催され、24か国28チームが参加します(2026年8月20日確認)。전주비빔밥축제(全州ビビンバ祭り)は10月2日〜4日、徳津公園で開催予定です(2026年8月20日確認)。

慶州の新羅文化祭は、2026年版の公式日程が本稿執筆時点(2026年8月20日)でまだ発表されていません。2025年は10月10日〜12日でしたが、年によって時期が動くため、今年の日程として案内はできません。同じ理由で、紅葉の見頃も気象庁の2026年公式予測が例年9月末発表のため、この記事の時点では具体的な日付を出せません。行くタイミングを紅葉基準で決めたい人は2026年の韓国の紅葉についての記事で発表され次第の情報を確認してください。

季節限定イベントは日程が決まっているぶん、旅行日程のほうをイベントに合わせて動かす必要があります。3回目で「今しか見られないもの」を軸に考えるなら、まず候補のイベント日程を押さえてから航空券やホテルを検討するのが手戻りが少ない順番です。


詰め込みすぎない。移動時間の見積もり方

3回目でありがちな失敗が、地方への日帰りと市内観光を同じ日に詰め込んでしまうことです。安東は片道約2時間20分〜2時間40分、慶州は片道約2時間強。往復だけで4時間半〜5時間かかる計算になり、シートマスクを3枚使い切るくらいの移動時間、と考えると距離感がつかみやすいはずです。ここに市内観光まで足そうとすると、移動で1日がほぼ終わってしまいます。

特に安東国際仮面舞フェスティバルの期間(9/24〜10/4)は、中央線KTX-移음の混雑や満席が想定されます(実測の混雑データは確認できていないため断定はしませんが、思い立って日帰りしにくい可能性はあります)。イベントに合わせて行くなら、往復の座席は早めに押さえておくほうが安心です。

  • 地方1か所につき、その日は「地方だけ」で1日を使い切る想定にする
  • 移動片道1時間未満(春川・坡州)以外は、同日に市内観光を足さない
  • 期間限定イベントに合わせるなら、移動の座席は早めに確保する

日程別モデル:2泊3日と3泊4日で何を入れるか

2泊3日なら、軸は1つに絞るのが現実的です。1日目は市内で体験する日(伝統酒ギャラリーや南山谷韓屋村など)、2日目は地方へ日帰り(春川か坡州のどちらか、移動片道1時間未満の場所)、3日目は帰国前の余裕枠という組み方であれば、移動に追われずに回れます。

3泊4日まで日程があるなら、2つの軸を組み合わせられます。1日目は市内体験2日目は地方へ日帰り(春川・坡州、または全州・慶州・安東のいずれか1つ)、3日目は秋の期間限定イベントがあればその日程に合わせ、なければ市内のもう1エリア、4日目は帰国前の余裕枠という型です。全州・慶州・安東を入れる日は、その日は他の予定を入れずに移動と観光だけで使い切るつもりでいたほうが安全です。

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ソウルイン編集部欲張って地方2か所を1つの日程に入れたくなる気持ちはわかるのですが、正直、3回目でも移動の見積もりを甘くすると疲れだけが残ります。1回の旅で地方は1か所、と決めておくくらいがちょうどいいはず。

宿泊エリアは、地方へ出る日の起点になる駅・ターミナルに近いかどうかで選ぶと朝の移動が楽になります。ソウルのホテルはどのエリアに取るかの記事も参考にしながら、日程に合わせて探してみてください。

ソウルのホテルを日程から探す地方へ出る日は移動の起点で選ぶと楽です

宿泊料金は時期によって変動が大きいため、この記事では金額を書きません。日程が固まってから、候補エリアを絞って検索するのがおすすめです。


よくある質問

3回目で地方に出るなら、まずどこがおすすめ?
移動時間だけで見れば、春川(清凉里駅から約58分)と坡州(弘大入口・合井駅からバス約45分)が最も現実的です。地方デビューの1回目としては、この2つのどちらかから試すと日程が組みやすいです。
全州・慶州・安東は日帰りできる?それとも1泊したほうがいい?
移動時間だけを見れば日帰りは可能です(全州は片道約1時間43分〜46分、慶州は約2時間0分〜2時間15分、安東は約1時間52分〜2時間22分)。ただし往復で4時間前後かかるため、市内観光を同じ日に足すと現地滞在が短くなりがちです。ゆっくり回りたいなら1泊も選択肢に入れてください。
2回目で水原・南怡島・仁川に行きました。3回目はどう違いますか?
この記事は、2回目でよく候補に挙がる近郊とは別の行き先・体験を軸にしています。同じ近郊エリアをもう一度回るのではなく、地方へ距離を伸ばすか、市内で”体験する”側に回るか、季節限定のイベントに合わせるか、という選び方の違いで差をつけられます。
秋の紅葉に合わせて日程を決めたいのですが、いつが見頃ですか?
2026年の紅葉ピークは、気象庁の公式予測がこの記事の時点(2026年8月20日)ではまだ発表されていません。例年9月末ごろに発表されるため、日程を紅葉基準で決めたい場合は、発表され次第の最新情報を公式サイトで確認してから航空券・宿泊を押さえるのが安全です。

まとめ

  • 3回目で迷うのは行き先が減ったからでなく、滞在の目的を変える段階に来ているから
  • 選び方は「地方へ出る」「市内で体験する」「季節に合わせる」の3方向
  • 地方は春川・坡州が日帰りに現実的。全州・慶州・安東は移動込みで1日仕事、江陵・束草は1泊が現実的
  • 市内体験は伝統酒ギャラリー・韓国の家・南山谷韓屋村・鷺梁津水産市場などが公式に営業を確認できた
  • 秋は昌徳宮月あかり紀行・安東国際仮面舞フェスティバル・全州ビビンバ祭りが期間限定候補
  • 地方1か所につき1日を使い切る想定で、詰め込みすぎない日程を組む

2回目の近郊選びを振り返りたい人は2回目の韓国旅行はどこへ行くかの記事、水原・南怡島の具体的な回り方は水原華城の日帰りガイド南怡島日帰りガイドもあわせてどうぞ。市内でショッピングを組み込みたい人はソウルのポップアップストアガイドも参考になります。

参考・出典

  • コレイル公式サイト「KTX江陵線時刻表」 https://korailtalk.co.kr/590/ (2026年8月20日確認)
  • コレイル公式サイト「KTX全羅線時刻表」 https://korailtalk.co.kr/24/ (2026年8月20日確認)
  • コレイル公式サイト「中央線KTX-移음時刻表」 https://korailtalk.co.kr/697/ (2026年8月20日確認)
  • コレイル公式サイト「ITX-青春時刻表」 https://korailtalk.co.kr/11/ (2026年8月20日確認)
  • train.asamaru.net「ソウル駅⇔慶州駅時刻表」(国土交通部公共データポータル基準) https://train.asamaru.net/ (2026年8月20日確認)
  • NEWSIS「신경주역→경주역 改称報道」 https://www.newsis.com/view/NISX20231227_0002572940 (2026年8月20日確認)
  • koreacharts.com「ソウル→束草 高速バス時刻表」 https://bus.koreacharts.com/express-bus-terminal/NAEK010/NAEK230.html (2026年8月20日確認)
  • ヘイリ芸術村公式アクセス案内 https://www.heyri.net/guide/?bmode=view&idx=11139158 (2026年8月20日確認)
  • ヘラルド経済「2026年下半期 昌徳宮月あかり紀行」報道 https://biz.heraldcorp.com/article/10843812 (2026年8月20日確認)
  • 韓国の家公式サイト https://www.kh.or.kr/kh (2026年8月20日確認)
  • 伝統酒ギャラリー公式サイト https://thesool.com/ (2026年8月20日確認)
  • 南山谷韓屋村公式サイト https://hanokmaeul.co.kr/ (2026年8月20日確認)
  • 国立国楽院公式公演スケジュール https://www.gugak.go.kr/site/program/performance/month_list?menuid=001001001 (2026年8月20日確認)
  • 鷺梁津水産市場運営会社公式サイト https://www.susansijang.co.kr/ (2026年8月20日確認)
  • ヘラルド経済「2026安東国際仮面舞フェスティバル」報道 https://biz.heraldcorp.com/article/10844864 (2026年8月20日確認)
  • 全州市公式観光サイト https://tour.jeonju.go.kr/ (2026年8月20日確認)
  • 慶州市新羅文化祭公式サイト https://www.gyeongju.go.kr/sillafestival/ (2026年8月20日確認、2026年日程は未掲載)
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