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推しの会社がどこにあるか調べていると、ビルの外観写真だけがずらりと出てきて、結局「中に入れるの?」といういちばん知りたいことがわからない——そんな経験はありませんか。HYBE・SM・JYP・YGの社屋は韓国旅行のたびに話題になりますが、実際に足を運べる場所と、外から眺めるだけの場所は会社ごとにまるで違います。しかも数年前の情報がそのまま残っている旅行ブログも多く、閉館した施設が今も「営業中」として紹介されているケースすらあります。この記事では2026年8月25日時点で公式情報から確認できた範囲だけに絞って、4社の社屋を整理していきます。
社屋そのものに一般が入れるのはHYBE(1階のポップアップストア、Weverse予約制)とSM(直営ショップKWANGYA@SEOUL)の2社です。JYPは公式サイト・観光サイトを確認した限り一般向け施設が見当たらず、YGは社屋本体こそ非公開ですが、正面の直営ショップ「the SameE」ならグッズを買えます。4社とも社屋自体はオフィスであり私有地です。外観を眺める以上に踏み込んだ行動は、この記事では扱いません。
HYBE龍山(ヨンサン)社屋——HYBE INSIGHTは閉館、今入れるのは1階のポップアップ
HYBEの本社は용산(ヨンサン)区한강대로42、地下7階・地上19階の大型ビルを丸ごと使っています。最寄りは地下鉄4号線・新龍山(シンヨンサン)駅2番出口で、徒歩8〜10分ほど。旧龍山駅やアイパークモールにも近く、龍山エリアの街歩きとあわせて計画しやすい立地です。周辺の見どころは龍山アイパークモールのガイドでも扱っているので、あわせてチェックしておくと動線が組みやすくなります。
旅行情報でよく紹介される「HYBE INSIGHT」というミュージアムは、公式サイトの案内によると2023年1月15日をもって龍山社屋での運営を終了しています。新しい場所での再開を目指すとされていますが、再開時期は今回の調査時点で未定のままです。数年前に書かれた旅行記事の中には、この閉館を反映せず「見学できる施設」として紹介し続けているものも見つかりました。訪問前に必ず最新の告知を確認したいところです。
一方で、2026年3月20日からは1階ロビーを改装したポップアップストア空間が新設され、アーティストのアルバム発売にあわせて内容を入れ替えながら運営が続いています。第1弾は「BTS POP-UP: ARIRANG」で、アルバム展示と公式グッズ購入ができる構成でした。訪問はファンプラットフォーム「Weverse(위버스)」の事前予約制で、周辺の混雑を防ぐ狙いがあるとされています。今後のポップアップの開催内容・日程は、HYBE MERCH公式Xと各アーティストのWeverseコミュニティで告知される方針のため、行く前に必ず現地点の最新情報を確認してください。
HYBE龍山社屋の地図(2026年8月25日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
SM聖水(ソンス)社屋——KWANGYA@SEOULは営業中、何ができる場所か
SMエンターテインメントの社屋は성수(ソンス)のランドマーク「アクロソウルフォレスト」ディタワーに入っています。最寄り駅は水仁盆唐線・ソウルの森(서울숲)駅4番出口で、出て地下2階からディタワー地下1階に上がると、目の前にショップが見えてくる位置関係です。聖水エリア自体が今や個性派カフェの集積地として知られており、街歩きの拠点にする人も多いエリアです。あわせて聖水エリアの歩き方ガイドも参考にしてみてください。
このディタワー地下1階に入っているのが、SM브랜드마케팅(SMブランドマーケティング)が運営する直営ショップ「KWANGYA@SEOUL(광야@서울)」です。2022年11月17日に開館し、今回の調査時点でも営業が確認できました。透明OLEDを使ったメディアディスプレイで現実と映像が重なる演出を見せたり、位置情報と連動したスマートオーダーで注文できたり、アーティストの音声ガイドや香水の試香ができたりと、いわゆる「グッズショップ」の枠を超えた体験型の店舗です。
営業時間については「10:30〜20:00」という情報が複数の旅行サイトに掲載されていましたが、いずれも公式ページではなく二次情報にとどまり、今回の調査では確定できませんでした。定休日・入場料・予約要否も含めて、訪問当日は店頭の掲示や公式SNSで最新の状況を確認するのが確実です。
店内ではSMのアーティストの音盤・公式MD・企画商品が並び、フォトカードやアルバムを目当てに立ち寄るファンも多いスポットです。フォトカードの探し方全般はソウルのフォトカードショップ探訪、アルバムの買い方はソウルのK-POPアルバム購入ガイドでも扱っているので、あわせて計画に組み込むと動きやすくなるはずです。
KWANGYA@SEOUL(SM聖水社屋内)の地図(2026年8月25日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
JYP江東(カンドン)社屋——一般向け施設は確認できず、2028年に移転計画も
JYPエンターテインメントの現社屋「JYP Center」は서울特別市강동구강동대로205(성내동)にあります。最寄りは地下鉄8号線・江東区庁(カンドングチョン)駅2番出口で約500メートル、5号線・遁村洞(トゥンチョンドン)駅からだと3番出口で約1,100メートルです。8号線からだと駅を出てコンビニに新しい商品を見に行くくらいの感覚で着ける距離感、と考えるとイメージしやすいかもしれません。
ここまでHYBE・SMと見てきて「JYPにも似たようなショップがあるのでは」と思いたくなりますが、今回の調査ではJYP公式サイトとソウル市公式観光サイトの両方を確認しても、一般が入れる店舗やロビー施設についての案内は見当たりませんでした。公式グッズショップ「JYP SHOP」も、確認できたのはオンラインストアの存在のみで、江東社屋内に実店舗があるという情報は確認できていません。
なお、JYPは江東区高徳(コドク)ビズバレー内に新社屋を建設中です。報道によれば延床面積は約6万9,259平方メートル、地下5階・地上17階規模で、建築家ユ・ヒョンジュン氏が設計を手がけ、800席規模のホールも備える計画とされています。完成目標は2028年で、現時点ではまだ現社屋からの移転は行われていません。数年後にはこの記事の内容自体が変わっている可能性が高いエリアだと考えておいてください。
JYP Center(江東社屋)の地図(2026年8月25日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
YG合井(ハプチョン)社屋——本体は非公開、隣の「the SameE」でグッズが買える
YGエンターテインメントの社屋は서울特別市마포구희우정로1길7、합정(ハプチョン)にあります。最寄りは地下鉄2・6号線・合井駅8番出口で約540メートル、徒歩5分ほどの距離です。社屋公式ページには2階ラウンジに外部の飲食店やカフェ、無人コンビニなどの設備があるという記載がありましたが、これは提携する外部の来訪者向けの記述で、一般来館者の公開について案内している内容ではありませんでした。社屋内部そのものへの一般公開は、今回の調査では確認できていません。
ただし、うれしいポイントがひとつあります。YG社屋の正面に、YGプラスが運営する直営ショップ더 세임(ザ・セイム)「the SameE」合井店があるのです。2026年2月28日にリニューアルグランドオープンし、地下1階の公式グッズショップに加えて、1〜2階のカフェ、試聴ゾーンや開封体験ゾーンまで備えた体験型の空間に生まれ変わりました。単にグッズを買うだけでなく、アーティストごとのゾーニングで世界観に浸れる構成になっています。
the SameE合井店の営業時間について「毎日10:00〜21:00」という情報がありますが、こちらも公式の営業時間ページではなく二次情報での確認にとどまります。訪問前に店頭掲示や公式SNSで確認するのが確実です。
the SameEは合井店のほかに明洞・仁寺洞にも店舗を構えており、旅程のどこで立ち寄るか選べるのも利点です。明洞エリアで探せるK-POPグッズ全般については明洞のK-POPグッズショップ特集でも整理しているので、合井までは行けない旅程の人はそちらもチェックしてみてください。
YG合井社屋(the SameE合井店周辺)の地図(2026年8月25日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
4社屋を一覧で比較——今入れる場所・入れない場所をひと目で
ここまでの内容を、駅からの動きやすさと「今、実際に入れる場所はどこか」という視点で一覧にまとめました。旅程を組むときは、この表と各社の項目を照らし合わせながら決めていくのがおすすめです。
| 会社 | 最寄り駅・出口 | 徒歩の目安 | 今入れる場所 |
|---|---|---|---|
| HYBE(龍山) | 4号線 新龍山駅2番出口 | 8〜10分 | 1階ポップアップ(Weverse予約制) |
| SM(聖水) | 水仁盆唐線 ソウルの森駅4番出口 | すぐ(同ビル内) | KWANGYA@SEOUL |
| JYP(江東) | 8号線 江東区庁駅2番出口 | 約7分 | 確認できず(外観のみ) |
| YG(合井) | 2・6号線 合井駅8番出口 | 約5分 | the SameE合井店 |

こうして並べると、HYBE・SM・YGの3社は「社屋そのもの」ではなく「併設・隣接するショップやポップアップ」に入れる、という共通点が見えてきます。JYPだけが今回の調査で確認できる公開施設を持たなかった格好ですが、これは将来変わる可能性も十分にあります。訪問前には各社の公式サイトや公式SNSで最新情報を確認する一手間を惜しまないようにしてください。
韓国限定グッズを日本から手に入れる方法
KWANGYA@SEOULやthe SameE、HYBEのポップアップで販売される商品の中には、現地の直営店限定で日本への発送を行っていないアイテムも少なくありません。旅行のタイミングと発売日が合わなかった、現地で見つけたのに荷物のスペースが無かった、というときの選択肢のひとつが購入代行サービスです。購入代行を使えば、商品代金と手数料をまとめた総額が事前に日本円で提示されるため、現地の窓口で慌てて計算する必要がありません。
韓国限定グッズの探し方や、どんなアイテムが「現地限定」になりやすいかの傾向は韓国限定グッズの探し方ガイドでも整理しています。旅行中に買いきれなかった分を後から手配したい人は、あわせて読んでおくと選択肢が広がるはずです。
社屋を訪ねるときのマナー——私有地・オフィスであることを忘れない
ここまで紹介してきたHYBE・SM・JYP・YGの社屋は、観光施設ではなくあくまで企業のオフィスです。ポップアップやショップの営業時間内であっても、それ以外のエリアは社員が働く私有地であることを忘れないようにしましょう。歩道や敷地の境界線をまたいで敷地内に立ち入ったり、出入口の前に長時間とどまって通行の妨げになったりする行為は、周辺の店舗や住民にとっても迷惑になります。
警備員やスタッフから声をかけられた場合は、指示にすぐ従ってください。フェンスや誘導ラインが設置されている場所では、そこを越えないことが前提です。撮影や滞在に関する明文化されたルールを公式に確認できた社屋は今回ありませんでしたが、「観光地ではなくオフィス街にいる」という感覚を持っておけば、大きなトラブルは避けやすくなります。
とくに合井のYG社屋やソンスのSM社屋周辺は、住宅や飲食店とオフィスビルが隣接するエリアです。大声で話す、道いっぱいに広がって歩く、といった行動は現地の生活者にとって負担になります。推し活の熱量はそのままに、周囲への気配りだけは切り離さずに持っていく、というくらいの意識でちょうど良いはずです。旅行全体の推し活プランの立て方は韓国推し活プランの立て方でも扱っているので、社屋めぐり以外の過ごし方とあわせて計画してみてください。
撮影とSNS投稿——公式チャンネルを追うのがいちばん確実
社屋の外観を写真に収めること自体は、公道や公共の歩道からであれば問題になりにくい行為です。ただしSNSに投稿する際は、通りすがりの一般の方や近隣店舗の看板・車のナンバーなどが写り込んでいないか、一度確認してから公開する配慮があると安心です。建物の写真だけでも、旅の記録としては十分に絵になります。
一方で、報道によれば所属アーティストの出退勤時間に合わせて多くのファンが社屋前に集まる現象では、フェンスの破損や騒音といったトラブルも起きていると伝えられています。個々のファンダムの中でも、こうした集まり方を控えようという声が上がっているとも報じられており、この記事でもその具体的なやり方には触れません。
コンサートやファンミーティングのチケット情報を追いかけている人は韓国K-POPコンサートのチケット取得ガイドもあわせて確認しておくと、社屋めぐり以外の「会える機会」の選択肢も見えてきます。
よくある質問
まとめ
- HYBE龍山社屋は、HYBE INSIGHTが2023年1月15日で閉館。今入れるのは2026年3月開始の1階ポップアップ(Weverse予約制)
- SM聖水社屋は、直営ショップKWANGYA@SEOULが2022年11月の開館以来営業を継続中
- JYP江東社屋は、一般向け施設を今回の調査で確認できず。2028年完成目標の新社屋計画もあるが現時点では未移転
- YG合井社屋は本体非公開だが、正面の直営ショップ「the SameE」でグッズが買える(2026年2月リニューアル)
- 営業時間など二次情報にとどまる項目は、訪問前に公式SNSや現地掲示で確認するのが確実
- 社屋はいずれもオフィス・私有地。撮影は公道から、敷地内への立ち入りや長時間の滞在は避ける
HYBE・SM・JYP・YGの社屋は、会社ごとに「入れる場所」の性格がまったく違います。ミュージアムからポップアップへ形を変えたHYBE、ずっとショップを構え続けているSM、今のところ公開情報が見当たらないJYP、社屋本体は非公開でも隣接ショップで受け皿を用意しているYG——この違いを知っておくだけで、旅程の組み方がぐっと現実的になるはずです。社屋めぐりとあわせてK-POPグッズを探すなら、フォトカード探しの記事やアルバム購入ガイドも参考にしてみてください。
参考・出典
- HYBE INSIGHT公式サイト(龍山社屋での運営終了案内) https://hybeinsight.com/?locale=ko (2026年8月25日確認)
- HYBE本社の所在地・規模(econovill記事) https://www.econovill.com/news/articleView.html?idxno=625381 (2026年8月25日確認)
- スターニュース(HYBE龍山社屋1階ポップアップストア開設、Weverse予約制) https://www.starnewskorea.com/music/2026/03/23/2026032309255376168 (2026年8月25日確認)
- 電子新聞(SM「光野@서울」開館、2022年11月17日) https://www.etnews.com/20221115000154 (2026年8月25日確認)
- KWANGYA@SEOULの位置関係(qmindverse) https://qmindverse.com/entry/SM-%EA%B4%91%EC%95%BC%EC%84%9C%EC%9A%B8-%EA%B4%91%EC%95%BC-%EC%84%9C%EC%9A%B8%EC%84%9C%EC%9A%B8%EC%88%B2%EC%97%AD-%EB%94%94%ED%83%80%EC%9B%8C-%EC%84%9C%EC%9A%B8%ED%8F%AC%EB%A0%88%EC%8A%A4%ED%8A%B8 (2026年8月25日確認)
- JYPエンターテインメント公式サイト お問い合わせ・所在地 https://www.jype.com/ko/JYP/Contact (2026年8月25日確認)
- ソウル市公式観光サイト(JYP社屋の最寄り駅案内) https://korean.visitseoul.net/jamsil/JYP-사옥_/11252 (2026年8月25日確認)
- JYP SHOP公式サイト https://thejypshop.com/jypark.html (2026年8月25日確認)
- 매거진한경(JYP江東新社屋の建築計画) https://magazine.hankyung.com/business/article/202410067485b (2026年8月25日確認)
- ソウル市公式観光サイト(YG社屋の最寄り駅案内) https://korean.visitseoul.net/mapo-around/YG-사옥-K_/11171 (2026年8月25日確認)
- YGエンターテインメント公式サイト(本社案内) https://ygfamily.com/ko/about/headquarters (2026年8月25日確認)
- トップスターニュース(the SameE合井店リニューアル、2026年2月28日) https://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=15984913 (2026年8月25日確認)
- ネイトニュース(the SameE合井店の住所・営業時間) https://news.nate.com/view/20260226n16516 (2026年8月25日確認)
- 京郷新聞(公開出勤をめぐるトラブルの報道) https://www.khan.co.kr/article/201808062048005 (2026年8月25日確認)

