1月のソウルは何度?氷点下の服装と雪の日の歩き方

氷点下のソウルで厚手のロングコートを着て雪道を歩く女性の後ろ姿

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「1月の韓国、正直どれくらい着込めばいいの?」——毎年この時期になると編集部に一番多く届く質問です。服装だけでなく、雪の日の交通や休みの日程まで一気に知りたいという声も多いので、この記事でまとめて整理します。答えを先に言ってしまいます。

結論から

ソウルの1月は、韓国気象庁の平年値(1991〜2020年)で見て一年でいちばん気温が低い月です。平均気温は約マイナス2℃、朝の最低気温の平均はマイナス5.5℃まで下がります。ただし防寒さえ整えれば、行動できる範囲は他の月とそう変わりません。むしろ空いている・安いという1月ならではの利点もあります。月内の細かい違いより、寒波の有無を直前に確認する習慣のほうが判断材料として頼りになります。

目次

結論から書く、1月のソウルはどれくらい寒いのか

まず数字で押さえておきましょう。気象庁(기상청)が公表している1991〜2020年の平年値では、ソウルの1月の平均気温は約マイナス2.0℃、日中の平均最高気温は2.1℃、朝の平均最低気温はマイナス5.5℃です(2026年8月30日確認)。「平均で2℃」と聞くとそこまでではない気もしますが、朝晩はしっかり氷点下まで落ち込む、というのが実際の体感に近い数字です。

12月・2月と並べると1月の位置づけがはっきりします。12月の平均気温は0.2℃、2月は0.7℃。1月だけが唯一マイナスに沈んでいて、平均最低気温で比べても12月マイナス3.4℃、2月マイナス3.2℃に対し1月はマイナス5.5℃。数字の上でも1月が年間の底であることがわかります。

平均気温 平均最低気温
12月 0.2℃ マイナス3.4℃
1月 マイナス2.0℃ マイナス5.5℃
2月 0.7℃ マイナス3.2℃

12月の韓国旅行との気温差が気になる人は、12月の韓国旅行の記事で並べて読むと違いがつかみやすいはずです。


「平年値」ってそもそも何?今年の天気予報とは別物

ここまで出してきた数字は、すべて평년값(ピョンニョンガプ)と呼ばれるものです。過去30年間の観測データを平均した「その時期にふつう起こる気候」の基準で、気象庁が10年ごとに更新しています。今回使っているのは2021年に切り替わった1991〜2020年基準の平年値です。

大事なのは、平年値はあくまで長期の平均であって、旅行する年その年の予報ではないということ。ある年の1月だけ暖冬でコートがいらなかったり、逆に寒波が居座って氷点下10℃を割り込んだりすることも普通にあります。

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ソウルイン編集部正直、平年値だけ見て安心して薄着で行くと痛い目を見ます。出発の1週間前くらいから現地の天気予報アプリで実際の予想気温を確認する、これは毎回やってほしい一手間です。

つまり平年値は「だいたいの見積もり」を立てるための道具で、最終的な服装の判断は直前の予報で仕上げる、という二段構えが正解です。


上旬・中旬・下旬で何が変わるか

ここまでの数字は1月をまるごとならした月単位の平年値です。実際の旅行では「今月の前半と後半、どちらが楽なのか」が気になるところですが、正直に書くと、旬ごとに区切った精密な平年値までは今回の調査時間内では確認できませんでした。年によって年始に寒波が集中することもあれば、月の後半まで冷え込みが緩まないまま推移することもあり、上旬だから軽装でいい・下旬だから特別厳しい、といった単純な線引きはできません。年によって傾向が入れ替わること自体が、1月という月の特徴だと捉えておくくらいがちょうどいいです。

だからこそ実用的なのは、旬で判断するのではなく前章で触れた寒波(한파)注意報・警報が出ているかどうかを渡航直前にチェックする習慣です。基準は朝の最低気温がマイナス12℃以下(注意報)、マイナス15℃以下(警報)の状態が2日以上続く見込みかどうかで、10月から4月まで同じものさしが使えます。1月のどの時期に行くとしても、防寒の中身自体はほぼ変えなくてよく、変わるのはむしろ次章以降で触れる街の混み具合やセールの時期のほうだと考えておくと、荷造りの迷いが減ります。

体感としてわかりやすいのは、気温そのものより街の表情の変化です。元日の前後は飲食店や商業施設の営業が一時的に乱れやすく、月の半ばを過ぎるとその乱れも落ち着いてふだん通りの営業に戻っていきます。旅程を組むときは、気温の細かな上下よりも、こうした営業状況の変化を目安にするほうが実際の計画には役立つはずです。


氷点下の服装、実際なにを着ればいい?

で、結局なにを着ればいいのか。ここが一番知りたいところですよね。基本の考え方は「アウター1枚に頼らず、重ね着で調整する」ことです。

  • アウター:ロング丈のダウンコートかウールの厚手コート。膝丈以上あると下半身の冷えがだいぶ違う
  • インナー:吸湿発熱素材のインナー+セーターやフリースの2枚重ね
  • 足元:滑り止めソール付きの靴。屋外の路面が凍結している場所があるため
  • 手袋・マフラー・ニット帽:首元・手先・頭は熱が逃げやすいので忘れずに
  • 使い捨てカイロ:貼るタイプを腰と足先用に数枚

カイロは1個100円前後として、1日3個使っても300円程度。1週間の旅行なら合計2,000円くらいで、シートマスク数枚分の出費で氷点下の朝がだいぶ楽になります。荷物全体の組み立て方は韓国旅行の持ち物リストにまとめているので、抜け漏れチェックに使ってください。季節ごとの服装の考え方を先に押さえたい人は韓国旅行の服装ガイドも参考になります。

最高気温が0度を下回るかどうかで防寒レベルの目安を分ける決め方の図
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ソウルイン編集部屋内は暖房がかなり強く効いているので、コートの下は脱ぎ着しやすい服にしておくのがコツ。屋外と室内の温度差で汗をかいて、逆に体を冷やすパターンが一番多い失敗です。

持ち物リスト、1月に足しておきたいもの

アウターや足元の備えに加えて、1月ならではの理由で足しておきたい小物があります。基本の服装リストと合わせてチェックしてください。

  • 保湿ケア用品:空気が乾燥しやすい季節なので、リップクリームやハンドクリームを普段より多めに
  • 静電気対策:厚着のシーズンは静電気が起きやすいので、金属に触れる前にひと手間置く癖をつけておく
  • モバイルバッテリー:気温が下がるとスマートフォンのバッテリー消耗が早まりやすいと言われているため、予備を1つ多く持つと安心
  • 使い捨てカイロの予備:服装の章で触れた枚数に加えて、屋外での待ち時間が長い日はさらに数枚多めに
  • 厚手の靴下の替え:雪や雨で足元が濡れたときのために1〜2足多く
  • たためる大きめのバッグ:厚着で荷物がかさばりやすいので、脱いだコートやマフラーを収納できる余裕があると楽
  • アイマスクや耳栓:乾燥した機内や空港での待ち時間が長くなりがちな時期なので、快適に休める小物があると楽
  • 予約確認の控え:通信環境が不安定な場所に備えて、宿や交通の予約確認画面は念のため印刷か画像で保存しておく

どれも特別な道具ではなく、日本の真冬の外出に足すものと大きくは変わりません。ただ屋内外の温度差が日本より大きい分、こまめな脱ぎ着を前提にした持ち物選びが正解、というのが1月ならではのポイントです。厚着で身動きが取りにくくなる分、荷物はできるだけコンパクトにまとめ、必要なものだけすぐ取り出せるように整理しておくと、屋外で立ち止まる時間を短くできます。


雪と寒波、降ったらどうなる

1月は積雪の可能性がある時期ですが、正直に書くと、ソウルの1月の積雪日数や累計の降雪量について、気象庁の確定した平年値をこの記事の調査時間内では確認しきれませんでした。数字を断定するより、公式の気象情報を旅行直前に確認してもらうほうが確実です。

一方で、どれくらいの寒さが「危険域」かは気象庁の基準がはっきりしています。10月から4月にかけて、朝の最低気温がマイナス12℃以下になる状態が2日以上続くと見込まれると한파(ハンパ)注意報、マイナス15℃以下が2日以上続く見込みだと寒波警報が出ます(気象庁基準、2026年8月30日確認)。この数字を覚えておくと、天気アプリの予報がどれくらい深刻なのかを自分で判断できます。表で挙げた平均最低気温マイナス5.5℃はあくまで平年の平均であり、寒波が入った日はこれを大きく下回ることも珍しくない、という前提で服装は多めに見積もっておくと安心です。

大雪や路面凍結への対応は、ソウル市が毎年冬季の総合対策を組んでいます。直近シーズン(2025年11月〜2026年3月)の例では、除雪車両1,096台・除雪剤約8万トンを確保したうえで、大雪注意報が出ると公共交通機関の運行を30分延長、警報が出ると60分延長するという運用でした。翌シーズンの数字は変わる可能性があるので、その年の情報は市の発表で確認するのが安心です。

凍結した路面での転倒や、冷え込みによる体調不良については、この記事では断定的な判断をしません。持病がある人や体調に不安がある人は、現地の医療機関や薬局に相談することを優先してください。


元日は何が休み?旧正月と混同しない

1月に関して、日本人がいちばん混同しやすいのがここです。1月1日(신정・新正)は韓国でも毎年祝日で、2027年のその日は金曜日にあたります。ただし韓国の休日制度では、1月1日は土日と重なっても振替休日(대체공휴일)の対象には入っていません(制度上の扱い。2026年8月30日確認)。多くの店舗や公共施設が休業しやすい日なので、訪問前に営業を確認しておくと安心です。年末年始と旅行日程が重なる場合は、この振替休日の扱いの違いを覚えておくと、当日になって店舗探しに慌てずに済みます。

一方で「韓国の旧正月(설날)って1月じゃなかったっけ」と思う人もいるはずですが、2027年の旧正月は2月7日(日曜)で、連休は2月6日(土)から2月9日(火)までの4日間です。つまり2027年1月には旧正月は来ません。この記事の対象である1月と、旧正月の連休がある2月は別の話として分けて考えてください。


1月ならではの過ごし方、室内で温まる

外が寒い分、1月の韓国旅行は「屋内でどう楽しむか」の比重が自然と上がります。定番なのは汗蒸幕(한증막)や찜질방と呼ばれる韓国式サウナ施設。広い休憩スペースでオンドル床に寝転がりながら過ごせるので、冷えた体を芯から温め直すには理にかなった選択です。施設ごとの利用の流れはチムジルバンの入り方ガイド、韓国式の蒸し風呂の作法はソウルの汗蒸幕ガイドで詳しく紹介しています。

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ソウルイン編集部1月は屋外の観光地を欲張らず、午前は屋内で1〜2箇所、午後にチムジルバンでゆっくり、という組み方のほうが満足度が高い気がします。外の寒さと室内のあたたかさのギャップも、1月ならではの醍醐味かもしれません。

カフェ巡りやショッピングモールでの買い物も、この時期は歩く距離を短く済ませられる屋内型の過ごし方として相性がいいです。美術館や博物館といった屋内型の文化施設も、寒い日の予定として組み込みやすい選択肢のひとつです。無理に予定を詰め込まないのが、1月を快適に過ごすいちばんのコツと言えます。


冬のセールを狙う

1月上旬は韓国の百貨店が新年セールを行う時期でもあります。直近の例では、ロッテ百貨店が1月2日から18日まで約410ブランドを対象に最大50%オフを実施し、冬物のダウンコートなど防寒着のシーズンオフ品を最大30%オフで販売していました。新世界百貨店も1月2日から11日にかけて約300ブランドが参加し、特価品を中心に最大70%オフとなった年もあります(いずれも直近シーズンの実例、2026年8月30日確認)。

セール期間中は人気ブランドの店舗が混み合いやすいため、狙っている商品がある場合は開店直後の時間帯を狙うと動きやすくなります。翌年の日程や割引率は年によって変わるため、渡航前に各百貨店の公式サイトで最新のセール情報を確認してください。旅行全体の予算感をあらかじめ考えておきたい人は韓国旅行の予算ガイドも合わせて読んでおくと、セールでの買い物にどれだけ回せるか計算しやすくなります。

1万円のコートが50%オフになれば5,000円の節約。これは推しのグッズを2〜3個買い足せる金額です。防寒着をこのタイミングでまとめて新調するのも、1月ならではの合理的な選択と言えます。


閑散期だから宿とフライトが狙い目

1月は旧正月前の落ち着いた時期にあたり、観光需要が一年の中でも比較的穏やかになりやすい時期です。需要が落ち着く時期は、宿泊施設や航空券の選択肢が広がりやすく、同じ条件でも予約が取りやすい傾向があるとされています。特に元日直後から旧正月連休が始まるまでの期間は、比較的落ち着いた時期にあたるとされています。正確な料金差は日程や為替で変わるので、この記事では価格を断定せず、実際に日付を入れて比較することをおすすめします。

1月のソウルの宿を日付を入れて見るTrip.com・日本語/税込の総額が出ます

宿を取るエリアで迷っている人はソウルのホテルエリアガイドで立地の考え方を先に確認しておくと、比較のスピードが上がります。1月以外の安い時期もまとめて知っておきたい人は韓国旅行が安くなる時期の記事も参考にしてください。


1月が向く人・向かない人

ここまで気温・服装・雪と寒波・休みの日程・セールと見てきましたが、結局のところ1月の旅行が向くかどうかは気温の数字そのものより性格や旅のスタイルで決まる部分が大きいです。ここまでの情報を踏まえて、1月の韓国旅行が向いている人を整理するとこうなります。

  • 防寒グッズを揃えることに抵抗がない人
  • 混雑を避けて静かな街歩きをしたい人
  • 百貨店の新年セールでまとめ買いをしたい人
  • 閑散期の宿・航空券の取りやすさを優先したい人
  • 雪が積もった韓国の景色を一度見ておきたい人

逆に、次に当てはまる人は他の月のほうが快適かもしれません。

  • 寒さそのものが体質的に苦手な人
  • 屋外の観光地を1日中歩き回る旅程を組みたい人
  • 凍結した路面での移動に不安がある人
  • 賑やかな旧正月の連休ムードを味わいたい人(2027年の旧正月は2月なので1月にはその雰囲気はありません)

どちらのタイプであっても、防寒装備と直前の気象情報の確認という基本は変わりません。迷ったときは、出発直前1〜2週間の天気予報と自分の防寒装備を照らし合わせて判断するのが現実的です。防寒さえ整えられそうなら1月は十分候補に入りますし、装備や体調に不安が残るなら、気温が上がる時期まで待つという選択肢も残しておいてよいはずです。自分がどちらに近いかを考えてから旅程を組むと、1月の韓国旅行はぐっと快適になります。


よくある質問

1月のソウルの気温はどれくらいですか?
気象庁の平年値(1991〜2020年)では、平均気温が約マイナス2.0℃、朝の最低気温の平均がマイナス5.5℃です。12月・2月より明確に低く、年間で最も寒い月にあたります。
1月に旧正月は来ますか?
来ません。2027年の旧正月(설날)は2月7日で、連休は2月6日から9日までです。1月と旧正月の連休は別の時期になります。
元日はお店が休みになりますか?
1月1日は毎年祝日で、休業する店舗や施設が多い日です。ただし土日と重なっても振替休日の対象には含まれていません。訪問前にその店舗の営業日を個別に確認しておくのが安全です。
雪が降った日でも地下鉄やバスは動きますか?
基本的に運行は続きますが、大雪の際はソウル市が公共交通機関の運行時間を延長するなどの対策を取ります。直近シーズンの例では大雪注意報で30分、警報で60分の延長でした。当日の運行情報は交通機関の発表で確認してください。
防寒具は日本で買っていくべきですか?
基本的な防寒具は日本で揃えておくと安心です。現地の百貨店では1月上旬に新年セールが行われることが多いため、現地での買い足しをそのタイミングに合わせるのもひとつの方法です。

まとめ

  • 1月のソウルは平年値で平均気温マイナス2.0℃、最低気温平均マイナス5.5℃と年間最寒
  • 旬ごとの精密な平年値はないため、寒波注意報・警報の有無を直前にチェックする方が実用的
  • 服装は重ね着+滑りにくい靴+カイロが基本。保湿・静電気対策・予備バッテリーも忘れずに
  • 積雪の平年値は確定情報が取得できなかったため、直前の公式予報を必ず確認する
  • 元日は祝日で休業が多いが振替休日の対象外。2027年の旧正月は2月7日で1月ではない
  • 百貨店の新年セールと閑散期の宿・航空券は、1月ならではの狙い目

寒さの厳しさは数字で見るとはっきりしていますが、備えてしまえば動ける範囲は他の月と大きく変わりません。旬ごとの細かい違いを気にするより、寒波の有無と直前の予報を確認する習慣のほうが、1月の韓国旅行では頼りになります。空いた街とお得なセールを、防寒をしっかり整えたうえで楽しんでください。

参考・出典:
気象庁 날씨누리(気候統計) https://www.weather.go.kr/w/climate/statistics/region.do /
気象庁 寒波注意報・警報基準 https://www.kma.go.kr/kma/biz/forecast03.jsp /
ソウル市 冬季総合対策 https://news.seoul.go.kr/gov/archives/573121 /
2027年カレンダー(元日の曜日) https://time.is/ko/calendar/2027/South%20Korea /
2027年の旧正月に関する報道 https://v.daum.net/v/20260629092431271

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