韓国の子供運賃は何歳から?地下鉄・バスと交通カード

ソウルの地下鉄改札を親子が交通カードで通過する場面

子供を連れてソウルの地下鉄改札に立ったとき、「この子はいくつから大人料金になるんだろう」と一瞬立ち止まった経験はありませんか。日本のICカードなら小児用・大人用の区別は駅の窓口で作ってもらえますが、韓国の交通カードは仕組みが少し違います。年齢の区切りそのものは地下鉄もバスも同じですが、子供料金を実際に適用させるには交通カードに生年月日を登録する手続きが要る場合があるというのが、旅行者がいちばんつまずきやすいポイントです。この記事では、年齢区分と運賃の一覧、旅行者が使える方法、登録しなかった場合に何が起きるかを、ソウル市と티머니(ティーマニー・T-money)の公式情報にもとづいて整理しました。

結論から

韓国の交通運賃は무임(ムイム・無料)어린이(オリニ・子供)청소년(チョンソニョン・青少年)일반(イルバン・大人)の4区分です。子供は満6歳から12歳まで、青少年は満13歳から18歳まで、大人は満19歳以上で、この年齢の切れ目は地下鉄もバスも共通です(2026年9月3日確認)。ただし子供・青少年の運賃は、交通カードにその子の生年月日を登録して初めて自動的に適用される仕組みで、登録していないカードは大人料金がそのまま引かれます。旅行者の子供は、交通カードを買うときにその場で生年月日登録をするか、1回だけの利用なら駅の窓口で相談するのが確実です。

無料・子供・青少年・大人の4区分と、それぞれの年齢の目安を対応させた図

目次

韓国の交通運賃は4段階——地下鉄の運賃はいくらか

ソウルの地下鉄運賃は2025年6月28日に改定され、交通カード基準・基本区間(10km前後)で大人1,550ウォン青少年900ウォン子供550ウォンとなっています(2026年9月3日確認)。基本区間を超えると距離に応じて追加運賃が加わりますが、この加算のしかたは年齢区分にかかわらず共通です。子供運賃は大人のおよそ3分の1強、青少年運賃はおよそ6割弱という水準で、家族4人で1駅乗るだけでも合計額はそれなりに変わってきます。

この年齢区分は地下鉄1〜8号線だけでなく、首都圏の広域鉄道網でも基本的に共通の考え方で運用されています。ただし後述するように、空港鉄道AREXやKTXのような特急・広域列車は別の運賃体系を持っているため、「地下鉄・都市鉄道の運賃」と「新幹線に近い列車の運賃」は分けて考える必要があります。距離ごとの追加運賃や路線別の詳しい金額はソウル地下鉄の運賃ガイドにまとめているので、まずは日常の移動でいちばん使う頻度が高い、地下鉄とバスの子供運賃から押さえておきましょう。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、子供運賃と大人運賃の差はコーヒー1杯分にも満たない金額ですが、毎日の移動を数日分積み重ねると、家族旅行の交通費全体では意外と効いてくる差になります。

バスも同じ年齢区分?——幹線・広域・深夜バスの子供運賃

結論から言うと、バスの年齢区分そのもの(子供=満6〜12歳、青少年=満13〜18歳)は地下鉄と同じです。ただしバスは路線の種類によって運賃自体が違うため、子供運賃の金額も路線ごとに変わります。ソウル市の公共料金情報によると、交通カード基準の年齢別運賃は次のとおりです(2026年9月3日確認)。

路線の種類 大人(一般) 青少年 子供
幹線・支線バス 1,500ウォン 900ウォン 550ウォン
循環バス 1,400ウォン 800ウォン 500ウォン
広域バス 3,000ウォン 1,700ウォン 1,500ウォン
深夜バス(N番) 2,500ウォン 1,600ウォン 1,400ウォン
地域バス(マウルバス) 1,200ウォン 600ウォン 400ウォン

広域バスは大人と子供の差額が1,500ウォンと、幹線バスの差額(950ウォン)よりも大きくなります。京畿道方面まで足を延ばす予定がある家族連れは、この差を覚えておくと運賃の見通しが立てやすくなります。路線の色分けや番号の読み方そのものについては、バスの色と番号の意味をまとめた記事で詳しく扱っているので、あわせて確認しておくと現地で迷いにくくなります。


6歳未満の子を連れて乗るとき——改札の通り方とベビーカー

満6歳未満の子供は、保護者に同伴されていれば地下鉄でもバスでも運賃が무임(ムイム・無料)です。ただし無条件ではなく、保護者1人につき無料になる子供は3人までという上限があります(2026年9月3日確認)。4人目以降の6歳未満の子は、子供運賃が必要になる計算です。大家族での移動を予定している人は、この人数制限を頭に入れておく必要があります。

改札の通り方はシンプルで、保護者が交通カードでタッチして通過したあと、6歳未満の子供はカードをタッチせずにそのまま一緒に通ります。ベビーカーのまま通過できる幅広の改札(障害者用・多目的改札)が各駅に設置されていることが多く、通常の改札幅に不安がある場合はこちらを使うと安心です。バスの場合はベビーカーをたたまずに専用スペースに置けることが多いものの、混雑時間帯は乗車を見送るという判断も現実的な選択肢です。

6歳未満でも保護者の同伴がない状態で1人で乗車する場合は、無料の対象外となり子供運賃が必要になります。年齢だけでなく「同伴の有無」も条件に含まれる点に注意してください。


旅行者の子供でも子供運賃は使えるか——最大の疑問

ここが多くの旅行者がいちばん迷う部分です。結論としては、韓国居住者と同じ手順を踏めば、旅行者の子供も子供・青少年運賃の対象にできます。ただし「対象年齢だから自動的に安くなる」わけではなく、その子が使う交通カードに生年月日を登録して初めて、地下鉄・バスの両方で子供・青少年運賃が自動適用される仕組みになっている点が、日本のICカードとの大きな違いです(2026年9月3日確認)。

登録に必要なのはカード番号と生年月日で、公式の案内を確認した限り、韓国人向けの住民登録番号のような番号の入力は求められていません。理屈のうえでは旅行者の子供でも同じ手順で登録できるはずですが、公式ページの文言は韓国居住者を主な読み手として書かれており、外国人旅行者を名指しして案内している箇所は今回確認できませんでした。確実な方法を知りたい場合は、交通カードを買う店や地下鉄駅の窓口で「子供用に生年月日登録をしたい」と伝えて、その場で確認するのが安全です。交通カードそのものの種類選びに迷っている人は、T-moneyとその他の交通カードを比較した記事を先に読んでおくと選びやすくなります。

具体的な場面で考えてみましょう。6歳と10歳の姉弟を連れて明洞(ミョンドン)から蚕室(チャムシル)まで地下鉄で移動するという設定です。10歳は「子供」区分にあたるので、その子が使う交通カードに生年月日を登録しておけば、地下鉄でも子供運賃550ウォンがそのまま適用されます。6歳は「無料」の年齢ですが、無料になるのは保護者に同伴されている間だけという条件つきなので、混雑した改札ではぐれて1人で通ろうとすると子供運賃が必要になる場合があります。この人数なら保護者1人につき3人までという無料の上限にも余裕でおさまるので、実務上は10歳の子のカードだけ事前に登録しておけば、あとは6歳の子の手をしっかり握って一緒に改札を通ればよい、という整理になります(2026年9月3日確認)。

区分 地下鉄運賃 バス運賃(幹線) カードへの登録
無料 0ウォン 0ウォン 不要(保護者同伴が条件)
子供 550ウォン 550ウォン 必要
青少年 900ウォン 900ウォン 必要
大人 1,550ウォン 1,500ウォン 登録なしでも大人料金でそのまま乗車できる
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ソウルイン編集部正直、この「旅行者でも登録できるか」という一点だけは、公式サイトの説明だけでは言い切れませんでした。滞在日数が長い家族旅行なら、到着後すぐに窓口で確認しておくほうが結局は早いと思います。

交通カードに子供・青少年を登録する方法

T-moneyの公式案内によると、登録に必要なのは交通カードのカード番号と、使う本人の生年月日だけです(2026年9月3日確認)。登録できる窓口はいくつかあり、いちばん手軽なのはコンビニです。GS25・CU・セブンイレブン・ミニストップのレジで生年月日を登録すると、その後は追加の手続きなしで子供・青少年運賃が継続して適用されます。

  • コンビニのレジで登録(GS25・CU・セブンイレブン・ミニストップ)
  • 地下鉄駅の顧客案内窓口で登録(首都圏地下鉄1〜8号線・仁川地下鉄1〜2号線)
  • モバイルT-moneyアプリの「子供・青少年割引登録」メニューから登録

駅の券売機や街中の販売店であらかじめ子供・青少年用として買ったカードは、最初に使ってから10日以内に生年月日登録をしないと、割引が継続して適用されなくなるという注意点も案内されています(2026年9月3日確認)。カードを買った当日に登録まで済ませておくのがいちばん確実です。カードの入手そのものに不安がある人は、T-moneyカードの買い方・チャージ方法をまとめた記事を先に見ておくと、登録の手順もスムーズに進みます。


登録しないとどうなるか——大人料金がそのまま引かれる

生年月日を登録していない交通カードは、システム上「年齢が不明なカード」として扱われるため、子供・青少年であっても大人料金がそのまま引き落とされます。地下鉄・バスのどちらでも同じで、改札やタッチ端末の側は「このカードの持ち主は何歳か」を知る手立てを、登録された生年月日以外に持っていないためです。

この「登録がすべてを決める」仕組みは、환승할인(ファンスンハリン・乗換割引)にも波及します。乗換割引自体は年齢に関係なく誰でも使える制度ですが、割引後の運賃は登録された年齢区分に応じて計算されるため、登録していない子供のカードは、乗換をしても大人料金ベースの割引後金額になります。乗換割引の条件そのものについては、乗換割引の仕組みをまとめた記事で詳しく扱っているので、あわせて確認しておくと計算のイメージがつかみやすくなります。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、「安いはずなのに大人料金で引かれた」という声の多くは、この生年月日登録を済ませていないことが原因になっているようです。カードを手にしたその日のうちに登録しておくのが、結局いちばん手間がかからないはずです。

1回用交通カードという選択肢——確認できたこと・できなかったこと

短い滞在で交通カードの生年月日登録までする気がない、という人には일회용 교통카드(イルフェヨン・1回用交通カード)という選択肢もあります。駅に設置されている「1回用発売・交通カード充電機」で運賃と保証金500ウォンを投入して発行し、下車後は保証金払戻機に入れると500ウォンが戻ってくる仕組みです(2026年9月3日確認)。もともと外国人旅行者や子供の単発利用を想定した券種として案内されています。

ここで確認できなかったのが、この券売機に子供運賃を選ぶボタンが用意されているかどうかです。今回確認できた公式ページには、1回用交通カードの購入手順と保証金の説明はあっても、年齢別運賃を選択する操作までは明記されていませんでした。子供を連れて1回だけ利用したい場合は、券売機の画面表示を確認するか、近くにいる駅係員に「子供運賃で1回用カードを発行できるか」を直接尋ねるのが確実です。

言葉に自信がなくても、窓口では아이 요금으로 발권해 주세요(アイ ヨグムロ パルグォネ ジュセヨ・子供料金で発券してください)とひとこと伝えれば十分に通じます。発音に不安があるときは、この文をスマートフォンの画面に表示して見せるか、子供のパスポートを一緒に差し出して生年月日を確認してもらう方法でも意図は伝わります。つまずきやすいのは「年齢を伝えれば自動的に安くなる」と思い込んでしまうことなので、まずは自分から一言添える姿勢のほうが結局スムーズです。


空港鉄道AREXとKTXは別の料金体系

ここまで説明してきた地下鉄・バスの年齢区分は、あくまで市内の都市鉄道とバスの話です。공항철도(コンハンチョルド・空港鉄道AREX)KTXのような広域列車・高速列車は、区間ごとに個別の運賃が設定される別の料金体系で運用されており、この記事で紹介した子供550ウォン・青少年900ウォンといった金額はそのまま当てはまりません。満6歳未満の乳幼児は座席なしであれば無料という考え方が基本にありますが、座席を確保する場合や年齢が上がった場合の扱いは、都市鉄道とは別の運賃表に沿って計算されます。

仁川空港からソウル市内へ子供を連れて移動する具体的な手順や持ち物の注意点は、子連れでの空港からの移動をまとめた記事で扱っています。AREXやKTXの正確な子供運賃を知りたい人は、この記事の一般論をそのまま当てはめず、乗車日が近づいたタイミングで公式サイトの運賃表を直接確認することをおすすめします。

AREX・KTXの子供・青少年運賃は都市鉄道と計算方法が異なるため、この記事の地下鉄・バスの金額をそのまま流用しないでください。座席の有無や区間によって金額が変わります。


タクシーと観光施設の子供料金は交通と別物

タクシーの運賃は乗客の年齢によって変わることはありません。大人でも子供でも、メーターが示す距離と時間に応じた金額がそのまま請求される仕組みで、地下鉄・バスのような子供割引の概念自体が存在しません。荷物が多い日や、子供が電車での長時間移動を嫌がる日は、割引がない前提でタクシーという選択肢を考えておくと計画が立てやすくなります。

もう一つ混同しやすいのが、遊園地や博物館といった観光施設の「子供料金」です。施設の子供料金は各運営会社が独自に年齢の区切りを決めているため、この記事で説明した交通運賃の「6歳未満無料・6〜12歳が子供・13〜18歳が青少年」という区分とは必ずしも一致しません。施設によっては「小学生以下」「満13歳未満」のように独自の基準で区切っていることも多く、交通の年齢区分をそのまま観光施設に当てはめて考えると、当日窓口で戸惑う原因になります。訪れる施設ごとに、その施設の公式サイトで子供料金の年齢基準を個別に確認しておくのが安全です。


よくある質問

子供・青少年の年齢区分は地下鉄とバスで違いますか?
年齢の区切り(子供=満6〜12歳、青少年=満13〜18歳)は地下鉄・バス共通です。ただし満65歳以上の無料乗車は地下鉄では適用されますが、バスでは同じ扱いにならない点が異なります(2026年9月3日確認)。
交通カードへの生年月日登録に住民登録番号は必要ですか?
公式の案内で確認できた必要事項は、カード番号と生年月日の2つだけでした。韓国人向けの登録番号の入力は求められていませんが、外国人旅行者を明確に想定した案内は見つからなかったため、駅の窓口での確認をおすすめします。
登録を忘れたまま何日か使ってしまったら、あとから返金されますか?
今回の調査では、過去にさかのぼって差額を返金する制度の案内は確認できませんでした。気づいた時点でできるだけ早く登録し、それ以降の利用分から子供・青少年運賃を適用させるのが現実的です。
1回用交通カードでも子供運賃は使えますか?
1回用交通カードの購入手順と保証金の仕組みは確認できましたが、子供運賃を選ぶ操作方法までは公式ページで明記されていませんでした。券売機の画面表示を確認するか、駅係員に直接尋ねてください。

まとめ

  • 年齢区分は無料・子供(満6〜12歳)・青少年(満13〜18歳)・大人(満19歳以上)の4段階(2026年9月3日確認)
  • 地下鉄は大人1,550ウォン・青少年900ウォン・子供550ウォン(2026年9月3日確認)
  • バスは路線の種類ごとに運賃が違い、幹線バスは大人1,500ウォン・青少年900ウォン・子供550ウォン
  • 満6歳未満は保護者同伴で無料、ただし保護者1人につき3人までという上限がある
  • 子供・青少年運賃は交通カードへの生年月日登録があって初めて自動適用される
  • 登録していないカードは大人料金がそのまま引かれるので、購入当日の登録がおすすめ
  • 1回用交通カードの子供運賃対応や、旅行者の登録可否の細部は駅の窓口での確認が確実

年齢区分そのものはシンプルですが、実際に安くするには「登録」というひと手間が挟まる点が、この制度のいちばんのクセです。滞在の初日に交通カードを準備するタイミングで、あわせて生年月日登録まで済ませておけば、あとの旅程では運賃のことで悩まずに過ごせるはずです。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、韓国の交通運賃制度は「年齢を自己申告して登録する」という前提で作られています。日本の交通系ICカードに慣れていると見落としやすい部分なので、家族旅行を計画している人はぜひ出発前に確認しておいてください。

参考・出典

  • 서울특별시 교통정보 안내「교통 요금 안내」(운임 구분・연령 기준의 개요) https://news.seoul.go.kr/traffic/traffic_price (2026年9月3日確認)
  • 서울특별시 물가정보「버스 요금」(노선 종류별 대인・청소년・어린이 운임표) https://sftc.seoul.go.kr/seoul/mulga/main/contents.do?menuNo=200022 (2026年9月3日確認)
  • 파이낸셜뉴스「수도권 지하철 기본요금 150원 오른 1550원」(2025年6月28日の지하철 운임 개정 내용) https://www.fnnews.com/news/202506281010047545 (2026年9月3日確認)
  • 티머니「어린이 / 청소년 할인 등록 방법 안내」(등록에 필요한 정보・등록 장소・10일 이내 등록) https://pay.tmoney.co.kr/ncs/pct/cardrgt/ReadDscdRgtUgd.dev (2026年9月3日確認)
  • 서울특별시「우대용 교통카드」(무임 대상・보호자 동반 인원 기준) https://news.seoul.go.kr/traffic/archives/1791 (2026年9月3日確認)
  • 서울특별시「일회용 교통카드」(구매 방법・보증금・환급) https://news.seoul.go.kr/traffic/archives/1763 (2026年9月3日確認)
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