11月の韓国旅行は何を着る?上旬・中旬・下旬で変わる服装早見表

秋から冬へ移り変わるソウルの街並みと、コートとマフラーを合わせた11月の旅行者の服装イメージ

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10月にソウルへ行った友達の「薄手のコートで足りたよ」を、そのまま11月に持ち込むと——たぶん、街を歩き始めて30分で後悔します。同じ秋でも、10月と11月のソウルは中身が違う季節。

先に数字で答えます。韓国気象庁の1991〜2020年平年値では、ソウルの11月は平均気温7.5℃、平均最高気温11.9℃、平均最低気温3.5℃。いっぽう日本の気象庁の同じ1991〜2020年平年値だと、東京の11月は平均12.5℃で、12月が7.7℃です。差はわずか0.2℃。

つまり、ソウルの11月は「東京の11月」ではなく「東京の12月」の服で行くとちょうどいい。この一行を握って荷造りすれば、服装の悩みはほぼ片づきます。あとは、同じ11月でも上旬と下旬でまったく別の顔になること——そこだけ、旬ごとに整理していきましょう。

  • ソウルの11月の気温が平年値でどれくらいか(観測期間つき)
  • 上旬・中旬・下旬で変わるアウター・インナー・小物の早見表
  • 日中と夜の気温差から重ね着の枚数を決めるチェックリスト
  • 11月の韓国の連休事情と、紅葉の情報をどこで確認するか
結論から

ソウルの11月は平年値で平均7.5℃。これは東京の12月(7.7℃)とほぼ同じ気温帯です。「東京で12月に着る服」を基準にして、上旬なら1枚軽く、下旬なら1枚重く——その微調整だけで足ります。

  • 上旬=トレンチやライトジャケット、下旬=薄手でもダウン
  • 日中と夜の平年差は約8.4℃。脱ぎ着できる形が正解
  • 2026年11月の韓国に法定祝日はなし(2026年8月8日確認時点)

月ごとの全体像や、ほかの月が日本の何月にあたるのかを知りたい人は、ソウルの気温は東京より寒い!月別早見表と服装ガイドにまとめてあります。この記事は、そこから11月だけを取り出して深掘りするページ。


目次

11月のソウルは平均7.5℃。まず平年値で土台を作る

平年値とは、直近30年間の観測値を平均した「その土地の標準的な気候」を示す数値である。天気予報の「平年より寒い」の平年は、これのこと。旅行の服装を決めるときは、去年の誰かの体験談より、まずこの数字を土台にするほうが外しません。

項目 ソウル11月の平年値
平均気温 7.5℃
平均最高気温 11.9℃
平均最低気温 3.5℃
降水量 51.1mm

いずれも韓国気象庁の1991〜2020年平年値です。注目したいのは降水量51.1mm。東京の11月が96.3mm(日本の気象庁1991〜2020年平年値)なので、ソウルの11月は東京の半分ちょっと。가을=秋の空気は乾いていて、傘より先にリップクリームを鞄へ入れたくなる季節かも。

この「降らない」という性質は、服装の組み方にも効いてきます。雨に強い素材を優先する必要が薄いぶん、防水よりも保温と防風を優先していい月ということ。撥水加工のアウターを無理に選ばず、風を通しにくい生地を選ぶほうが体感は上がります。コスメポーチのほうは、いつもの保湿アイテムを1つ足す想定で。

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ソウルイン編集部「平均7.5℃」だけ見て薄着で組むと、たいてい失敗します。7.5℃は最高と最低をならした真ん中の数字。実際に体が浴びるのは、最高11.9℃と最低3.5℃のほうです。

10月との違いが気になる人は、韓国旅行の10月の記事と並べて読むと差がはっきりします。ざっくり言えば、10月は「秋を楽しむ服」、11月は「冬の入り口に備える服」。

11月のソウルは、上旬・中旬・下旬で別物

旬とは、1か月を10日ずつ3つに区切った単位である。11月がやっかいなのは、この3つが同じ気候でひとくくりにできないこと。上旬はまだ秋のしっぽが残っていて、下旬にはもう冬の入り口に立っている——1か月かけて季節がひとつ進んでしまう月なんです。

だから「11月の服装」という一括りの答えは、そもそも成立しません。編集部の整理では、旬ごとにアイテムを分けたほうが荷造りが速い。下の表が、この記事のいちばん使ってほしい部分。

アウター インナー 小物
上旬(1〜10日ごろ) トレンチコート/ライトジャケット 長袖カットソー+薄手ニット ストール1枚
中旬(11〜20日ごろ) ウールコート/中綿ジャケット 薄手の保温インナー+ニット ストール+薄手の手袋
下旬(21〜30日ごろ) 薄手でもダウン 保温インナー+厚手ニット マフラー・手袋・耳あて
11月の上旬・中旬・下旬ごとに変わるアウター・インナー・小物の対応を3列に並べた服装対応図

上旬は、日中だけ見れば東京の秋とそう遠くありません。歩き回っているぶんには軽いアウターで足りるので、この時期に必要なのは「厚さ」より「脱げること」。カフェに入るたびに汗ばむような重装備だと、かえって疲れます。

中旬から風の質が変わります。同じ気温でも風が当たると体感は落ちるので、首まわりをふさげるストールが効く時期。ここからインナーに保温素材を1枚仕込んでおくと、夜まで予定を延ばしても崩れません。

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ソウルイン編集部下旬は「まだ11月だから」という思い込みがいちばんの敵。カレンダー上は秋でも、装備はもう冬に切り替えておくくらいでちょうどいいです。

迷いやすいのが中旬。上旬寄りに見積もるか下旬寄りに見積もるかで、持っていくアウターが変わります。目安はシンプルで、15日を境に前半なら上旬側、後半なら下旬側に寄せる。中旬の後半に旅行が当たっている人は、素直にダウンを1枚入れておくほうが安心。

ここに挙げた旬の区分は、月の平年値と一般的な季節の進み方から編集部が組んだ目安です。実際の寒暖はその年によって前後します。出発の1週間前に現地の天気予報を必ず確認してください。

東京の何月に相当する? 答えは12月

換算とは、慣れている土地の気候に置き換えて体感を予測することである。ソウルの気温を「何℃」で覚えるより、「東京の何月」で覚えたほうが、クローゼットの前で手が動きます。

比較項目 ソウル11月 東京11月 東京12月
平均気温 7.5℃ 12.5℃ 7.7℃
平均最高気温 11.9℃ 16.7℃
平均最低気温 3.5℃ 8.8℃
降水量 51.1mm 96.3mm

ソウルの数値は韓国気象庁、東京の数値は日本の気象庁の、どちらも1991〜2020年平年値です。ソウル11月の7.5℃と東京12月の7.7℃、その差は0.2℃。同じ11月でも、ソウルは東京より1か月ぶん先の季節にいるということ。

ここで効いてくるのが最低気温です。東京11月の平均最低が8.8℃なのに対し、ソウル11月は3.5℃。5℃以上の開きがあります。日中の写真だけ見て「東京の秋と同じ感じ」と判断すると、朝と夜でつまずくパターン。

逆に言えば、この換算がわかっていれば買い足しの判断も速くなります。ソウルで「現地調達すればいいや」と考えている人へ——現地の店頭に並んでいるのは、その土地の12月相当の気候に合わせた品ぞろえ。日本の11月の感覚で見に行くと、厚すぎて驚くかもしれません。旅先で1枚買い足すつもりなら、荷物側は上旬仕様、買い足し分で下旬に寄せる、という組み方も成立します。

東京の11月の服装のまま行ったら、どうなりますか?
日中はなんとかなっても、朝晩がつらくなる可能性が高いです。東京11月の平均最低8.8℃に対し、ソウル11月は3.5℃。手袋やマフラーを1つ足すだけでも体感はかなり変わります。

日中と夜の8.4℃差から、重ね着の枚数を決める

日較差とは、1日の最高気温と最低気温の差である。ソウルの11月は平均最高11.9℃・平均最低3.5℃なので、平年ベースでその差は8.4℃。これは「昼にちょうどいい服だと、夜は確実に足りない」ことを意味する数字です。

ホットコーヒーが手のなかで冷めていくくらいの落差、と言えば伝わるでしょうか。だから11月のソウルで大事なのは、厚い1枚より脱ぎ着できる形。カフェや地下鉄は暖房が効いているので、着たまま入ると今度は暑くなります。

組み方は3層で考えるとラクです。肌に近い順に、こう並べます。

  • ベース層=保温インナーや長袖カットソー。夜の冷えに効く土台で、いちばん軽い保険
  • ミドル層=ニットやカーディガン。暖房の効いた店内で真っ先に脱ぐ調整弁
  • アウター層=コートやダウン。風をさえぎる担当で、旬によってここだけを入れ替える

この3層のうち、旬ごとに変わるのは基本的にアウター層とベース層の厚みだけ。ミドル層は上旬から下旬までほぼ共通で使えるので、荷物を減らしたい人はここを1枚に固定してしまうのが手です。

もうひとつ見落とされがちなのが足元。上半身をどれだけ重ねても、靴が薄いと体感は下がります。下旬にかけては靴下を厚めにする、あるいはソールに厚みのある靴を選ぶ——それだけで夜の街歩きの快適さが変わるはず。

とはいえ、必要な枚数は人によって違うはず。下のチェックリストで、当てはまる項目を数えてみてください。

  • 滞在中に夜の外出(明洞・東大門・漢江沿いなど)を予定している
  • 普段から「寒がり」だと自覚がある
  • 滞在が3泊以上で、洗濯せずに着回す予定
  • 屋外の待ち時間が長い予定がある(コンサート物販、屋台巡りなど)
当てはまった数 足すもの
0〜1個 アウター+インナー1枚で足りるはず。ストールだけ追加
2個 保温インナーを1枚、手袋を1組プラス
3〜4個 上の表の「1つ下の旬」の装備へ。上旬でも中旬仕様に格上げ

薄手の保温インナーは、たたんでしまえばシートマスク数枚ぶんの厚み。荷物としてはほぼ無いに等しいので、迷ったら入れておく側に倒すのが正解です。ほかに何を詰めるか整理したい人は、韓国旅行の持ち物リストもあわせてどうぞ。

寒暖差の感じ方には大きな個人差があります。持病がある人、体調に不安がある人は、防寒の内容についてかかりつけの医師や医療機関に相談したうえで判断してください。

11月の混雑と紅葉。連休は「無い」のがポイント

法定公休日とは、韓国で法律にもとづいて定められた休日である。ここが11月の面白いところで——2026年11月の韓国には、法定公休日が1日もありません(2026年8月8日確認時点)。直前は10月9日のハングルの日、次は12月25日まで飛びます。

連休が無いということは、韓国国内の旅行需要が動きにくい月ということ。人気スポットの週末の混み方は変わりませんが、「連休直撃で宿が取れない」タイプの混雑は起きにくい月と考えられます。出発日をずらして費用を抑えたい人は、韓国旅行は平日出発でいくら安い?もチェックしてみて。

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ソウルイン編集部祝日が無い月って、旅行者にとってはちょっとしたボーナス。街のペースが普段どおりなので、行きたかったカフェにすんなり入れる可能性も上がります。

そして11月といえば紅葉。ただし、ソウル都市部の紅葉の見頃時期については、編集部が確認できる範囲では公的機関の平年値データにたどり着けませんでした(2026年8月8日確認時点)。「11月◯日ごろが見頃」と数字で書きたいところですが、根拠のない日付は載せません。その年の紅葉予想は、渡航前に韓国の気象・林業関連機関やソウル市の観光案内の発表を確認してください。

紅葉の時期に写真をきれいに残したい人は、韓服を着て古宮を歩く選択肢もあります。秋の色と韓服の相性は言うまでもなく——詳しくは景福宮の韓服レンタルで。ただし韓服は基本的に薄手なので、下に着るインナーの厚みは早見表より1段階上げておくと安心です。

これに当てはまらないケース

ここまでの服装プランは「ソウル市内を、平年並みの気候で歩く旅」を前提にしています。次のような場合は、そのままでは足りません。

  • ソウル以外へ行く人——同じ11月でも地域差があります。この記事の数値はすべてソウルの平年値です
  • 山へ行く人——標高が上がれば気温は下がります。市内基準の装備では対応できないと考えてください
  • その年が平年と大きく違う場合——平年値はあくまで30年間の平均。暖冬・寒波はこの数値の外側で起こります
  • 屋内中心のプランの人——カフェ巡りやショッピング中心なら、アウターは1段階軽くても成立するかも

要するに、この記事は「決め打ちの正解」ではなく「迷ったときの初期値」。出発前の天気予報を見て、そこから上下に振ってもらうのがいちばん確実です。


よくある質問

11月のソウルにダウンは必要ですか?
下旬(21日以降)なら薄手でも入れておくことをおすすめします。ソウル11月の平均最低気温は3.5℃(韓国気象庁1991〜2020年平年値)で、これは月をならした数字。月末はさらに冷え込む前提で組むと外しません。上旬なら、たためるライトダウンをスーツケースに入れておくくらいで足ります。
11月上旬なら、薄手のコートで足りますか?
日中はトレンチコートやライトジャケットで対応できます。ただし平年値の日較差は約8.4℃あるので、夜の外出があるならストールか薄手の保温インナーを1枚。昼の格好のまま夜まで過ごすプランだけは避けてください。
11月の韓国は雨が多いですか?
多くありません。ソウルの11月の降水量は51.1mm(韓国気象庁1991〜2020年平年値)で、東京の11月の96.3mm(日本の気象庁1991〜2020年平年値)のおよそ半分。折りたたみ傘を1本入れておけば十分で、それより乾燥対策のほうが出番が多いはずです。
初雪や紅葉の時期に合わせて日程を組めますか?
ソウルの初雪の平年日や、都市部の紅葉の見頃時期については、公的機関の平年値データを確認できませんでした(2026年8月8日確認時点)。日程を合わせたい人は、その年の気象・観光関連機関の発表を渡航前にチェックしてください。数字で断言している情報は、出典を確かめてから信じるのが安全です。
靴はどうしたらいいですか?
上半身の重ね着ばかり気にして足元が薄いと、体感が下がりやすくなります。ソウルは坂や階段の多い街なので、歩きやすさを最優先にしつつ、下旬にかけては靴下を厚めにするかソールに厚みのある靴を。ブーツは暖かい反面かさばるので、荷物の余裕と相談してください。

まとめ:今日やることは1つ

今日やることは、クローゼットの「東京の12月に着る服」を1セット、頭のなかで組んでおくこと。それだけで11月のソウルの服装は8割決まります。

  • ステップ1:旅行日が上旬・中旬・下旬のどれかを確認し、早見表の該当行を見る
  • ステップ2:チェックリストの4項目で、当てはまった数だけ装備を足す
  • ステップ3:出発1週間前に現地の天気予報を見て、上下1段階だけ微調整する

ほかの月と迷っている人、時期そのものをずらせる人は、韓国旅行が安い時期はいつもあわせて読んでみてください。11月は連休が無く、気候も「東京の12月」と読みやすい月。準備さえ合っていれば、かなり歩きやすい季節のはず。

ソウルの宿の相場を見る11月は連休が無いぶん、宿は比較的動かしやすい月です

参考・出典

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