韓国スーパーで買うものと値段|かご7点の円換算と、持ち帰れない時の代替

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韓国のスーパー、棚の値札は見えているのに「で、これ日本円でいくら?」が瞬時に出てこなくて手が止まりますよね。しかも会計より厄介なのが、帰りのスーツケース。

  • ウォンを円に直す、いちばんブレない方法
  • 大型マート/中規模スーパー/コンビニで、値段の傾向がどう違うか
  • かご7点の実例(ウォンと円を併記。合計は検算済み)
  • 日本へ持ち帰れないもの・持ち帰りにくいものの線引き
  • 買わずに帰って、日本で買い直したほうがいいもの
結論から

換算は 100ウォン=11.05円(税関の公示レート・2026年8月2日〜8月8日適用分/2026年8月8日確認時点)で足ります。値段そのものは日本のスーパーと大きくは離れておらず、勝負が分かれるのは「重さ」と「持ち帰れるかどうか」のほう。

  • 軽くて薄いもの(のり・粉末だし・お菓子)は現地で買う価値が高い
  • 重い液体・大瓶・肉入りは、現地で買わずに日本の通販に回すほうが安全

目次

まず、ウォンを円に直す物差しを決める

為替は毎日動くので、旅行前に「自分の換算レート」を1つ決めておくと迷いが消えます。おすすめは日本の税関が公示している実勢外国為替相場の週間平均値。輸入品の課税価格を計算するために国が毎週出している数字なので、出所がはっきりしていて、旅行者が家計の目安に使うぶんにはこれで十分。

2026年8月2日〜8月8日に適用される公示レートは、韓国ウォンが100ウォンあたり11.05円でした(2026年8月8日確認時点)。この数字を使うと、こうなります。

ウォン 円(100ウォン=11.05円で換算) 体感の目安
1,000ウォン 約111円 缶コーヒー1本くらい
3,000ウォン 約332円 カフェのドリンク半分くらい
5,000ウォン 約553円 シートマスク3枚分くらい
10,000ウォン 約1,105円 ランチ1回分くらい
30,000ウォン 約3,315円 推しのグッズ1個分くらい
50,000ウォン 約5,525円

店頭でいちいち電卓を出すのが面倒なら、「ウォンの下2桁を消して、11倍」。29,824ウォンなら 298×11=3,278円。実際の換算値3,296円との差は20円ほどなので、買うか買わないかを決めるには足ります。

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ソウルイン編集部「ウォン÷10」で覚えている人が多いのだけれど、それだと1割ほど安く見積もることに。3万ウォンの買い物で300円ずれるので、最後に1割足す癖をつけておくと安心かも。

旅行全体の予算感を先に固めたい場合は、韓国旅行の費用の内訳のほうから逆算すると、スーパーに使ってよい金額が決めやすくなります。


スーパーは3種類。値段の傾向がはっきり違う

韓国で마트=スーパー(mart)と呼ばれる店は、規模で3層に分かれます。同じ商品でも、どこで買うかで印象がかなり変わるので、目的別に使い分けたいところ。

種類 代表例 値段の傾向 注意点
大型マート(GMS) Eマート/ロッテマート/ホームプラス まとめ買いの単価が最も下がる。大容量・多本パックが中心 月2回の義務休業がある。営業は10時〜23時の店が多い
中規模スーパー(SSM) イーマートエブリデイ/ロッテスーパー/GSザ・フレッシュ 大型マートに近い値付けで、1点から買いやすい こちらも義務休業の対象。品揃えは絞られる
コンビニ GS25/CU/セブンイレブン 基本は定価。ただし1+1・2+1の企画が常時走る 単価は高め。深夜も開いている

ここで見落としがちなのが의무휴업=義務休業。大型マートとSSMは流通産業発展法にもとづいて、原則として毎月第2・第4日曜が休みになります。ただし2024年以降は自治体ごとに休業日をずらす動きが広がっていて、平日休みの店舗も増加中。日曜にマートへ行く予定なら、その店舗の営業日を先に確認しておくのが確実です。

コンビニの値段感がどれくらい違うのかは、同じ商品を比べるとわかりやすいはず。話題のスイーツで比較した韓国コンビニのドバイチョコの価格を見ると、コンビニは「安さ」ではなく「その場で手に入る」を買う場所だとはっきりします。


買い物かごの実例:7点で29,824ウォン(約3,296円)

お土産にされやすい定番を7点だけ並べてみました。金額はいずれも2026年8月8日確認時点で、メーカーの公式オンラインモール、または大手スーパーのオンラインストアに表示されていた価格です。店頭の棚札は店舗・時期・セールで上下するので、あくまで「だいたいこの帯」という物差しとして見てください。

商品 容量 ウォン 円(100W=11.05円) 価格の出所
辛ラーメン(袋麺5食パック) 120g×5 4,510ウォン 約498円 農心の公式モール
味付けのり(弁当のりタイプ) 2.5g×8袋 2,480ウォン 約274円 東遠の公式モール
のり(在来のり・小分け) 4g×16袋 5,584ウォン 約617円 CJの公式モール
チョコパイ 12個入・468g 4,350ウォン 約481円 イーマートエブリデイ
コチュジャン(唐辛子みそ) 200g 2,840ウォン 約314円 CJの公式モール
牛肉だしの粉末調味料 100g 4,750ウォン 約525円 CJの公式モール
味付けのりフレーク(韓国しょうゆ味) 50g×2 5,310ウォン 約587円 CJの公式モール
合計 29,824ウォン 約3,296円

合計は検算済みで、個別の円を足しても29,824ウォンを換算しても3,296円に着地します。ちなみに同じコチュジャンでも500gサイズは7,140ウォン(約789円)。容量を2.5倍にしても値段は2.5倍にならないので、単価だけ見れば大きいほうが得。ただしその判断は、次の章で覆ることになります。

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ソウルイン編集部この7点、日本のスーパーで同じものを探すと「ちょっと高いけど買えなくはない」帯。つまりスーパー土産で稼げる差額は、思っているほど大きくない。だからこそ「軽い・薄い・日本で見かけない」に絞るのが正解になります。

なお、スティックコーヒーのような箱物は本数のバリエーションが多く、同じ商品名でも50本/100本/180本で値段の桁が変わります。単価で比べないと損得が見えないので、この表からは外しました。


レジまわりで戸惑いやすい4つのこと

  • レジ袋はもらえない。2019年1月から、大型店舗と一定規模以上のスーパーでは使い捨てビニール袋の提供が禁止されています(韓国の資源再活用法の施行規則改正による)。代わりに有料の紙袋・장바구니=エコバッグ・規格のごみ袋を買う形。旅行者は折りたたみのエコバッグを1枚持っていくと詰まりません
  • 魚・肉コーナーの内袋だけは例外。水分のある生鮮を包む薄い袋(속비닐)は禁止対象から外れています
  • 支払いは基本カード。大型マートは有人レジもセルフレジもカード対応が前提。ただし海外発行カードが通らないセルフレジもあるので、少額の現金を残しておくと詰まりにくい
  • タックスリファンドは「加盟店・1件15,000ウォン以上」が条件。大型マートでも対応する店舗はありますが、店舗ごとに扱いが異なります。食品だけの少額会計だと条件に届かないことも多いので、期待値は低めに置いておくほうが気楽

エコバッグと現金の話は細かく見えて、実際にレジ前で止まる原因の上位。両替をいくら用意しておくかを決めるときに、この「レジで現金が要る場面」を1回分入れておくと安心です。


韓国のスーパーで買ったものを持ち帰れるかで分けた図。菓子・インスタント麺・お茶・のりは持ち帰れる。瓶詰めや液体、冷蔵品、生の果物は持ち帰りにくい

ここが本題。日本へ持ち帰れないもの・持ち帰りにくいもの

値段よりも先に確認しておきたいのが、この4つ。順番に潰していきます。

1. 肉が入っているものは、原則として持ち帰れない

これがいちばん強い制約。動物検疫所は、海外から持ち込まれる畜産物について、輸出国政府が発行した検査証明書がないものは持ち込めないと案内しています。ソーセージ、ジャーキー、肉の入った餃子やレトルト、加熱済みの缶詰も、肉製品であればこの枠。

動物検疫所の公表内容では、違反した場合の罰則は300万円以下(法人の場合は5,000万円以下)の罰金、または3年以下の拘禁刑。2020年7月1日から、それまで最高100万円だった罰金が最高300万円へ引き上げられています(2026年8月8日確認時点)。うっかりでは済まない額なので、肉入りの棚は最初から見ない、が現実的な対処です。

2. 生鮮の野菜・果物には検査証明書が要る

植物防疫所の案内では、輸入植物検疫の対象は「苗・穂木・球根・種子などの栽培用植物」と「野菜、果実、切り花、木材、穀類、豆類などの消費用植物」。旅行者が輸出国の検査証明書を用意するのは現実的に難しいので、生鮮のフルーツや野菜は買わない前提で組み立てるほうが早い。キムチのような加工品は個別の判断になるため、気になる場合は植物防疫所に確認を。

3. 液体物は「機内持ち込み」がまず通らない

国際線には、国土交通省が定める液体物のルールがあります。100ml(g)を超える容器に入った液体物は機内へ持ち込めず、100ml以下の容器に移したうえで、容量1リットル以下のジッパー付き透明袋1枚(縦20cm×横20cm以下が目安)にまとめる必要がある、というもの。

コチュジャン、サムジャン、ごま油、そしてキムチ。スーパーで買いたくなるものの多くが、この基準では液体物側に寄ります。つまり預け荷物一択。ここで問題になるのが漏れで、気圧の変化で汁が出るとスーツケースの中身が全滅します。ジッパー袋で二重にして、さらに衣類で挟むところまでやって、ようやく安心できる程度。

4. 重量。表示の内容量を足すだけで、すぐ1kgを超える

韓国発着のLCC各社は、日本路線で預け荷物15kgまで無料・機内持ち込み10kgまでという条件を公表しているところが多く、余裕はそれほどありません。先ほどの表で言えば、袋麺5食パック(600g)とチョコパイ12個(468g)を入れただけで1,068g。ここに調味料の瓶が2本入ると、体感はいっきに重くなります。無料枠と超過料金の考え方は機内持ち込みと預け荷物のルールで先に確認しておくと、買い物の途中で迷いません。

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ソウルイン編集部コチュジャン500gが200gより単価で得、という判断が覆るのはここ。300gの差を持ち帰るために超過料金を払うなら、はじめから日本で買うほうが安い。荷物のことまで入れて計算するのが、スーパー土産の正しい算数だと思っています。

重いもの・持ち帰れないものは、日本で買い直す

ここまでの制約を裏返すと、買い方の答えが出ます。現地では「軽い・薄い・かさばらない」だけを買い、重い液体と大容量は日本の通販に回す。そうすると荷物は驚くほど軽くなり、旅の後半の身動きが変わります。

カテゴリ 現地で買う/日本で買う 理由
のり(小分け・在来のり) 現地で買う 軽くて薄い。荷物の隙間に入る
お菓子・チョコパイ類 現地で買う かさばるが軽い。配る用途に向く
袋麺・トッポギ どちらでも 1〜2パックなら現地。箱買いは日本のほうが荷物が楽
コチュジャン・ごま油・大瓶の調味料 日本で買う 液体物扱い+重量。漏れのリスクも高い
肉入り加工品・生鮮品 日本で買う そもそも持ち帰れない

買い直す先を具体的に決めておくと、店頭で「今買わないと」という焦りが消えます。袋麺なら韓国ラーメンを通販で買うときの選び方、のりは韓国のりの通販でおすすめの選び方へ。

いちばん効くのが調味料。重くて漏れやすく、しかも日本でふつうに手に入るという三重苦なので、コチュジャンとダシダを通販で買うに回してしまうのが賢い判断だと思います。トッポギの通販も同様で、ソース入りのセットは現地で買うと重量がかさむタイプ。

そして、そもそも持ち帰れないもの。汁物の麺類などは、現地の店で食べるのが唯一の正解です。カルグクスという韓国の麺料理のように、スーパーの棚では再現しきれない一杯を旅程に1回入れておくと、買い物の優先順位も自然に決まります。

本記事の価格・レートはすべて2026年8月8日確認時点のものです。為替は毎日、商品価格はセールや改定で動きます。渡航前に税関の公示レートと、各メーカー・各スーパーの公式サイトで最新の数字を確認してください。持ち込み規制についても、最新の内容は動物検疫所・植物防疫所の公式案内が正となります。


この買い方が向かないケース

  • 会社や学校へ配る数が多い人……1個単価より「同じ物を大量に」が優先されるなら、日本の通販でまとめたほうが確実。現地で数が揃わないこともある
  • 手ぶらで身軽に動きたい旅程の人……スーパーは旅の最終日向き。中日に買うと、そのあとずっと持ち歩くことに
  • 大型マートしか行けない日程の人……第2・第4日曜に当たると休業の可能性がある。その日はコンビニか中規模スーパーへ切り替える前提で組む
  • 賞味期限の短いものを狙っている人……生鮮・惣菜は持ち帰り前提にできない。現地で食べきる想定に

よくある質問

大型マートとコンビニで、同じ商品の値段はどれくらい違う?
商品によって幅があるため一律の倍率は出せません。傾向としては、大型マートは大容量・多本パックの単価が下がる設計、コンビニは定価ベースで1+1・2+1の企画に寄せる設計。少量を1個だけ買うなら差は小さく、5個10個と買うほど大型マートが効いてきます。
キムチはスーツケースで持ち帰れる?
汁のある食品は機内持ち込みの液体物ルールに引っかかるため、預け荷物に入れる形になります。真空パックや缶タイプでも、気圧の変化で漏れることがあるのでジッパー袋で二重にするのが基本。植物検疫の扱いが気になる場合は、植物防疫所へ事前に問い合わせるのが確実です。
肉入りのインスタント食品も駄目?
肉製品にあたるものは、輸出国政府の検査証明書がないと持ち込めません。パッケージにかたまり肉が入っているタイプはもちろん、原材料に肉が含まれる加工品も対象になり得ます。判断に迷うものは買わない、が最も安全。動物検疫所の案内では罰則も定められています。
スーパーでタックスリファンドは受けられる?
加盟店であること、1件あたり15,000ウォン以上であることが条件と案内されています。大型マートでも対応する店舗はありますが、店舗ごとに扱いが違うため、レジ横やサービスカウンターの表示で確認するのが早道。食品だけの会計だと金額が届かないケースもあります。
結局、現地で買う価値が高いのはどれ?
軽くて薄く、日本の店頭で見かけにくいもの。小分けののり、粉末の調味料、パッケージが季節限定のお菓子あたりが該当します。逆に重い液体・大容量・肉入りは、日本で買い直すほうが総コストで安く済むことが多いはず。

まとめ

  • 換算は100ウォン=11.05円(税関の公示レート・2026年8月2日〜8月8日適用分/2026年8月8日確認時点)。店頭では「下2桁を消して11倍」
  • 定番7点のかごで29,824ウォン=約3,296円。日本との価格差はそれほど大きくない
  • 大型マートとSSMは月2回の義務休業あり。レジ袋は出ないのでエコバッグを1枚
  • 肉製品は原則持ち帰れず、生鮮の野菜・果物は検査証明書が必要。液体物は預け荷物一択
  • 重い液体と大容量は日本の通販に回す。荷物が軽くなり、超過料金の心配も消える

参考・出典

  • 税関「外国為替相場(課税価格の換算)」2026年8月2日〜8月8日適用分 https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/kawase/index.htm (2026年8月8日確認)
  • 動物検疫所「家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために」 https://www.maff.go.jp/aqs/topix/mizugiwa.html (2026年8月8日確認)
  • 植物防疫所「よくあるご質問(海外からの持込み編)」 https://www.maff.go.jp/pps/j/trip/oversea/faq/index.html (2026年8月8日確認)
  • 韓国 環境部 報道資料「新年から大型マート等で使い捨てビニールが使用できなくなる」 https://me.go.kr/home/web/board/read.do?boardMasterId=1&boardId=932750&menuId=286 (2026年8月8日確認)
  • 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」 https://www.narita-airport.jp/ja/airportguide/security/liquid/ (2026年8月8日確認)
  • 農心 公式モール 辛ラーメン120g×5 https://nongshimmall.com/product/%EC%8B%A0%EB%9D%BC%EB%A9%B4120g5/2660/ (2026年8月8日確認)
  • 東遠 公式モール 味付けのり4号 2.5g×8袋 https://www.dongwonmall.com/product/detail.do?productId=000010041 (2026年8月8日確認)
  • CJ 公式モール(コチュジャン・粉末調味料・のり各種) https://www.cjthemarket.com/ (2026年8月8日確認)
  • イーマートエブリデイ チョコパイ468g(12個入) https://emile.emarteveryday.co.kr/product/ProductView?skuCode=8801117534912 (2026年8月8日確認)

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