本記事にはプロモーションを含みます。
「新堂洞(シンダンドン)トッポギタウン」と調べると、마복림・아이러브신당동・24시간 といった単語がいくつも出てきて、結局どこが元祖で、どの店に入ればいいのか迷う――という声をよく聞きます。ソウル中区の新堂洞には、戦後の屋台から始まったとされる鍋トッポギの通りがあり、いまも数十軒が軒を連ねています。この記事では、中区庁の公式案内と店舗情報をもとに、通りの成り立ち・アクセス・確認できた店の営業時間・頼み方を整理しました。
新堂洞トッポギタウンは、ソウル地下鉄の新堂駅7番出口、または青丘駅1番出口から歩ける退渓路76ギル50一帯に広がっています(2026年9月17日確認)。元祖として中区庁の案内に名前が挙がるのは마복림할머니집(マボクリムハルモニ集)で、営業時間は9:00〜22:50、毎月第2・第4月曜が定休です。24時間営業で知られる店としては아이러브신당동(アイラブ新堂洞)の名前がよく挙がります。どちらも餅・ラーメン・練り物などを鍋で煮込む즉석떡볶이(即席トッポギ)のスタイルで、追加のサリ(具材)を足しながら食べ進めるのが定番です。
結論から――新堂洞トッポギタウンはどこ?元祖と頼み方の基本
新堂洞は、ソウル中心部からひと駅かふた駅で行ける距離にありながら、観光客の多い明洞や弘大とは少し違う顔を持つエリアです。トッポギタウンと呼ばれる通りは退渓路76ギル沿いに鍋トッポギの店が並ぶ一角を指し、看板に「元祖」の文字を掲げる店も少なくありません。
向いているのは、辛い鍋料理を仲間や家族で囲みたい人、そして観光地化する前の下町の空気を味わいたい人。逆に、辛いものが苦手な派のあなたには、味付けの主役がコチュジャンとチュンジャン(韓国式甘みそ)を混ぜたタレなので、控えめな注文から試すほうが安心かもしれません。食べ歩きのコースは韓国3回目以降の旅行コースの記事で紹介した「定番から少し外れた場所」の候補のひとつにもなります。
新堂洞トッポギタウンとは――戦後から続く誕生の経緯
中区庁の公式案内によると、新堂洞トッポギタウンの始まりは1953年、朝鮮戦争の休戦後に避難民が新堂洞に集まってきた時期にさかのぼります。마복림(マボクリム)というハルモニ(おばあさん)が、太めに切った餅を鍋に入れ、コチュジャンで和えて1個ずつ売ったのが起点として紹介されています(2026年9月17日確認)。
近くに劇場や学校があったこともあって商売が繁盛し、屋台から店舗へと商いの形が広がっていったと案内されています。1970年代に入ってドラム缶の練炭火からプロパンガスへと調理の手段が変わったタイミングで鍋トッポギが大衆化し、最盛期には約40軒ほどの店が軒を連ねる通りになったと中区庁は説明しています。
正直に書いておくと、「元祖」を名乗る店が複数ある背景を、どの店が何番目に暖簾分けしたかという単位まで裏付ける一次資料は、今回の調査の範囲では見つけられませんでした。確認できたのは、中区庁が公式に元祖として紹介しているのは마복림할머니집だという点と、その繁盛ぶりを見て周辺に同業の店が増えていったという経緯です。
アクセス――新堂駅・青丘駅からの行き方
新堂洞トッポギタウンの住所は、中区庁の公式案内では「ソウル特別市中区退渓路76ギル50一帯」とされています(2026年9月17日確認)。地下鉄でのアクセスは、2号線・6号線の新堂(シンダン)駅7番出口、または6号線の青丘(チョング)駅1番出口が、中区庁の案内で示されている経路です。
新堂駅は2号線と6号線が交わる乗換駅で、明洞や東大門からも大きな乗り換えなしで移動できる位置にあります。出口を出てからの正確な徒歩分数までは今回確認できませんでしたが、駅を出てすぐの一帯に店が集まっているという案内の書きぶりからすると、大きく迷うような距離ではなさそうです。
出口を出てからの細かい曲がり角までは、この記事では確認できていません。到着後はNAVER地図などの地図アプリで店名を検索しながら歩くのが確実です。
元祖と呼ばれる店――マボクリムハルモニ集
마복림할머니집(マボクリムハルモニ集)は、新堂洞トッポギタウンの起点として中区庁の案内に登場する店です。店舗情報サイトで確認できた住所は「ソウル特別市中区タサンロ35ギル5」、営業時間は毎日9:00〜22:50、定休日は毎月第2・第4月曜となっています(2026年9月17日確認)。
メニューは人数に応じたセット構成で、2人セットが17,000ウォン、3人セットが20,000ウォン、4人セットが27,000ウォンと案内されています。追加のサリ(具材)は、餅4,000ウォン、練り物4,000ウォン、ラーメン2,000ウォン、ジョルミョン(太めの麺)2,000ウォン、餃子2,000ウォン、卵1,000ウォン、チーズ3,000ウォンです(2026年9月17日確認)。
卵1個1,000ウォンは、コンビニのおにぎり半分にも届かない金額感。2人セット17,000ウォンは、カフェでコーヒーを2杯頼むのとそう変わらない感覚かもしれません。価格は変動する可能性があるため、訪問前に店舗情報サイトや電話(02-2232-8930)で最新を確認しておくと安心です。
24時間営業で知られる店――アイラブ新堂洞と、確認できていない店
아이러브신당동(アイラブ新堂洞)は、24時間営業をうたう店として旅行系メディアの記事にたびたび登場します。住所は退渓路76ギル50、定休日は毎月第1・第3月曜という情報が複数の店舗情報サイトに載っていましたが、営業時間の細部や現在の状況は、公式サイトなど一次情報での裏取りまではできませんでした(2026年9月17日確認の範囲)。
そのほか、新堂駅8番出口付近に位置するという삼대할먼네(サムデハルモンネ)本店、鶏の足の専門店を兼ねる우정떡볶이(ウジョントッポギ)といった店名も旅行メディアの記事で紹介されています。ただしこれらの店については、営業時間・定休日を裏付ける公式情報を今回は確認できていません。
마복림할머니집(マボクリムハルモニの店)以外の店の住所・営業時間は、この記事では店舗情報サイトや旅行メディアの記事に載っている範囲の紹介にとどまります。訪問前に地図アプリや電話で営業しているかを確認してから向かうことをおすすめします。
즉석떡볶이(即席トッポギ)の頼み方――基本セットと追加サリ
新堂洞スタイルのトッポギは、平たい鍋に餅・練り物・ラーメン・野菜などをあらかじめ並べて出し、卓上のガスコンロで煮込みながら食べる즉석떡볶이と呼ばれるスタイルです。基本セットには餅・練り物・ラーメンが含まれる店が多く、そこに好みでサリを足していく注文の仕方が定番になっています。
마복림할머니집の例で言えば、卓上で餅・練り物・ラーメンに加えて、ジョルミョンやチーズ、ゆで卵を追加できます。辛さを直接和らげたい派のあなたにはチーズ、ボリュームを足したい人にはラーメンや餃子が定番の足し方として挙がっているようです。
食べ方のコツ――煮込み方とシメの選び方
鍋トッポギは注文してすぐに食べられるわけではなく、卓上のコンロで煮込む時間が必要です。具材に火が通ってタレにとろみが出てくるまでは、少し待つ時間があるものとして構えておくと落ち着けます。煮詰まってきたら追加のサリを入れて味の濃さを調整する、という進め方が一般的なようです。

下の図は、営業時間という切り口から店を選ぶときの目安を整理したものです。日中にゆっくり元祖の味を楽しみたいのか、時間を気にせず入れる店を優先したいのかで、向く店が変わってきます。
鍋の具材を食べ進めたあと、残ったタレでご飯を炒めるシメを用意している店もあると紹介されています。辛さの余韻をご飯で受け止める食べ方は、トッポギだけでお腹を満たす場合と比べて満足感が変わってくるはずです。シメの有無や追加料金は店によって差があるようなので、気になる場合は注文時に確認するのが確実です。
新堂洞で食べ歩くなら泊まるエリア
新堂洞は東大門や明洞からも近く、ソウル中心部に宿を取っておけば、トッポギタウンへの往復も含めて身軽に動けます。鍋料理で体が温まったあと、部屋に戻ってゆっくり休めるかどうかは、旅の満足度を左右するポイントかもしれません。
ソウルのホテルをTrip.comで探す新堂洞・東大門エリアへの拠点探しに
地下鉄1本で新堂洞に出られるエリアに泊まっておけば、夜遅くまで営業している店を選んだ日でも、移動の負担を抑えられます。逆に空港からの到着日や出発前日に合わせて宿泊エリアを決めたい人は、日程全体の動線から逆算して選ぶのがおすすめです。
周辺の見どころ――光熙門と힙당동エリア
新堂洞のすぐ近くには、ソウル城郭の四小門のひとつである光熙門(クァンヒムン)があります。ソウル市の広報媒体では、光熙門を起点に東大門デザインプラザ(DDP)などを経由し、新堂洞トッポギタウンを含む界隈を歩く「光熙門タルビッ(月明かり)ロード」というコースが紹介されています(2026年9月17日確認)。
近年は新堂洞の一部を指して「힙당동(ヒプダンドン)」という呼び方も使われるようになっていて、トッポギタウンの古い路地と、新しくできたカフェやショップが混在するエリアとして紹介されることがあります。トッポギタウンだけで完結させず、界隈をあわせて歩くと、下町の顔と新しい顔の両方を見られるかもしれません。
東大門エリアの食べ歩きに興味がある人は東大門市場の屋台ガイドの記事もあわせて参考にしてみてください。鍾路・乙支路エリアの居酒屋横丁が気になる人にはノガリ横丁の記事も近い雰囲気の情報として役立つはずです。
持ち物と訪れるタイミングのコツ
鍋トッポギは辛さと熱さが同時に来る料理なので、飲み物を多めに用意しておくと安心です。夏場は汗をかきやすく、冬場は鍋の温かさがありがたく感じられる、季節を問わず楽しめるメニューではありますが、辛いものに慣れていない派のあなたは、水や牛乳など口直しになる飲み物を別に頼んでおくのも手です。
通りには複数の店が並んでいるので、1軒で満足できなかった場合に別の店をはしごする、という楽しみ方もできます。ソウルで店を探すときの基本的なアプリの使い方は韓国の店探しアプリの記事で整理しているので、あわせて確認しておくと現地で迷いにくくなります。
よくある質問
まとめ――新堂洞トッポギタウンは元祖から食べ歩く価値がある
新堂洞トッポギタウンは、中区退渓路76ギル50一帯に広がる、1953年の屋台から始まったとされる鍋トッポギの通りです(2026年9月17日確認)。地下鉄新堂駅7番出口・青丘駅1番出口から歩ける距離にあり、元祖として案内される마복림할머니집をはじめ、24時間営業で知られる店など、性格の異なる店が軒を連ねています。
- 住所は中区退渓路76ギル50一帯、新堂駅7番出口・青丘駅1番出口からアクセス
- 1953年、避難民が集まった時期に屋台から始まったと中区庁が案内
- 元祖として案内されるのは마복림할머니집。9:00〜22:50、第2・第4月曜定休
- 24時間営業で知られるのは아이러브신당동。営業状況は訪問前に要確認
- 즉석떡볶이は餅・練り物・ラーメンが基本、サリを足しながら食べ進める
「元祖」を掲げる店が複数ある通りだからこそ、1軒に絞らずに食べ比べる楽しみ方もできそうです。営業状況は変わることがあるので、出発前には中区庁の公式案内や各店の情報を確認してから向かってください。周辺の食べ歩きを広げたい人はソウルのトッポギ店ガイドの記事もあわせてどうぞ。
参考・出典
- 서울특별시 중구청 문화관광「신당동 떡볶이골목」https://www.junggu.seoul.kr/tour/content.do?cmsid=15027&contentId=3518 (2026年9月17日確認)
- 서울시 미디어허브「신당동 떡볶이만 안다고? ‘광희문 달빛로드’ 따라 힙당동 골목 투어!」https://mediahub.seoul.go.kr/archives/2010574 (2026年9月17日確認)
- 다이닝코드「마복림 떡볶이」매장정보 https://www.diningcode.com/profile.php?rid=KqVwpKJ07lC2 (2026年9月17日確認)
- 여행픽「신당동 떡볶이 타운 맛집, 어디가 제일 맛있을까?」https://www.thetrippick.com/news/articleView.html?idxno=2458 (2026年9月17日確認)
- 한국관광공사 대한민국 구석구석「신당동 떡볶이타운」https://korean.visitkorea.or.kr/detail/ms_detail.do?cotid=c64d5699-c7b2-4908-ae22-2dec5a317089 (2026年9月17日確認)

