参鶏湯や焼肉は何度も食べたことがあるけれど、「참치 무한리필(マグロ食べ放題)」と看板に書いてある店には、なんとなく入りそびれている——そんな人は多いはずです。値段の相場が分からない、部位の名前が読めない、そもそも1人でも入れるのかも不安。焼肉店なら値段の見当がつくのに、マグロの刺身専門店となると急に未知の世界に見えてくる感覚、編集部にもよく分かります。この記事では、実際に営業を確認できた店の値段・仕組みを軸に、참치 무한리필の頼み方と部位の名前を整理します。
今回確認できた範囲では、참치 무한리필の値段は1人28,000〜49,000ウォンほど。教大(キョデ)駅そばの「참치한상」は1人49,000ウォンで2人から、2時間制・1日2部制で運営されています(2026年9月13日確認)。等村(トゥンチョン)駅そばの「참치섬」は1人28,000ウォンからという情報がありますが、閉店時刻や定休日までは今回の調査で確認しきれませんでした。多くの店が「2人以上」を条件にし、酒の外部持ち込みを断って1人1杯の注文を求めるのは、テーブル単位で採算を取る食べ放題業態に共通する仕組みです。部位は脂の少ない赤身から食べ始めるのが、味を最後まで楽しむコツとされています。
結論から――値段は1人2万円台〜5万円台、多くが2人から
참치 무한리필の値段は、店によってかなり幅があります。今回の調査で営業を直接確認できた「참치한상」は1人49,000ウォンで、2人からの注文が条件でした(diningcode公式店舗ページ・2026年9月13日確認)。一方、「참치섬」は1人28,000ウォンからという情報が検索結果から見つかりましたが、店の公式ページそのものは今回開くことができず、営業時間や定休日までは確認しきれていません。同じ참치 무한리필というくくりでも、値段が2倍近く違う背景には、扱うマグロの等級や産地、部位の配分の違いがあると考えられます。
値段だけを見て「安いほうが得」と決めつけず、何人前から頼めるか、何時間制か、酒の注文が必須かどうかまで含めて比べるのがポイントです。次の項目から、この참치 무한리필という業態そのものの仕組みを整理していきます。

참치 무한리필と참치 오마카세は何が違うのか
看板でよく見る「참치 무한리필」と「참치 오마카세」は、似ているようで仕組みが違います。오마카세(お任せ)は本来、店主がその日仕入れた素材で献立を組み立てる、量と品目があらかじめ決まったコース形式です。マグロ専門店でも오마카세を掲げる場合、原則としておかわり自由な食べ放題ではなく、決められた品数を順番に出す形が基本とされています(ウィキペディア「오마카세」項目)。
対して참치 무한리필は、時間制または人数条件のもとで、刺身を好きなだけおかわりできる業態です。同じ「チャムチ専門店」でも、看板に「오마카세」と書いてあるか「무한리필」と書いてあるかで、頼める量も値段の考え方も変わってくるため、予約前にどちらの形式かを確認しておくと当日の期待値がずれません。旅行者にとっては、量を気にせず楽しみたいなら무한리필、少量でも質の高い一皿を順番に楽しみたいなら오마카세、という選び方になります。似た系統の食体験として、生きたタコを使うサンナクジ(生タコ)の記事も、注文前に仕組みを知っておくと安心という点は共通しています。
部位の名前と実食の順番――뱃살・속살・머릿살
참치の部位は大きく分けて、頭やカマ周りの머릿살(頭身)、腹まわりの뱃살(腹身)、背中側の등살(背身)、そして脂の少ない속살(赤身)に分かれます(YTN・나무위키「참치회」項目)。同じ一匹のマグロでも、部位ごとに脂の乗り方がまったく違うため、食べ放題では一皿ずつ味わいが変わっていく感覚があります。
食通のブログで紹介されている目安の食べ方は、脂の少ない속살(赤身)から始めて、少しずつ脂の多い部位へ進んでいく順番です。舌が脂に慣れてしまう前に、あっさりした部位の味を確かめておくという考え方で、頬肉やカマ周りの身はサービスで追加されることもあるとされています(brunch.co.kr掲載の複数記事より)。ただしこれは店が決めた提供順ではなく、食べ方の目安である点は押さえておきたいところです。下の図は、この順番の考え方をそのまま整理したものです。
なぜ「2人から」の店が多いのか
참치 무한리필の店では、「1人49,000원、2人から」のように、最低人数を設けているところが少なくありません。実際、今回確認した「참치한상」も2人からの注文が条件でした。韓国のネット掲示板では、食べ放題業態が1人客を受け付けない理由として、席あたりの回転と、複数人で頼む酒や飲み物からの収益を確保する必要がある、という説明がよく挙げられています。1人が長時間席を占有して少量しか頼まないと、店側の採算が合いにくいという構造は、焼肉の食べ放題などとも共通しています。
この「複数人が前提」という仕組みは韓国の食べ放題業態全般に見られる傾向で、詳しい背景は韓国の「2人前から」ルールを整理した記事でまとめています。逆に、どうしても1人で刺身を楽しみたい場合は、무한리필ではなく単品注文ができる店を探すか、1人焼肉の探し方を整理した記事で紹介しているような、1人客向けの店の探し方が参考になるはずです。同行者を見つけるのが難しい旅程では、この条件を知っておくだけで予約の失敗を防げます。
焼酎・ビールの追加ルールと持ち込み不可
참치 무한리필の店では、酒まわりのルールも事前に知っておきたいポイントです。今回確認できた「참치한상」の例では、外部の酒の持ち込みは不可で、1人1杯の酒または飲み物の注文が必須とされていました。刺身だけを目当てに来店する客への牽制として、こうしたルールを設けている店があるという構図です。DiningCode掲載レビュー(2026年9月13日確認)には、1人1酒類または飲料の利用が必要で、焼酎・ビール・飲料は各5,000ウォンとの記載がありました。ただし店舗公式の料金表ではなくレビュー情報のため、最新の料金と対象商品は予約時か来店時に確認しておくと会計時に慌てずに済みます(2026年9月13日確認)。
一般的に、刺身系の食べ放題店では「刺身だけを抜いて食べる」ことを防ぐための注意書きを掲示している例があるとされ、追加料金の対象になったり、場合によっては退店を求められることもあるようです。旅行者としては、酒を飲まない場合でも「1人1杯」の対象になるのがソフトドリンクなのかどうかを、入店前に確認しておくのが無難です。
キムチ・海苔・わさびの韓国式の食べ方
韓国の食堂では、キムチをはじめとする반찬(バンチャン・副菜)がおかわり自由なのが基本の商習慣です。참치 무한리필の店でも、マグロ本体とは別に、스키다시(つき出し)としてエビやサザエ、生わさび、大根の芽などが添えられる例が確認できました。副菜のおかわり文化そのものについては반찬おかわりのルールを整理した記事で詳しく扱っているので、あわせて確認しておくと食堂全般での立ち回りがスムーズになります。
食べ方としては、海苔で巻いたり、酢コチュジャンやわさびを添えたりと、刺身の脂の重さを調整しながら食べ進めるのが一般的な楽しみ方です。焼肉店で部位ごとに味付けや巻き方を変える発想と近く、焼肉の食べ方ガイド記事で紹介している「部位ごとに合わせる調味料を変える」という考え方は、참치 무한리필にもそのまま応用できます。わさびを醤油に溶かず、刺身の上に少量のせて食べるのが韓国でも好まれる食べ方の一つとされています。
値段が安い店で気をつけたいこと
참치 무한리필は「値段が安いほど得」とは言い切れない業態でもあります。2015年3月16日付のノーカットニュースの記事によれば、当時、最高級とされる中トロ・大トロ・背身などの部位は日本向けに輸出される構造があり、韓国国内の食べ放題店では、日本ではあまり好まれない頭身や尾身、一部の腹身が使われがちだという指摘がありました。これは2015年時点の業界構造についての報道であり、2026年現在の各店の仕入れ実態を保証するものではありませんが、値段の安さの背景を考えるうえでは参考になる視点です。
マグロの等級・産地・鮮度は店ごとに大きく異なります。値段の安さだけで判断せず、口コミや実食レポートで「どの部位が中心に出るか」を事前に確認しておくと、当日のがっかりを防げます。
実際に営業を確認できた店――참치한상(教大)
今回、店舗の公式情報まで開いて確認できたのが「참치한상」です。所在地はソウル瑞草区、住所は서초대로46길100の2階、地下鉄教大(キョデ)駅から徒歩5分ほどの立地です。値段は1人49,000ウォンで2人からの注文が条件、食べ放題の時間は2時間制で、17時スタートと19時30分スタートの1日2部制で運営されています。営業時間は17:00〜22:00、ラストオーダーは21:00、定休日は毎週日曜です(diningcode公式店舗ページ・2026年9月13日確認)。
2部制で区切って営業する仕組みは、昼と夜のあいだに準備時間を挟む韓国の飲食店のブレイクタイムを整理した記事で紹介している考え方とも近く、予約時間の前後に余裕を持って向かうのが安心です。予約はキャッチテーブル(韓国の飲食店予約アプリ)を通じて行う必要があるとされているため、日本から予約する場合はアプリの日本語対応状況も含めて事前に確認しておくとよいでしょう。
情報はあるが直接確認できなかった店――참치섬(等村)
もう一軒、検索の過程で見つかったのが「참치섬」です。所在地はソウル陽川区、住所は목동중앙북로1길39の1階、地下鉄等村(トゥンチョン)駅の近くとされ、値段は1人28,000ウォンからという情報がありました。ダッチ席(カウンター席)とテーブル席があり、エビやサザエのつき出し、生わさびと大根の芽が添えられるといった紹介も見つかっています。ただし今回の調査では店の公式ページそのものを開くことができず、閉店時刻・定休日・電話番号までは確認しきれませんでした。
- 참치한상: 住所・営業時間・電話番号・予約方法まで公式情報で確認済み
- 참치섬: 値段と大まかな立地は分かるが、閉店時刻・定休日は未確認
このように「営業を確認できた店」と「情報はあるが未確認の部分が残る店」を分けておくのは、旅程を組むうえで大切な作業です。참치섬を訪れたい場合は、電話やSNSで営業時間を直接確認してから向かうことをおすすめします。
よくある質問
まとめ――頼む前に決めておくこと
참치 무한리필は、参鶏湯や焼肉とはまた違った韓国の食体験ですが、値段や人数条件、酒の注文ルールを知らずに向かうと戸惑いやすい業態でもあります。今回確認できた範囲では、値段は1人28,000〜49,000ウォンほどで、多くの店が2人以上を条件にしていました。部位は脂の少ない赤身から食べ始めるのが、最後まで美味しく楽しむコツとされています。
- 値段の目安は1人28,000〜49,000ウォン(2026年9月13日確認の実例)
- 多くの店が2人以上を条件にしている
- 外部の酒持ち込み不可・1人1杯の注文必須という店がある
- 部位は속살(赤身)から食べ始めるのが目安
- 営業時間・定休日は店ごとに確認済みかどうかを分けて考える
予約前に、値段・人数条件・酒の注文ルールの3点さえ押さえておけば、当日の戸惑いはかなり減らせるはずです。店の営業時間や定休日は変わることがあるため、訪問前には必ず店の公式情報や予約アプリで最新の状況を確認してください。
参考・出典
- ウィキペディア「오마카세」https://ko.wikipedia.org/wiki/오마카세 (2026年9月13日確認)
- 나무위키「참치회」https://namu.wiki/w/참치회 (2026年9月13日確認)
- YTN「[낚시]알고 먹는 참치회 상식 ② 부위에 관하여」https://www.ytn.co.kr/_ln/0120_201501141006418009 (2026年9月13日確認)
- brunch.co.kr「참치를 먹으면서 알아야 할 것들」https://brunch.co.kr/@sijin90/22 (2026年9月13日確認)
- brunch.co.kr「참치의 특수부위와 맛있는 TIP」https://brunch.co.kr/@sijin90/23 (2026年9月13日確認)
- ノーカットニュース「참치회 ‘무한리필’의 진실… 일본인도 안 먹는 ‘참치 살’」https://www.nocutnews.co.kr/news/4381224 (2015年3月16日付・2026年9月13日に内容確認)
- diningcode「참치한상」店舗ページ https://www.diningcode.com/profile.php?rid=l8XAzCclFM3F (2026年9月13日確認)

