韓国の物価を日本と比較|2026年最新の税関レートで見る安い品目・高い品目と1日の費用

傾いた天秤の左に麺と海苔巻き、右にタクシーの行灯とコーヒーが載っているイラスト

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

「韓国、まだ安いよね?」——航空券を取ったあとで急に不安になって、検索窓に「韓国 物価」と打ち込んだ経験、ありませんか。

先に答えを言ってしまいます。地下鉄とコンビニは、まだはっきり安い。でもタクシーの初乗りとハンバーガーのセットは、もう日本より高いのが2026年8月の実像です。しかも最低賃金にいたっては、韓国が時給10,320ウォン(約1,161円)、日本が全国加重平均1,121円。差は40円しかありません(いずれも2026年8月14日確認時点)。

「韓国は物価が安い国」という一枚の看板は、もう外していい時期。かわりに品目ごとの地図を持っていくと、旅の予算は驚くほど組みやすくなります。この記事はその地図です。

結論から

・換算は日本の税関公示相場を使用。1,000ウォン=112.5円(適用期間:令和8年8月9日〜8月15日)。全品目をこの1本のレートで換算しています

まだ安い:地下鉄174円/バス169円/コンビニの水74円/キンパ432円

すでに逆転:タクシー初乗り540円(東京500円)/ビッグマックセット855円(日本770円)/スタバのアメリカーノTall 529円(日本490円)

・ソウルの1日の食事+移動は、節約寄りで約2,143円、標準で約3,244円、少し贅沢して約4,359円(すべて2026年8月14日確認時点の公表価格から計算)

予算の全体像から先に固めたい人は、費用のまとめ記事韓国旅行の費用はいくらかかるのかを先に開いてから戻ってくると、この記事の数字がぐっと立体的になるはずです。

  • この記事でわかること/① なぜ税関のレートを使うのか ② 品目別に日韓どちらが高いのか ③ 逆転が起きた理由(為替だけではない) ④ ソウルの1日の実額 ⑤ 削って効く順番

目次

まず、換算レートを1本に決める

物価の記事でいちばん事故が起きるのが、ここ。환율(ファンユル=為替)の基準がバラバラだと、品目ごとに違うレートで換算されて、比較そのものが崩れます。実際、「2026年最新」を掲げる記事でも、本文中の換算例の基準日が9ヶ月前のまま更新されていないものが珍しくありません。

そこでソウルイン編集部は、日本の税関が公示している為替相場を基準に採用しました。理由は1行で言えます。関税定率法にもとづいて毎週公示され、適用期間が「いつからいつまで」と明示されている公的なレートだから。

市場レートは秒単位で動くので「いつの数字か」が特定できません。税関公示相場なら「令和8年8月9日〜8月15日に適用」と期間が書いてあり、あとから誰でも検証できます。当サイトが物価記事でこの相場を使うのは、そのためです。

ウォン 円(税関公示相場で換算)
100ウォン 11.25円
1,000ウォン 112.5円
5,000ウォン 562.5円
10,000ウォン 1,125円
100,000ウォン 11,250円

逆から見ると、100円=約889ウォン、1,000円=約8,889ウォン、10,000円=約88,889ウォン。財布に1万円を入れて出発したら、だいたい9万ウォン弱に化ける、と覚えておけば現地での暗算が速くなります(適用期間:令和8年8月9日〜8月15日/2026年8月14日確認時点)。

この記事の円換算は、すべて上の1本のレート(1ウォン=0.1125円)で計算しています。実際に両替所やカードで適用されるレートは手数料込みで変わるため、支払額はここより数%不利になるのが普通です。両替の実務は韓国での両替はどこが得かで整理しています。

品目別・日韓の値段くらべ

ここがこの記事の背骨。同じレート・同じ確認日で並べると、「韓国は全部安い」でも「韓国はもう高い」でもない、まだら模様が見えてきます。

品目 韓国の価格(ウォン) 円換算 日本の価格 出典(韓国/日本)
地下鉄 基本運賃(交通カード) 1,550ウォン 約174円 今回未確認 ソウル市交通料金案内/―
バス 基本運賃(幹線・支線) 1,500ウォン 約169円 今回未確認 ソウル市交通料金案内/―
コンビニ 水500ml(平均) 661ウォン 約74円 今回未確認 韓国消費者院 참가격/―
コンビニ カップ麺(平均) 1,351〜1,545ウォン 約152〜174円 今回未確認 韓国消費者院 참가격/―
低価格チェーンのアメリカーノ 1,700〜2,000ウォン 約191〜225円 今回未確認 メガMGCコーヒー関連報道/―
コーヒーチェーン アメリカーノ Tall 4,700ウォン 約529円 490円 京郷新聞/スターバックス日本公式
タクシー初乗り(中型・昼間) 4,800ウォン/1.6kmまで 約540円 500円/1.0kmまで(東京23区) ソウル市 mediahub/kmタクシー公式
ハンバーガー単品(ビッグマック) 5,700ウォン 約641円 500円 韓国の複数報道/時事ドットコム
ハンバーガーセット(同上) 7,600ウォン 約855円 770円 釜山日報/Impress Watch
最低賃金(時給) 10,320ウォン 約1,161円 1,121円(令和7年度・全国加重平均) 韓国雇用労働部/厚生労働省

すべて2026年8月14日確認時点。日本側が「今回未確認」の行は、比較できる公式価格を今回の調査で押さえられなかったもの。東京メトロの初乗りやコンビニ各社の一律価格表は公式に取得できなかったため、推測で埋めずに空欄のままにしています

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ソウルイン編集部正直、いちばん驚いたのはタクシー。「韓国のタクシーは安いから気軽に乗れる」って何年も言われてきたけれど、初乗りだけで見ると東京より40円高い。逆に地下鉄174円は本当に強いので、乗り物の主役を入れ替えるだけで予算は変わります。
地下鉄やコーヒーなど品目ごとに韓国と日本のどちらが安いかを並べた対応図

読み方のコツをひとつ。「移動と日用品は韓国が安い、ブランド化された飲食は日本が安い」——ざっくりこの線で分かれています。地下鉄1回174円は、韓国の低価格チェーンのホットアメリカーノ(191円)より安い。つまり지하철(チハチョル=地下鉄)は、現地のいちばん安いコーヒー1杯より下、という感覚。ここは日本の都市部ではなかなか成立しない安さです。

外食の平均価格はどのくらいか

チェーン店ではなく、街の食堂の相場も見ておきましょう。韓国消費者院が運営する価格情報ポータル「참가격」が公表している、ソウルの外食平均価格です。

メニュー ソウル平均(ウォン) 円換算
キンパ(김밥) 3,838ウォン 約432円
キムチチゲ定食(김치찌개백반) 8,654ウォン 約974円
カルグクス(칼국수) 10,038ウォン 約1,129円
ビビンバ(비빔밥) 11,769ウォン 約1,324円
冷麺(냉면) 12,615ウォン 約1,419円

合計46,914ウォンを一括で換算すると5,277.8円。各行の円をたし上げても5,278円になり、1本のレートで通っていることを確認済みです(2026年8月14日確認時点)。

同じ調査に含まれていたサムギョプサル(200g)とサムゲタンは、取得時に同一の数値が並んでおり、集計の重複が疑われました。ジャージャー麺も他メニューと釣り合わない高値で取得されています。この3品目は数値の信頼性を確認できなかったため、本記事の表には載せていません。肉料理の予算は、現地の店頭表示でご確認ください。

体感に翻訳すると、街の食堂のキムチチゲ定食1食(974円)=スターバックスのアメリカーノTall(529円)とキンパ1食(432円)を足したくらい(合わせて961円)。ごはんは強いけれど、カフェは強くない。この非対称が、今の韓国の物価の性格です。


なぜ「逆転」が起きたのか

ここは推測を断定にしないよう、公的な統計だけで話を進めます。逆転を作った要素は、少なくとも2つ確認できました。

1. 最低賃金がほぼ並んだ

韓国の최저임금(チェジョイムグム=最低賃金)は、2026年適用分が時給10,320ウォン。前年から290ウォン、率にして2.9%の引き上げです。月換算(週40時間・月209時間)では2,156,880ウォンと公表されています。

これを税関公示相場で換算すると約1,161円。いっぽう日本の地域別最低賃金は、令和7年度の全国加重平均が1,121円(前年度1,055円から66円の引き上げで、目安制度が始まった昭和53年以降で最大の上げ幅)。換算値では韓国のほうが約40円高い、という結果になります。

ただし話はもう一段あります。日本では2026年度の目安として時給1,176円(前年から55円、4.9%の引き上げ)が示されており、これが順次発効すれば韓国の1,161円を15円上回る計算。つまりどちらが上かではなく、「ほぼ並んだ」が正確な表現です。人件費が価格に乗る飲食・タクシーで韓国の価格が日本に追いついたのは、この地殻変動の帰結と見るのが自然でしょう。

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ソウルイン編集部「韓国は人件費が安い国」という前提だけは、そっと手放したほうがよさそうです。数字が並んでいるのに前提だけ古いままだと、予算がまるごとズレます。

2. 物価上昇のペースが日本より速い

消費者物価指数(CPI)も見ておきます。韓国統計庁の発表では、2026年7月の韓国のCPIは前年同月比で+2.8%。前月の+3.2%から低下し、3ヶ月ぶりに2%台へ戻りました。食品とエネルギーを除いた基調的な指数は+2.6%、生活に密着した品目を集めた生活物価指数は+2.5%です。

日本は総務省統計局の2026年6月分で、総合が前年同月比+1.7%。生鮮食品を除く指数が+1.6%、生鮮食品およびエネルギーを除く指数が+1.7%でした。

韓国は2026年7月分、日本は2026年6月分と、比較している月が1ヶ月ずれています。厳密な同月比較ではない点にご注意ください(いずれも2026年8月14日確認時点で公表されている最新値)。

もう少し前にさかのぼると、韓国の2026年4月のCPIは前年同月比+2.6%、うち石油類が+21.9%と突出していました。エネルギーの上昇が輸送費や店舗の運営コストに回り、外食価格を押し上げる——という道筋は、統計の並びからは読み取れます。ただし「石油高が外食値上げの原因だ」と断定する資料は今回確認できていませんので、ここは可能性としてお読みください。

まとめると、年+2.8%と年+1.7%の差が数年積み重なれば、品目によって順位が入れ替わるのは自然ということ。「韓国が高くなった」というより、「差が縮んだ結果、もともと僅差だった品目が先に逆転した」と捉えるほうが実態に近いはずです。


では、ソウルの1日はいくらかかるのか

ここまでの数値だけを組み合わせて、食事+カフェ+移動の1日モデルを作ってみます。宿泊費と航空券は含みません(そこは別記事の担当)。使っているのは上の表に出てきた公表値だけ、換算はすべて同じ1本のレートです。

節約寄りの1日

場面 内訳 ウォン
コンビニ 三角キンパ+水500ml 1,761 約198
キンパ(外食平均) 3,838 約432
カフェ 低価格チェーン ホットアメリカーノ 1,700 約191
キムチチゲ定食(外食平均) 8,654 約974
移動 地下鉄 基本運賃×2回 3,100 約349
合計 19,053 約2,143

標準的な1日

場面 内訳 ウォン
コンビニ 三角キンパ+水500ml 1,761 約198
キムチチゲ定食(外食平均) 8,654 約974
カフェ 低価格チェーン アイスアメリカーノ 2,000 225
ビビンバ(外食平均) 11,769 約1,324
移動 地下鉄 基本運賃×3回 4,650 約523
合計 28,834 約3,244

少し贅沢した1日

場面 内訳 ウォン
コンビニ 三角キンパ+水500ml 1,761 約198
冷麺(外食平均) 12,615 約1,419
カフェ スターバックス アメリカーノ Tall 4,700 約529
ビビンバ(外食平均) 11,769 約1,324
移動 地下鉄×2回+タクシー初乗り1回 7,900 約889
合計 38,745 約4,359

検算の話を少しだけ。合計ウォンを一括で換算した額と、各行の円をたし上げた額が一致するかを3パターンとも確認しました。標準(28,834ウォン→3,243.8円/行合計3,244円)と贅沢(38,745ウォン→4,358.8円/行合計4,359円)は一致。節約は行合計が2,144円となり、一括換算の2,143円と1円だけずれます——各行を四捨五入している分の誤差で、レートの取り違えではありません。

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ソウルイン編集部1円のズレを黙って消してしまうと、次にもっと大きなズレが出たときに気づけなくなります。だから合わないところは合わないまま書いておきます。

体感に直すと、標準的な1日3,244円は、韓国のハンバーガーセット(855円)4回分に届かないくらい。三食きちんと外食してカフェにも寄って、この水準です。1泊2日・2泊3日といった日数ごとの総額に落とし込みたい人は、韓国2泊3日の費用韓国3泊4日の費用に宿泊費・航空券まで含めた組み立てをまとめてあります。

この3モデルは、公表されている平均価格・公示運賃を機械的に足しただけの計算例です。編集部が現地で支払った金額ではありません。実際の支払額は、店舗・時間帯・注文内容で変わります。

安く抑えるなら、この順番で削る

ここまでの数字が教えてくれるのは、削って効く場所には順番があるということ。効く順に並べます。

1位:交通(いちばん差が大きい)

地下鉄の基本運賃は1,550ウォン=約174円、バスは1,500ウォン=約169円、村バス(마을버스)にいたっては1,200ウォン=135円。いっぽうタクシーは初乗り4,800ウォン=約540円で、しかも深夜は割増が乗ります。22時〜23時と2時〜4時は20%増で5,800ウォン=約653円、23時〜2時は40%増で6,700ウォン=約754円(すべて2026年8月14日確認時点)。

つまり深夜のタクシー初乗り1回=地下鉄4回分を軽く超える計算。終電の時刻さえ把握しておけば、ここは自動的に節約になります。乗り方そのものが不安な人はソウル地下鉄の乗り方を先に読んでおくと、初日から迷いません。

なお表の運賃はすべて交通カード利用時の額です。現金・1回用乗車券の運賃は公式ページが画像形式で今回テキスト確認できなかったため、この記事では扱いません。カードの入手と使い方はT-moneyカードの買い方とチャージにまとめています。

空港からの移動も同じ構図。AREX(仁川空港鉄道)の一般列車は、ソウル駅から第1ターミナルまで交通カードで4,750ウォン=約534円、第2ターミナルまで5,350ウォン=約602円。1回用交通カードを買う場合はそれぞれ100ウォン高い4,850ウォン(約546円)/5,450ウォン(約613円)です。弘大に泊まる予定なら、仁川空港から弘大への行き方で経路ごとの所要時間を比べてから決めるのが早道。

2位:両替とレート

換算表の数字は「レートそのもの」であって、手数料は含んでいません。환전(ファンジョン=両替)の方法で数%は動くので、1日3,244円の旅なら3泊で数百円、まとまった買い物をすれば数千円の差になります。ここは着く前に決めておく話。

【広告・当サイトの招待コードです】WOWPASS(ウォウパス)を使う場合、当サイトの招待コード QT3SRW5D をアプリの登録時に入力できます。登録後からはコードを入力できない仕様なので、入れるなら渡航前のダウンロード・登録時に。アプリは iOS版Android版から入手できます。カードの発行手順や使える場所はWOWPASSの使い方で解説しています。

両替所を使うか、カードで通すか、プリペイドにまとめるか。判断材料は韓国での両替はどこが得かに集約しました。

3位:食事の「格」を1段だけ下げる

削り方としていちばん無理がないのが、カフェのブランドを1段変えること。スターバックスのアメリカーノTall 529円を、低価格チェーンの191円に振り替えるだけで338円浮きます。1日2杯なら676円——これはキンパ1食(432円)と地下鉄1回(174円)を足してもまだ足りる金額

逆に、食事そのものを削るのはおすすめしません。街の食堂のキムチチゲ定食が974円で食べられる国で、そこを我慢する費用対効果はかなり低いはず。予算全体の配分をどう決めるかは韓国旅行の予算の立て方で考え方を整理しています。


思ったほど安くならないケース

正直な話をします。この記事の数字を見て「じゃあ格安で行ける」と結論するのは、少し早い。安くならない条件がはっきりあります。

  • タクシー中心で動く/初乗りだけで東京より40円高く、深夜は最大40%増。移動が多い日ほど日本より高くつきます
  • チェーンのカフェで長居する/アメリカーノTallは529円で、日本の490円より上。カフェ巡りが目的の旅は、日本国内より予算が要ります
  • ファストフードで済ませる/ビッグマックセット855円 対 日本770円、単品なら641円 対 500円。「とりあえずマック」がいちばん割高な選択になり得ます
  • 実際の支払レートは公示相場より不利/この記事の換算は税関公示相場ベース。両替手数料やカードの事務手数料が乗ると、体感額は上がります

それでも地下鉄174円、街の食堂974円、コンビニの水74円という土台は健在です。移動を公共交通に寄せて、食事を街の食堂に寄せる——この2つを守るだけで、上の落とし穴はほとんど回避できます。

ちなみに観光施設の入場料については、今回の調査で日韓を同じ基準で比較できる公式価格を確認できませんでした。そのため本記事では入場料の日韓比較は行いません。屋内型で天候に左右されにくい定番として人気の施設については、ロッテワールドの楽しみ方とチケットの選び方で最新の料金体系ごと解説しています。

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ソウルイン編集部比較できない項目を無理に比較すると、記事はきれいになるけれど読者の予算は狂います。書けないところは書けないと言うほうが、結局は役に立つと思っています。

よくある質問

結局、韓国旅行は日本より安いのですか?
品目によって割れます。地下鉄(約174円)・バス(約169円)・コンビニの水(約74円)・街の食堂(キムチチゲ定食 約974円)は日本より安い水準。いっぽうタクシー初乗り(約540円 対 東京500円)、ハンバーガーセット(約855円 対 770円)、チェーンのアメリカーノTall(約529円 対 490円)は日本より高くなっています(2026年8月14日確認時点、税関公示相場で換算)。移動と食事を公共交通・街の食堂に寄せれば安く、タクシーとチェーン店に寄せると日本と同等かそれ以上、というのが実像です。
なぜ市場レートではなく税関のレートを使っているのですか?
適用期間が明示された公的なレートで、あとから誰でも検証できるためです。この記事では1ウォン=0.1125円(100ウォン=11.25円、適用期間:令和8年8月9日〜8月15日)を使い、全品目を同じレートで換算しています。市場レートは秒単位で動くため、記事に書いた瞬間から「いつの数字か」が曖昧になります。ただし実際に両替所やカードで適用されるレートは手数料を含むぶん、この換算より不利になる点はご了承ください。
韓国の最低賃金が日本を上回ったというのは本当ですか?
「上回った」より「ほぼ並んだ」が正確です。韓国の2026年適用の最低賃金は時給10,320ウォンで、換算すると約1,161円。日本の令和7年度の全国加重平均は1,121円なので、換算値では韓国が約40円高い計算になります。ただし日本は2026年度の目安として1,176円が示されており、これが発効すれば逆に15円上回ります。なお最低賃金の高低と、現地での購買力・生活コストはそれぞれ別の話です。
1日あたりの食費と交通費はいくら見ておけばいいですか?
公表されている平均価格・公示運賃だけで計算すると、節約寄りで約2,143円、標準で約3,244円、カフェとタクシーを足した少し贅沢な日で約4,359円になりました(宿泊費・航空券・買い物は含みません/2026年8月14日確認時点)。買い物やお土産の予算は別枠で確保しておくと安心です。
物価はこれからも上がりますか?
見通しを断定できる資料は今回確認できていません。事実として言えるのは、韓国の消費者物価指数が2026年7月時点で前年同月比+2.8%(前月の+3.2%から低下)、日本が2026年6月時点で+1.7%だったという点までです。今後の予測については、公的機関の最新発表をご確認ください。

まとめ:今日やることは1つだけ

今日やるのは「移動手段を決めておく」だけでいいと思います。この記事の数字のなかで、いちばん振れ幅が大きかったのが交通費だったからです。地下鉄174円とタクシー540円(深夜なら最大754円)の差は、他のどの品目の差より大きい。ここを決めた瞬間に、旅の予算の骨格が決まります。

  • ステップ1/滞在エリアと空港からの経路を決める。AREXなら第1ターミナルまで約534円、第2ターミナルまで約602円(交通カード利用時・2026年8月14日確認時点)
  • ステップ2/交通カードか決済手段を渡航前に手配する。到着してから選ぶと、最初の1時間で余計な出費が生まれます
  • ステップ3/1日あたり3,000円台の食事・移動費を軸に、買い物予算を別枠で積む

そして最後にもうひとつ。「韓国は安い」ではなく「韓国は、ここが安い」という言い方に切り替えると、旅の設計はぐっとうまくいきます。地下鉄に乗って、街の食堂でごはんを食べて、カフェは低価格チェーンで済ませる。それだけで、2026年の韓国はまだ十分にお得な行き先です。

宿泊費や航空券まで含めた総額の組み立ては韓国旅行の費用はいくらかかるのかへ、支払い手段の最終判断は韓国での両替はどこが得かへ。この2本を読んでおけば、出発前の準備はほぼ完了です。


参考・出典

  • 税関(財務省)「外国為替相場(課税価格の換算)令和8年8月9日〜8月15日適用分」/2026年8月14日確認
  • 大韓民国 雇用労働部「2026년 적용 최저임금 시간급 10,320원」/2026年8月14日確認
  • 厚生労働省「令和7年度地域別最低賃金の全国一覧」/2026年8月14日確認
  • 日本経済新聞(中央最低賃金審議会の2026年度目安決定を報道)/2026年8月14日確認
  • 韓国統計庁(KOSTAT)「2026년 7월 소비자물가동향」(政策ブリーフィング掲載)/2026年8月14日確認
  • 総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)6月分」/2026年8月14日確認
  • ジェトロ(日本貿易振興機構)ビジネス短信「韓国 2026年4月の消費者物価」/2026年8月14日確認
  • ソウル特別市 mediahub「ソウルタクシー基本料金 4,800ウォン」/2026年8月14日確認
  • ソウル特別市 交通料金案内(地下鉄・バス基本運賃)/2026年8月14日確認
  • AREX(仁川国際空港鉄道)公式サイト 一般列車 運賃案内/2026年8月14日確認
  • kmタクシー公式「タクシー運賃・定額運賃の改定について」(東京23区 初乗り500円)/2026年8月14日確認
  • 韓国消費者院 참가격(価格情報ポータル)外食価格情報・生活必需品価格/2026年8月14日確認
  • 京郷新聞(スターバックスコリアの価格改定を報道)/2026年8月14日確認
  • スターバックス コーヒー ジャパン 公式メニューページ(カフェ アメリカーノ Tall)/2026年8月14日確認
  • 釜山日報・デジタルデイリー(韓国マクドナルドの価格改定を報道)/2026年8月14日確認
  • 時事ドットコム・Impress Watch(日本マクドナルドの価格改定を報道)/2026年8月14日確認
  • foodicon(メガMGCコーヒーの価格改定を報道)/2026年8月14日確認

※本記事の価格・運賃・レートはすべて2026年8月14日に確認した公表値です。改定される場合があるため、最新の金額は各公式サイトでご確認ください。

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