SNSで見た韓国っぽい証明写真、あれ「わざわざ韓国に行かないと撮れないんでしょ」と思っていませんか。実は日本国内でも、同じ系統のセルフ写真ブースがかなり増えています。
人生4カットは、日本でも撮れます。ただし一括りにはできません。韓国本社と提携して展開している「人生4カット」「Photoism」「Photomatic」のような公式チェーンと、刹那館・GENICBOOTHのように日本の会社が独自に韓国風で運営している写真館は、成り立ちがまったく別物。どちらが良い悪いではなく、「本場のチェーンで撮りたいか」「近くの店で気軽に撮りたいか」で選ぶ場所が変わります。
人生4カットの韓国語の正式名称と、日本上陸の経緯
韓国語で「人生4カット」にあたる呼び方は인생네컷(インセンネコッ)。直訳すると「人生ショット4枚」という意味で、いまや韓国では固有ブランド名というより、セルフ写真ブースというジャンルそのものを指す言葉としても使われています。
その「人生4カット」ブランド自体の日本展開は、韓国メディアの報道によると、韓国本社とライセンス提携する形で進んでいます。日本側の事業主体は세토웍스(セトウォークス、代表:조충연)という会社で、TSUTAYA本社と正式に契約を結び、店舗展開を進めているとのこと。2025年1月には、千葉県柏市の「柏駅 蔦屋書店」に第1号店を設置。年内に約50店舗まで広げる計画がある、と報じられています(あくまで計画であり、確定した実績ではありません)。
ちなみに、韓国本場での人生4カットの楽しみ方や、ソウルで撮るときのコツについては韓国・ソウルでの人生4カットの撮り方ガイドで別にまとめています。日本で撮ってみて感覚をつかんでから、旅行のときに本場で撮り比べる、という順番も楽しいはずです。
日本で撮れる主な3チェーンと、それぞれの違い
「日本で人生4カット」と検索して出てくる主なプレーヤーは、大きく3つ。それぞれ運営の仕組みも規模も違うので、名前だけで選ぶと期待と違うことがあります。
| ブランド | 運営・提携 | 店舗数(確認時点) | 支払い手段 |
|---|---|---|---|
| 人生4カット | 韓国本社とライセンス提携。日本ではセトウォークスがTSUTAYA本社と契約 | 2025年1月、柏駅 蔦屋書店に1号店。年内50店舗は計画段階 | 公式情報で確認できず |
| Photoism | 「韓国最大手セルフフォトブランド」と自社発表。2022年のKCON出展を機に本格進出 | 直営・加盟あわせて全国約100店舗(2025年6月末時点) | 公式情報で確認できず |
| Photomatic | 運営:Photocreate Co.,Ltd. | 国内25店舗(東京10・関東4・中部2・近畿6・北海道1・九州1) | クレジットカード・QRコード決済が中心。現金は原則不可 |

店舗数だけ見るとPhotoismが頭ひとつ抜けていますが、全国約100店舗を47都道府県で単純に割ると、1都道府県あたり2店舗ほどという計算に。決して「どこにでもある」というほどの密度ではないので、近くに店があるかは事前にチェックが必要です。
支払い方法は店・チェーンごとに要確認
唯一、公式情報で支払い手段まで明記されているのがPhotomatic。クレジットカードとQRコード決済が基本で、一部店舗は交通系ICカードも使えるものの、現金は原則不可という案内です。例外的に、名古屋サカエチカ店に隣接するカメラのキタムラでのみ現金対応がある、という記載もありました。
人生4カットとPhotoismについては、公式サイト上で支払い手段を明確に示したページを確認できませんでした。財布に現金しか無い状態で行くのはリスクがあるので、キャッシュレス決済の準備をしておくのが無難です。
チェーンではなく、日本独自で運営されている写真館もある
ここが今回いちばん伝えたいポイントです。「韓国発の人生4カット」として紹介される店の中には、韓国本社のライセンス店ではなく、日本の会社が独自に韓国風のセルフ写真ブースを運営しているケースがあります。
刹那館(新大久保)——「日本初」とされる老舗
新大久保にある刹那館は、旅行メディアの記事で「日本で一番最初にオープンしたセルフ写真館」と紹介されています。オーナーは在日韓国人で、韓国側チェーンのライセンス店ではなく日本独自の運営とされていますが、これはあくまで二次的な旅行メディアの記述にもとづくもので、刹那館自身の公式サイトで直接確認はできていません。
新大久保はK-POPグッズ店やコリアンフードの店が集まるエリアとしても知られています。街全体の歩き方は新大久保の食べ歩きガイドにまとめているので、写真を撮ったあとの動線を考えるときに参考にしてみてください。
GENICBOOTH——日本企業が運営する韓国風ブース
GENICBOOTHは、株式会社GENICBOOTHという日本の会社が独自に運営する韓国風セルフ写真ブースです。会社概要ページと、企業情報サイトの掲載内容で社名・実在は確認できましたが、資本関係や韓国側との提携の有無まで詳しく書かれたページは見当たりませんでした。
「韓国発ブランド」として紹介されがちな写真館の中には、実際には日本の会社が独自運営しているところもあります。韓国本社との資本・ライセンス関係の有無は、この記事の時点では公式一次情報で確認できていない店もあるため、「◯◯は韓国発」と断定できる情報だけをこの記事では扱っています。気になる店があれば、その店の公式サイトで運営会社を確認してみてください。
撮影の大まかな流れ
セルフ写真ブースは店によって細部が違いますが、多くの店で共通しているおおまかな流れはこのあたりです。
- ブース前の端末やタッチパネルで言語を選ぶ(日本語対応の店も増えています)
- フレームのデザインや枚数を選び、その場で決済する
- ブースに入り、案内に沿って複数カットを撮影する
- 撮った中から気に入ったカットを選ぶ(選べる枚数は店・プランによって違います)
- 印刷を受け取る、またはQRコードなどでデータを受け取る
個室タイプかオープンタイプか、といったブースの形も店によって違います。友人と大人数で入りたい、逆に1人で気軽に撮りたい、といった希望がある場合は、来店前に店舗の写真やSNSで雰囲気を確認しておくと安心です。
- 支払い手段(現金可否)は店ごとに公式サイトで確認する
- 個室かオープンブースかは、事前に写真やSNSでチェックする
- データの受け取り方法(QRコード等)と保存期限は、この記事の時点では公式に確認できていないため、来店時にその場で確認する
推し活・K-POP文化との相性の良さ
人生4カットが日本でも広がっている背景には、K-POP関連の文化がそのまま日本に持ち込まれていることも大きいはずです。Photoismが日本進出を本格化させたきっかけも、2022年の「KCON 2022 JAPAN」でのフォトブース運営だったという経緯があります。
推しの誕生日を祝うセンイルカフェに立ち寄ったついでに人生4カットを撮る、撮った写真をデコるためのグッズをK-POPグッズが買えるお店で探す、といった組み合わせ方をしている人も多い印象です。韓国発のカフェチェーンが日本に増えている流れについては韓国カフェチェーンの日本上陸ガイドにもまとめているので、あわせてどうぞ。
よくある質問
まとめ
- 人生4カット(인생네컷)は日本でも撮れる。ただし運営元は一括りにできない
- 人生4カットは韓国本社とライセンス提携、日本ではTSUTAYAと契約して店舗拡大中(2025年1月柏に1号店、年内50店舗は計画段階)
- Photoismは「韓国最大手」を自社発表、全国約100店舗(2025年6月末時点)
- Photomaticは国内25店舗、支払いはカード・QRコード中心で現金原則不可
- 刹那館やGENICBOOTHのように、日本の会社が独自に韓国風で運営している写真館もある。韓国本社との関係は店によって未確認
- 支払い方法・予約要否・データ受け取り方法は店ごとに違うため、来店前に公式サイトで確認するのが確実
本場ソウルでの撮り方や、旅行のついでに立ち寄れるスポットが気になった人は、韓国・ソウルでの人生4カットガイドもあわせてどうぞ。日本で慣れておくと、現地でもスムーズに撮れるはずです。
参考・出典
- アジア経済(韓国語)「인생네컷」日本展開に関する記事 https://www.ajunews.com/view/20250122155120698 (2026年8月17日確認)
- PR TIMES「株式会社Photoism Japan」プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000118348.html (配信2025年7月24日/2026年8月17日確認)
- Photoism公式店舗一覧ページ https://4cutphoto.com/gallery/ (ページ表示上「2026年8月11日更新」/2026年8月17日確認)
- Photomatic公式「店舗一覧」ページ https://www.photomatic.jp/photobooth/shop/ (2026年8月17日確認)
- Photomatic公式FAQ https://www.photomatic.jp/faq/ (2026年8月17日確認)
- GENICBOOTH「会社概要」ページ https://genicbooth.com/company (2026年8月17日確認)
- るるぶ&more.「刹那館」紹介記事(二次情報) https://rurubu.jp/andmore/article/13731 (2026年8月17日確認)

