「韓国のホットドッグって、コンビニの冷凍コーナーでよく見るあれだよね」——そう思って調べ始めると、名前の指すものが人によって微妙に違うことに気づきます。パンに挟むタイプを想像していた人が、串に刺さったチーズがビヨーンと伸びる写真を見て「これ、ホットドッグなの?」と戸惑う場面、意外とあるあるではないでしょうか。
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Amazonのアソシエイトとして、ソウルインは適格販売により収入を得ています。
韓国語の핫도그(ハットドグ)は、串に生地をつけて揚げた「アメリカンドッグ寄りの食べ物」を指すのが一般的で、パンにソーセージを挟む米国式ホットドッグとは別物です。日本では2018〜2019年ごろ新大久保発でチーズハットグが大流行しましたが、2026年のいまは「SNSで真新しさは薄れたが、街と冷凍食品としては定着した」段階にあるとみられます。韓国の専門チェーンが日本に実店舗を構えているかは、今回確認できた範囲では断定できませんでした。家庭で楽しむなら、公式メーカーの冷凍ハットグを通販・スーパーで探すか、Amazonで在庫を確認できた材料で自作するのが現実的な選択肢です。
韓国の「핫도그」とアメリカのホットドッグは別物
まず言葉の整理から。アメリカで「hot dog」といえば、細長いパンにソーセージを挟んだあの形が思い浮かびます。ところが韓国語の핫도그は、これとは違う食べ物を指すのが一般的です。串にソーセージ(またはチーズ)を刺し、ミックス粉の生地をまとわせて油で揚げたもの。日本の感覚でいうとアメリカンドッグに近い形です。
韓国では「ホットドッグ」と「アメリカンドッグ」を呼び分けずに広まった経緯があり、串揚げタイプを指して핫도그と呼ぶのが定着しているとされています。この記事で扱う「韓国のホットドッグ」も、この串揚げタイプ、いわゆるチーズハットグ・ハットグのことです。
ちなみに、韓国語では串に刺した肉料理全般を指す言葉として꼬치(コチ)という単語もありますが、ハットグは屋台のおやつというニュアンスが強く、꼬치とは呼ばれません。名前の違いを知っておくと、韓国語で検索するときにも迷いにくくなります。
チーズハットグブームは新大久保から始まった
日本でハットグが一気に知られるようになったのは、2018年ごろからとされています。きっかけは動画サイトやSNSの「モッツァレラチーズがビヨーンと伸びる」映像。若い世代を中心に話題になり、新大久保のコリアタウンに専門店が次々とオープンしました(ITmedia、2019年3月5日付記事、2026年8月21日確認)。
そこから原宿や吉祥寺など、若者が集まるほかのエリアにも専門店が広がっていったという流れです。ちょうど同じ時期にチーズタッカルビもブームになっていたこともあり、「チーズが伸びる韓国グルメ」という括りで一緒に語られることも多かったようです。
この記事で紹介する流行の経緯は、2019年前後の報道にもとづくものです。個別の店舗が今も同じ場所・同じ営業形態で続いているかどうかは店ごとに差があるため、訪問前には各店の公式サイト・公式SNSで最新の状況を確認することをおすすめします。
体感で言うと、当時のブームの盛り上がりは「推しのライブチケットが取れたときくらいのテンション」で語られていたような熱量でした。数年経ったいまの状況は、次のセクションで整理します。
2026年のいま、ブームはどうなっているか
「チーズハットグって、もう終わったブームなんじゃないの?」と思う人もいるはず。実際、SNS上では「いまさらハットグの写真を上げるのは古い」という空気があるのも事実のようです。ただ、これは「話題性としての鮮度」の話であって、「食べ物として姿を消した」という意味ではありません。
この記事で確認できた範囲では、ハットグは大きく2つの形で日本に残っています。1つは冷凍食品として。コンビニやスーパーの冷凍コーナーに定着し、思い立ったときに買える存在になりました。もう1つは新大久保などの専門店として。詳しくは後のセクションで触れますが、店そのものが消えたわけではなさそうです。
他社の記事の中には「いま大流行中」という書き方をしているものも見かけますが、この記事では2018〜2019年の流行と、2026年時点で確認できる「定着した状態」を分けて書いています。何を今から知りたいかによって、読むべき情報が変わってくるはずです。
韓国のホットドッグチェーンは日本に店を出しているのか
「本場の有名チェーンが日本に上陸しているなら行ってみたい」という人向けに、この点も調べました。韓国を代表するハットグチェーンの一つ명랑핫도그(ミョンランハットグ)は、2024年3月13〜15日に東京で開催された「日本国際フランチャイズショー」に出展し、日本のマスターフランチャイズ加盟店を募集、冷凍ハットグ(HMR)を紹介したという韓国メディアの報道があります(한국경제、2024年3月14日付、2026年8月21日確認)。
ただし、この記事の調査時点(2026年8月21日)で、日本国内に명랑핫도그の実店舗が開業しているという一次情報は見つけられませんでした。公式サイトの海外店舗一覧ページにもアクセスしましたが、内容を確認できませんでした。「進出のニュースはあったが、実店舗の所在地までは確認できなかった」というのがこの記事の正直な立ち位置です。
명랑핫도그は韓国国内でも、店舗数の伸び悩みや加盟店との摩擦を指摘する報道が出ています(이코노미사이언스、2026年8月21日確認)。海外進出のニュースと、実際に店舗網が広がっているかどうかは別の話として捉えたほうがよさそうです。
他の韓国発ブランドについても検索しましたが、日本国内で「韓国本国と提携した公式店」と明記できる情報は見つかりませんでした。新大久保にはハットグを扱う店自体は複数ありますが、それぞれの店が韓国のどのブランドと関係しているかまでは、この記事の調査範囲では特定できていません。断定を避け、次のセクションでは既存の店舗ガイドに判断を委ねます。
新大久保・鶴橋で本場の味を探すなら
「やっぱり専門店で食べたい」という人には、新大久保・鶴橋という2つのコリアタウンが定番の候補になります。どちらもハットグを扱う店が集まっているエリアとして知られていますが、個別の店名・営業時間をこの記事で断定するのは避けます。理由は前のセクションで触れたとおり、店ごとの現況確認までは今回できていないためです。
新大久保のグルメ全般については、新大久保のグルメ食べ歩きガイドで個別の店を含めて詳しく扱っています。ハットグだけでなく、トッポギやチーズタッカルビなど周辺のグルメと一緒に回りたい人は、そちらを参考にするのが早いはずです。
韓国食品全般をどこで買えるかについては日本で韓国食品が買える場所まとめも参考になります。ハットグ以外の屋台グルメもまとめて把握したい人向けの導線として使ってみてください。
冷凍ハットグはスーパーで買えるか
専門店に行かなくても、スーパーの冷凍コーナーでハットグを見かけたことがある人は多いはずです。業務スーパー(神戸物産)では、韓国製とされる冷凍の「じゃがチーズハットグ」が1本100g・税込268円前後で販売されているという複数の消費者向けメディアの報告があります(2026年8月21日確認)。この記事では公式の商品ページまでは確認できなかったため、価格や仕様は「報告がある」という書き方にとどめます。
スーパーによって取り扱いの有無や商品ラインナップは変わるため、「必ずどの店にもある」とは言い切れません。見かけたときに試してみる、くらいの気構えでいるのが現実的です。冷凍コーナーを覗く習慣がある人にとっては、思い立ったその日に食べられる手軽さが冷凍ハットグの一番の強みといえます。
- 業務スーパーでの取り扱いが複数のメディアで報告されている(価格の公式確認はできず)
- 取り扱いの有無・商品ラインナップは店舗・時期によって変わる
- 買えたらラッキー、くらいの前提で冷凍コーナーを覗くのが現実的
コンビニについても「韓国チーズドッグ」名義の冷凍商品を扱っていたという報告がありますが、全店舗共通の定番商品として固定されているわけではなさそうです。確実に手に入れたい場合は、次のセクションで紹介する通販のほうが再現性が高くなります。
冷凍ハットグは通販で買えるか──公式メーカーの選択肢
通販であれば、メーカー公式の情報にたどり着きやすくなります。CJ FOODS JAPAN(韓国CJ第一製糖グループの日本法人)は、「bibigo ポテト&モッツァレラハットグ」180g(90g×2本)を公式に製造・販売しています。衣にはフライドポテトとミックス粉、中身にはモッツァレラチーズ加工品を使用し、小麦・卵・乳成分・大豆を含むと公式サイトに明記されています(2026年8月21日確認)。
一方で、同じCJ FOODS JAPANの「クリスピーチーズハットグ 240g(80g×3本)×4袋」は、2026年8月21日時点でAmazon上「現在在庫切れです。この商品の再入荷予定は立っておりません」という表示になっていました。以前は買えていた商品が、今は買えなくなっている一例です。同じブランドでも商品によって流通状況が違うため、購入前に在庫を確認する一手間は必要そうです。
楽天市場やYahoo!ショッピングでも、CJ FOODS JAPANの公式ストアからハットグ系商品が販売されている案内が確認できました。同じメーカーでも販路によって扱っている商品が異なることがあるため、目当ての商品名で複数のモールを検索してみるのが早道です。
自宅で作るなら何が要るか
「買うより、自分で作ってみたい」という人向けに、材料と道具を確認しました。まず冷凍のまま揚げるだけのタイプとして、「李さんの韓国チーズドッグ(モッツアレラ チーズ ハットグ)冷凍10本セットA」を今回Amazon上で確認しています。原材料はホットケーキミックス、モッツアレラチーズ、米粉、ウィンナー、米粉ミックス、牛乳、砂糖、パン粉。冷凍のまま170℃の油で7〜8分揚げるという使用方法が商品ページに明記されていました(2026年8月21日確認)。まず1回試してみたい人に向くタイプです。
ゼロから串を刺すところから作りたい場合に必要になるのが専用の串です。「神堂 ドッグ棒 竹 30cm 250本束」は、太さのある竹丸串250本入り。商品ページには「アメリカントドッグなど少し重量のある食材でも安心」と説明があり、材質は竹、原産国は中国と明記されています(2026年8月21日確認)。ホームパーティーで何本もまとめて作りたい人向けの本数です。
揚げ油の温度管理には「タニタ 温度計 アナログ 揚げ物 5495B(クックサーモ)」のような、鍋に固定できるタイプの温度計が便利です。表示範囲は20〜220℃で、鍋のふちに取り付けられる金具が付いています(2026年8月21日確認)。ハットグは衣が厚めなので、油の温度が低いと衣に火が通る前にきつね色になり、逆に高すぎると外側だけ焦げてしまいがちです。目分量より温度計に頼ったほうが失敗が少なくなります。
揚げ物調理では、油の温度が高すぎる状態で食材を投入すると油はねや発火のリスクが高まるとされています(東京消防庁、2026年8月21日確認)。串を油に入れるときは体から少し離した位置からそっと入れる、濡れた手で油に触れない、子どもが近くにいるときは目を離さないなど、基本的な注意を守ってください。やけどや火災の心配がある場合は、無理をせず市販の冷凍タイプを選ぶのも一つの手です。
もう1つの選び方として、生地を一から作りたい人にはホットケーキミックスを使う手もありますが、この記事の調査範囲では韓国産の専用ミックス粉についての公式スペックまでは確認できませんでした。気になる人は、購入前に商品ページの原材料表示を必ず確認してください。
屋台の味を家で食べたいなら
ハットグ以外にも、韓国の屋台グルメを家で楽しみたい人には韓国惣菜の通販「bibim’」も選択肢になります。テナガダコと牛小腸を甘辛く煮込んだ釜山発祥の낙곱새(ナッコプセ)や、骨付き豚肉とじゃがいもを煮込むカムジャタンなど、スーパーでは見かけにくい専門料理を扱っているのが特徴です。ほかにも牛骨をじっくり煮込んだソルロンタン、辛味の効いたユッケジャンやスンドゥブチゲといったスープ系メニューも並んでいます。取り扱い商品は時期によって変わることがあるため、気になる料理があれば商品ページで内容を確認してみてください。
本格韓国料理ならbibim’!ハットグそのものはbibim’では扱いが確認できていないため、揚げたてのハットグは前のセクションの冷凍通販か、次のセクションで触れる本場の屋台で楽しむのが確実です。汁物・煮込み系の屋台グルメを合わせて揃えたいときの選択肢として、覚えておくと便利です。
本場の屋台で食べるなら
「日本で再現するより、本場の屋台で食べたい」という人には、ソウル旅行そのものを検討するのも一案です。ソウルの屋台文化・観光情報はKlookのソウル観光ページでまとめてチェックできます。屋台街の定番スポットや、現地でのアクティビティを一緒に探しておくと、旅程を組むときに迷いにくくなるはずです。
本場で食べる魅力は、種類の多さにもあります。日本の専門店では定番のチーズタイプが中心になりがちですが、現地の屋台にはポテト入り、ソーセージ2本刺し、激辛ソースがけなど、バリエーションが豊富です。旅先で食べ比べる楽しみは、通販や自作では味わえない部分といえるでしょう。
韓国のほかの街食グルメと一緒に楽しみたい人は、韓国のポチャ(屋台居酒屋)文化の記事も参考になります。屋台という切り口で、ハットグ以外の楽しみ方もまとめて把握できるはずです。

よくある質問
まとめ
- 韓国の핫도그はパンに挟む米国式ホットドッグとは別物。串に生地をつけて揚げたアメリカンドッグに近い食べ物
- チーズハットグは2018〜2019年ごろ新大久保発で流行し、2026年時点は「街と冷凍食品としては定着」している段階
- 명랑핫도그は2024年に日本の展示会へ出展したが、日本国内の実店舗は今回の調査では確認できなかった
- 冷凍ハットグはCJ FOODS JAPANなど公式メーカーの商品を通販・スーパーで探すのが確実な入手ルート
- 自作にはミックス粉衣タイプの冷凍品・串・揚げ物用温度計があると再現しやすい。油はね・やけどには注意する
- 本場の味を求めるなら、新大久保・鶴橋の専門店、またはソウル旅行そのものを検討するのも一案
「韓国のホットドッグ」とひとことで言っても、指しているものも、日本での買い方も、実はいくつもの選択肢があります。今日から試すなら冷凍通販、じっくり作るなら串と温度計を揃えて自作、本場で確かめたいなら旅の計画から。自分の気分に近い方法を選んでみてください。韓国のスイーツ全般のトレンドが気になる人は韓国スイーツのトレンド記事、屋台系のもう1品を探している人はホットク(韓国式おやき)の記事や韓国チキンの記事もあわせてどうぞ。韓国食品のオンライン通販全般は韓国食品の通販サイトまとめで確認できます。
参考・出典
- namu.wiki「핫도그」 https://namu.wiki/w/%ED%95%AB%EB%8F%84%EA%B7%B8 (2026年8月21日確認)
- ITmedia ビジネス「チーズがビヨーンで大ブーム『ハットグ』は『チーズタッカルビ』を超えるか?」(2019年3月5日付) https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1903/05/news056.html (2026年8月21日確認)
- 한국경제「명랑핫도그, 일본 국제 프랜차이즈 쇼 참가 해외 진출 본격화」(2024年3月14日付) https://www.hankyung.com/article/2024031404365 (2026年8月21日確認)
- 이코노미사이언스「[기업 속으로] ‘천 원의 전설’ 명랑핫도그…왜 더이상 명랑하지 못할까」 https://www.e-science.co.kr/news/articleView.html?idxno=107625 (2026年8月21日確認)
- CJ FOODS JAPAN公式サイト「bibigo ポテト&モッツァレラハットグ」商品ページ https://cjfoodsjapan.net/product/detail/184/ (2026年8月21日確認)
- ジョンノハットグ公式サイト https://jongnoyatai.jp/ (2026年8月21日確認)
- 東京消防庁「第2章 火災を防ぐ」 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/ts/bfc_manual/leader/cp2.html (2026年8月21日確認)

