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Amazonのアソシエイトとして、ソウルインは適格販売により収入を得ています。
新大久保や鶴橋の店先で「족발」の看板を見かけて、豚足と聞いて一瞬ひるみつつも、結局気になって店内をのぞいてしまったこと、ないですよね。サムギョプサルほど知名度は高くないのに、韓国では家族の集まりや飲み会の締めに欠かせない定番メニューという温度差に、戸惑う人は多いはず。
족발(チョッパル)は、豚の足をしょうゆベースのタレで長時間煮込んだ韓国料理。東京なら新大久保の「チャカン食堂 別館」、大阪なら鶴橋東口から徒歩約13分の生野コリアタウン「ミナミ大沢商店」で、2026年8月24日時点の営業を確認できています。通販ではAmazon.co.jpで「奨忠洞スライス豚足」「市場 王豚足」の2商品が在庫あり。ソウルの有名店「만족오향족발」が新大久保に日本1号店を開いたという2024年の報道もありますが、現在の運営会社の公式店舗一覧には掲載がなく、現況は確認できていません。
チョッパル(족발)ってどんな料理?醤油煮込みと日本の「豚足」の違い
족발(チョッパル)は、豚の前足・後ろ足を、しょうゆをベースにしたタレでじっくり長時間煮込んだ韓国料理。韓国語版ウィキペディアの説明でも「間醤油と各種香辛料を合わせて煮込んで作る」と定義されており、味の系統としては甘辛い煮豚に近いイメージです(ko.wikipedia.org、2026年8月24日確認)。皮つきのままコラーゲン質を残して煮込むので、箸で切れるやわらかさと、皮のコリコリした食感が同時に楽しめるのが特徴。薄くスライスして皿に盛り付け、複数人でシェアしながら食べるのが韓国での基本スタイルです。
日本で「豚足」と聞くと、居酒屋の塩焼き・唐揚げ・とんそくの煮こごりを思い浮かべる人が多いはず。ここが大きな違いで、日本の豚足料理は焼く・揚げる・軽く塩味で仕上げるものが主流なのに対し、チョッパルはしょうゆダレでの長時間煮込みが基本という調理法の違いがあります。食べ方にも差があって、チョッパルはサンチュ(レタスに似た葉野菜)で包み、サムジャン(味噌だれ)やセウジョッ(塩辛)をのせて頬張るのが定番。締めには冷たい麺料理のマッククスを頼み、脂っぽさをリセットしながら食事を終える人も多いとされています。
ポッサム(보쌈)との違いは?部位・調理法で比較
족발とよく混同されるのが보쌈(ポッサム)。どちらも茹でた(煮込んだ)豚肉をサンチュで巻いて食べる点は共通していますが、使う部位と調理法がはっきり違います。チョッパルは豚の足を主に使い、しょうゆダレで長時間煮込むのに対し、ポッサムはバラ肉や肩ロースなどの塊肉を、塩水などでゆでた수육(茹で豚)として提供されるのが基本です。
食感の違いも分かりやすいポイント。チョッパルは皮つきのコラーゲン質でコリコリとした弾力があるのに対し、ポッサムは脂身と赤身のバランスが良く、しっとりとした口当たりが持ち味です。味付けの面でも、チョッパルはしょうゆダレでしっかり下味がついているのに対し、ポッサムは塩茹でであっさりしているぶん、キムチや塩辛などの薬味で味の変化をつけて食べる違いがあります。同じサンチュ・サムジャン・セウジョッという「巻いて食べる」文化を共有しているからこそ、韓国でも日本でも、同じ店がチョッパルとポッサムを両方メニューに並べていることが多いのも納得できるかも。

「족발と보쌈のどちらが先に生まれたか」を直接示す一次資料までは確認できていません。今回確認できたのは、両者の定義と部位・調理法の違いにとどまります。
冷菜チョッパル(냉채족발)とは?温かいチョッパルとの違い
チョッパルには、温かいまま食べる定番タイプのほかに、냉채족발(ネンチェチョッパル)と呼ばれる冷製バージョンがあります。韓国文化情報院の文化ポータルの説明によると、냉채족발は味付けして茹でた豚足を、きゅうり・玉ねぎ・キャベツといった野菜やクラゲ(해파리)と一緒に、からし(겨자)ベースの酸味のあるタレで和えた一品(nculture.org、2026年8月24日確認)。温かいチョッパルが「煮込みの甘辛さ」を楽しむ料理なのに対し、냉채족발は皮のコリコリした食感と、酸味のあるからしダレのキレを楽しむ、いわば夏向けの一皿という位置づけです。
冷菜チョッパルの名物地として知られているのが、釜山(プサン)東区の富平洞(プピョンドン)エリア。同じ豚足という食材でも、煮込みたてを温かく食べるか、冷やして酸味のあるタレで和えるかで、まったく別の料理に感じられるのが面白いところです。日本国内では、通販・実店舗ともに温かいタイプの取り扱いが中心で、冷菜チョッパルを扱っていると明記した店舗・商品は今回の調査では確認できませんでした。夏場に本場の냉채족발を味わいたい場合は、韓国旅行のタイミングに合わせるのが確実そうです。
奨忠洞(장충동)生まれという説|語源をたどる
現代のしょうゆ煮込みチョッパルは、황해도(黄海道)の郷土料理「돼지족조림(豚足煮込み)」に由来するとされています。韓国民族文化大百科事典(韓国学中央研究院)の解説では、朝鮮戦争(1950〜53年)の際に北朝鮮出身の避難民がソウル・奨忠洞に定着し、生計を立てるために黄海道の豚足煮込みを応用してチョッパルを考案したと伝えられています(encykorea.aks.ac.kr、2026年8月24日確認)。
起源の細部については、情報源によって語られるエピソードに違いがあります。ソウル市の公式マガジン「서울사랑」(2022年8月号)は、1961年に「평안도집(平安道屋)」を開いた全承淑氏・金貞蓮氏という2人の女性が6年間の共同経営ののち独立し、それぞれ「뚱뚱이할머니집」「원조족발」を開業したのが広がりの起点だと紹介しています(love.seoul.go.kr、2026年8月24日確認)。一方、韓国観光公社の旅行情報サイトでは、만정(マンジョン)ビルにあった店が빈대떡(緑豆チヂミ)と만두(餃子)を主力にしていたところ、常連客の要望で店主が幼少期の記憶にある平安北道郭山のチョッパルをメニューに加えたのが始まりだと説明されています(korean.visitkorea.or.kr、2026年8月24日確認)。
奨忠洞チョッパル通りは今もある?現地の現況を確認
ソウルの장충동 족발골목(奨忠洞チョッパル通り)は、2026年8月24日時点でも営業を続けている通りとして確認できました。ただし、現在の店舗数については情報源によって数字に幅があります。韓国観光公社の旅行情報サイトでは「大通りと路地に10軒あまりの店が寄り添って昔ながらの味を守っている」と紹介されている一方、ソウル市公式マガジン「서울사랑」(2022年8月号)は「かつては10軒を超えるチョッパル店が並んでいたが、現在はかなり減って6軒が営業中」と、より具体的な減少の経緯とともに伝えています。
この2つの情報源は「時点」がそろっていません。韓国観光公社側のページには更新日の明記が無く、서울사랑側は2022年8月号という発行時点が明確です。そこからさらに4年が経過しているため、2026年8月時点の正確な軒数は今回の調査では特定できませんでした。本記事では「6〜10軒規模で営業を続けている」という幅のある書き方にとどめています。現地を訪れる際は、直近の情報を地図アプリや口コミサイトで確認するのが安全です。
通りの様子としては、チョッパルの専門店が軒を連ねるほか、떡(餅)や파전(ねぎのチヂミ)といった副菜を出す店もあるとされています(korean.visitkorea.or.kr)。都市整備によって通りの見た目自体は昔と変わり、「골목(路地)」というよりも整備された街並みに近い雰囲気になっているとの記述もあり、往時のディープな路地裏感を期待して訪れると、印象が違うかもしれません。
東京・新大久保で食べられる店|営業確認済みと未確認を分ける
日本国内でチョッパルを探すなら、まず候補になるのが新大久保エリア。2026年8月24日時点で、公式サイトから営業時間・住所を直接確認できた店は「チャカン食堂 別館」です。住所は東京都新宿区百人町1-2-3 1F、営業時間は月〜日・祝日・祝前日ともに11:00〜22:30(料理・ドリンクのラストオーダー21:30)、定休日は不定休となっています(公式サイト、2026年8月24日確認)。手作りタッカンマリと並んでチョッパルを看板メニューに掲げる店で、ポッサムも合わせてメニューにあるため、この記事で紹介した「同じ店がセットで出す」パターンの実例といえそうです。
一方で、ソウルの有名チョッパルチェーン「만족오향족발(マンジョク・オヒャンチョッパル)」については、慎重な扱いが必要です。ミシュランガイドのビブグルマンに8年連続選出された「ソウル3大チョッパル」の一つで、2024年2月に日本の現地法人KollaBoとのマスターフランチャイズ契約を結び、新大久保に日本1号店を開いたと韓国の業界紙が報じました(더페어、2024年2月2日)。ただし2026年8月24日時点でKollaBoの公式店舗一覧を確認したところ、東京都内13店舗はいずれも焼肉業態の店名のみで、新大久保のチョッパル店は掲載されていませんでした。開業から時間が経っていることもあり、現在も同じ形で営業しているかどうかは、今回の調査では確認できていません。訪問を検討する場合は、事前に店名で最新の営業情報を検索することをおすすめします。
新大久保エリアでは、韓国料理店が集まって食べ歩きの選択肢も豊富です。街歩き全体のルートを知りたい人は新大久保の食べ歩きガイド、サムギョプサル食べ放題の店を探している人はサムギョプサルが食べられる店も合わせてチェックしておくと、行き先の候補が広がります。
大阪・鶴橋(生野コリアタウン)で食べられる店
関西でチョッパルを探すなら、鶴橋駅東出口から徒歩約13分の「生野コリアタウン(御幸通商店街)」が有力な候補地。ここにある「ミナミ大沢商店」は、大阪コリアタウン商店会の公式サイトで、住所・営業時間・取扱商品を直接確認できました。住所は大阪市生野区桃谷5-6-2、営業時間は9:00〜17:30、定休日は1月1日〜4日のみ。むしぶた(蒸し豚)を看板商品としつつ、豚足・豚耳・スンデ・チョジャン・頭肉(ツラミ)も扱っている店です(大阪コリアタウン商店会公式サイト、2026年8月24日確認)。
鶴橋駅周辺には焼肉の名店も多く集まっています。焼肉とチョッパルを両方楽しみたい人は鶴橋の焼肉ガイド、大阪の韓国料理店を幅広く探したい人は大阪の韓国料理店ガイドも参考にしてみてください。
通販で買うなら?bibim’とAmazonのチョッパルを比較
「わざわざ新大久保や鶴橋まで行くのは大変」という人向けに、通販の選択肢も整理します。韓国惣菜の通販専門店「bibim’」の商品一覧を確認したところ、チョッパルそのものの取り扱いは今回確認できませんでした。かわりに扱いが確認できたのが순대국밥(スンデクッパ)。もち米や春雨を詰めた腸詰め(スンデ)を、さっぱりした豚骨スープと合わせた一品で、1人前480g、2026年8月24日確認時点で在庫ありでした。韓国の屋台文化の中では、チョッパルと同じく豚肉を生かした一皿として、居酒屋や食堂で並んで出されることが多い料理です。近くに韓国料理店が無い人でも、真空パックなら家で温めるだけで食べられるのは、こうした屋台の味を通販で試す大きなメリットといえそうです。
bibim’の外部サイトが開きます。
本格韓国料理ならbibim’!チョッパルそのものを通販で買いたい場合は、Amazon.co.jpに在庫のある商品が見つかります。2026年8月24日確認時点で在庫ありだったのが、「奨忠洞(ジャンチュンドン)スライス豚足 700g 2袋セット」(4,280円、タレ付き・冷蔵配送)と、「市場 王豚足 1kg」(2,280円、味付け豚足・クール便)の2商品。奨忠洞スライス豚足はすでにスライスされたタイプで、袋を開けてそのまま盛り付けられる手軽さが特徴。市場の王豚足は、原材料に甘草(ステビア)やシナモン、鹿角、にんにく、生姜などが使われており、日本国内で本場の味を再現して製造されたと説明されています。
どちらもタレ付き・味付け済みなので、家では温めるだけで食べられるのが便利なところ。冷蔵・クール便での配送になるので、受け取り日時の指定を忘れないようにするのが安心です。韓国惣菜を他にもまとめて揃えたい人は韓国食品の通販ガイド、常備菜としてバンチャンも一緒に注文したい人はバンチャンの通販ガイドも見ておくと、まとめ買いの候補が増えるはずです。
よくある質問
まとめ
- チョッパルは豚の足をしょうゆダレで長時間煮込んだ料理。ポッサムは主に塊肉を塩茹でにしたもので、部位・調理法・食感がそれぞれ異なる
- サンチュ・サムジャン・セウジョッで巻いて食べ、締めにマッククスを頼むのが韓国での定番の食べ方
- 냉채족발(冷菜チョッパル)は、からしダレで和えた夏向けの一皿。釜山・富平洞が名物地として知られる
- 奨忠洞チョッパル通りは今も営業中だが、店舗数は情報源によって6〜10軒規模と幅がある。正確な現在の軒数は特定できていない
- 東京は新大久保「チャカン食堂 別館」、大阪は鶴橋近くの生野コリアタウン「ミナミ大沢商店」で、2026年8月24日時点の営業を確認済み
- 通販ではAmazonで「奨忠洞スライス豚足」「市場 王豚足」が在庫あり。bibim’ではチョッパル自体は未確認だが、屋台文化を共有するスンデクッパを扱っている
チョッパルは、店によってタレの甘辛さも、皮のやわらかさもかなり幅がある料理。だからこそ、営業しているかどうかを事前に確認してから向かうという一手間が、現地で「お店が無かった」という空振りを防ぐいちばんの近道かもしれません。
参考・出典
- 韓国語版ウィキペディア「족발」 https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%A1%B1%EB%B0%9C (2026年8月24日確認)
- 韓国語版ウィキペディア「족발(요리)」 https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%A1%B1%EB%B0%9C_(%EC%9A%94%EB%A6%AC) (2026年8月24日確認)
- 韓国民族文化大百科事典(韓国学中央研究院)「족발」 https://encykorea.aks.ac.kr/Article/E0079965 (2026年8月24日確認)
- ソウル市公式マガジン「서울사랑」(2022年8月号)「전국 팔도에 통하는 맛동네、장충동 족발」 https://love.seoul.go.kr/articles/8977 (2026年8月24日確認)
- 韓国観光公社 大韓民国구석구석「장충동 족발 골목」 https://korean.visitkorea.or.kr/detail/ms_detail.do?cotid=35bf64af-128e-4de2-8347-69a5d2225e6b (2026年8月24日確認)
- 한국문화정보원 문화포털「족발과 해파리냉채가 어우러진 부산의 별미、부평동 냉채족발」 https://ncms.nculture.org/food/story/989 (2026年8月24日確認)
- 더페어「만족오향족발、일본 마스터프랜차이즈 협약 체결…1호점 신오쿠보 오픈」(2024年2月2日) https://www.thefairnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=21850 (2026年8月24日確認)
- 焼肉・韓国料理KollaBo 公式店舗一覧 https://shop.kollabo.co.jp/store/ (2026年8月24日確認)
- チャカン食堂 別館 公式サイト https://akr4149002381.owst.jp/ (2026年8月24日確認)
- 一般社団法人大阪コリアタウン(御幸通商店街)公式サイト「ミナミ大沢商店」 https://osaka-koreatown.com/%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%9F%E5%A4%A7%E6%B2%A2%E5%95%86%E5%BA%97/ (2026年8月24日確認)
- 韓国惣菜bibim’ネットストア 商品一覧 https://k-bibim.com/collections/all (2026年8月24日確認)

