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好きな韓国ブランドのアカウントを見ていると、聖水や漢南で撮られたお店の写真がよく流れてきますよね。でも「そのお店、結局ソウルのどこにあるの?」と地図アプリで検索しても、系列店や取扱店がずらりと出てきて、どれが直営のフラッグシップなのか分からなくなった経験はありませんか。ブランドの実店舗は移転・閉店が起きやすいジャンルで、数年前の旅行記事の住所のまま止まっている情報も少なくありません。この記事では、日本でも名前が知られている韓国ブランドについて、2026年8月26日に公式サイトや直近の報道で現行の住所・営業状況を確認できた範囲だけをまとめます。
今回確認できた範囲では、MARDI MERCREDIは漢南(한남)に複数のフラッグシップを構え、ADER ERRORとMATIN KIMは聖水(성수)が拠点、thisisneverthatは弘大と聖水の両方、NERDYは弘大、ANDERSSON BELLは景福宮そば・安国(안국)に直営店を持っています。エリアごとに集まるブランドの色が違うので、旅程は「行きたいブランド」からでなく「今日はどのエリアを歩くか」から決めるほうが動きやすいはずです。
聖水(ソンス)——コンテンポラリー系の直営店が集まる理由
성수(ソンス)はもともと工場・倉庫街だったエリアで、古い建物をそのまま生かした大きな空間が作りやすいことから、この10年でブランドの旗艦店が集中する街になりました。今回の調査では、公式サイトの店舗情報でADER ERROR Seongsu Space(서울특별시 성동구 성수이로 82)と、MATIN KIMの聖水エリア3店舗(Main Store:연무장3길9、Flagship Store:아차산로5길24-33、Special Store:연무장길13)を確認できました。さらにthisisneverthatも2024年10月に聖水フラッグシップ(서울특별시 성동구 아차산로 159、3階)をオープンしており、報道によれば同じ建物の2階には編集ショップ「KHAKIS」の聖水店も入っています。
MATIN KIM Flagship Store(聖水)の地図(2026年8月26日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
聖水エリア自体のカフェやリノベーション建築を含めた歩き方は、聖水エリアの歩き方ガイドで別にまとめているので、ブランド巡り以外の時間の使い方を考えている人はあわせて読んでみてください。この記事では、あくまで「どのブランドの直営店がどこにあるか」に絞って進めます。
漢南(ハンナム)——MARDI MERCREDIのフラッグシップが密集する住宅街
한남(ハンナム)は大使館や高級住宅が並ぶ落ち着いた街ですが、今回の調査でもっとも店舗数が多かったのはこのエリアのMARDI MERCREDIでした。公式サイトのSTOREページによると、이태원로54길58の建物にフラッグシップストア(複数フロアにまたがる構成)、대사관로11길57・대사관로5길28にもそれぞれ別のフラッグシップ、さらに黒を基調にした別業態「MARDI NOIR STORE」(이태원로54길5)まであり、半径200メートルほどの範囲に集中しています。営業時間はいずれも月〜日11:00〜19:00で、毎月最終月曜が定休という共通ルールも確認できました。
この一帯は坂道と細い路地が多く、住所だけを頼りに歩くと迷いやすいエリアです。地図アプリでピンを落としてから向かうか、大使館路沿いの目立つ建物を目印にすると迷いにくくなります。
MARDI MERCREDI漢南フラッグシップの地図(2026年8月26日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
漢南は聖水と違って商業地というより住宅地に近く、大使館の警備や近隣住民の生活動線もあるエリアです。ブランドショップ以外の見どころやカフェ情報は漢南エリアのガイド記事にまとめているので、街全体の雰囲気を知ってから向かうと計画が立てやすいはずです。
カロスキル・新沙洞(シンサドン)——島山大路沿いに構える2ブランド
신사(シンサ)のカロスキルからひとつ通りをずれた島山大路(도산대로)周辺は、ハイブランドのショールームが並ぶ通りとして知られています。今回確認できたのは、公式サイトに掲載されているADER ERROR Sinsa Space(서울특별시 강남구 도산대로11길 31)と、MARDI MERCREDI DOSAN FLAGSHIP STORE(서울특별시 강남구 언주로164길 13)の2店です。どちらも漢南のフラッグシップと似た内装のトーンでまとめられており、同じブランドでもエリアによって展示する空気感を変えているのが分かります。
ADER ERROR Sinsa Spaceの地図(2026年8月26日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
カロスキルそのものの歩き方や周辺の飲食店についてはカロスキルのショッピングガイド、隣接する압구정(アプグジョン)・청담(チョンダム)エリアの全体像は狎鴎亭・清潭エリアのガイドで扱っているので、島山エリアだけでなく一帯を回る予定なら参考にしてみてください。
弘大(ホンデ)——ストリート系ブランドの地元
홍대(ホンデ)は学生街としての賑わいに加えて、ストリートブランドの発信地としての顔も持っています。今回の調査ではNERDYの弘大フラッグシップ(서울 마포구 홍익로6길 27、地下鉄2号線・弘大入口駅9番出口の目の前)が2023年8月18日に現在地へ移転オープンしたことを複数の報道で確認できました。同じ弘大エリアにはthisisneverthatのフラッグシップ(서울 마포구 잔다리로 32)もあり、こちらは2026年2月13日にリニューアルオープンしたばかりです。さらにADER ERROR Hongdae Space(서울특별시 마포구 와우산로21길 19-18)も同じエリアに含まれ、弘大は聖水・漢南に次ぐもうひとつの直営店密集地になっています。
NERDYとthisisneverthatの正確な営業時間は、今回の調査では公式サイトへの直接アクセスができず確定できませんでした。Googleのビジネス情報では両店とも調査時点で営業中の表示が出ていましたが、訪問前に店頭の掲示や公式SNSで最新の状況を確認するのが確実です。
NERDY弘大フラッグシップの地図(2026年8月26日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
弘大でK-POPグッズや雑貨も一緒に探したい人は弘大のグッズショップ特集もあわせてチェックしてみてください。ファッションと推し活の動線を同じ日にまとめられると、旅程がぐっと組みやすくなるはずです。
日本に発送しない韓国の通販サイトの商品、どうする?
ここまで紹介してきた直営店の中には、店頭限定・韓国国内向けの通販限定で、日本への発送を行っていないアイテムも少なくありません。旅行のタイミングと発売日が合わなかった、現地で気になったのに荷物のスペースが足りなかった、というときの選択肢のひとつが購入代行サービスです。購入代行を使えば、商品の代金に加えて国際送料や関税を含めた総額が、注文前に日本円で提示されるため、現地の窓口で慌てて計算する必要がありません。手数料の内訳は提供元の案内とサービス側の説明で表現が異なる部分があるため、この記事では具体的な手数料額には触れず、「総額が事前に分かる」という仕組みの部分だけを紹介しています。
日本の通販サイトから韓国ブランドを買う方法(正規の通販窓口や取扱いのある通販サイト)については日本から韓国ファッションを通販で買う方法で別にまとめているので、現地に行かずに手に入れたい人はまずそちらを確認してみてください。この記事は、あくまで「現地の直営店でしか手に入らないものをどうするか」に絞った内容です。
景福宮・安国洞(アングクドン)——伝統的な街並みに構えるANDERSSON BELL
안국(アングク)は景福宮や北村韓屋村に近く、韓屋(ハノク)の街並みが今も残るエリアです。この一帯にブランドの直営店があるのは今回の候補の中では意外に感じるかもしれませんが、公式サイトのSTOCKISTページによるとANDERSSON BELLの「GYEONGBOKGUNG FLAGSHIP STORE」(서울특별시 종로구 윤보선길 42)がこのエリアにあります。営業時間は火〜日12:00〜20:00、毎月第2・第4月曜が定休と、他エリアのブランドより休みが多い点も特徴です。
ANDERSSON BELL 景福宮フラッグシップの地図(2026年8月26日確認の住所で表示)。NAVER地図で店名検索する場合はこちらから。
明洞(ミョンドン)——単独フラッグシップより百貨店カウンター型
ここまでのエリアが「街なかの単独店」だったのに対して、明洞は少し違うパターンが見えてきます。今回確認できた範囲では、明洞に単独のブランド直営フラッグシップは見当たらず、代わりにMARDI MERCREDIが「LOTTE DEPARTMENT MYEONGDONG MAIN STORE」(ロッテ百貨店明洞本店9階、서울특별시 중구 남대문로 81)にカウンターを構えている形が確認できました。これは、明洞という土地の性格が「路面店を出す街」というより「百貨店に集まって免税・タックスフリーの手続きを一箇所で済ませられる街」であることの表れとも考えられます。
明洞で複数ブランドを効率よく見て回りたいなら、単独の直営店を探し歩くより、大型百貨店のフロアガイドをあらかじめ確認しておくほうが動きやすいはずです。免税手続きも同じ建物内の免税カウンターでまとめて完結することが多く、この点は聖水や漢南の路面店にはない明洞ならではの利点と言えそうです。
| ブランド | 主なエリア | 代表的な住所 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| MARDI MERCREDI | 漢南(ほか島山・明洞百貨店) | 용산구 이태원로54길 58 ほか | 2026/8/26 |
| ADER ERROR | 聖水・新沙・弘大 | 성동구 성수이로 82 ほか | 2026/8/26 |
| MATIN KIM | 聖水 | 성동구 아차산로5길 24-33 | 2026/8/26 |
| thisisneverthat | 弘大・聖水 | 마포구 잔다리로 32 ほか | 2026/8/26 |
| NERDY | 弘大 | 마포구 홍익로6길 27 | 2026/8/26 |
| ANDERSSON BELL | 景福宮・安国 | 종로구 윤보선길 42 | 2026/8/26 |

タックスリファンドとフリーサイズ文化——買い物前に知っておきたい実情
外国人観光客向けの「事後免税店(사후면세점)」制度を使うと、登録済みの店舗で買った商品について、出国時に税関の搬出確認を受けたうえで税額分の還付を受けられます。方式には、店頭で税額を引いた価格で購入できる「即時還付(즉시환급)」と、購入後に還付カウンターや空港で手続きする「事後還付(사후환급)」の2種類があります。即時還付が使える1回あたりの購入金額の上限は、2017年12月26日の報道の時点で20万ウォンから30万ウォンへ引き上げられた実績があり、その後も制度の見直しが続いています。金額の基準は変わりやすいため、この記事では具体的な上限額を断定せず、レジで「TAX FREE」の表示があるか、還付方式がどちらかを、購入前に必ず確認する形をおすすめします。
フリーサイズ文化についても触れておきます。韓国のコンテンポラリー・ストリート系ブランドには「FREE」(フリーサイズ)表記の商品が多く、各ブランドの公式オンラインストアでもこの表記はよく見られます。ただし体型に合うかどうかは個人差が大きく、試着できる店舗であれば、時間に余裕を持って一度袖を通してから決めるのが安心です。返品・交換の条件はブランドや店舗によって異なり、今回の調査では個別のポリシーまでは確認しきれていません。購入前にレシートの返品条件やタグの扱いについて、その場で確認しておくことをおすすめします。
フリーサイズ表記があっても、実際の作りはブランドごとに差があります。「オンラインで見たシルエットと違った」という声はよく聞くところで、現地で試着できる直営店の強みは、まさにこの部分にあると考えられます。
ヴィンテージや古着で自分だけの1着を探したい場合は、この記事で扱った新品ブランドの直営店とは探し方が変わってきます。その場合はソウルの古着屋ガイドを参考にしてみてください。
よくある質問
まとめ
- MARDI MERCREDIは漢南に複数フラッグシップ(ほか島山・ロッテ百貨店明洞本店)
- ADER ERRORは聖水・新沙・弘大の3拠点、MATIN KIMは聖水に3店舗
- thisisneverthatは弘大(2026年2月リニューアル)と聖水(2024年10月開店)の2拠点
- NERDYの弘大フラッグシップは2023年8月に弘大入口駅前へ移転
- ANDERSSON BELLは景福宮そば・安国の伝統的な街並みに直営店
- 明洞は単独フラッグシップより百貨店カウンター型。免税手続きをまとめやすい
- タックスリファンドは店頭のTAX FREE表示で確認。上限額は変わりやすいため都度確認を
聖水・漢南・カロスキル/新沙・弘大・景福宮/安国と、エリアごとに集まるブランドの色は驚くほどはっきり分かれています。「今日はどのブランドに行くか」ではなく「今日はどのエリアを歩くか」から決めると、移動の無駄が減って、結果的に多くの店を回れるはずです。移転・閉店が起きやすいジャンルなので、この記事の情報も訪問直前に一度、公式サイトやSNSで確認する一手間を惜しまないようにしてください。
参考・出典
- MARDI MERCREDI公式サイト STORE情報 https://mardimercredi.com (2026年8月26日確認)
- ADER ERROR公式サイト 매장찾기(店舗検索) https://adererror.com (2026年8月26日確認)
- MATIN KIM公式ストックリスト https://matinkim.shop/pages/stocklist (2026年8月26日確認)
- ANDERSSON BELL公式サイト STOCKIST情報 https://anderssonbell.com (2026年8月26日確認)
- 패션비즈(thisisneverthat弘大フラッグシップ リニューアル、2026年2月13日付) https://www.fashionbiz.co.kr (2026年8月26日確認)
- WWD KOREA(thisisneverthat聖水フラッグシップ開店、2024年10月22日付) https://www.wwdkorea.com (2026年8月26日確認)
- 아시아투데이(NERDY弘大フラッグシップ移転、2023年8月21日付) https://www.asiatoday.co.kr (2026年8月26日確認)
- KBSニュース(外国人観光客の即時還付上限額引き上げ、2017年12月26日付) https://news.kbs.co.kr (2026年8月26日確認)

