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ソウル旅行の計画を立てていて「週末はフリーマーケットに行ってみたい」と調べたら、開催曜日も場所もサイトによって書いてあることがバラバラで、結局どれが本当か分からなくなった……という経験はありませんか。프리마켓(プリマーケット)や플리마켓(プリマーケット/フリマーケット)と呼ばれるこの文化、実は「毎週ほぼ確実に立つもの」と「その年だけの季節限定イベント」が混在していて、しかも数年前に運営形態が変わった市場もあります。この記事では、2026年9月1日時点で確認できた開催情報と、確認しきれていない部分を分けて整理しました。
ソウルの週末フリマで「行けばほぼ確実にやっている」と言えるのは、弘大(ホンデ)の예술시장 프리마켓(芸術市場プリマーケット)と、東廟(トンミョ)の蚤の市の2つです。一方、以前は弘大の公園で屋外開催していた희망시장(希望市場)は屋内の店舗スペースに形を変えていて、「弘大の公園に行けば両方見られる」というのはもう古い情報です。季節限定のイベント市は、ソウル市や区が主催するもので毎年時期が変わり、2026年に開催されたものはこの記事を書いている時点ですでに終了しています。来年また同じ場所で開催されるかは、その都度公式SNSで確認するのが確実です。
結論から早見——毎週ほぼ確実に立つ市と、季節限定の市
まず全体像を整理します。ソウルの「フリマ」と呼ばれるものは、大きく3つのタイプに分かれます。1つ目は弘大の예술시장 프리마켓のように、何十年も同じ曜日・同じ場所で続いている屋外の定期市。2つ目は東廟の蚤の市のように、特定の運営団体がいるわけではなく自然発生的に露店が集まる形の市場。3つ目は、ソウル国際庭園博覧会やソウルサマービーチのように、ソウル市や区・団体が期間限定で開くイベント型のフリマです。
この3タイプは「調べ方」がまったく違います。1つ目と2つ目は基本的に毎週動いているので、行く曜日さえ合わせれば会える可能性が高いです。3つ目は年によって開催時期・会場が変わるため、前年の情報をそのまま信じて訪れると空振りします。次の見出しから、それぞれのタイプを個別に見ていきます。

弘大の芸術市場「프리마켓」——弘大にはもう一つ、別の市場もあった
弘大(ホンデ)エリアで「フリマ」と言うと、多くのガイド記事が紹介するのが홍대 예술시장 프리마켓(弘大芸術市場プリマーケット)です。2002年に始まった、ハンドメイド作品や自作イラストを作家自身が販売する市場で、公式インスタグラム(@artfreemarket)を持つ運営団体が続けています。複数の観光メディアが2026年時点でも「3月〜11月の毎週土曜13時〜18時」という同じ曜日・時間で案内しており、長年ほぼ変わらない開催サイクルのようです。ただし公式サイトの内容までは確認しきれなかったため、訪問予定日が近づいたら公式インスタグラムで直近の開催告知を見ておくと安心です。
もう一つ知っておきたいのが희망시장(希望市場)です。こちらは別の運営団体(하하협・文化芸術協同組合)による市場で、2002年3月に始まった元祖的存在ですが、以前弘大の公園で行っていた屋外開催は終了し、現在は弘大の屋内スペースに拠点を移して運営されています。運営団体の公式サイトによると、火曜〜日曜13時〜18時、마포구 서교동 홍익로9-1の建物4階で営業中です。「弘大の公園に行けばアクセサリーの露店が並んでいる」というのは프리마켓の話であり、希望市場は別物として覚えておくのが正確です。
弘大エリア全体の歩き方は弘大(ホンデ)エリアガイドにまとめています。カフェやショップと合わせて回るルートを組みたい人は参考にしてみてください。
東廟(トンミョ)の蚤の市——古着と骨董が主役
동묘 벼룩시장(東廟蚤の市)は、地下鉄1号線・6号線の東廟前(トンミョアプ)駅3番出口から徒歩5分ほどの一帯に広がる、韓国でも有数の規模の中古品市場です。1980年代末ごろから自然発生的に形成されたと言われ、公式の運営団体があるタイプの市場ではありません。革靴やコート、腕時計、レコード、古書、映画のポスター、陶器、工具まで、扱われるジャンルは非常に幅広いのが特徴です。
平日は一部の常設店舗と少数の露店だけが営業していますが、週末になると露店の数が大きく増え、休日の午後が最も賑わう時間帯とされています。2026年7月時点の報道でも、古着専門店が増え若い世代の来訪が目立つ様子が伝えられており、少なくともこの時期までは活気のある状態が続いていたことが確認できます(2026年9月1日確認)。ただし個々の露店は出店者の都合で日によって出たり出なかったりするため、「毎週必ず同じ品揃え」とは限らない点は念頭に置いておきたいところです。
東廟一帯は歩道に露店が密集し、人通りも多いエリアです。貴重品は肌身離さず、混雑した通路では周囲の視線がある中で荷物を広げないなど、基本的な防犯意識は普段の観光時より少し強めに持っておくと安心です。
古着や中古品をじっくり探したい人はソウルの古着屋ガイドもあわせてチェックしてみてください。東廟で目当ての物が見つからなかったときの次の候補になります。近くで食事も済ませたいなら、東大門(トンデムン)夜市グルメガイドのエリアも徒歩圏内です。
広蔵(クァンジャン)市場など常設市場との違い——「フリマ」と「常設市場」は別物
ここまで紹介した프리마켓や東廟の蚤の市は、露店が並ぶという意味で「常設市場」とよく混同されますが、性格はかなり違います。広蔵(クァンジャン)市場(クァンジャンシジャン)は1905年に開設された、韓国で最初の常設市場です。所在地は종로구 청계천로 160(鍾路区庁(チョンノグチョン)の公式ページで確認、2026年9月1日確認)。こちらは特定の曜日だけ開く市ではなく、店舗ごとに営業時間は異なるものの、基本的に毎日営業している商店の集合体です。屋台グルメで知られる通りも常設に近い形で動いています。
つまり「フリマ」は個人の作家や出店者がその日だけブースを構える一時的な市場、「常設市場」は固定の店舗が並ぶ商店街に近いもの、という違いがあります。目的の品によって選ぶべき場所も変わり、一点物のハンドメイド作品や掘り出し物の古着を探すならフリマ、食材やまとまった買い物をしたいなら常設市場が向いています。両方を1日で回るなら、午前中に常設市場で食事や買い物を済ませ、午後からフリマに移動する組み方がしやすいはずです。
NAVER地図で見る: 広蔵(クァンジャン)市場(クァンジャンシジャン)をNAVER地図で開く
常設市場をもう一つ押さえておきたいなら、南大門(ナムデムン)市場ガイドも合わせて読んでおくと、フリマとの違いがより実感しやすくなると思います。
季節限定のイベント市——2026年はすでに終わっているものが多い
ソウル市や各区が主催する期間限定のフリマも、いくつも存在します。たとえば2026年は、ソウル国際庭園博覧会の会場内で「エコ・価値消費プリマーケット」が6月5日〜14日に開かれたほか、鍾路区(チョンノグ)のマロニエ公園では「공쓰재プリマーケット」が4月11日に、光化門広場では夏の間「ソウルサマービーチプリマーケット」が開催されていました(それぞれソウル市・報道の公式告知を確認、2026年9月1日確認)。ただしこの記事を書いている2026年9月1日時点では、これらはいずれもすでに会期を終えています。
季節限定型の厄介なところは、来年また同じ時期・同じ場所で開かれるとは限らない点です。会場が変わったり、主催団体が変わったり、そもそも開催されなかったりすることもあり得ます。旅行の計画にこのタイプのフリマを組み込みたい場合は、「去年あったから今年もあるだろう」と決めつけず、渡韓が近づいたタイミングで서울시 공식サイトや該当区の広報SNSを検索し直すのが安全です。「폐지(廃止)」「중단(中断)」の語を足して検索すると、終了の告知が見つかることもあります。
何が買えるか——ハンドメイドのアクセサリー・古着・ポスター・陶器
프리마켓のような作家系のフリマでは、手作りのアクセサリーやピアス、革小物、イラスト入りのグッズ、陶器の食器やカップなど、量産品ではない一点物が中心です。出店者ごとに作風がまったく違うので、同じ市場でも回るたびに違う出会いがあるのが魅力とされています。値段は店によって幅がありますが、体感としては「コーヒー1杯分」で買えるアクセサリーから、「シートマスク数枚分」程度の値段の器まで、価格帯もさまざまです。
一方、東廟の蚤の市では、古着・中古のアウターやコート、腕時計、レコード、古書、映画のポスター、カメラなどの中古電化製品まで、ジャンルを問わず本当に幅広い品が並びます。デザイナーズブランドの掘り出し物が紛れていることもあるとされ、時間をかけて探す「宝探し」の感覚を楽しむ人が多いようです。事前にすべての在庫を確認する方法はないため、目当ての物を決めすぎずに歩いてみるのがこの市場の楽しみ方に合っているかもしれません。
ポスターや紙もの雑貨を専門的に探したい人はソウルのアートポスター専門店ガイド、手作り体験そのものをしてみたい人はソウルのクラフトワークショップガイドも参考になります。器やインテリア雑貨に興味がある人はソウルのインテリア雑貨店ガイドもあわせてどうぞ。
相場と支払い——現金のみの露店がある/カードやペイの実情
フリマや伝統市場では、店舗によって「現金のみ」を掲げているところが今も一定数あります。韓国の伝統市場を扱った報道でも、「카드 X(カード不可)」「現金価格」といった案内を出す店や、カード払いだと現金より高くなる店があると伝えられています(2026年5月時点の報道を確認、2026年9月1日確認)。個人の作家が出店するプリマーケット系でも、モバイル決済端末を持っている出店者ばかりとは限らず、小額の買い物ほど現金で用意しておいたほうがスムーズに進みます。
韓国滞在中に使えるキャッシュレス決済アプリを持っている人でも、露店では反応してもらえない場面があり得ることは想定しておきたいところです。この記事では、フリマの支払い方法について公式に断定できる情報源が見つからなかったため、「現金を少額多めに持って行くと安心」という一般的な傾向としてお伝えします。両替やコンビニのATMを事前に確認しておくと、当日慌てずに済みます。
雨天中止の判断とその調べ方
屋外開催のフリマは、天候によって開催の有無が左右されます。特に프리마켓のように公園などの屋外スペースを使う市場は、荒天時に中止・順延になることが一般的で、その判断は当日の朝や前日に主催側から発表されることが多いようです。事前に「絶対にやっている」と決め打ちせず、訪問予定日の天気予報をチェックした上で、当日の朝に主催の公式インスタグラムなど最新の告知を確認する習慣をつけておくと、現地で無駄足を防ぎやすくなります。
東廟の蚤の市のように公式の運営団体を介さないタイプの市場は、多少の雨なら営業する出店者もいる一方、大雨の日は出店者の数自体が大きく減る傾向があります。「行けば必ず何かはやっている」くらいの心構えで、雨の日は品揃えが少なめであることを前提に予定を組んでおくのが現実的です。せっかくの週末が天候で丸ごと空くのはもったいないので、雨天でも動きやすい室内型の予定を1つ持っておくと安心です。
Klookでソウルの観光アクティビティを見る雨の日でも楽しめる屋内スポットも探せる
フリマは天候と主催の都合で流れることがあるので、雨の日に振り替えられる予定をひとつ持っておくと週末が空振りにならないはずです。屋内の展示やアクティビティを事前にいくつか候補に入れておくと、当日の天気を見て動きを切り替えやすくなります。
値切りのマナーと、してはいけないこと
フリマや蚤の市では値引き交渉ができる場面もありますが、店ごとの前提が大きく異なります。作家が一点物として値段を付けているプリマーケット系のブースでは、値段そのものが手間や材料費を反映しているため、強い値切りは歓迎されにくい傾向があります。声をかけるとしても「もう少しお安くなりますか」程度の柔らかい聞き方にとどめ、断られたらそこで引くのが基本的なマナーです。
一方、東廟のような中古品中心の市場では、複数個まとめ買いをする場合や、多少のキズがある商品について、値引きの相談がしやすい空気があるとされています。ただし「値切ってやろう」という態度が前面に出た交渉は、どの市場でも良い印象を持たれません。値段を聞いて即座に大幅な値引きを要求する、他の店の値段を引き合いに出して強く迫る、といった振る舞いは避けたほうが無難です。写真だけ撮って何も買わずに立ち去るのも、出店者の負担になることは覚えておきたいところです。
荷物と持ち帰り——割れ物と免税の扱い
陶器やガラスの器、額装されたポスターなど、割れ物・かさばる物を買う予定があるなら、緩衝材になりそうな衣類やエコバッグを多めに持って行くと安心です。露店側が丁寧に梱包してくれるとは限らず、簡易的な紙袋のまま渡されることも珍しくありません。スーツケースに直接入れると移動中の振動で割れるリスクがあるので、機内持ち込み手荷物に入れられそうな大きさなら手元で管理するのが確実です。
フリマの露店や東廟のような個人商店では、免税手続き(Tax Refund)に対応していない店がほとんどです。免税は基本的に「Tax Free」の表示があるレジで税込金額以上の買い物をした場合に使える制度なので、個人が現金で手売りするタイプの露店では最初から対象外と考えておいたほうが実情に近いはずです。まとまった金額の買い物を免税前提で計画したい場合は、免税対応店舗が集まる百貨店や免税店側で調整するのが現実的です。
よくある質問
まとめ
- 毎週ほぼ確実に立つのは弘大の예술시장 프리마켓(土曜13〜18時、3〜11月)と東廟の蚤の市
- 弘大の희망시장は屋外の公園開催が終了し、現在は屋内スペースでの運営(火〜日13〜18時)
- 広蔵(クァンジャン)市場のような常設市場はフリマとは別物で、店舗ごとに毎日営業している
- 季節限定のイベント市は年ごとに時期・会場が変わり、2026年開催分はすでに終了している
- 支払いは現金を用意しておくと安心。カード不可の露店が一定数ある
- 荒天時は中止・順延の可能性あり。当日朝に主催SNSで最新情報を確認するのが確実
- 値切りは柔らかく1回まで。作り手との会話を楽しむ姿勢のほうが好印象
- 割れ物・かさばる物は緩衝材を用意。免税は基本的に対象外と考えておく
ソウルの週末フリマは、「毎年同じように開催されている」ように見えて、実際には運営形態が変わったり、季節限定のイベントが入れ替わったりと、意外と流動的な世界です。この記事で紹介した内容も、訪問のタイミングが近づいたら公式SNSであらためて確認してみてください。弘大の作家ブースを覗くのか、東廟で掘り出し物を探すのか、目的をひとつ決めてから出かけると、限られた滞在時間でも満足度の高い週末になるはずです。
参考・出典
- 홍대앞 희망시장 공식サイト(Google Sites) https://sites.google.com/view/gorainbowmarket/홈 (屋内移転・火〜日13〜18時の運営時間を確認、2026年9月1日確認)
- 대한민국 구석구석(韓国観光公社系観光情報)동묘벼룩시장 https://korean.visitkorea.or.kr/detail/ms_detail.do?cotid=a58e4e0a-621b-4b55-b55e-fb9b5c74c8e0 (東廟前(トンミョアプ)駅3番出口から徒歩5分・週末に露店が増える傾向を確認、2026年9月1日確認)
- 미주중앙일보「MZ 보물 찾기 성지」 https://www.koreadaily.com/article/20260731140058047 (2026年7月時点で東廟蚤の市が賑わっている様子を確認、2026年9月1日確認)
- 종로구청 공식サイト 広蔵(クァンジャン)市場紹介ページ https://www.jongno.go.kr/chTown.do?menuId=9317&menuNo=9317 (広蔵(クァンジャン)市場の住所・1905年開設を確認、2026年9月1日確認)
- ソウル特別市 ソウル国際庭園博覧会 公式ページ(플리마켓プログラム) https://www.seoul.go.kr/festa/garden/y2026/program/garden-culture-program/academic-program?article=44758 (2026年6月5〜14日開催の告知を確認、2026年9月1日確認)
- 뉴스1「2026서울썸머비치 플리마켓」 https://www.news1.kr/photos/8040644 (光化門広場での夏季イベント開催を確認、2026年9月1日確認)

